遊戯王5D's外伝 異界の決闘神官   作:ナタタク

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第14話 絶対王者の覚悟

謎の次元を抜け、ヒイロが降り立ったのは上空に浮かぶ廃墟の道。

その風景だけで、ここがセイバルだと確信できた。

そして、それを確信できる材料がもう1つある。

道に存在する数多くのモンスターによる攻撃と思われる損傷の痕、そして横倒しになっている損傷したホイールオブフォーチュンのそばにいる満身創痍のジャックの姿だった。

「生きているな?ジャック・アトラス」

ジャックのそばでストライクチェイサーを止めたヒイロがジャックのそばへ歩く。

傷だらけの身体なうえにかつてないほどの披露を見せるジャック。

それだけで彼がかつてないほどの強敵と戦ったということがわかる。

「ふん…貴様に、そんなことを思わせるとは…絶対王者も…ヤキが回ったということか…」

手を貸す様子を見せないヒイロは周囲に散らばっているカードを拾っていく。

そして、その間にようやく立ち上がったジャックは安全策がないコースの左側を見る。

「…義父に、5000年生きていたとのたまっていた男と、戦っただけだ」

「…ゴドウィンのことか?」

「驚かないのだな」

「そういうことには慣れている」

「貴様がなぜ俺のところにいるのかはわからん。だが、おそらく不動遊星はもう1つのコースで決闘疾走を行っている。ならば…急がねばならんな」

どうにかホイールオブフォーチュンを起こしたジャックは騎乗すると、システムを確認し始める。

見るに堪えないほどにボロボロになったそのDホイールだが、やはり絶対王者の愛機というだけあってか、モーメントは動いていて、走行できる状態だ。

主の燃え尽きぬ闘志にこたえるといわんばかりに。

「さあ…奴を倒した以上、俺が天錠覇王の一人…ここで俺と決闘疾走して、その地位を奪い取るか…?」

「全力で戦えない奴とデュエルするような趣味は、俺にはない」

ストライクチェイサーに乗り込んだヒイロが発進させ、あっという間にジャックを追い抜いて先へ進んでいく。

表情を固めたジャックはアクセルを踏み込み、ヒイロを追いかけた。

 

2つの儀式を終え、それぞれの勝者が立つことの許される場所、天錠台。

天錠覇王の候補者を迎えるその場所はとても勝者が立つ場所とは思えないような殺風景な大きな祭壇で、そこには儀式のための道具も書物もない。

それはまだ通過点に過ぎないということの証明か。

ヒイロとジャックがたどりついたその場所には既に遊星がたどり着いていた。

「ヒイロ、ジャックと一緒にいたとはな。それに…ジャック、やはりお前が勝ち残ったのか」

「ふん…絶対王者に敗北は許されない。それだけのことだ」

ホイールオブフォーチュンから降りて遊星と対峙するジャックだが、遊星からみても今のジャックはあまりにも万全とはいえない状態だ。

ジャックをここまで傷つけたゴドウィンの恐ろしさを感じずにはいられない。

「勝ち残った2人に、よくわからねえ奴一人か…骸骨騎士もゴドウィンも、ボス面をして、情けねえなぁ!!」

天錠台へとやってくる1台のDホイール。

それに乗っているのは朱色のマントと黒い甲冑を身にまとったセクトで、本来彼はここに来る必要はない。

地錠覇王として、どちらが勝つかを玉座で見届け、戦いの準備をしていればいいだけのはずだ。

「不動遊星、ジャック・アトラス…。どっちが天錠覇王だ?それとも、ヒイロ・リオニスがなったってのか?何なら…3人まとめてでもアリだけどな」

「虫けらごときが…絶対王者を挑発するなど…!」

拳を震わせるジャックだが、ジャック本人も今のセクトがどれだけ強いかはわかっている。

冷静さを忘れてこのまま戦うほど馬鹿ではない。

「ヒイロ、ジャック…。この決闘疾走、俺にやらせてくれないか?」

「なんだと!?」

「遊星…」

本来なら、ここで遊星とジャックが戦い、勝者がセクトと決闘疾走することになる。

だが、遊星にはどうしても譲れないものがある。

「セクトは…俺の大切な仲間だ。俺は、俺自身の手でそれを取り戻したい」

究極神やセイバルといったものに興味はない。

あるのはセクト、そして囚われているアキのことだ。

そのためだけに、遊星はここまで来た。

(仲間、か…)

ジャックの脳裏に過去の記憶がよみがえる。

ゴドウィンの養子となり、絶対王者となる前のジャックは彼が運営していた仮想立体触感研究所でモルモットとして実験台にされる日々を送っていた。

そこには鬼柳をはじめとした同じ境遇の仲間がいて、彼らとともに苦痛に耐えながら生きてきた。

今のジャックには仲間はいない。

だが、少なくともそこで鬼柳とデュエルをしていた時、彼らとともに生きてきたとき、何か暖かなものを感じたのは確かだ。

「ジャック、力を得る手段は一人じゃない。遊星はお前とは違うやり方で頂点を目指している。そして、それをつかもうとしている」

「頂点…」

ジャックは鋭い視線を遊星にぶつける。

確かに、サテライトで決闘疾走をしていた時の遊星と今の遊星は何もかもが違う。

それは認めざるを得ない。

それはきっと、決闘竜を手に入れただけではなく、ここまでにいたる道で、確かに力を得てきたのだろう。

「いいだろう…究極神を手にした貴様を絶対王者が完膚なきまでに叩き潰す。そして、最終的には俺が決闘竜を従える。それくらいがちょうどいいハンデだ」

「いけ、遊星」

ヒイロとジャックが祭壇から降り、二人が対峙する。

この天錠台は異例ではあるが、2人の覇王が戦うためのスタートラインへと変貌した。

「「決闘!!」」

二人のDホイールが同時に最奥へと続く道へと走り出し、遊星が先んじる。

それを見送ったヒイロがジャックに目を向ける。

「お前のことだ、戦ってから遊星に譲るとばかり思っていたがな」

「挑発のつもりか?」

「意外だと思っただけだ」

「ふん…いつまでも枷を外せないクズが、それをはずさずに頂点へと手が届きつつあるというなら、本当にたどり着くか興味を持っただけだ。それに…今は奴よりも戦いたい男がいる」

睨むようにヒイロを見つめるジャック。

それに対してヒイロはストライクチェイサーからデュエルディスクを取り外し、腕に装着する。

「いいだろう…だが、スタンディングだ。決闘疾走をして、お前を死なせたとなったら、遊星に申し訳ないからな」

「なめた口を…!貴様…最初からそのつもりでいたな?」

「どうだろうな。だが…お前のDホイールの状態では、勝負にすらならなかったかもな」

そういった後で、ヒイロはジャックの肩を叩いた後で天錠台へ登る。

何をするという言葉がのどから出かけたジャックだが、その言葉を止めたのは自らの身体の異変だ。

疲労についてはまだ残っているものの、体中から感じていた激痛が傷とともに消えていた。

「どういう手品だ、これは…」

「想像に任せる。だが…体の傷を言い訳にしてもらいたくないだけだ」

「…礼は言わんぞ」

ヒイロとジャックが本来あるべきでない形で対峙する。

(そうだ、それでいい…。ジャック。俺と戦え)

「来い、ヒイロ・リオニス!サテライトでついていない決着をここでつける!」

「「決闘!!」」

 

ジャック

手札5

LP4000

 

ヒイロ

手札5

LP4000

 

「先攻は俺だ!俺は手札から《幻影王ハイド・ライド》を召喚!」

 

幻影王ハイド・ライド レベル3 攻撃1500(チューナー)

 

「更に、俺は手札の《風来王ワイルド・ワインド》の効果。このカードは俺のフィールドに攻撃力1500以下の悪魔族が存在する時、手札から特殊召喚できる!」

薄緑のズボンとマントを身に着けた黒い豹のような悪魔がフィールドに現れ、天に向けて咆哮する。

 

風来王ワイルド・ワインド レベル4 攻撃1700

 

「レベル4の《ワイルド・ワインド》にレベル3の《ハイド・ライド》をチューニング!天頂に輝く死の星よ!地上に舞い降り生者を裁け!シンクロ召喚!降臨せよ!《天刑王ブラック・ハイランダー》!」

 

天刑王ブラック・ハイランダー レベル7 攻撃2800

 

「そして、俺はカードを2枚伏せ、ターンエンド」

 

ジャック

手札5→1

LP4000

場 天刑王ブラック・ハイランダー レベル7 攻撃2800

  伏せカード2

 

ヒイロ

手札5

LP4000

場 なし

 

「俺のターン」

 

ヒイロ

手札5→6

 

「(《ブラック・ハイランダー》…こいつはフィールドに存在する限り、お互いのシンクロ召喚を封じるカード。だが、ジャック。シンクロ召喚だけがすべてとは限らないぞ)俺は手札から儀式魔法《創世の力の降臨》を発動。俺の手札・フィールドのモンスターを素材に儀式召喚を行う」

「何!?」

「俺は手札の《アンデッドブレイカー》と《サイファー》を儀式素材にする。契約を履行する。転生の戦士よ、疾風の力を持って戦場を支配せよ。儀式召喚。現れろ、《N-C:Hミラージュストライカー5》」

 

N-C:Hミラージュストライカー5 レベル8 攻撃2500

 

「儀式モンスターをデッキに入れていたか…だが、攻撃力2500では、《ブラック・ハイランダー》は倒せん!」

「ああ…だが、俺は《N-C:Hミラージュストライカー5》の効果を発動。。1ターンに1度、手札または墓地に存在するC:A1体を装備カード扱いとして、俺のフィールドのC:H1体に装備させることができる。俺は墓地の《アンデッドブレイカー》を《ミラージュストライカー5》に装備する」

 

N-C:Hミラージュストライカー5 レベル8 攻撃2500→3500

 

「そして、《ミラージュストライカー5》は装備カードを装備している状態で相手モンスターと戦闘を行う場合、ダメージステップ終了時までその攻撃力を元元の攻撃力の倍にする」

これで、《N-C:Hミラージュストライカー5》はモンスターと戦闘を行う場合のみという条件付きながら攻撃力5000のモンスターへと変貌する。

攻撃力2800の《天刑王ブラック・ハイランダー》では倒せない。

「バトル。《ミラージュストライカー5》で《ブラック・ハイランダー》を攻撃。ブーストエナジー・スラッシュ」

チェーンソーを起動させた《N-C:Hミラージュストライカー5》が赤い残像を生み出しながら加速して一気に敵に接近する。

そして、横薙ぎにチェーンソーを振るい、《天刑王ブラック・ハイランダー》を切り裂いた。

「くううう!!」

 

ジャック

LP4000→1800

 

「どうした?お前の力はその程度か?」

「調子に乗るな!《ブラック・ハイランダー》を倒されることは織り込み済み!俺は罠カード《刹那の調律》を発動!俺のシンクロモンスターが破壊されたとき、そのモンスターを墓地から特殊召喚し、そのあとで手札のチューナーモンスターを素材にシンクロ召喚を行うことができる。俺は甦ったレベル7の《ブラック・ハイランダー》に手札に存在するレベル1の《変容王ヘル・ゲル》をチューニング!漆黒の闇を裂き天地を焼き尽くす孤高の絶対なる王者よ!!万物を睥睨しその猛威を振るえ!!シンクロ召喚!!《琰魔竜レッド・デーモン》!!」

「来たか…」

切り裂かれ、倒れた《天刑王ブラック・ハイランダー》の肉体を《変容王ヘル・ゲル》が取り込むと、その姿を《琰魔竜レッド・デーモン》へと変貌させる。

 

琰魔竜レッド・デーモン レベル8 攻撃3000

 

「俺はカードを2枚伏せ、ターンエンド」

 

ジャック

手札1→0

LP1800

場 琰魔竜レッド・デーモン レベル8 攻撃3000

  伏せカード1

 

ヒイロ

手札6→0

LP4000

場 N-C:Hミラージュストライカー5(《C:Aアンデッドブレイカー》装備) レベル8 攻撃3500

  伏せカード2

 

「俺のターン!」

 

ジャック

手札0→1

 

「俺は手札から魔法カード《王者の宝札》を発動。俺のフィールドにレベル8以上の闇属性・ドラゴン族シンクロモンスターが存在する時、手札・フィールドの王者の名を持つ魔法・罠カード1枚を墓地へ送ることで、デッキからカードを2枚ドローする」

 

場から墓地へ送られたカード

・王者の刻印

 

「更に俺は手札から魔法カード《バレット&カートリッジ》を発動。デッキの上から4枚のカードを墓地へ送り、デッキからカードを1枚ドローする。そして、発動したカードは墓地へ送らずにデッキの一番上へ置き、この効果でデッキに置かれたこのカードをドローした場合、俺はこのカードを墓地へ送る」

 

デッキから墓地へ送られたカード

・絶対王バック・ジャック

・灰塵王アッシュ・ガッシュ

・王者の疾風

・シンクロ・コール

 

「墓地へ送られた《絶対王バック・ジャック》の効果。このカードが墓地へ送られたとき、デッキの上から3枚を確認し、好きな順番に並べ替える」

(《バレット&カートリッジ》のデメリットを軽減したか…)

「そして、俺は手札から装備魔法《王者の威光》を発動。このカードは俺の墓地に王者と名の付き魔法・罠カードが3枚以上存在する場合に発動でき、装備モンスターの攻撃力は自らの戦闘及び効果でモンスターを破壊するたびに、1体につき攻撃力が500アップする。そして、このカードを装備したモンスターが存在する限り、相手フィールドに存在するモンスターの効果は無効化される!」

《王者の威光》から放たれるオーラを宿した《琰魔竜レッド・デーモン》が全身から炎を放出させ、同時にフィールドが炎に包まれていく。

「だが、その効果は装備カードには及ばない。そして、《ミラージュストライカー5》の今の攻撃力は3500。《レッド・デーモン》では倒せないぞ」

「攻撃ではな…だが、《レッド・デーモン》はその程度でとまることはない!!《レッド・デーモン》の効果。1ターンに1度、俺のメインフェイズ1時、このカード以外のフィールド上に存在する攻撃表示モンスターをすべて破壊する!!」

「…」

「王の道を阻む愚者を焼き尽くせ!!真紅の地獄炎(クリムゾン・ヘルバーン)!!」

炎をまとう《琰魔竜レッド・デーモン》が敵である《N-C:Hミラージュストライカー5》に右掌をかざす。

かすかな揺れの後で地割れが発生すると同時にそこから発生する火柱が《N-C:Hミラージュストライカー5》を焼き尽くす。

「《ミラージュストライカー5》を破壊したことにより、《王者の威光》の効果で《レッド・デーモン》の攻撃力はアップする!」

 

琰魔竜レッド・デーモン レベル8 攻撃3000→3500

 

「バトル!《レッド・デーモン》でダイレクトアタック!!極獄の絶対独断(アブソリュート・ヘル・ドグマ)!!」

もはや阻むもののない《琰魔竜レッド・デーモン》が上空へと飛び、口に炎を集結させる。

放たれる炎は熱線といえるものであり、それがヒイロを襲う。

「俺は罠カード《ガード・ブロック》を発動。俺への戦闘ダメージを0にし、デッキからカードを1枚ドローする」

「ふん…こざかしい真似を。俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド」

 

ジャック

手札1→0

LP1800

場 琰魔竜レッド・デーモン(《王者の威光》装備) レベル8 攻撃3500

  伏せカード1

 

ヒイロ

手札0→1

LP4000

場 伏せカード1

 

「俺のターン」

 

ヒイロ

手札1→2

 

「俺は手札から魔法カード《逆境の宝札》を発動。相手フィールドにのみ、特殊召喚されたモンスターが存在し、俺のフィールドにモンスターが存在しない場合、デッキからカードを2枚ドローする。そして、俺は手札から《C:Hアンノウン》を召喚」

 

C:Hアンノウン レベル4 攻撃1500

 

「更に、手札からフィールド魔法《アームド・フィーバー》を発動。1ターンに1度、デッキから3枚のC:Aを選択し、相手がランダムに選んだ1枚を手札に加え、それ以外のカードをデッキに戻す」

デッキから排出された3枚のカードを手に取り、それらをすべてジャックに見せる。

 

対象となったカード

・C:Aガンフォックス

・C:Aナックルベアー

・C:Aシノビラクーン

 

(《ガンフォックス》と《ナックルベアー》は手札から装備カードとなることはできない。何のつもりだ…?)

ヒイロのデッキであれば、まだ手札からでも装備を行えるC:Aが存在するはず。

それでも選ばれた2体がジャックに警戒心を与える。

3枚は裏向きでシャッフルされ、ヒイロは裏向きでジャックに突き付ける。

「選べ、ジャック」

「ふん…真ん中のカードを選ぶ」

「そうか…。俺はそれを手札に加え、それ以外をデッキに戻す。俺はこれで、ターンエンドだ」

 

ジャック

手札0

LP1800

場 琰魔竜レッド・デーモン(《王者の威光》装備) レベル8 攻撃3500

  伏せカード1

 

ヒイロ

手札2(うち1枚《C:Aガンフォックス》または《C:Aナックルベアー》または《C:Aシノビラクーン》)

LP4000

場 C:Hアンノウン レベル4 攻撃1500

  伏せカード1

  アームド・フィーバー(フィールド魔法)

 

「俺のターン!」

 

ジャック

手札0→1

 

(装備を行わなかった…いや、行えなかったか…?)

あの3枚のうち、手札に加わったのが何かはわからない。

装備できない2枚のカードを手札に加えたか、それともフェイクか。

「俺は《レッド・デーモン》の効果を発動!このカード以外の攻撃表示モンスターをすべて破壊する!真紅の地獄炎!!」

再び放たれる地獄の炎がヒイロのフィールドに襲い掛かる。

灼熱地獄のなった祭壇で、ヒイロを守るモンスターは存在しない。

「《王者の威光》の効果により、《レッド・デーモン》の攻撃力はアップする」

 

琰魔竜レッド・デーモン レベル8 攻撃3500→4000

 

「この一撃で貴様を葬ってくれる!いけ、《レッド・デーモン》!!」

紅蓮の拳を握りしめた《琰魔竜レッド・デーモン》がヒイロに向けてとびかかる。

拳がぶつかるギリギリのところで、《C:Hスミス》が姿を現す。

「《スミス》の効果。俺が2000以上のダメージを受けるとき、このカードを手札から特殊召喚する。そして、そのダメージを半分にする」

 

ヒイロ

LP4000→2000

 

C:Hスミス レベル1 守備0

 

「ええい、こざかしい…。俺はこれで、ターンエンド」

 

ジャック

手札1

LP1800

場 琰魔竜レッド・デーモン(《王者の威光》装備) レベル8 攻撃4000

  伏せカード1

 

ヒイロ

手札2→1(《C:Aガンフォックス》または《C:Aナックルベアー》または《C:Aシノビラクーン》)

LP2000

場 C:Hスミス レベル1 守備0

  伏せカード1

  アームド・フィーバー(フィールド魔法)

 

「俺のターン」

 

ヒイロ

手札1→2

 

「ジャック、お前は何のために決闘をする?」

「何?」

「自分のプライドの証明のためか?金のためか?それとも、さらなる力のためか?」

ヒイロからの突然の質問。

だが、ヒイロは聞かずにはいられない。

果たして、今ここにいるジャックが異世界の同一人物というだけで、自分の知っている彼とは全く別の存在なのか。

究極神を手にしようとする彼からは、確かに彼なりのポリシーを感じながらも何か危ういものも感じられた。

「そんなもの、決まっている。俺が絶対王者だからだ!」

だが、ジャックにとってヒイロの質問は愚問だ。

戦う理由など、一つしか考えられない。

「俺が走り続けることで、決闘は…決闘疾走は進化する!挑戦者たちの力の、戦術の先を行き続けることで、どこまでも、果てしなく進化する!だからこそ、今ここで貴様を倒し、そして究極神を手にするであろう不動遊星をも倒す!!」

「なるほど…信じているみたいだな、遊星の勝利を」

「勘違いするな、あの男に勝てないようでは、しょせんはそこまでの男というだけだ。さあ、決闘を続けろ!ヒイロ・リオニス!」

「ああ…俺は手札から魔法カード《武装創世》を発動。その効果により、俺は墓地の《サイファー》と《アンデッドブレイカー》を手札に加える。そして、俺は《スミス》をリリースし、《サイファー》をアドバンス召喚」

 

C:Hサイファー レベル6 攻撃2000

 

「だが、《サイファー》の効果は《王者の威光》の効果により無効となっている。どうするつもりだ?」

「俺は更に、《アームド・フィーバー》の効果を発動。俺が選ぶのはこの3枚だ」

 

対象となったカード

・C:Aサウンドキャット

・C:Aクロウパンサー

・C:Aアローフェアリー

 

裏向きにシャッフルされたカードの中で、ジャックは無言で右側のカードを選び、ヒイロはそれを手札に加える。

「俺は手札の《アローフェアリー》の効果。このカードを装備カード扱いとして、《サイファー》に装備する。そして、装備状態の《アローフェアリー》の効果。レベル6の《サイファー》にレベル1の《アローフェアリー》をチューニング。屍を切り刻む刃よ、戦士に鎧を与え、冥府の番人とせよ。シンクロ召喚。現れろ、《C:Hゾンビバスター》」

 

C:Hゾンビバスター レベル7 攻撃2600

 

「無駄だ!《ゾンビバスター》の効果は《王者の威光》の効果により無効となっている。たとえ手札に加えた《アンデッドブレイカー》を装備しようとも、攻撃力は《レッド・デーモン》には及ばん!」

「いいや、《アローフェアリー》の効果。このカードをシンクロ素材として、サイボーグシンクロモンスターのシンクロ召喚に成功した時、墓地のこのカードを装備カード扱いとして《ゾンビバスター》に装備できる」

 

C:Hゾンビバスター レベル7 攻撃2600→3200

 

「何!?」

「更に、俺は手札の《アンデッドブレイカー》を《ゾンビバスター》に装備。これで、更に攻撃力が1000アップする」

 

C:Hゾンビバスター レベル7 攻撃3200→4200

 

「攻撃力が《レッド・デーモン》を上回っただと!?」

「バトル。《ゾンビバスター》で《レッド・デーモン》を攻撃」

チェーンソーを起動させ、それを右手で振り回しながら《C:Hゾンビバスター》が正面から突っ込んでいく。

毒をも焼き尽くす炎を宿している《琰魔竜レッド・デーモン》だが、攻撃力が上昇した今の彼は王を殺す奴隷。

両断された王の決闘竜が毒によって溶けて肉体が消滅する。

「ちぃ…!」

 

ジャック

LP1800→1600

 

「これで、お前の《王者の威光》もフィールドから消える。そして、メインフェイズ2に俺は《アンデッドブレイカー》の効果を発動」

「このタイミングで、再びシンクロ召喚を行うつもりか!?」

「レベル7の《ゾンビバスター》にレベル3の《アンデッドブレイカー》をチューニング。守護者の意思を宿した破壊者の力を今!!シンクロ召喚!現れろ、《N-C:Hレイジバスター》」

攻撃を終えた《C:Hゾンビバスター》が手にしていたチェーンソーを上空へ投げ、それがチューニングリングに変わるとその中へ飛び込んでいく。

チューニングリングを抜けた《C:Hゾンビバスター》の装甲が粉々に砕け、茨を模した紫色のラインが散りばめられた銀色の鎧とマント姿になる。

左腕にはチェーンソーの刃がついた五本爪を取り付けた大型の盾が装備された状態になっており、守護者としてはいびつともいえるものだった。

 

N-C:Hレイジバスター レベル10 攻撃3000

 

「《レイジバスター》の効果。1ターンに1度、手札または墓地のサイボーグ1体またはドラゴン族シンクロモンスターを攻撃力1000アップの装備カード扱いとして自らに装備できる。そして、このカードが装備カードを装備するたびに、レイジカウンターが1つ乗る。俺は墓地の《アンデッドブレイカー》を《レイジバスター》に装備」

再び右手へ戻ってくるチェーンソー。

新たな姿となっても、そのチェーンソーから放出される毒の殺傷力は何一つ変わっていない。

 

N-C:Hレイジバスター レベル10 攻撃3000→4000 レイジカウンター0→1

 

「更に、手札の《シノビラクーン》の効果。このカードを装備カード扱いとして、《レイジバスター》に装備」

身に着けていたマントが外れ、新たに装備された忍者の衣。

一度チェーンソーを地面に刺した彼はその衣を右手で撫でる。

「やはり、《シノビラクーン》をあの時に選んでいたか…!」

 

N-C:Hレイジバスター レベル10  レイジカウンター1→2

 

「俺はこれで、ターンエンド」

 

ジャック

手札1

LP1600

場 伏せカード1

 

ヒイロ

手札2→1

LP2000

場 N-C:Hレイジバスター(《C:Aシノビラクーン》、《C:Aアンデッドブレイカー》装備) レベル10 攻撃4000 レイジカウンター2

  伏せカード1

  アームド・フィーバー(フィールド魔法)

 

「ちぃ…だが、いかに攻撃力が上がろうとも、我が魂は砕けん!俺のターン!」

 

ジャック

手札1→2

 

「俺は手札から《死者蘇生》を発動。甦れ!《琰魔竜レッド・デーモン》!!」

 

琰魔竜レッド・デーモン レベル8 攻撃3000

 

「無駄だ。《シノビラクーン》を装備している《レイジバスター》は1ターンに1度、戦闘及び効果では破壊されない」

「ならば、取り除くまでだ。俺は墓地の《王者の刻印》の効果を発動。墓地のこのカードを除外することで、相手の表側表示の魔法・罠カードを1枚破壊する。このカードの発動に対して、相手はカード効果を発動できない。俺は《シノビラクーン》を破壊する」

忍びの衣が消滅するが、ひるまずにチェーンソーを向ける《N-C:Hレイジバスター》。

それがジャックに苛立ちを与える。

「再び貴様のフィールドを焼き尽くしてくれる!!真紅の地獄炎!!」

再び地割れとともに発生する灼熱の炎。

炎に包まれる《N-C:Hレイジバスター》だが、左腕の爪を振るうと次元の裂け目が出現し、炎がその中に飲み込まれていく。

「何!?」

「《レイジバスター》は俺のフィールドのカードが破壊または除外されるとき、その数だけカウンターを取り除くことで、それから免れることができる。そして、俺はデッキからカードを1枚ドローする。無様だな、大口をたたいておいて」

「…」

これで次のターン、《N-C:Hレイジバスター》の攻撃によって、せっかく復帰した《琰魔竜レッド・デーモン》は破壊されることになる。

沈黙するジャックに対して、ヒイロは口を開く。

「その程度か、絶対王者。本気でやれ」

「何…?」

「お前の実力はその程度か?決闘竜を手にして、それか。なら、絶対王者の称号も安いものだな」

「また俺を挑発するつもりか?ヒイロ・リオニス」

「事実を言っているだけだ。今のフィールドならな」

今のフィールドの状態では、有利になっているのはヒイロの方だ。

そして、ヒイロのデッキにはまだ4体の決闘竜が存在する。

「…フ、フフ…」

「…?」

「ククク…やっと、やっとわかったぞ…ヒイロ・リオニス」

顔を抑え、笑い出したジャックの脳裏にセクトと戦ってからのこれまでの出来事が甦る。

彼や鬼柳、そしてゴドウィン。

彼らから受けた闇のフィールによる一撃。

それはこれまでの決闘疾走で受けたことがないものだった。

下手をしたら、負けていた可能性さえある。

そして、同時に思ったのがなぜ自分がそれをフィール・パニッシュで受け止めきれなかったかだ。

ゴドウィンとの戦いのとき、フィールを最大限まで高めてホイールオブフォーチュンを真紅の輝きに包み、それで対抗した時でさえも、相討ちに近い状態だった。

「絶対王者の名にあぐらをかき、見くびっていた…ということか、この期に及んで…!」

「ジャック…」

「そして、目の前の相手に対してすべてを出しつくす。その当たり前が…俺の中から消えていた…ハハハハ!では、この状況になるのは道理、というわけか!!いいだろう!!絶対王者としてではなく…ただ一人の決闘疾走者として、ヒイロ・リオニス!!貴様を…ただ貴様だけをここで倒してやる!そのために、俺は…すべてを出し尽くす!!」

究極神のことも、モルモットにしたゴドウィンのことも、もうどうでもいい。

目の前のこの男を倒す、自分の決闘で屈服させる。

「俺は墓地の《ワイルド・ワインド》の効果を発動!このターンに墓地へ送られていないこのカードを墓地から除外し、デッキから攻撃力1500以下の悪魔族モンスター1体を手札に加える。俺はデッキから《呪炎王バースト・カースド》を手札に加える!!」

これによって、自動的にシャッフルされたジャックのデッキ。

これで、次にドローするはずだった《バレット&カートリッジ》はデッキのいずこかへと消えた。

「そして、手札から速攻魔法《王者の凱旋》を発動!手札と墓地からそれぞれレベルの異なる悪魔族モンスターを1体ずつ特殊召喚できる。この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化され、ターン終了時に破壊される。俺は手札の《バースト・カースド》、墓地の《ヘル・ゲル》を特殊召喚する」

 

呪炎王バースト・カースド レベル3 守備800

変容王ヘル・ゲル レベル1 守備1 守備100(チューナー)

 

「レベル8の《レッド・デーモン》にレベル1の《ヘル・ゲル》をチューニング!!」

Dホイールに乗っていないにもかかわらず、ジャックの身体が真紅のオーラに包まれていき、連動するように《琰魔竜レッド・デーモン》も真紅に染まっていく。

「深淵の闇より解き放たれし魔王よ!!その憤怒を爆散させよ!!《琰魔竜レッド・デーモン・アビス》!!」

真紅のオーラの中で漆黒に染まっていく《琰魔竜レッド・デーモン》。

その視線は鋭く《N-C:Hレイジバスター》に向けられていた。

 

琰魔竜レッド・デーモン・アビス レベル9 攻撃3200

 

「《アビス》の効果!1ターンに1度、相手フィールドに存在するカード1枚の効果をターン終了時まで無効化する!真紅封印(スカーレッド・シール)!!」

《N-C:Hレイジバスター》の周囲に発生する小さな炎の数々。

それらが彼の身体に取り付いていき、その熱が彼を傷つけて地面にひざをつけさせる。

「だが、まだ攻撃力は足りないぞ」

「なめるな!俺は永続罠《強化蘇生》を発動!その効果により、俺は墓地の《ヘル・ゲル》を特殊召喚!」

 

変容王ヘル・ゲル レベル1→2 攻撃100→200(チューナー)

 

「《ヘル・ゲル》の効果。このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、フィールド上のモンスター1体のレベルをコピーする。俺は《バースト・カースド》のレベル3を《ヘル・ゲル》にコピーし、更にそのモンスターのレベル×200ライフを回復する」

 

変容王ヘル・ゲル レベル2→3 攻撃200(チューナー)

 

ジャック

LP1600→2200

 

「レベル3の《バースト・カースド》にレベル3の《ヘル・ゲル》をチューニング。天を焼くシリウス、孤狼の蒼き瞳よ、地に縛られた牙無き犬共を噛み砕け!!シンクロ召喚!!《天狼王 ブルー・セイリオス》」

 

天狼王ブルー・セイリオス レベル6 攻撃2400

 

「バトルだ!《ブルー・セイリオス》で《レイジバスター》を攻撃!」

攻撃力でははるかに及ばないはずの《天狼王ブルー・セイリオス》が迷わず突撃していく。

だが、待っていたのは無慈悲なチェーンソーによる一刀両断のみだった。

「く、うううう!!」

 

ジャック

LP2200→600

 

「犬死か…いや…」

「《ブルー・セイリオス》の効果。このカードが破壊されたとき、相手フィールドのモンスター1体の攻撃力を2400ダウンさせる…!!」

 

N-C:Hレイジバスター レベル10 攻撃4000→1600

 

「これで《アビス》の攻撃力で倒すことができる!いけ、《レッド・デーモン・アビス》!!《レイジバスター》を破壊しろ!!深淵の怒却拳(アビス・レイジ・バスター)!!」

同じ怒りの名を持つモンスター同士がチェーンソーと拳をぶつけ合う。

炎や《天狼王ブルー・セイリオス》の呪いを受けてもなお、強大な力の拳にチェーンソーで対抗する《N-C:Hレイジバスター》だが、幾度目かのぶつかり合いでついに力尽きて爆散する。

 

ヒイロ

LP2000→400

 

「まだだ!《アビス》の効果。このカードが相手に戦闘ダメージを与えたとき、墓地のチューナー1体を守備表示で特殊召喚できる。俺は再び《ヘル・ゲル》を特殊召喚する!」

 

変容王ヘル・ゲル レベル1 攻撃100(チューナー)

 

「俺は墓地の《サイファー》の効果を発動。俺のC:Hシンクロモンスターが相手によって破壊されたとき、墓地のこのカードを除外することで、破壊されたモンスターを守備表示で特殊召喚する。甦れ、《レイジバスター》」

 

N-C:Hレイジバスター レベル10 守備3000

 

「この効果で除外された《サイファー》は次の俺のスタンバイフェイズ時に手札に戻る」

「だが、《サイファー》の効果で復活した《レイジバスター》の効果は無効だ!更に俺はレベル9の《アビス》にレベル1の《ヘル・ゲル》をチューニング!」

「更にシンクロ召喚か…」

「言っただろう!すべてを、出しつくすと!!泰山鳴動!!山を裂き地の炎と共にその身を曝せ!!《琰魔竜レッド・デーモン・ベリアル》!!」

左腕に新たに逆手の刃を装着し、進化する《琰魔竜レッド・デーモン》。

ジャックとともに赤き闘志を放ち続ける。

 

琰魔竜レッド・デーモン・ベリアル レベル10 攻撃3500

 

「俺はこれで、ターンエンドだ…」

 

ジャック

手札2→0

LP600

場 琰魔竜レッド・デーモン・ベリアル レベル10 攻撃3500

 

ヒイロ

手札1→2

LP400

場 N-C:Hレイジバスター レベル10 守備3000

  伏せカード1

  アームド・フィーバー(フィールド魔法)

 

「はあ、はあ、はあ…」

ターン終了と同時に、急速に疲れを感じたジャックはその場にひざをついてしまう。

(なんだ、今の感覚は…)

確かにすべてを出し尽くす覚悟でターンを進めた。

この時、ジャックは今はスタンディングであり、決闘疾走でないことを忘れていた。

「今のフィールはジャック、お前が出したものだ。いや…フィールについて、一つだけわかったことがある。フィールを生み出しているのはDホイールではない」

「貴様、何を言って…」

「気になっていた。なぜ骸骨騎士がフィールを生み出していたのか…」

馬になっているだけの骸骨騎士が決闘竜の力を借りていたとはいえ、遊星やヒイロとの決闘疾走で確かにフィールを発生させていた。

仮想立体触感はDホイールを加速させること、タイミングや間合い、それらの条件を満たすことで高めることができ、Dホイールでなければできない。

それこそが彼らにとっての常識のはずだった。

「お前の決闘を見て、はっきりわかった。Dホイールはあくまでも補助のための装置。フィールを生み出しているのは…決闘者自身だ。俺のターン」

 

ヒイロ

手札2→3

 

「スタンバイフェイズ時に、除外されている《サイファー》は手札に戻る。そして、俺は手札から魔法カード《ダーティ・リボーン》を発動。俺の《レイジバスター》のコントロールを相手に移し、墓地からレベルの合計が《レイジバスター》のレベルよりも低くなるように、サイボーグを2体まで守備表示で特殊召喚する。俺は《ゾンビバスター》と《アローフェアリー》を特殊召喚」

 

C:Hゾンビバスター レベル7 攻撃1400

C:Aアローフェアリー レベル1 守備600(チューナー)

 

「俺は墓地の《絶対王バック・ジャック》の効果を発動!相手ターンに墓地のこのカードを除外することで、デッキの一番上のカードを確認する。そのカードが通常罠カードの場合はそのままフィールドにセットし、それ以外のカードは墓地へ送る。そして、この効果でセットしたカードはこのターン、発動できる」

「運任せなカードだな」

墓地へ送られたときに自分のデッキの上から3枚のカードの位置を操作できるが、その3枚のカードを引き終えた今ではヒイロの言う通り、運任せと言える。

「いいや、運任せではない…」

ジャックの脳裏に浮かぶのはゴドウィンとの決闘疾走。

彼の決闘竜を前に絶体絶命に陥った時、その時もジャックはこのカードを発動した。

絶対王者として、多くの決闘疾走者の羨望や憎しみを一身に集めてきた。

そんな自分が走り続ける限り、決闘疾走は加速し、無限の可能性というビッグバンが何度も起こり続ける。

「貴様にも見せてくれる!絶対王者の可能性を!!」

《絶対王バック・ジャック》がもたらす可能性のカードを引く。

「…俺のデッキの一番上のカードは、通常罠カードではない。よって、このカードを墓地へ送る」

 

デッキから墓地へ送られたカード

・運命王フェイト・フェイド

 

「お前が出し惜しみをしないなら、俺も…それに応える。俺は《アームド・フィーバー》の効果を発動。俺が選ぶのはこの3枚」

 

対象となったカード

・C:Aファンタジーレオ

・C:Aパワードシープ

・C:Aプロペラオウル

 

「俺は真ん中のカードを選択する」

「お前が選択したカードを手札に加え、それ以外をデッキに戻す。そして、手札1枚を捨て、俺は手札から速攻魔法《超融合》を発動」

「《超融合》、だと…何だ、そのカードは!?」

「お前の言う、ビッグバンを起こすカードだ。このカードは手札1枚を捨てることで、フィールド上のモンスターを素材に融合召喚をする。俺が融合素材にするのは《ゾンビバスター》、《アローフェアリー》、そして…お前のフィールドにいる《レイジバスター》だ」

「俺のフィールドのモンスターを融合素材にするだと!?」

上空に発生する《超融合》の渦。

その中へ消えていく3体のモンスター。

激しい竜巻とそこから発生する雷。

強風から身を守るジャックはそこで生まれる可能性を見つめる。

「漆黒を切り裂く武刃よ、その赤き瞳で敵を見極めろ。融合召喚。現れろ、《N-C:Hウィンドブレイド》!」

竜巻がいきなり刃で切り払われ、現れたのはところどころに緑のアクセントがある漆黒のマントと鎧の戦士だ。

無骨な刀のみを手にし、ヘッドギアについている赤いバイザーがじっとジャックのフィールドを見つめていた。

 

N-C:Hウィンドブレイド レベル10 攻撃3000

 

手札から墓地へ送られたカード

・C:Hサイファー

 

「《ウィンドブレイド》は墓地に存在するサイボーグシンクロモンスター1体につき、600アップする。俺の墓地に存在するサイボーグシンクロモンスターは2体」

 

N-C:Hウィンドブレイド レベル10 攻撃3000→4200

 

「バトル。《ウィンドブレイド》で《レッド・デーモン・ベリアル》を攻撃。武人剣一閃」

倒すべき敵である《琰魔竜レッド・デーモン・ベリアル》に刀を向けた《N-C:Hウィンドブレイド》が黒い疾風となって切りかかる。

だが、その刃は悪魔の竜ではなく、その目の前に現れた悪魔の仮面をかぶった道化師によって阻まれた。

「墓地の《フェイト・フェイド》の効果。俺のフィールドにレッド・デーモンの名を持つシンクロモンスターが存在する場合、バトルフェイズ中に守備表示で特殊召喚できる。そして、このカードが存在する限り、貴様は俺の闇属性・ドラゴン族シンクロモンスターを攻撃対象にできない」

 

運命王フェイト・フェイド レベル6 守備2000

 

「《ウインドブレイド》が守備モンスターを攻撃する時、貫通ダメージを与える」

「《フェイト・フェイド》が存在する限り、俺への戦闘ダメージは0になる!」

身代わりとなった《運命王フェイト・フェイド》が両断され、フィールドから消滅する。

「なら俺は、《ウインドブレイド》の効果を発動。1ターンに1度、エクストラデッキか墓地に存在するサイボーグシンクロモンスター、もしくはドラゴン族シンクロモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。俺はエクストラデッキの《旋風龍クリアウイング》を《ウインドブレイド》に装備する」

「シンクロモンスターに限定だと…?」

先ほどの《N-C:Hレイジバスター》よりも狭い装備対象に加えて、ステータスが増えた様子もカウンターが追加された様子もない。

得体のしれないそのモンスターの様子にジャックの警戒心が増す。

「俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド」

 

ジャック

手札0

LP600

場 琰魔竜レッド・デーモン・ベリアル レベル10 攻撃3500

 

ヒイロ

手札3→1(《C:Aファンタジーレオ》、《C:Aパワードシープ》、または《C:Aプロペラオウル》)

LP400

場 N-C:Hウィンドブレイド(《旋風龍クリアウイング》装備) レベル10 攻撃4200

  伏せカード1

  アームド・フィーバー(フィールド魔法)

 

「厄介な…くっ!!」

ヒイロのターン終了とともに、セイバル全体を激しい揺れが襲う。

あまりの激しさに2人とも立っていられない。

「どうやら、二人の決闘疾走は最終局面のようだ…」

「究極神復活が近いというのか…!?」

「どうだろうな…お前のターンだ、ジャック」

少しずつ揺れが弱まり、一足先に直立してジャックをにらむ。

遅れて立ち上がったジャックは両足に力を籠め、デッキトップに指をかける。

「解錠覇王となるのは…不動遊星だろう…。今の奴ならば、あの小僧に負ける道理はない…」

サテライトで決闘疾走した時と比較して、今の遊星はたった数日しか経過していないにも関わらず、決闘竜を従えて、骸骨騎士に勝利するほどの力を得た。

自分を倒すには及ばないかもしれないが、その成長スピードは素直に認める。

だが、絶対王者としてまだ認めるわけにはいかない。

「奴を倒すのは俺だ。そして、ヒイロ・リオニス!奴を倒す前に貴様を…貴様の力を越えて見せる!!俺のターン!!」

 

ジャック

手札0→1

 

「俺は手札から魔法カード《王者の施し》を発動。俺の墓地に存在するレベル6以上の闇属性シンクロモンスターを3体デッキに戻し、デッキからカードを2枚ドローする」

 

墓地からデッキに戻ったカード

・天刑王ブラック・ハイランダー

・天狼王ブルー・セイリオス

・琰魔竜レッド・デーモン

 

「そして、俺は手札から《氷金王コールド・ゴールド》を特殊召喚。このカードは通常のドロー以外で手札に加わった時、特殊召喚できる」

体の右半分が黄金、左半分が氷でできた巨人がフィールドに現れ、同時に冷たい風がフィールドに襲い掛かる。

 

氷金王コールド・ゴールド レベル5 守備2200(チューナー)

 

「更に、手札の《紅蓮王フレイム・クライム》の効果。俺のフィールドに悪魔族チューナーが存在するか、相手フィールドに特殊召喚されたモンスターが存在する時、手札から特殊召喚できる」

 

紅蓮王フレイム・クライム レベル3 攻撃1700

 

「《フレイム・クライム》の効果。このカードの特殊召喚に成功した時、俺のフィールドの炎属性モンスター1体につき400のダメージを相手に与える。俺のフィールドの炎属性モンスターは《フレイム・クライム》のみ!これで貴様のライフは0になる!」

「俺は手札の《ファンタジーレオ》の効果。俺が効果ダメージを受けるとき、または相手のバトルフェイズ中に戦闘ダメージを受けるとき、手札のこのカードを装備カード扱いとして俺のC:H1体に装備できる」

金と紺を基調とした鎧を身にまとったライオンがフィールドに飛び出し、咆哮が《紅蓮王フレイム・クライム》の放つ呪いの炎を消滅させる。

そして、身に着けていた鎧は分離し、《N-C:Hウインドブレイド》の身に宿る。

「そして、《ファンタジーレオ》を装備したモンスターが存在する限り、そのモンスターの攻撃力以下のダメージを0にする。そして、《ファンタジーレオ》を装備した《ウインドブレイド》の攻撃力は1000アップする」

 

N-C:Hウィンドブレイド レベル10 攻撃4200→5200

 

「攻撃力がいかに高かろうと、無意味であることを知れ!俺はレベル3の《フレイム・クライム》にレベル5の《コールド・ゴールド》をチューニング!漆黒の闇を裂き天地を焼き尽くす孤高の絶対なる王者よ!!万物を睥睨しその猛威を振るえ!!シンクロ召喚!!《琰魔竜レッド・デーモン》!!」

 

琰魔竜レッド・デーモン レベル8 攻撃3000

 

「《コールド・ゴールド》の効果。このカードがフィールドから墓地へ送られたとき、デッキからカードを1枚ドローできる。そして、《フレイム・クライム》はシンクロ素材として墓地へ送られたとき、デッキから通常罠カードを1枚墓地へ送ることができる。俺はデッキから《大いなる魂》を墓地へ送る。そして、俺は《ベリアル》を守備表示に変更し、《レッド・デーモン》の効果を発動。このカード以外の表側攻撃表示モンスターをすべて破壊する!王の道を阻む愚者を焼き尽くせ!!真紅の地獄炎!!」

再び地面から炸裂する火柱。

その炎は王の道を阻む剣士を焼き尽くすはずだった。

「俺は罠カード《メタル・コート》を発動。このカードは装備カード扱いとなって《ウィンドブレイド》に装備され、装備モンスターはカード効果では破壊されない」

自らを襲う火柱を横一線に刀で切り捨て、無事な姿を見せる《N-C:Hウインドブレイド》。

「《レッド・デーモン》は自らの効果を発動したターン、お前のほかのモンスターは攻撃できない。そして、《ウィンドブレイド》の攻撃力は5200。どうやって突破する?」

「このジャック・アトラスを舐めるな!俺は手札から装備魔法《王者の聖外套》を《レッド・デーモン》に装備する!」

《王者の聖外套》のソリッドビジョンから放出される黄金のエネルギーを受けた《琰魔竜レッド・デーモン》の身体が黄金のオーラに包まれていく。

拳を握りしめ、咆哮するそのドラゴンからはビリビリとしたプレッシャーが伝わってくる。

「《王者の聖外套》を身にまとったモンスターが相手モンスターと戦闘を行うとき、装備モンスターの攻撃力は相手と同じになる。バトルだ!《レッド・デーモン》!《ウィンドブレイド》を攻撃せよ!!」

黄金の《琰魔竜レッド・デーモン》の拳と《N-C:Hウインドブレイド》の刀がぶつかり合う。

互角になった攻撃力がぶつかり合い、一歩も引く様子はない。

「《メタル・コート》は装備モンスターが戦闘で破壊されるとき、身代わりになる」

「それは《王者の聖外套》も同じこと!」

お互いに自らの装備カードを犠牲とすることで生き延びる。

これだけだと無意味な戦い。

だが、それをジャックがするはずがない。

「《王者の聖外套》の効果を発動したのが俺のターンの場合、装備モンスターと相手モンスターの攻撃力を入れ替え、もう1度だけ続けて攻撃できる!」

 

N-C:Hウィンドブレイド レベル10 攻撃5200→3000

琰魔竜レッド・デーモン レベル8 攻撃3000→5200

 

「何!?」

「いけ!《レッド・デーモン》!!」

先ほどの戦闘の影響で拳にダメージが発生しているためか、それによる攻撃をやめた《琰魔竜レッド・デーモン》が口にエネルギーを集中させていく。

「俺は《ウィンドブレイド》の効果を発動。このカードが装備しているカードをエクストラデッキに戻すことで、戦闘を行うお互いのモンスターを次の俺のターンのスタンバイフェイズ時まで除外する。その効果でフィールドに戻った相手モンスターはターン終了時まで効果が無効となり、攻撃力と守備力は0になる」

《旋風龍クリアウイング》を解放し、刀にエネルギーを集中させた《N-C:Hウィンドブレイド》が風を宿した刀を構え、真正面から《琰魔竜レッド・デーモン》に突撃する。

だが、刃に宿っていたはずの風が急速に力を失っていく。

「俺は墓地の《大いなる魂》の効果を発動。俺のフィールドにレベル10以上の闇属性・ドラゴン族シンクロモンスターが存在する状態でモンスター効果が発動した時、墓地のこのカードを除外することで、その効果を無効にする。そして、俺のフィールドのシンクロモンスター1体の攻撃力をターン終了時まで2000アップさせる」

 

琰魔竜レッド・デーモン レベル8 攻撃5200→7200

 

「貴様の《ファンタジーレオ》の効果は装備モンスターの攻撃力以下のダメージにしか適用させない!そして、ここで発生するダメージは4200!貴様の負けだ、ヒイロ・リオニス!!」

《琰魔竜レッド・デーモン》が放つブレスが《N-C:Hウィンドブレイド》に直撃し、フィールドを包むほどの大爆発が双方に襲い掛かる。

「うおおおおお!!(な、なぜだ!?なぜ、俺にまで…!?)」

「く…!」

衝撃波に耐え切れず、地面に倒れる二人。

そして、爆発が収まると勝利したはずの《琰魔竜レッド・デーモン》が傷だらけの状態になっており、その場に前のめりに倒れてから消滅した。

「ヒイロ・リオニス…貴様、何を、した…!」

 

ジャック

LP600→0

 

「罠カード《トランザクション・ロールバック》だ…。ライフを半分支払うことで、相手の墓地の通常罠カード1枚の効果をコピーする…。その効果でお前の《王者の疾風》の力を使わせてもらった…。《王者の疾風》の効果で、俺のフィールドのモンスター1体はこのターン、戦闘では破壊されず、そのモンスターとの戦闘で発生する俺への戦闘ダメージはお互いに受ける」

 

ヒイロ

LP400→200→0

 

王者の宝札

通常魔法カード

(1):自分フィールドにレベル8以上の闇属性・ドラゴン族Sモンスターが存在する時、自分の手札・フィールドに存在する「王者」魔法・罠カード1枚を墓地へ送ることで発動できる。自分はデッキからカードを2枚ドローする。

 

王者の威光(漫画オリカ・調整)

装備魔法カード

自分の墓地に「王者」魔法・罠カードが3枚以上存在する場合にのみ発動できる。このカードを自分フィールドに存在するレベル8以上の闇属性・ドラゴン族Sモンスターに装備するために発動した場合、その発動に対して相手はカード効果を発動できない。

(1):装備モンスターの戦闘・効果によってモンスターが破壊されたときに発動できる。装備モンスターの攻撃力は破壊されたモンスター1体につき500アップする。

(2):装備モンスターが表側表示で存在する限り、相手フィールドに存在するモンスターの効果は無効化される。

 

王者の刻印

通常罠カード

(1):このカードは発動後、装備カード扱いとして自分フィールドのレベル8以上の闇属性・ドラゴン族Sモンスター1体に装備できる。装備モンスターは1ターンに1度、戦闘では破壊されない。

(2):自分フィールドに「レッド・デーモン」Sモンスターが存在する場合、自分の墓地に存在するこのカードを除外することで発動できる。相手フィールドに表側表示で存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。この効果は自分のターンのメインフェイズ時にのみ発動できる。この効果の発動に対して、相手はカード効果を発動できない。

 

N-C:Hレイジバスター

レベル10 攻撃3000 守備3000 融合 光属性 戦士族

「C:A」チューナー+チューナー以外の「サイボーグ」Sモンスター1体

このカード名のカードは自分フィールド上に1体しか存在できない。

(1):1ターンに1度、自分の手札・墓地から「サイボーグ」モンスターまたはドラゴン族Sモンスター1体を選び、攻撃力1000アップの装備カード扱いとして装備カードを装備していない自分のモンスターに装備する。

(2):このカードが装備カードを装備した時、このカードの上にレイジカウンターを1つ置く。

(3):1ターンに1度、自分フィールドのカードが相手によって破壊または除外されるとき、このカードに乗っているレイジカウンターを破壊または除外されるカードと同じ数取り除くことで発動できる。そのカードは破壊または除外されない。その後、自分はデッキからカードを1枚ドローする。

 

王者の凱旋

通常魔法カード

このカード名のカードは1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の手札・墓地に存在するレベルの異なる悪魔族モンスターそれぞれ1体ずつを対象に発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化され、ターン終了時に破壊される。このカードを発動したターン、自分はS召喚以外の方法でEXデッキからモンスターを特殊召喚できない。

 

運命王フェイト・フェイド

レベル6 攻撃2300 守備2000 効果 闇属性 悪魔族

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか発動できない。

(1):このカードが存在する限り、相手は自分フィールドに存在する闇属性・ドラゴン族Sモンスターを攻撃対象とすることができない。

(2):このカードがフィールドに存在する限り、戦闘で発生する自分へのダメージが0となる。

(3):自分フィールドに「レッド・デーモン」Sモンスターが存在する自分・相手バトルフェイズ時に発動できる。墓地に存在するこのカードを表側守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたこのカードはフィールドから離れたとき除外される。

 

王者の施し

通常魔法カード

(1):自分の墓地に存在するレベル6以上の闇属性Sモンスター3体を対象に発動できる。そのカードをデッキに戻し、デッキからカードを2枚ドローする。

 

C:Aファンタジーレオ

レベル5 攻撃1000 守備1000 チューナー 光属性 獣族

このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが手札に存在し、自分が効果ダメージを受けるとき、または相手バトルフェイズ時に自分が戦闘ダメージを受けるとき、自分フィールドに存在する「C:H」1体を対象に発動できる。このカードを攻撃力1000アップの装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。

(2):このカードが自分の「C:H」モンスターに装備されている場合に発動できる。このカードと装備モンスターを素材として「C:H」SモンスターのS召喚を行う。

(3):「サイボーグ」カードの効果によってこのカードが装備されている場合に発動できる。装備されているこのカードを特殊召喚する。

(4):このカードを装備した「サイボーグ」モンスターが存在する場合、自分はそのモンスターの攻撃力以下の戦闘・効果ダメージを受けない。

 

氷金王コールド・ゴールド

レベル5 攻撃2200 守備2200 チューナー 水属性 悪魔族

このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しか行えない。

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか発動できない。

(1):通常のドロー以外の方法でこのカードを手札に加えたとき、このカードを相手に見せて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

(2):このカードを闇属性・ドラゴン族SモンスターのS素材とする場合、このカードのレベルを4として扱うことができる。

(3):フィールド上に存在するこのカードがフィールドから離れたときに発動できる。自分はデッキからカードを1枚ドローする。

 

 

N-C:Hウインドブレイド

レベル10 攻撃3000 守備3000 融合 風属性 戦士族

「サイボーグ」Sモンスター+「C:H」モンスター+「C:A」モンスター

このカード名のカードは自分フィールド上に1体しか存在できない。

このカード名の(4)の効果は1ターンに1度しか発動できない。

(1):このカードの攻撃力は自分の墓地に存在する「サイボーグ」Sモンスターの数×600アップする。

(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

(3):1ターンに1度、EXデッキまたは墓地に存在する「サイボーグ」Sモンスター、もしくはドラゴン族Sモンスターを対象に発動できる。そのカードを装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。

(4):このカードが相手モンスターと戦闘を行うとき、このカードが装備しているカードをEXデッキに戻すことで発動できる。戦闘を行うお互いのモンスターを除外する。この効果で除外されたお互いのモンスターは次の自分スタンバイフェイズ時に攻撃表示でフィールドに戻る。その時、この効果でフィールドに戻った相手モンスターはターン終了時まで攻撃力・守備力が0となり、効果が無効化される。

 

「ぐ、ううううう!!」

決闘疾走であれば、引き分けとなった場合はフィール勝負に持ち込まれる。

だが、スタンディングである上にジャック自身も力を使い果たしている。

引き分け、認めざるを得ない結果。

「そろそろ究極神について、決着が見えた頃合いだろう…。そろそろ出てきたらどうだ…レクス・ゴドウィン」

 

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