I will always love you! 作:リアム
男は限られた時間をデイヴィッドと過ごしました。
隣を歩き、その身体に触れ、牧場の人が用意してくれた人参や林檎を一緒に食べました。
そして「I'll come back to visit.」と呟いて、自分の国へ戻ります。
一人と一頭が出会うのは干支がまた数度変わった時。
男が日本で合法的に働ける資格を持って、やって来ました。
1:名無しはウマ語り ID:i6bpqBEbO
※一人を除いて
2:名無しはウマ語り ID:13WHv2LVc
それは、そう
3:名無しはウマ語り ID:rGPNQQ/Ko
でもよくURAが許可したよね。身体付きからしてクラシックは過ぎた子だよね?
4:名無しはウマ語り ID:gwRbqdaaj
何か病気とかがあって、デビューが出来ていなかったのならまだしもそれにしては身体仕上がりまくってんのよな
5:名無しはウマ語り ID:BlOVHjyfY
いや、インターネットの噂ではあるけど全然健康優良児っぽいぞ。トレセン学園に通ってるウマ娘のウマッターに投稿されたものだから、ある程度信憑性あると思ふ。
6:名無しはウマ語り ID:Tu3YP4qGz
マジ?尚更どうして
7:名無しはウマ語り ID:AREXvCgaJ
妹の友達がトレセン学園通ってる俺氏、今話題のウマ娘について聞いて貰った所「その子はやっとウマ娘になれたタイプだから」という返答が返ってきて首を傾げている模様
8:名無しはウマ語り ID:l1Xgk+3/h
>>7
意味分からん
9:名無しはウマ語り ID:gFEtuGEtP
>>7
成る程分からん
10:名無しはウマ語り ID:Cx8TaCnYr
ソノコハヤットウマムスメニナレタタイプダカラ??
11:名無しはウマ語り ID:N1Eq1htRS
つまりどういう事だってばよ
12:名無しはウマ語り ID:YKZerTOU/
でも、ウマ娘ちゃん的には好意的に見て貰えてるっぽい?
13:名無しはウマ語り ID:LQtpFCjUK
いやレース終わった後の地下道から怒号が聞こえたという証言もあるぞ
14:名無しはウマ語り ID:B0wzAxrA+
まぁ、理由がなんであれ仕上がりの差が歴然だったもんな
15:名無しはウマ語り ID:88ZFBBzsp
一番怖いのは今日メイクデビュー勝ったデイヴィッドちゃんが、これからレースに勝ちまくって周りを黙らせるのか、それとも全く勝てなくてあの時に〜って恨言を言われる様になるのか未知数な所
16:名無しはウマ語り ID:hv3IiiMyC
>>15
レースに絶対は無いからね
17:名無しはウマ語り ID:dvztr9LP1
>>15
それこそデイヴィッドちゃんがクラシックを過ぎてのデビューだったとして、残りのレースで全く勝てなかったとしたらメイクデビューは完全に仕上がりの差、下級生を虐めた図になっちゃうからURAもコイツならG1勝てるで!って、周りを納得させられる材料があると確信してないとデビューさせないと思うよ
18:名無しはウマ語り ID:x1DwYVstw
だけど走り始めたばっかの子とやらせなくても良いんじゃ……
19:名無しはウマ語り ID:vZTddcLho
それだと欧州の珍レースみたいになっちゃうから
20:名無しはウマ語り ID:tXJlg4d1J
>>19
珍レースになって良かったのでわ???
21:名無しはウマ語り ID:OtSr7FlGY
>>7をレスした者だけど。
知り合いのウマ娘からちょっと詳しい情報が来て、デイヴィッドちゃんは最近までずっとトレーナーがいなかったらしい。それでデビューするにも出来なくて、今日やっとデビューできたらしい。何でも、デイヴィッドちゃん自身にちょっとしたコミュニケーションでの問題?疾患?みたいなのがあったらしい。
これ以上は分からん。
22:名無しはウマ語り ID:AgiECTCva
こういうのも何だが、ちゃんとした理由はあったんだな
23:名無しはウマ語り ID:JOQTWkAg1
そもそもどうにもできない問題が無ければさっさとデビューせぇって催促されるだろうしお寿司
24:名無しはウマ語り ID:2FrO2+lMr
>>23
それはそう
25:名無しはウマ語り ID:hCl2FfONO
でもさ、仮にデイヴィッドちゃんがクラシック級を過ぎていたとして、本格的にレースを走るのがシニア級からだった場合、そんな数走れんよな。良くて5レースとか。
26:名無しはウマ語り ID:1pimLqEp8
だから見る側の俺たちはその一戦一戦を全力で応援するんだろ。ウマ娘を応援すること“だけ”は得意だからな。
27:名無しはウマ語り ID:5PjENI2Rd
>>26
「掲示板の書き込みも得意」
これも追加しろ
28:名無しはウマ語り ID:oUJDglC0Y
やだよ。掲示板の書き込みが得意なんて。終わってる生活が更に終わっちまうだろ。
29:名無しはウマ語り ID:DTv1/cFJu
掲示板に誇りを持て。
30:名無しはウマ語り ID:Tvsr27NID
誇りの持てる掲示板なんてあるか?いや、無いね(反語)
『メイクデビューしたジュニア級のウマ娘』と銘打った匿名掲示板を少しだけ眺め、画面を閉じる。
偶々覗いたものは好意的な意見が見られ、攻撃的な発言は無かったが、それは自分が見たまでの話であって、これ以上はどうなるか分からない。
メイクデビューから一夜明け、記憶に新しい怒号の声。
デイヴィッドがレースを終えた地下道の真ん中、2着となった子が両眼から溢れた涙をそのままに「貴方がいなければ」と響いた言葉。
メイクデビューという土俵は同じでも入学してから数ヶ月の相手と、クラシックを含めた数年の月日を無駄にしながら俺と契約する前まで教官から少しのトレーニングを続けていたデイヴィッド。
スレッドに書いてあった通り、今後の勝ち星を作れなかったら、俺は昨日デイヴィッドと同じレースに出た17人の未来を無駄にした様なものだ。
「あぁ……頑張らないとなぁ……」
同時刻。トレセン学園内のとある教室。
「おいっ!子分!」
デイヴィッドが次の授業の教科書を準備し、ジッと座ってる前に突如、一人のウマ娘が現れる。
ギザギザの歯で周りに噛み付く親分、シンコウウインディ。
「子分!もうお昼なのだ!ホラ、お弁当を出すのだ」
その言葉に、デイヴィッドは自分のバッグから風呂敷に包まれた弁当箱を取り出して、ウインディの「いただきますなのだ〜」という声を真似して手を合わせ、ゆっくりと食べ始める。
「おい……し、で……す」
「そりゃ良かったのだ。寮に戻ったらちゃんとヒシアマに今日の分のお礼をするのだ」
「……う、ん、」
シンコウウインディは昔から、デイヴィッドの面倒を見てくれる。
どうしてなのか、何がその琴線に触れたのかは不明だが親分だからとデイヴィッドの面倒を見てくれるウインディは、このクラスにとって有難い存在だった。
2人で黙々と弁当箱の中身を食べ終わり、もう一度手を合わせる。
「次は歯を磨くのだ。虫歯になるのは嫌なのだ〜」
歯ブラシを持つウインディの後を追い、デイヴィッドも歯ブラシを取り出すと2人で顔を合わせていた状態から一転、隣り合わせに水道の前に立つ。
シャコシャコと音を立て歯を磨いていくこれもまた見慣れたものとなった光景。
「なんだか、姉妹みたい」
並んで一緒にうがいをする姿を通りすがった一人のウマ娘が微笑ましそうに写真に撮った。