【Limbus_Company】自囚人と創作キャラの創作物まとめ   作:彩花@clover

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溜まってるような溜まってないような忘れてたから上げるような
文豪とアルケミストとクロスオーバーあり


小話2(炳吾さんメイン)

しっかり者のサポート担当とサボり魔の戦闘員の話(リウ協会)

 

南部6課には仕事をほとんどしない足技だけを使う男がいた。

彼はまぁ、やる気がないというかやる気ないんだろうけど、なんというべきか、とある仕事以外は特にやる気を出さない。

それは自然破壊をするようなことにはしっかりとやる気を示す。

なんというか腹いせだろうか。とんでもないくらいのやる気を出す。

人相手にはそこまでやる気は出さないが、仕事と言われればしっかりとする。

そしてもう一人、戦闘は一切しないけれどサポートだけなら他の課に呼び出されることもある人がもう一人いる。

書類仕事とかをメインでやっているが、何かがあればしっかりとサポートをしっかりと行って他の課でも人気の高い人がいた。

 

「お?マリア。」

「……あぁ、炳吾さん、ですか。」

「書類仕事後か?」

「いえ、終わって提出してきたところです。」

 

普通の微笑みをしている。ふつうの男であればこの笑みでイチコロだろう。

だけども炳吾と呼ばれた男はこれに深い意味がないことを知っているため何も言わない。

というか、この女性が他人にそこまで興味が無い可能性がある。

なぜなら、彼女の顔が見えないというのは知っているから。

人の顔を認識できないという奇病に関しては知っているが、これは都市の技術で治ることはない。らしい。

いやまぁ確かに心の病を治すことなんて出来はしないというが。

 

「じゃあ今は何を?」

「そうですね。サボり魔さんの書類をきれいにしているところですね。」

「ぐ…。」

「冗談です。個人的なものをまとめているだけですよ。」

 

意外とさらっと冗談を言うのだ。

個人的なものをと言っていたのでのぞかせてもらった。どうやらそこには炎の火力の総評が書かれていた。

 

「…?」

「あぁ、これはどんなふうにサポートすればよいかをまとめているんです。」

「あんた真似だなぁ…。」

「元々、リウの炎は外的要因で増やすのはあまり良くないんですよ。火力調整はしっかりとです。」

 

確かに、外的要因で増やすと普段使っているよりも強くなりすぎる。

最悪身を滅ぼしかねない。だからこそ、その点にしっかりサポートをする方法を考えている。

だからこそ、実践でミスらないように事前に色々とやっているらしい。

 

「俺のサポートをするときは気をつけてるか?」

「いいえ。」

「おいこら。」

「だってあなたはそこまで気をつけなくてもしっかりと自分で調整できますでしょう?」

「…はは。」

 

否定できねぇなと思ってしまった。

だからこいつは割りと嫌いじゃねぇんだよなと思う炳吾であったそうな。

 

 

 

檻の中

 

少女は生まれてから外に自由に行くことなどできなかった。

それは何故か。簡単な話だ。

だって彼女は父親によって屋根裏の部屋に閉じ込められていた。

少女が持っていたのは、暇にならないよに絵をかける絵の具と白のキャンバスだけだ。

もちろん、食事はさせていた。だって死んでしまって自分が犯罪者になってしまっては意味がないと父親は考えたのかもしれない。

普通に虐待であるから見つかればどうなるかなんてわかり切っていることでは有るのだがな。

 

「……。」

「ねぇ、お父様。私…お友達がほしいの。」

 

この言葉に最も恐ろしさを父親は覚えた。

それはなぜかってそれは簡単だ。だって、この灰色の髪の美しい少女に教養なんて与えていない。

なのに、なぜそんな言葉が言えるのか。

父親はあまりの恐怖で彼女を殺そうとした。だけど彼女もそれなりに抵抗した。

そう、彼女は父親を殺してしまったのだ。何故かできてしまった。

 

「あら…?」

 

そこにあったのは、真っ赤なキャンバス。そして、父親の死んだ遺体があった。

少女は家から出ることはなく、その遺体と暮らしたらしい。

 

その少女の名前は【Maria Malebranche】その少女は父親を殺したが、その年齢は10にも満たない少女であったことから、

証拠不十分及び、年齢に対する殺害遂行能力に疑問の声があがった。

しかも彼女は空想の中に生きたとも言える現実と幻想とがしっかりと区別できたようにも思われなかった。

そのため彼女に精神的な疾患があったとして無実となった。

 

 

「……炳吾さん。」

「お?なんだ?」

「今度はこれを出すんですか?」

「おぉ。」

「……。ガラハドさん、その人を羽交い締めしてください。」

 

灰色の美しい髪の女性が色眼鏡をかけた青年に対してとても不服そうな顔をしている。

そして色々聞いた後に茶色の髪の青年。ガラハドに対してそう言い放った。

ガラハドはすぐにガッシリと羽交い締めして更に格闘技をしっかりとかけていた。

 

「これでよろしいですか、マリアさん。」

「はい。」

「いでででで…!おい、ガラハド!離せって!」

「へ、俺はマリアさんからの指示を受けてるからな。」

「この犬…!」

 

犬と言われて更に技をかける力が強くなる。

ちなみに、寝技をかけている。

 

「…これ、とある犯罪史に残る女性の話じゃないですか。しかもその人名前全然違うし。」

「そりゃお前、同じにしたらやばいだろ!」

「なんで、イメージを私にしてるんですか。」

「そりゃお前…俺の知ってる顔がきれいで整ってるのなんてお前くらいだからだろ!」

「…すごい嬉しくないです。」

「そりゃそうだろうな!はは!」

「続けてくださいガラハドさん。」

「ぐわぁああああ!!!」

 

その後大分時間をかけて直すように行ったが直す気は無いということだったので

関節を外して反省させてせめて名前を変えるということで納得した。

 

 

 

からっぽ

 

時々偶に俺は自分が空っぽな部分があってどうにもならないところがあることを自覚する。

それはそうだ。

だって俺は空っぽだ。その自覚は有るんだから。

だけども俺は俺の中でこれは解決してる。

 

「はぁ全く俺も厄介な所が有るもんだ。」

 

からっぽなのに俺は未だに孤独を恐れている。

アイツラを送ることが終わったら孤独に苛まれることがこんなにも偶に厄介になるなんてな。

そういう日はタバコを吸う。精神を落ち着かせて体の器に煙を突っ込む。

ほんのすこしだけ満たされた感覚になって安心感をえる。

 

「いつか辞めなきゃなって思ってるんだけどなぁ。薬物で病院突っ込まれたしな。」

 

独り言が少しずつ大きくなっていく。バスの中は一人でいる状態である。

ダンテは少しだけ部屋に戻るねと行って少しだけいてやるよといって居るのである。

少し肌寒い風がそう思わせるんだろう。上を着るかと思って上着を着る。

腕の部分は肌に近かったからかどこか温かみを感じる。

人肌に触れたわけではないのに、少し優しさを感じた。

 

「はぁ、俺が弱ってちゃ意味ねぇよな。」

 

頬をパンっとしてため息を吐いて空気を入れ直す。

空虚な自分の中に。そうしているとダンテが帰ってくる。

 

<あれ?炳吾、タバコ吸ってたの?>

「あぁ?まぁな。俺も一応軽く喫煙者なんだよ。」

<全然吸ってる姿見たことなかったよ。>

「まぁな。アイツラほど吸わねぇから。」

 

一日一本くらいしか吸わねぇからよ。と言った。

 

<炳吾は意外と見えないところで色々してるよね。>

「そぉかぁ?俺は一応見えるようにしてるつもりだぜ?それにあんたはみた、だろ?」

 

俺が空っぽであることを。

そのことをダンテには言わなかったけど理解はしたようすだ。

だけどもとダンテは続けた。

 

<炳吾は空っぽかもしれないけど、でも、人として人が好きだよね。>

「そりゃ、お前大好きだよ。堕ちる姿が最も好きだな!」

<なら、人が好きなことがあるからからっぽじゃないね。>

「……はは!暴論だな!」

 

全くこの管理人はこんな暴論を出してくれるなんてな。

…俺が駄目になるまでは付き合ってやるよ、ダンテ。

 

 

さくら出会う。(文豪とアルケミストとクロスオーバー:坂口安吾)

 

「あ?ここは……夢か?現実味がねぇから夢か。当たり前か。」

 

そこには紺色の髪で茶色に少しだけ橙の色を混ぜたような色眼鏡をしている黒いレザージャケットの青年がいた。腰には青の緩めのシャツ、ベルトは2種類あり、腰のシャツを動かさないようのものと、本を吊り下げるためのベルトの様子だ。黒いズボンを履いている。その男がいるのは辺り一面か真っ白な場所だ。少し歩くと真ん中に桜の木がある。大きな枝垂れ桜の木だ。

覚えしかない。そしてその桜の近くに紫がかった黒髪1本だけ結いている。色味が近しい色眼鏡をしている白のワイシャツにコートを腰に巻いている長身の青年がいた。その桜の木の近くで桜を眺めていた。

 

「よぉ、桜は綺麗か?」

「……まぁ、この桜は綺麗だな。それにこの桜1本だしな。」

「それもそうだな。……っと名乗ってなかったな。俺は坂口安吾。あんたは?」

「俺は炳吾だ。」

 

二人で桜を眺めていた。風は無いのに枝は揺れる。さすがに会話もしないのはつまらない。安吾は炳吾に対して口を開いた。

 

「なぁ、あんたはこの桜にどういう感情を抱く。」

「へぇ、じゃ、俺の後はあんたが答えてくれよ。」

「いいぜ。」

「俺は、孤独と後悔だな。」

 

ポツリと話始める。それは後悔の話。その桜は人を喰らった。友人を喰らった。助けようにも助けられなかった。自分の意思の弱さが招いた結果だった。

 

「仲間のおかげで遺体だけは回収して、弔った。」

「そいつは良かった。それが出来てなきゃ。………殴ってでも行かせるところだった。」

「ははっ、そいつは俺も同感だ。で?あんたは?」

「まぁ、似てるな。俺は孤独と憧れだな。」

 

話をする。それはある峠の山賊と、妖しく美しい残酷な女との幻想的な怪奇物語。冷たい虚空がはりつめているばかりの花吹雪の中の男が孤独を知る話だ。

これになりたかった。だけどなれなかった。堕落を知るには遅すぎだでも、少しでもそういう生き方をした。ひとりで置いていかれるのは。

 

「「やっぱり寂しいもんだな。」」

 

2人とも同時に言った。見合わせてハハッと笑う。そしてそこから2人はとても話があったのか話を始める。こんな話が好きだとか、こんな物語がいいだとか、次書くならこういうのとか。様々だった。

だが、楽しい時間というのは直ぐに去っていってしまうものだ。

 

「……もしかして、もう時間か?」

「みたいだな。」

 

2人はフッと笑うとこう告げた。

 

「「じゃあな、坂口安吾!偉大な落伍者になれよ!」」

 

そう2人は桜吹雪に包まれて消えていった。




檻の中の元ネタはサンホラぞ。
あと個人的にダンテの雑さ加減がすき。
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