I will always love you!   作:リアム

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Cheers!

 

Talk about your dreams.

 

まだ実感が湧かない。

サブトレーナーではなく、1人のトレーナーとして担当したウマ娘がG1レースを勝った。それもグランプリを春秋制覇だ。

こんなにも幸せで良いのだろうか。

あの日、勝負服を初めて着たデイヴィッドとの記念撮影を彼女が勝った時に残しておきたいと断って、現実になった。

デイヴィッドは勝負に勝って、尚且つ元気に帰ってきてくれた。

 

「……本当に、出会ってくれて有難う」

 

勝負が終わってからもう何度と口にした言葉。しつこいと言われようが抑えきれない感謝。

出会ってまだ1年にも満たない時間の中で、沢山の学びと感動を俺は貰った。

 

「私も、勝たせてくれて、有難う」

「いや!いやいやいや!俺は何もしてないよ!デイヴィッドが凄いウマ娘だったから!」

「ううん。私は、貴方と出会わなかったらきっと走れないまま終わってたから。有難う」

「!……こちらこそ、俺をトレーナーにしてくれて有難う!」

 

お互いの手を重ねて少しの力を込める。労う様な握手。

相変わらず変わる事のないデイヴィッドの手の暖かさ。きっと、この温もりがあればこれからの未来何があっても大丈夫な気がする。

 

「デイヴィッドはトゥインクル・シリーズが終わったら、何をしようとか決めてるのかな。実力だけなら、ドリームトロフィーでも通用しそうだけど」

「えっと、やりたい事を、見つけたから……選手として走るのはトゥインクル・シリーズまでで辞めようかなって」

「そっか。どんな事か、聞いても良い?」

 

変わらないマグカップを2つ。机の上に置いて、立ち上る湯気を見つめながらレースの回顧も程々に、これからを話す。

俺は今後も出来る限りトレーナーとして頑張ろうと思ってはいるけれど、デイヴィッドの見つけたやりたい事、夢も応援したい。

 

「……助けたい、です。人でもウマ娘でも関係なく、困ってる誰かを助ける事をしたい」

「そうなんだ!」

「私が人を助けたいと願うのは無謀だと、思いますか?」

「全然!逆に、簡単だろうと無謀だろうと挑戦するのが夢だと思う……!」

 

俺は君を応援する!と宣言すると言葉の勢いに釣られて思わず立ち上がってしまい、紅茶に波紋が広がる。

デイヴィッドがまた笑顔を見せる。俺の顔には熱が集まる。

 

「おいーっす!グラジオアイビーってモンだけど〜!」

「し、失礼します。アトラースです・・・・・・」

 

座り直して、熱い顔を冷ましながらデイヴィッドと話していれば、ダメ元で呼んだ有馬記念での好敵手2人が扉を開ける。来てくれたんだ!と2人を招き入れて、新しく紅茶を用意する。

飾り付けも豪華な食事も無いけれど、4人でマグカップをぶつけ合って乾杯なんて叫ぶ。

今日は存分に夢の話とお疲れ様を言い合おう。

 

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