シャドバ部対抗戦で勝利したセブンスフレイムは、ツバサ、レン、シオンの女性陣だけでツバサ宅で一泊のお泊り会を行い、その中で祝勝会をする事にした。
そして、夕食が終わって、一段落した所でツバサが言った。
ツバサ「さて、それじゃお風呂入ろっか」
レン「わーい、待ってましたー。お風呂お風呂ー!」
シオン「それじゃ、私は最後で良いからお先にどうぞ」
レン「何を言ってるんですかシオンちゃん。みんなで一緒に入るんですよ」
シオン「はあ、何言ってんの。ガキじゃないんだから風呂くらい一人で入れよ」
レン「ツバサ先輩と入るとすっごく楽しいんですよ。さあ、一緒に入りましょう!」
シオン「だから、私はいいって…」
ツバサ「それじゃレン、先に行ってて。私もすぐ行くからさ」
レン「はい。それじゃ、お先お風呂いただいてます!」
そう言うとレンは光の速さで浴室に向かって駆け出した。そして、部屋にはツバサとシオンだけが残る。
ツバサ「ほら、行こう」
シオン「無理だよ。私、人前に出るのが苦手で、ずっとデジタルアバターに頼ってたくらいなのに、いきなりみんなでお風呂なんて、ハードルが高すぎるよ」
ツバサ「負けるなシオン。最後まで諦めんな」
シオン「え、そのセリフは」
ツバサ「私が挫けそうになってた時、あなたからもらった言葉。あなたのおかげで私は先輩に立ち向かう勇気をもらったからさ。ほら、少し勇気出してみようよ。きっと楽しいから。それじゃ、先に行ってるよ」
シオン「え、ちょっと、待っ…」
そう言うとツバサはシオンの返事を待たずに浴室に行ってしまう。そうしてツバサとシオンでしばらく風呂に入っていると、小さく浴室の扉が開く。そこから、シオンが身体を隠しながら中を覗き込んできた。
レン「何してたんですかシオンちゃん。遅かったじゃないですかー!」
レンは浴槽から立ち上がり、上も下も隠さないまま脱衣所のシオンに向かって手を振った。何だかそれを見ていると、シオンは自分が何を恥ずかしがっていたのかよく分からなくなってきた。
レン「早く入ってきてくださいよー。扉が開いたままだと寒いですよー」
シオン「あ、ごめん…」
意を決して、ようやくシオンは浴室の中に入った。
ツバサ「ほら、かけ湯。って、身体ずいぶん冷えてるじゃん。しっかり温まらないと風邪ひくよ」
そうして、シオンはなし崩しに浴槽に入れられる。一般的な家庭用の浴槽のため、3人で入るにはちょっと狭い。自然と3人の身体は密着し、シオンは恥ずかしさのあまり顔を赤らめる。
レン「シオンちゃん、顔が真っ赤だよ。もう温まった?」
ツバサ「でも、まだ少し冷えてる感じがするよ。もう少ししっかり浸かって温まった方がいいんじゃないかな」
そう言いながら、ツバサは手でお湯を掬い、シオンの肩から繰り返しかけてやる。
レン「シオンちゃん、温まったらみんなで背中の流しっこやりましょう!」
シオン「ああ、うん…」
それからレンはシオンの胸を見ながら言った。
レン「シオンちゃん、胸の大きさ、私と同じくらいですね。それじゃ、これからどっちが大きくなるか勝負しましょうか。私は2年後にはツバサ先輩に追いつく予定ですから!」
シオン「な、なに言ってるの。私、興味ないし…」
しかしレンはシオンの言うことなどお構いなしに先を続ける。
レン「ああ、でもでも、あまり大きくなっちゃっても人助けする時に邪魔になっちゃいますかねえ」
レンは腕組をして、真剣に悩み始める。
ツバサ「そんなの、実際に大きくなってから悩めばいいだろ」
レン「それもそうっすね!」
そう言って、レンは後ろ頭をポリポリと搔きながら大きく笑った。
レン「という訳で、シオンちゃん勝負ですよー!」
シオン「だから、そんなの興味ないって言ってるだろ。やる訳ない、そんな勝負!」
そうは言うものの、それ以来シオンはレンと顔を合わせるたび、何となくレンの胸の大きさを確認してしまうのだった。
おしまいw