シャドウバース 短編集   作:クリリ☆

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ネメシス軍所属の引っ込み思案の少年カシムは、勝ち気で自由奔放な姉のローザに振り回され、苦悩する毎日だった。


少年カシムの苦悩① 楽しいアーティファクト生活

今日は月に一度のネメシス軍の定例会議。ネメシス軍のリーダーであるユアンが会議の司会進行を担当し、会議が進められた。ネメシス軍に所属するカシムと、姉のローザがデッキに1枚しか入れられない、いわゆる制限化が議題に上がった。

 

 

ユアン「今日は君たちに重大な報告がある。アンリミテッドにおいて、カシムとローザが制限化される事になった」

 

 

 ざわ…

   

   ざわ…

 

 

アナライズAF「何だよ。お前らのために『機構の解放』が制限されてAF型デッキ死んだのに、お前らまで制限になったら、俺たちはただのとばっちりじゃねえか」

 

メカニカルドック「ワン、ワンワン(もう共食いはしたくないワン)」

 

ユアン「うむ。これは我が軍にとっては致命的な制限だ。しかし、オレはこの状況を打開する秘策を考えた」

 

カシム「それは何ですか、ユアンさん」

 

ユアン「それは、お前をアーティファクトに改造する事だ」

 

カシム「え、ええっ!?」

 

ユアン「アーティファクトになれば、簡単に複製できるし、墓地に送られてもいくらでも回収できる。すなわち、今回の制限化の問題点を悉く(ことごとく)解決できるのだ」

 

カシム「でも、でも、アーティファクトって…」

 

ララミア「大丈夫よカシム、私も途中でアーティファクトになったんだけど、そのおかげで活躍の幅が広がって、リーダースキンにまで抜擢されるようになったんだから」

 

フルブラストガンナー「アーティファクトはいいねえ、人類の生み出した文明の極みだよ」

 

カシム「でも、怖いよぉ」

 

すると、カシムの姉であるローザが言った。

 

ローザ「大丈夫よカシム。実は私、もうアーティファクトの改造手術を受けたの」

 

カシム「なんだって、ローザはもうアーティファクトなの!?」

 

ローザ「アーティファクトの身体は快適よ。お腹は減らないし、眠くもならないし、病気にもならないの。さあ、あなたもアーティファクトになりましょう」

 

そう言うと、ローザはカシムの両肩に手を置いて、カシムの瞳を生気のない目でじっと見つめた。

 

カシム「うわあ、イヤダ、イヤダァァァァ!!!」

 

 

 

カシムは大声で叫ぶと、ベッドからガバッと起き上がった。

 

カシム「あれ、夢だったのか…」

 

ローザ「大丈夫カシム? 何だかずいぶんうなされてたけど」

 

カシム「ああー、良かったローザ。やっぱ夢だったのか、ああ怖かった」

 

ローザ「もう、いい年して夢に怯えるなんて仕方ないわね。これからネメシス軍の定例会議があるのに」

 

カシム「ええ、定例会議!?」

 

ローザ「ほら行くわよ、さっさと支度して」

 

カシム「嫌だ、会議はイヤダァァァァ!!!」

 

 

 

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ちゃんちゃんw




おまけ☆

およげ たいやきくんの替え歌。


『稼げAFくん』


毎戦〜毎戦〜ボクらは共鳴の〜

稼ぎに使われ 嫌になっちゃうよ〜♪

ある朝〜 ボクはユアンのお兄さんと〜

喧嘩して〜 デッキへ逃げ込んだ~の~さ~♪

デッキに戻ったのも 束の間で

あっという間に 呼び戻された♪

盤面のカシムは決めまくる

ユアンは酷いぜ 心が沈む♪ 

桃髪ローザが手を振って

僕が死ぬのを眺めていたよ♪




歌詞協力:イチゴさん
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