遊戯王5D's外伝 異界の決闘神官   作:ナタタク

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第5話 D1GP開幕

サテライトを内海で隔てた向かい側に存在する巨大都市、ネオドミノシティ。

日本有数の大都市であるそこに存在するドミノスタジアムは普段行われるプロ野球やサッカーなどの試合に匹敵するかそれ以上の歓声と熱気に包まれていた。

「遂にここ、ネオドミノシティで開幕!世界究極のエンターテインメント、D1GP!!!」

リーゼントヘアーのMCによる実況がスタジアムに響き、スタジアムの中央には参加者となるデュエリストが集結している。

「D1GPのメインスタジアムとなるこの、ドミノスタジアムに集結した決闘疾走者を一目見ようと、10万人もの観客が集まっております!!さあ、ご紹介しましょう!!集いし猛者たちを!!」

(見知った顔が多い…少し、知らない人間も混ざって入るが)

牛尾やムクロ、チーム・ユニコーンの3人にシェリー、鬼柳、氷室、ボマー、アキ。

ヒイロ自身とはいかずとも、遊星たちチーム5D'sと面識のあるデュエリストたちがここにいて、それは偶然のことなのか、それとも何か仕組まれているのかを知るすべはない。

やはり年少の決闘疾走者はいないということなのか、龍亜と龍可の姿はなかった。

(急げよ、遊星…。もう開会式だ)

遊星とセクトの特訓に付き合って数日、遊星の切り札となるフィールの構想が出来上がりつつある中、ヒイロは2人と別れてシティへ向かった。

ヒイロの知っているシティとサテライトとは異なり、連絡船が出ていることから、容易にシティに入ることができた。

サテライトの病院でも支払うことができたように、元の世界から持ってくることになった貨幣がこの世界でも使うことができたため、ホテルで宿泊して体力を回復させている。

開会のあいさつが始まり、ソリッドビジョンによってスタジアムに巨大なゴドウィンが姿を現す。

「第1回D1GPへようこそ、私がこの大会を主催する治安維持局長官、レクス・ゴドウィンであります」

(レクス・ゴドウィン…)

「D1GPのために世界各地より集まりし決闘疾走者の諸君、あなたたちには最大の栄誉と膨大な賞金を懸けて、死闘を演じていただきます。ただし、その前に立ちふさがる巨大な壁を打ち破ることができれば、ですが…。紹介しましょう、今大会の優勝者と戦う絶対王者を」

力強いエンジン音が響くとともにガレージが開き、そこからジャックとホイール・オブ・フォーチュンが飛び出してくる。

前人未踏の大会10連覇を果たし、負けを知らぬ無敵の決闘疾走者の姿に畏怖し、熱狂する観客たち。

Dホイールを停車させたジャックが見渡す参加者たち。

「義父上、D1GPなどと大層な大会名ではあるが、どいつもこいつも見慣れた連中ばかり、ただの敗者復活戦ではないか」

決闘疾走者としての誇りをかけて集結した彼らを侮辱するジャックの言動に憤りを覚える参加者たちだが、その言葉にだれも反論することはできない。

招待状を手にし、ここに来た彼らの大多数がジャックとの決闘疾走に敗れている。

強者と称され、手にした誇りを彼の手によって完膚なきまでに叩きのめされているのだから。

だが、全員が敗者というわけではない。

「ハッ!言ってくれるぜ、ジャック・アトラス!」

「ジャック…貴様こそ、俺を満足させてくれるのか?」

動揺する参加者の中で啖呵を切るのがクロウと鬼柳。

彼らの様子にニヤリと笑い、ジャックの視線がヒイロに向けられる。

「貴様もか」

「感謝するんだな、お前の父親に。デュエルを止めてもらえたんだからな」

お互いに不完全燃焼で終わったあの時の決闘疾走。

もしあの決闘疾走に先があったとするならば。

ジャックの脳裏にゴドウィンの言葉が響く。

(ジャック・アトラス…。彼は警戒すべき決闘疾走者でしょう。仮にあの時、私が止めなければ、おそらく君が…負けることがないとしても、大きな苦戦を強いられることになったでしょう)

彼の言葉をすべて信じるつもりはないが、それでもジャックがあの決闘疾走でヒイロの中にある得体のしれない力は感じていた。

「いいだろう、どうしても俺に負けたいというなら、勝ち上がってこい!俺はどんな相手であろうと決して負けることはない!頂点は常に一人、この俺!決闘疾走絶対王者、ジャック・アトラスなのだから!!」

「オオオオオオ!!!!」

「さっすがジャック・アトラス!!」

「アトラス様ー!」

「ジャックに勝てる決闘疾走者なんて、この世界に存在しないぜ!!」

王者としての宣言に盛り上がる観客と闘志を燃やす決闘疾走者たち。

この大会を大いに盛り上げてくれることを期待しつつ、ゴドウィンの口が開く。

「では、大会のルールを説明しましょう。ファーストステージは2戦勝ち抜き、シークレット・トーナメント方式で戦ってもらいます。対戦直前まで、相手が判明しない形となります。これはデッキ調整に有利不利を生じさせないための配慮です。そして、この決闘疾走での勝利条件は3つ、相手のライフを0にすること、相手よりも先にゴールすること、相手のDホイールを走行不能にすること。このいずれかを満たすことにあります」

「それでは…このD1GP最初の決闘疾走の相手は…トライ・ユニコーンの一角、ブレオと経歴不明の今大会最大のダークホース、ヒイロ・リオニスだーーー!!」

「よぉ、よろしくな、ヒイロ・リオニス」

対戦相手が決まり、気さくに話しかけてくるブレオに対してヒイロは表情を変えず、ストライクチェイサーが来るのを待つ。

無視されたように感じたブレオだが、同時に一番戦いたくない相手と初戦でぶつかることになったことに不運を覚える。

「ヒイロ・リオニス…D1GPに参加する可能性のある決闘疾走者のデュエルデータは集めてきたが、こいつについては何もない。各地の大会にもこいつの名前はなかった。何者だ…?」

ブレオは記憶力に優れており、収集した相手のデュエルデータを元に対策を講じることでこれまで勝利してきた。

そんなブレオだからこそ、まったくノーマークであるヒイロとは相性が悪いことは自覚している。

せめて、トライ・ユニコーンの一人であるアンドレであれば、一番勝機はあっただろうが、今は仕方がない。

係員によって2人のDホイールが運ばれ、両者はスタートラインに立つ。

(遊星…早く来い)

「さあ、トライ・ユニコーンの力を見せてやるぜ…」

「「デュエル!!」」

一斉にスタートを切る2台のDホイール。

最初に第一コーナーを曲がった決闘疾走者が先攻となることはWRGPと同様といえる。

両者のDホイールが全力疾走でコーナーに到達し、紙一重の差で最初にブレオがコーナーを曲がり切った。

 

ブレオ

手札5

LP4000

 

ヒイロ

手札5

LP4000

 

 

「よし…先攻は俺だ!俺は手札の獣族モンスター、《ダーク砂バク》を墓地へ送り、《虚栄の大猿》を特殊召喚。そして、《虚栄の大猿》のレベルをこの効果で墓地へ送ったモンスターのレベル分変動させる!」

 

虚栄の大猿 レベル5→3 攻撃1200(チューナー)

 

「そして、手札から《二角獣レーム》を召喚」

 

二角獣レーム レベル4 攻撃800

 

「レベル4の《レーム》にレベル3の《虚栄の大猿》をチューニング!シンクロ召喚!天翔ける雷よ、雲海を切り裂き、その蹄を地上に穿て!シンクロ召喚!轟け、《ボルテック・バイコーン》!」

 

ボルテック・バイコーン レベル7 攻撃2500

 

「シンクロ素材となった《レーム》の効果。このカードがシンクロ素材として墓地へ送られたとき、相手のデッキの上から2枚のカードを墓地へ送る!」

まずは最低限2枚、墓地へ送られるカードからヒイロのデッキの情報を手にする。

幻影としてよみがえった《二角獣レーム》がヒイロにとびかかり、デッキから無理やり引き抜いた2枚のカードを墓地へと吐き捨てた。

 

デッキから墓地へ送られたカード

・C:Aガンフォックス

・サイボーグ・サプライ

 

「(装備カードになるチューナーモンスターに専用のサーチカード…。装備状態のままシンクロ召喚を行えるのに、何の意味が…?)もうちょっとお前の手を見せてもらうぜ。俺は手札から魔法カード《おろかな埋葬》を発動。その効果により、俺はデッキから《古尖兵ケルベク》を墓地へ送る。《ケルベク》の効果発動。このカードが手札・デッキから墓地へ送られたとき、お互いにデッキの上から5枚のカードを墓地へ送る!」

「ブレオ選手、最初のターンだけでヒイロ選手のデッキを7枚破壊!同時に自分の墓地も肥やしたぞー!!」

墓地アドバンテージを考えると、中途半端なデッキ破壊を行うと命取りになることはブレオも重々承知している。

だが、少しでも勝率を上げることを考えると、是が非でもターンがヒイロに回る前に情報を手にする必要があった。

 

デッキから墓地へ送られたカード

ヒイロ

・C:Hアンノウン

・貪欲な壺

・アームド・フィーバー

・シンクロン・リフレクト

・C:Hネオン

 

ブレオ

・モノケロース

・天罰

・緊急同調

・異次元の一角戦士

・超電磁タートル

 

「そして、手札から速攻魔法《エクストラゲート》を発動。俺がこれから宣言するレベルのモンスターが相手のエクストラデッキに存在するとき、相手はそのカードを除外する!ない場合は俺は手札1枚を捨てる。俺が宣言するレベルは7だ!」

ブレオの宣言と同時に、ヒイロのモニターに対象となってしまったカードが表示される。

表向きで除外するとなると、これでヒイロのデッキのコンセプトがほぼさらされるのは明白だ。

「…俺は《C:Hゾンビバスター》を除外する」

「なるほど…装備状態でのシンクロかそれ以外かで効果が変化するシンクロモンスター…となると、装備状態でのシンクロを行う理由になる。面白いシンクロデッキだな!俺は手札から魔法カード《純潔の宝札》を発動。俺のフィールドにレベル5以上の獣族シンクロモンスターが存在し、俺の手札の枚数が相手よりも少ない場合、デッキからカードを2枚ドローできる。そして、カードを1枚伏せて、ターンエンド!」

 

ブレオ

手札5→1

LP4000

場 ボルテック・バイコーン レベル7 攻撃2500

  伏せカード1

 

ヒイロ

手札5

LP4000

場 なし

 

「(《ゾンビバスター》を除外されたのは痛いが…まだ、シンクロ召喚できるC:Hはいる)俺のターン」

 

ヒイロ

手札5→6

 

「相手フィールドにのみモンスターが存在するとき、《C:Hサイファー》はリリースなしで召喚できる」

 

C:Hサイファー レベル6 攻撃2000

 

「そして、この効果でリリースなしで召喚した時、もしくはアドバンス召喚に成功した時、デッキからC:A3枚を選択し、その中からランダムに選ばれた1枚を手札に加えるか、このカードに装備する。そして、それ以外のカードは墓地へ送る。俺が選ぶカードはこれだ」

 

・C:Aビルドディアー

・C:Aサウンドキャット

・C:Aナックルベアー

 

「いきなりの運任せだな!なら、俺は真ん中のカードを選ぶ!」

「お前が選んだカードは《ビルドディアー》だ、よって、このカードを《サイファー》に装備する」

ドリルやパイルバンカー、大型ブラスターといった装備によって構築された鹿型の機械がフィールドに現れると、体を分離させて《C:Hサイファー》に装着される。

周囲には武器となるドリルなどが浮かび、体は黄色い鉄骨のような鎧が装着される。

「《ビルドディアー》を装備したモンスターの攻撃力は1000アップする」

 

C:Hサイファー レベル6 攻撃2000→3000

 

「そして、《ビルドディアー》は1ターンに1度、墓地のC:A1体を除外することで、次のお前のターン終了時まで除外したモンスターのレベルによって効果を追加する。俺は墓地の《ガンフォックス》を除外する」

幻影として現れた《C:Aガンフォックス》が宙に浮かぶ大型ブラスターに宿り、それを手にした《C:Hサイファー》が照準を《ボルテック・バイコーン》に合わせる。

「レベル1または2のC:Aの力を取り込んだ《ビルドディアー》の効果。相手フィールドに存在する特殊召喚されたモンスターの種類の数だけ、俺のフィールドに《C:Hビルダートークン》を特殊召喚する。お前のフィールドに存在するのは《ボルテック・バイコーン》のみ。よって、《ビルダートークン》を1体生み出す」

《C:Hサイファー》が握るブラスターから放たれる光が3Dプリンターのように作用し、黒い人型人形を作り出していく。

 

C:Hビルダートークン レベル1 守備0

 

「そして、手札の《シノビラクーン》の効果。このカードは俺のフィールドのC:H1体の装備カードとして手札・フィールドから装備できる」

《C:Aシノビラクーン》の装備が施された人形が起動し、忍者のようにかなり前のめりな体勢で走り始める。

「《シノビラクーン》の効果。レベル1の《ビルダートークン》にレベル5の《シノビラクーン》をチューニング。熱情を奏でし奏者よ、未来を焦がせ。シンクロ召喚。現れろ、《C:Hブレイブロッカー》」

走る《C:Hビルダートークン》の姿が緑色の風へと変化し、やがて風は《C:Hブレイブロッカー》の姿へと変化する。

そして、急に大きく跳躍すると膝を大きく曲げて着地し、その場でギターを奏でた。

「C:Aの効果でシンクロ召喚された《ブレイブロッカー》の効果により、俺のフィールドのサイボーグの攻撃力は800アップする」

 

 

C:Hブレイブロッカー レベル6 攻撃1600→2400

C:Hサイファー レベル6 攻撃3000→3800

 

「おいおい冗談だろ?攻撃力3800のモンスターと2400のモンスターを後攻1ターン目で…!」

「バトル。俺は《サイファー》で《ボルテック・バイコーン》を攻撃。ギガントブラスター発射」

《C:Hサイファー》が手にしている大型ブラスターを《ボルテック・バイコーン》に向けて発射する。

発射されたビームが《ボルテック・バイコーン》の頭部から尾を貫き、破砕させる。

「うおおおおお!!」

 

ブレオ

LP4000→2700

 

「ダメージは…受けたが、追撃はなしだぜ…!俺は罠カード《刹那の調律》を発動!俺のシンクロモンスターが相手によって破壊されたとき、そのモンスターと手札のチューナーでシンクロ召喚を行うことができる!俺は手札の《ユニコーンの乙女》を墓地へ送る!」

破壊されたはずの《ボルテック・バイコーン》が再び姿を現すと、その背中には真っ白なドレスと長髪の美女が座っていた。

彼女を乗せたまま走る《ボルテック・バイコーン》と彼女の体を稲妻が包んでいく。

「天翔ける雷よ、漆黒の大気を貫き、その雷撃で大地を燃やせ!シンクロ召喚!照らせ、《ライトニング・トライコーン》!」

一人と一匹が上空からの落雷に打たれ、その姿を《ライトニング・トライコーン》へと変化させた。

 

ライトニング・トライコーン レベル8 攻撃2800

 

「更に、破壊された《ボルテック・バイコーン》の効果。このカードが相手によって破壊されたとき、お互いにデッキの上から7枚のカードを墓地へ送る!!」

「だろうな…」

かつてのWRGPで遊星たちチーム5D'sにチームとしての戦いをいやというほど叩き込んだ強敵であるチーム・ユニコーンのエースである3匹の獣。

それが異世界で今度は己に襲い掛かることになるとは思わなかっただろう。

 

デッキから墓地へ送られたカード

ヒイロ

・武装創世

・力の集約

・イクイップ・シュート

・魔宮の賄賂

・C:Aアンデッドブレイカー

・C:Aアローフェアリー

・C:Hシェイド

 

ブレオ

・モノケロース

・ユニコーンの導き

・緊急同調

・貪欲な壺

・スキル・サクセサー

・素早いモモンガ

・森の番人グリーン・バブーン

 

「更に、シンクロ素材として墓地へ送られた《ユニコーンの乙女》の効果。このカードは装備カード扱いとなり、シンクロ召喚した獣族シンクロモンスターに装備される!こいつを装備したモンスターが戦闘を行うとき、ターン終了時まで戦闘を行う相手モンスターの効果を無効にし、攻撃力と守備力を元の数値に戻す!これで次のターンでお前の《サイファー》を倒してやるぜ!」

「俺はカードを1枚伏せ、ターンエンド」

 

ブレオ

手札1→0

LP2700

場 ライトニング・トライコーン(《ユニコーンの乙女》装備) レベル8 攻撃2800

 

ヒイロ

手札5→3

LP4000

場 C:Hサイファー(《C:Aビルドディアー》装備、《C:Hブレイブロッカー》の影響下) レベル6 攻撃3800

  C:Hブレイブロッカー(《C:Hブレイブロッカー》の影響下) レベル6 攻撃2400

  伏せカード1

 

デッキ残り枚数 17

 

(ヒイロ選手、《C:Hサイファー》による攻撃には成功したものの、《ライトニング・トライコーン》召喚の呼び水となってしまったぞー!!ブレオ選手、ここからヒイロ選手のフィールドをどう料理していくのかー!!」

「俺のターン!!」

 

ブレオ

手札0→1

 

「手札から魔法カード《貪欲な壺》を発動!俺の墓地のモンスター5体をデッキに戻し、デッキからカードを2枚ドローする!」

 

墓地からデッキに戻ったカード

・素早いモモンガ

・モノケロース×2

・異次元の一角戦士

・二角獣レーム

 

「更に俺は手札から装備魔法《乙女の口づけ》を《ライトニング・トライコーン》に装備!このカードは俺の獣族モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、デッキからカードを1枚ドローできる」

再び現れる《ユニコーンの乙女》の幻影が《ライトニング・トライコーン》の頬にそっと口づけをする。

そのことが彼の闘志を燃やしたのか、両前足を挙げて嘶いて見せた。

「バトルだ!《ライトニング・トライコーン》で《サイファー》を攻撃!装備カードとなっている《ユニコーンの乙女》の効果で、《サイファー》の効果は無効になり、攻撃力と守備力は元々の数値になる!」

駆ける《ライトニング・トライコーン》を迎撃すべくブラスターを放つ《C:Hサイファー》だが、命中するギリギリのところで左右の体をずらして回避する《ライトニング・トライコーン》に当たる気配がない。

ブラスターによる攻撃をあきらめ、浮遊している大型剣を手にしたものの、それを振るう前に胴体を角で貫かれ、破壊された。

 

C:Hサイファー レベル6 攻撃3800→2000

 

ヒイロ

LP4000→3200

 

「《乙女の口づけ》の効果で、俺はデッキからカードを1枚ドローする。そして、カードを1枚伏せて、ターンエンド」

 

ブレオ

手札1→0

LP2700

場 ライトニング・トライコーン(《ユニコーンの乙女》《乙女の口づけ》装備) レベル8 攻撃2800

  伏せカード1

 

ヒイロ

手札3

LP3200

場 C:Hブレイブロッカー(《C:Hブレイブロッカー》の影響下) レベル6 攻撃2400

  伏せカード1

 

デッキ残り枚数17

 

「俺のターン」

 

ヒイロ

手札3→4

 

「(《ライトニング・トライコーン》…倒したとしても、墓地の《ボルテック・バイコーン》を呼び出す。そして、《ボルテック・バイコーン》は俺が倒した瞬間、お互いのデッキの上から7枚を破壊する…。ここは速攻で決めるか)俺は手札から魔法カード《魔法石の採掘》を発動。手札2枚を墓地に捨て、墓地の魔法カード1枚を手札に加える。俺は墓地の《武装創世》を手札に加える」

 

手札から墓地へ送られたカード

・ジャンク・アタック

・代償の宝札

 

「そして、墓地へ送られた《代償の宝札》の効果。このカードが手札から墓地へ送られたとき、デッキからカードを2枚ドローする」

「手札交換と同時に墓地の魔法カードを回収とはな…!」

「俺は手札から《武装創世》を発動。俺の墓地に存在するC:H1体とC:A1枚を手札に戻す。俺は墓地の《C:Hシェイド》と《C:Aビルドディアー》を手札に戻す。そして、《シェイド》を召喚」

 

C:Hシェイド レベル2 攻撃900

 

「このカードが装備カードを装備していないとき、除外されているC:Aを装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。俺は除外されている《ガンフォックス》を《シェイド》に装備」

異次元へとつながる暗闇のトンネルから飛び出した《C:Aガンフォックス》が銃へと姿を変えて《C:Hシェイド》に向けて飛ぶ。

突然飛んできたの気配を目と耳が使えない状態でも気づいたのか、あたふたした様子を見せた《C:Hシェイド》が両手でそれをつかみ、慣れない手つきで構えて見せた。

「《ガンフォックス》を装備し、そして《ブレイブロッカー》の効果を受けることで、攻撃力がアップ」

 

C:Hシェイド レベル2 攻撃900→1300→2100

 

「攻撃力がアップしても、その程度じゃあ《ライトニング・トライコーン》は倒せないぜ!」

「どうだろうな…?バトル。俺は《シェイド》で《ライトニング・トライコーン》を攻撃」

「攻撃力が劣っている状態のまま攻撃だと!?」

どうにか銃を握った《C:Hシェイド》が《ライトニング・トライコーン》に向けてそれを連射し始める。

銃をろくに使ったことがないためか照準があっておらず、《ライトニング・トライコーン》は悠々とコースを走りつつ、若干走る軌道を変えて回避していく。

「俺は手札から速攻魔法《ブーストタイム》を発動。俺のフィールドの装備カードを装備しているC:H1t愛の攻撃力をターン終了時まで1500アップさせる」

ヒイロがアクセルを踏み込むと同時に、《C:Hシェイド》の体が炎のようなオーラに包まれ、銃の連射スピードが向上するとともに銃弾にも炎が宿る。

 

C:Hシェイド レベル2 攻撃2100→3600

 

「だが…装備カードとなっている《ユニコーンの乙女》の効果で…」

「《ブーストタイム》の効果を受けた《シェイド》が戦闘を行うとき、相手はダメージステップ終了時までカード効果を発動できない!」

「何!?」

大量に襲ってくる炎の弾丸を避けきれなくなり、体や足にそれを受けた《ライトニング・トライコーン》が転倒し、コースの壁に激突すると同時に爆散する。

炎の弾丸はブレオにも襲い掛かり、Dホイールをかすめる。

「そして、《ガンフォックス》を装備したモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える」

(《ライトニング・トライコーン》を破壊した弾丸が襲い掛かる!!強豪トライ・ユニコーンの一角、ブレオ選手!万事休すかーーーー!?)

「うおおおお!!」

弾丸のいくつかは回避するものの、それでも何発かを受けることになったブレオのDホイールが大きく体勢を崩し、その間にヒイロがブレオを追い抜く。

 

ブレオ

LP2700→1900→500

 

「何…?ライフが残った…?」

「はあ、はあ…装備カードになっている《乙女の口づけ》の効果だ…。このカードが墓地へ送られたターン、俺が受ける戦闘および効果ダメージは半分になるのさ…。こいつは発動不要な効果、《ブーストタイム》の対象外だ。最も、《ライトニング・トライコーン》と《ユニコーンの乙女》の効果は、《ブーストタイム》のせいで使えないがな…。さらに俺は罠カード《ショック・ドロー》を発動。この効果により、俺が受けたダメージ合計1000につき1枚、カードをドローする」

 

ブレオ

手札0→2

 

「なら、俺は《ブレイブロッカー》でダイレクトアタック」

「俺は墓地の《超電磁タートル》の効果を発動。こいつを墓地から除外し、バトルフェイズを終了させる」

ブレオの周囲に展開される電磁バリアが《C:Hブレイブロッカー》が振り下ろすギターを受け止める。

「俺はこれで、ターンエンド。《ブーストタイム》の効果により、ターン終了と同時に《シェイド》の攻撃力は元に戻り、装備されている《ガンフォックス》は破壊される」

《ブーストタイム》によって限界を超えた稼働を行った代償として火花を上げる銃を《C:Hシェイド》が上空に向けて投げ、それが花火のように砕け散る。

《C:Hシェイド》自身も疲れ果てたようにその場に倒れそうになるが、どこからか飛んできた《C:Hネオン》の車椅子に捕まり、引っ張られる形でフィールドにとどまり続けた。

 

ブレオ

手札2

LP500

場 なし

 

ヒイロ

手札3

LP3200

場 C:Hブレイブロッカー(《C:Hブレイブロッカー》の影響下) レベル6 攻撃2400

  C:Hシェイド(《C:Hブレイブロッカー》の影響下) レベル2 攻撃3600→1700

  伏せカード1

  

  デッキ残り枚数14

 

「はあはあ、やってくれるぜ…この俺が、ここまで追い込まれるなんてな…」

先ほどの一撃は本当に下手をするとクラッシュして終わると思ってしまうほどの一撃だった。

ここまで負けるのはトライ・ユニコーンのメンバーとなりえる決闘疾走者を探していたジャンとの決闘疾走以来だ。

残りライフ500、フィールドのモンスターなしで逆転するのは厳しいかもしれない。

だが、このまま負けることはトライ・ユニコーンとしての自分が許さない。

「最後まで付き合ってもらうぜ、俺の決闘疾走に!!俺のターン!!」

 

ブレオ

手札2→3

 

「俺は手札から魔法カード《精神操作》を発動!相手フィールドのモンスター1体のコントロールをターン終了時まで得る!俺は《ブレイブロッカー》のコントロールを得る!!」

上空に出現する異次元へのトンネルから伸びる複数本の糸が《C:Hブレイブロッカー》を捕まえ、ブレオのフィールドへと引きずり込んでいく。

「これで、《シェイド》の攻撃力はダウンだ!」

《C:Hブレイブロッカー》のコントロールが奪われたことで、車椅子が機能を停止してしまい、コースに転落する。

彼自身はそれから離れたことで、どうにか巻き込まれずに済んだものの、脆弱な姿をさらす羽目になってしまった。

 

C:Hシェイド レベル2 攻撃1700→900

 

「そして、俺は《ユニバード》を召喚!」

 

ユニバード レベル2 攻撃100

 

「《ユニバード》の効果。このカードと俺のフィールドのモンスター1体を除外し、除外したモンスターのレベルの合計以下のレベルを持つシンクロモンスター1体を特殊召喚する。もう1度現れろ、《ライトニング・トライコーン》!!」

《ユニバード》が飛び散らす羽根が生み出し異次元への渦の中に2体のモンスターが消えていき、《ライトニング・トライコーン》が再び姿を現す。

 

ライトニング・トライコーン レベル8 攻撃2800

 

「そして、このカードは俺の墓地に存在するユニコーンと名のつくモンスター1体を除外することで、手札から特殊召喚できる。俺は《ユニコーンの乙女》を除外し、《ユニコーンの守護者レオン》を特殊召喚!

金色の鬣と黒い毛皮を持つライオンがフィールドに現れると、《ライトニング・トライコーン》の前へと向かい、彼の盾になるかのように走り始める。

 

ユニコーンの守護者レオン レベル2 攻撃800(チューナー)

 

「レベル8の《ライトニング・トライコーン》にレベル2の《レオン》をチューニング!天翔ける雷の嵐よ、大地を砕き、現実と幻想の狭間を駆け抜けろ!シンクロ召喚!現れろ《サンダーストーム・ユニコーン》!!」

チューニングリングへと変化した《ユニコーンの守護者レオン》を潜り抜けた《ライトニング・トライコーン》が黒い雷雲へと変化し、スタジアムの上空へと包んでいく。

雷はコースに次々と落ち、フィールの影響で実体化し、コースを砕いていく。

「まさか…トライ・ユニコーン最大の切り札を、対ジャックの切り札をここで使うことになるとはな…!!」

だが、その切り札をジャックとの決闘疾走まで温存することさえ許されないほどの苛烈な戦いがD1GPにはある。

雷雲が貫き、コースに降り立つは6つの稲妻のマークが刻まれた漆黒の毛皮を持つ一角獣で、走っているだけでも稲妻が発生し続け、静電気がヒイロを襲う。

「くっ…!」

 

サンダーストーム・ユニコーン レベル10 攻撃3300

 

「《サンダーストーム・ユニコーン》の効果!このカードのシンクロ召喚に成功した時、お前は墓地の獣族シンクロモンスターたちの逆鱗に触れる!!」

雷雲から雷で構築された《ライトニング・トライコーン》と《ボルテック・バイコーン》が姿を現し、2体のシンクロモンスターの雷の幻影がヒイロに襲い掛かる。

「まずは獣族シンクロモンスター1体につき、800のダメージだ!」

「ぐうう…」

 

ヒイロ

LP3200→1600

 

「そして、墓地の獣族シンクロモンスターのレベルの合計と同じ数だけ、相手のデッキの上からカードを墓地へ送る!!《ボルテック・バイコーン》と《ライトニング・トライコーン》のレベルの合計は15。よって、お前の残りのデッキのカードすべてを墓地へ送る!」

雷の余波が襲い掛かり、デッキホルダーから吹き飛んでいくヒイロのカード。

周囲に飛び散るカードをヒイロは手にし、やむなく墓地へ落していく。

(ヒイロ選手!《サンダーストーム・ユニコーン》の効果でデッキをすべて失った!!次のターン、ドローフェイズに入った瞬間、ヒイロ選手の敗北が決まるーーー!!)

「そうだ、これで俺のターンを終えたと同時にお前の敗北が決まる!!」

「そう思うなら、このままターン終了を宣言するんだな」

敗北が確定といえる状況下であるにもかかわらず、平然とした様子を見せるヒイロ。

その様子を見るブレオの目に留まったのはヒイロの残っている伏せカードだ。

(あのカードは決闘疾走が始まってから一度も発動していないカード…。俺の攻撃に対しては一度も発動してこなかった。あの落ち着きようは…)

ブレオの脳裏に浮かぶ可能性、それはフリーチェーンで発動でき、ヒイロがこの窮地を打開できる可能性のあるカードである《貪欲な瓶》だ。

このカードがあれば、デッキのカードを4枚増やすことができる上にカードを1枚ドローできる。

それを発動された場合、墓地アドバンテージを与えすぎたことに対する大きな代償を支払うことになりかねない。

「俺は《ユニコーンの守護者レオン》をシンクロ素材とした《サンダーストーム・ユニコーン》の効果を発動!《レオン》をシンクロ素材とした《サンダーストーム・ユニコーン》は1ターンに1度、相手フィールドのセットされている魔法・罠カードを1枚破壊できる。その時、セットされているカードは発動できない!」

《サンダーストーム・ユニコーン》の角から放たれる獅子の姿を模した雷がヒイロの伏せカードに食らいつく。

雷が爆発するとともに伏せカードも道連れに消し飛ばされた。

 

破壊された伏せカード

・貪欲な瓶

 

「残念だったな、《貪欲な瓶》を発動できなくて!俺はこれでターンを…」

「メインフェイズ1終了前に、俺は墓地から罠カードを発動。《トランザクション・ロールバック》」

「何!?そのカードは…」

「ああ…お前の《サンダーストーム・ユニコーン》が墓地へ送ったカードだ。このカードは墓地から除外し、ライフを半分支払うことで、俺の墓地の通常罠カードの効果を発動できる。俺が発動するのは《貪欲な瓶》。このカードは墓地のカード5枚をデッキに戻し、デッキからカードを1枚ドローする」

 

ヒイロ

手札3→4

LP1600→800

 

墓地からデッキに戻ったカード

・C:Aアンデッドブレイカー

・代償の宝札

・魔法石の採掘

・C:Hネオン

・C:Hサイファー

 

「それがどうした!?これでお前の残りライフは800!そして、フィールドには攻撃力900の《シェイド》だけだ!これで蹴りをつけてやる!!いけ、《サンダーストーム・ユニコーン》!!《シェイド》を攻撃しろ!!」

嘶く《サンダーストーム・ユニコーン》が角に白い雷を宿して突撃を仕掛ける。

「俺は手札から罠カード《共鳴装着》を発動!このカードは俺のフィールドにシンクロモンスターが存在しない場合、手札から発動できる。俺のフィールドの装備カードが装備されていないC:H1体を対象に発動し、墓地のC:A1体を特殊召喚する。俺は墓地の《シノビラクーン》を特殊召喚する」

突撃する一角獣とあたふたする《C:Hシェイド》に割って入るように、《C:Aシノビラクーン》が姿を現す。

「そして、対象のモンスターと特殊召喚したモンスターを素材にシンクロ召喚を行う。レベル2の《シェイド》にレベル5の《シノビラクーン》をチューニング。大地を砕く獣の拳で我を通せ!シンクロ召喚!現れろ、《C:Hナックルドリーマー》!」

2体が緑色の風に包まれた後で、姿を現したのは《C:Aナックルベアー》の拳を両腕に装備し、胴体を大小の星の飾りがついたアーマーで身を包んだ男が飛び出してくる。

オレンジ色の髪のその男はフィールドに降り立つと同時に拳を打ち鳴らし、《サンダーストーム・ユニコーン》にケンカを売るように両脇を開いたり閉めたりして、鶏が羽ばたいているように動かした。

 

C:Hナックルドリーマー レベル7 攻撃2400

 

「《ナックルドリーマー》の効果。このカードがサイボーグカード以外の方法で特殊召喚されている場合、バトルフェイズ中に相手フィールドのモンスター1体を選択する。選択されたモンスターはこのターン、攻撃可能な場合は《ナックルドリーマー》を攻撃しなければならない」

《C:Hナックルドリーマー》の挑発に乗った《サンダーストーム・ユニコーン》が怒りと共に嘶き、ブレオの攻撃宣言を聞かずに突撃を仕掛ける。

「お、おい、待て!!《サンダーストーム・ユニコーン》!!」

「そして、《ナックルドリーマー》が相手モンスターと戦闘を行うとき、俺のフィールドのモンスターがこのカードのみの場合、ダメージステップ終了時まで攻撃力を戦闘を行う相手モンスターのレベル1つにつき200アップする。《サンダーストーム・ユニコーン》のレベルは10。よって、攻撃力を2000アップさせる」

アーマーに刻まれた星々が輝くとともに両拳に光が宿る。

そして、突っ込んでくる《サンダーストーム・ユニコーン》に向けて正拳突きの構えを見せる。

「くそおおおおおおおお!!!」

「いけ、《ナックルドリーマー》」

ドゴォと会場全体に響くほどの音が響くとともに《サンダーストーム・ユニコーン》は拳を受けたことで爆散する。

衝撃波を受けるブレオだが、大きくスピンした後でどうにか停車させ、クラッシュだけは免れていた。

 

ブレオ

LP500→0

 

純潔の宝札

通常魔法カード

(1):自分フィールドに「サンダー・ユニコーン」「ボルテック・バイコーン」「ライトニング・トライコーン」のいずれかのSモンスターが存在し、自分の手札の枚数が相手の手札よりも下回る場合に発動できる。自分はデッキからカードを2枚ドローする。

 

ユニコーンの乙女

レベル1 攻撃0 守備0 チューナー 光属性 魔法使い族

(1):このカードをS素材として獣族SモンスターのS召喚に成功したときに発動できる。このカードは装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。

(2):このカードの(1)の効果でこのカードを装備したモンスターが相手モンスターと戦闘を行うときに発動する。ターン終了時までその相手モンスターの効果を無効化し、攻撃力と守備力を元の数値に戻す。

(3):このカードを装備したモンスターが破壊されたことでこのカードが墓地へ送られたときに発動する。自分はデッキからカードを1枚ドローし、相手はデッキの一番上のカードを墓地へ送る。

 

乙女の口づけ

装備魔法カード

獣族Sモンスターのみ装備可能。

(1):このカードを装備したモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊したときに発動する。自分はデッキからカードを1枚ドローする。

(2):装備モンスターがフィールドから離れたことでこのカードが墓地へ送られたターン、自分が受ける戦闘および効果ダメージは半分となる。

 

サンダーストーム・ユニコーン

レベル10 攻撃3300 守備2900 シンクロ 光属性 獣族

獣族チューナー+チューナー以外の獣族Sモンスター1体以上

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードのS召喚に成功した時に発動する。自分の墓地に存在する獣族Sモンスター1体につき800のダメージを相手に与える。その後、自分の墓地に存在する獣族Sモンスターのレベルの合計と同じ枚数、相手はデッキの上からカードを墓地へ送る。デッキの枚数がレベルの合計を下回る場合、相手はデッキのカードをすべて墓地へ送る。

(2):S召喚したこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。墓地に存在する「サンダー・ユニコーン」、「ボルテック・バイコーン」、「ライトニング・トライコーン」Sモンスターを可能な限り自分フィールドに特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。この効果でモンスターを特殊召喚できなかった場合、墓地の「サンダーストーム・ユニコーン」以外の獣族モンスター1体を特殊召喚する。

 

ユニコーンの守護者レオン

レベル2 攻撃800 守備2000 チューナー・特殊召喚 光属性 獣族

このカードは自分の墓地に存在する「ユニコーン」モンスター1体を除外することで、手札から特殊召喚できる。

(1):このカードをS素材として獣族SモンスターのS召喚に成功した時、そのSモンスターは以下の効果を得る。

●1ターンに1度、相手フィールドにセットされている魔法・罠カード1枚を対象に発動できる。そのカードを破壊する。この効果の発動に対して、対象となっているカードの効果は発動できない。

 

C:Aナックルベアー

レベル4 攻撃1800 守備1300 チューナー 光属性 獣族

(1):自分メインフェイズ時、自分フィールドに存在する「C:H」1体を対象に発動できる。フィールド上に存在するこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。装備モンスターの攻撃力は1000アップする。また、装備モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊したときに発動する。破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。

(2):このカードが自分の「C:H」モンスターに装備されている場合に発動できる。このカードと装備モンスターを素材として「C:H」SモンスターのS召喚を行う。

(3):「サイボーグ」カードの効果によってこのカードを装備しているモンスターが攻撃したターン、自分の他のモンスターは攻撃できない。装備モンスターが攻撃を行ったターン終了時に発動する。装備されているこのカードをデッキに戻す。この効果は無効化できない。

 

C:Aビルドディアー

レベル2 攻撃1000 守備1000 チューナー 地属性 機械族

(1):自分メインフェイズ時、自分フィールドに存在する「C:H」1体を対象に発動できる。フィールド上に存在するこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。装備モンスターの攻撃力は1000アップする。また、1ターンに1度、自分の墓地に存在する「C:A」1体を除外することで発動できる。除外したモンスターの元々のレベルによって、以下の効果を得る。

●レベル1または2:1ターンの1度、相手フィールドに存在する特殊召喚されたモンスターの種類(儀式・融合・S・X・リンク)と同じ数まで自分フィールドに「C:Hビルダートークン」を特殊召喚する。この効果は1ターンに1度しか発動できない。

●レベル3または4:1ターンに1度、自分の墓地に存在する「サイボーグ」カード3枚をデッキに戻して発動できる。自分はデッキからカードを1枚ドローする。この効果は1ターンに1度しか発動できない。

●レベル5以上:1ターンに1度、墓地または除外されている自分の「サイボーグ」Sモンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。この効果は1ターンに1度しか発動できない。

(2):このカードが自分の「C:H」モンスターに装備されている場合に発動できる。このカードと装備モンスターを素材として「C:H」SモンスターのS召喚を行う。

(3):「サイボーグ」カードの効果によってこのカードが装備されている場合に発動できる。装備されているこのカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたこのカードの効果はターン終了時まで無効化される。

 

共鳴装着

通常罠カード

自分フィールドにSモンスターが存在しない場合、このカードは手札から発動できる。

(1):自分フィールドに存在する装備カードを装備していない「C:H」1体を対象に発動できる。墓地に存在する「C:A」1体を特殊召喚する。その後、対象のモンスターとこの効果で特殊召喚したモンスターのみを素材としてS召喚を行う。

 

C:Hナックルドリーマー

レベル7 攻撃2400 守備1000 シンクロ 光属性 戦士族

「C:A」チューナー+チューナー以外の「サイボーグ」モンスター1体以上

(1):このカードがS召喚またはS召喚以外の方法で特殊召喚に成功した時、その内容によって以下の効果を適用する。

●「サイボーグ」装備カードの効果によるS召喚:1ターンに1度、自分フィールドに存在する「サイボーグ」装備カードを装備しているモンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターはこのターン、1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。

●通常のS召喚もしくは「サイボーグ」装備カード以外のカード効果による特殊召喚:1ターンに1度、相手バトルフェイズ中、相手フィールドのモンスター1体を対象に発動できる。そのモンスターが守備表示の場合、攻撃表示に変更される。そのモンスターはこのターン、攻撃可能な場合はこのカードに攻撃しなければならない。

(2):S召喚したこのカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時からダメージ計算前までに発動できる。このカードの攻撃力は戦闘を行う相手モンスターのレベル、ランク×200アップする。戦闘を行う相手モンスターがリンクモンスターの場合、リンクマーカーの数×500アップする。この効果を発動したダメージステップ終了時、このカードは破壊される。

 

(決まったーーーー!!デッキ0枚からのまさかの逆転勝利!ダークホース、ヒイロ・リオニス選手壮絶な公式戦デビューだーーーーー!!!)

「ヒッヒッヒッ、招待状を渡した甲斐がありました」

薄暗いモニタールームの中で、ヒイロとブレオのデュエルを見たイェーガーが止まらぬ笑いを左手で顔ごと抑えようとする。

これはもちろん、彼の決闘疾走だけではない。

もっと面白い副産物が存在することだった。

「…ヒイロ、サイボーグ…なんで、なんであなたがいるの…??」

イェーガーの背後に存在する小さな黒い影。

影は抱きしめているぬいぐるみをグググと音が聞こえるほど握りしめていた。

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