【Limbus_Company】自囚人と創作キャラの創作物まとめ 作:彩花@clover
不明点などあればコメントや表紙のツイ垢にお願いします。
更新楽しみです。
今日は枝探しをするのではないらしく、とある人に会いに行くのだという。
なんでも普段はアフターチームに所属している人だから会う事はないはずなのだけど、
いかんせん一応チェックを行わないといけないのと幻想体についての報告書に一部文句があるという。
チェックとはというと、主に精神面とかのチェックらしい。
E.G.O装備に関しては完全とは言い切れず、
侵蝕をして敵味方関係なしに悪い効果を出してしまう事もあるからそれの調査を行う。
それとオーバークロックのそれも何か出てないかを確認するために検査をしたいという事で来いと言われたらしい。
あのヴェルギリウスに対して言ったらしいと聞いてバスのメンツがよく言えたなという顔をする。
<それでその…アフターチームの人の名前は?>
「彼女は、マリア・キュリーと言います。よほどの事がない限りは何も起こりませんが怒らせないでくださいね。」
<え…?>
「彼女は幻想体の研究者でもありながら毒を調合できる薬師でもあるんですから。」
その言葉にまた背筋から寒気がする。
そんな女性と会って平気なのかという気持ちがある。
目的地に到着してすぐに下車した。
目の前にそれなりの大きさの建物がある。かなりシンプルなつくりだ。
ファウストが社員証をかざすと扉が開く。すぐ目の前には椅子で眠っている女性が居る。
左側の髪が長く。右側はピンでとめている。後ろ髪はそのまま結んでおらず伸ばしっぱなし。
目は黒い瞳。形は丸く穏やかそうに見える。
白衣を着ており、他の服は全部黒。ファウストは声をかけた。
「…マリアさん。」
「んあ…。あぁ、もういらしたんですね…。ふあ…三日ぶりぐらいに寝たから変な気分だ…。」
「み、三日って…。」
「人間のギリギリに挑戦でもしてるのか…?」
三日も眠っていない事に驚愕するシンクレアと何とも言い難いという顔をするグレゴール。
いやでも、髪をそのままで眠っていたのかという顔もする囚人もいた。
ピンなど眠る時に邪魔だろうという顔をする。
「…あぁ、自己紹介をしますね。初めまして囚人さんたち。私はアフターチームのE.G.O開発担当のマリアです。」
<いや…本当にこの人なんだね…?>
「はい。その人がマリアさんです。」
「あぁ、あなたが管理人さんですね。」
と特段興味なさげに告げた。
あぁ、まぁよく考えたら同じ会社にいるのだから私がどういう存在かわかっているはずか。
ここで待っている様にいわれる。
さっきまで眠っていたので目を覚ましてくるのと、検査の準備をする為だと言う。
施設に他に人は居るのかと軽く見回るが他にいないように見える。
流石に他にいないのかというと。
「一応いますが、ほとんどここにはいません。常駐しているのは彼女だけです。」
<なんで?>
「基本的に彼女が幻想体に関しての管理方法を見つけるのと、E.G.O装備開発をしています。」
<一人で!?>
その通りですとさらっと告げてきた。
危険でなければエンケファリンを出すためのそれにしているらしい。
危険である場合は彼女が使う毒で眠らせていることもあるそうだ。
「はい、準備が完了したから1番の人からどうぞ入って下さい。」
「うむ…。」
一人一人行うらしくどんなふうに検査を行うのかと思い見せてもらってもいいのかな?と
ファウストに告げて聞いてもらった。
問題は無いけど邪魔だと判断したら追い出すと告げられた。
気が強いのか優しいのかどっちかにしてくれと思う。
「はい、ではイサンさん。資源はあるので自身のではなくお渡ししたE.G.Oを使ってください。」
「承知せり」
一つ一つやって行く。
まず発動が問題ないか、目の前の目標にしっかりと当てることが出来るのか。
いきなり使って精神面が問題ないかモニターしている。
パソコンに出ている文字だとか数字とかは何を意味するのか分からない。
だけども、彼女はわかっているからか何かキーボードでカタカタと打ち込んでいる。
「あぁ、ちょうどいいです。管理人さん。オーバークロックを試してもらっても?」
<!?>
「拒否権はないです。はよしてください。」
強制的に体を前に持っていかれてほら早くと言わんばかりにせっつかれる。
仕方なく私はそれを行った。オーバークロック。それは強制的に侵蝕状態にしてそれを制御する物だ。
しかも他にも言うのであれば、資源をかなり使う。
資源が足りなければ暴走する。あまり囚人たちからもよほどの事がない限りは使わないでと言われているものだ。
今回は資源は問題無いし、検査だからとせっつかれている。
後で文句言われそうだが…。特にヒースクリフあたりに。
イサンが終わって次はファウスト。その次とやって行く。
良秀が意外と何も言わずにさらっとやったのは炎だからだろうか。
ただ、ヒースクリフがしっかりと問題を起こした。
「てめぇ!無理にあれするなって言っただろうが!」
<ま、まぁ、その検査だから!>
「ふっざけんな!」
「あぁ、もう、うるさいですね。」
彼女は何かを取り出してヒースクリフに向かって投げる。
バッドを持っていた為それで弾けばものを手に握った。
「あぁ?なんだこれ…刃物…?いやでも刃がねぇな…。」
「あ、管理人さん巻き戻す準備お願いしますね。」
<え?>
彼女はヒースクリフを蹴りだして何かを回収した。
取っ手部分ある、刃物に見えないものを手に持っていた。
「て、めぇ!何しやがる!」
「はぁ…いい?あなたたちが協力的じゃないと検査が出来ないので、使っても問題ないかあるかをしっかりと調べるためにやってんです。」
「だからって…!が…ごほっ!」
食って掛かろうとしたヒースクリフがその場に崩れ落ちる。
そう言えば、ファウストがここに入る前に…。あ。
<毒…!>
「あ”ぁ?…ど…くぅ?」
「…?あぁ、管理人さんが理解したんだ。そうです、それには猛毒を仕込んでいるので、死にますね。はい。次の人検査します。」
いつの間にかヒースクリフが死んでいる。それを時を戻して治す。
イシュメールはいつの間にか入って検査を受けていた。
そして順番通りに全て終わらせた。ヒースクリフがは機嫌がかなり悪そうではあったが。
部屋の奥からクッキーのそれを持ってきた。
「皆さん検査お疲れ様でした。よかったら食べてくださいな。」
「…これにも毒とか…?」
「入れる訳ないじゃないですか。」
ひょいっと食べる。そのまま外に向かいヴェルギリウス達にもふるまってくると言っていた。
平然としているから問題ないだろうという事で食べ始める囚人たち。
ただ私は食べれないから眺めているだけにした。
クッキーは普通においしいらしくもぐもぐと食べている。
すぐに戻ってきた。手に持っていたものはしっかりと無くなっている。
問題なく渡せたのだろう。
「あぁ、しっかりと結果と言いたいところですが、一部しっかりと幻想体とねじれの事をかけていない人が居たのでこの場で聞きます。良いですね?」
「は、なんでそんな面倒な。」
「…わかりました。ヒースクリフさんのE.G.Oだけ負担の大きい物にします。」
「あぁ!?」
これは逆ギレだ。彼女のそれは一切悪くない。
先ほどの刃物らしきものが出て来てヒースクリフは仕方なく引き下がった。
どうやら問題があったのは幻想体の攻撃方法を書いていない人が居たらしく
その辺を詳しくと言ったところだった。
攻撃手段とかもしっかりと記載してもらわないと今収容している幻想体が脱出した時困るだろうと。
さらっと告げていた。いやその通りなのだが。
全部聞いて書類にまとめてありがとうございますと告げていた。
っとそうだと言ってすぐに奥の部屋に引っ込んだ。
すると私宛に書類を見せてきた。どうやら先ほどの検査の結果らしい。
どんなふうになっているのかとかこれの使い過ぎには注意とか書かれていた。すごくわかりやすい書類だ。
「さて、今日はもう終わりです。長々とありがとうございました。」
「はい。ではバスに戻りますか。」
「あぁ、そうだ。管理人さん。」
<?>
呼び止められて振り向く。
「E.G.Oはただの兵器ではありません。その所を理解して使ってくださいね。
……
囚人の所が別の言葉に聞こえた気がしたが、こくりと頷く。
それを肯定と受け取ってもらえた様子でにっこりとした笑顔で見送られた。