シャドウバース 短編集   作:クリリ☆

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アニメ『シャドウバースフレイム』を見ている中で思いついた作品ですが、ストーリーが進むにすれ、ワールドランキングの大会では同じ対戦相手との連戦ができないというルールが発覚してます。が、そういう細かい設定は無視して楽しんでもらえたらと思います。

超鬼畜でぶっ飛んだミカド君をご覧くださいw



オレのバトルはここまでだ【F】

シャドーバースワールドランキング、その大会の中でライトはミカドにバトルを挑んで負けてしまった。しかし、あと一歩で勝てそうな状況で、ライトは自分の成長と手応えを感じていた。

 

 

「今回は負けたが、次はきっとお前に届く」

 

 

そう言ってライトはその場を後にしようとミカドに背を向けて歩き出したが、そこにミカドが後ろから声をかける。

 

 

「次か、じゃあ、もう一戦やろうか?」

 

 

ライトはすぐに振り返って言った。

 

 

「もう一戦、バトルしてくれるのか?」

 

 

「いいよ、何度でも。むしろどちらかのポイントが無くなるまでのデスマッチといこうよ」

 

 

「おお、望むところだ。いくぞミカド、次はきっと勝つ!」

 

 

そうして二人のバトルが始まった。が、結局ライトは負け続け、あっという間にポイントが0になり失格になってしまった。

 

 

「くっ、ここで失格か。次こそは勝てそうな手応えを感じていたんだがな」

 

 

するとミカドはニッコリと笑いながら言った。

 

 

「そう? じゃあもう一戦やろうよ」

 

「だが、オレはもうポイントがない」

 

「そうか、じゃあ、それ以外の物を賭けたらいいんじゃないかなあ」

 

「それ以外の物?」

 

「ああ。例えば、君の家とか」

 

「えっ、家を!?」

 

「そうそう。ちょうど僕、紙を持ってるからさ、証文を一筆書いてくれれば、あとはうちの組織の顧問弁護士が合法的に動けるよ」

 

「いや、それはちょっと・・・」

 

「じゃあ、君のお母さんはいるかな?」

 

「え、ああ、母は健在だが?」

 

「それは良かった。じゃあさ、キミがバトルに負けたらお母さんを熟女専門のフーゾクに沈めようか。ああ、もちろん沈める前にちゃんと僕が味見させてもらうよ。大丈夫、僕は50代までだったら全然イケるからさ。ああ、そうそう、君に成人したお姉さんっている? もしいたら親子丼にするのも悪くないなあ」

 

「いや、家族に迷惑はかけられないから・・・」

 

「そう? それは残念だなあ。ライト君ってなかなか可愛い顔してるからさ、きっとお母さんも素敵な女性(ひと)だと思ったんだけどなあ。お近づきになりたかったなあ。それじゃあさ、僕に臓器売買の闇ブローカ、じゃなかった、業者さんの知り合いがいるんだけど、君のパーツを買い取ってもらおっか。髪の毛、眼球、皮膚に血管に内蔵、何でも買い取ってくれるんだよ。ライト君ってさ、どれくらいパーツを失うまでライト君でいられるのか、ライト君と肉塊の境界が知りたいなあ。ああ、でも安心して。もし途中で君が絶命したとしても、ちゃんと君の残骸は業者さんに引き取ってもらうからさ。そして得た収入はちゃんと君のご家族にお渡しするよ。つまり、ライト君が早く絶命すればするほど、ご家族の取り分が多くなるって事だね。じゃあ、バトルを始めようか」

 

 

そう言ってミカドはスマホを取り出すとシャドバのバトル画面を開く。が、ライトはなかなか動こうとしない。

 

 

「ん、どうしたのライト君? 早くバトルしようよ」

 

「・・・すいません」

 

「え、今何て?」

 

「すいません、もう戦えません。次は勝てるとか生意気な事を言ってしまってすいませんでした・・・」

 

 

ライトは肩をワナワナと震わせ、目に涙を滲ませる。

 

 

「あら、ライト君が壊れちゃった。ああ、いけない、つい力加減を間違えて玩具をよく壊しちゃうんだよねえ。僕の悪いクセ」

 

 

ミカドはライトに近寄ってポンポンと肩を叩く。

 

 

「いいよ。気にしないでまた明日から学園生活楽しんでよ」

 

「はい、そうします・・・」

 

 

そうしてライトは学生寮に帰った。

その次の日。ライトはジェントルマンのデジタルアバターで部室にいた。

 

 

『おいライト、どういう訳だ。僕とキャラが被るじゃないか、いい迷惑だ止めてくれたまえ』

 

『すまん、人前に出るのが怖くなったから、しばらくこれで登校させてくれ』

 

『だからって、何で僕と同じアバターなんだ。他のにすればいいだろ』

 

『無料で使えるのがこれしかなかったんだから仕方ないだろ。課金なんてしたくないし』

 

『ムッキー! 僕は全アバターの中で、これが一番気に入ってこれにしてるんだ。無料だからという安易な理由で使わないでくれたまえ!』

 

『むしろお前はデジタルアバターなんて止めてもいいだろ。もう十分人前に出れるんだから』

 

『余計なお世話だ。このデジタルアバターは僕のアイデンティティなんだ!』

 

 

デジタルアバターで言い争うライトとジェントルマンを見て、他の部員はため息をつくのだった。

 

 

 

おしまいw

 

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