ガンダムビルドダイバーズ:Virtual Warriors   作:犬和

18 / 24
こんにちは!ヤマトⅢです!
今回は新しい話の幕開けです!


第十八話 強化合宿

ネル救出作戦が終わり数日がたった。

狐「この時を待ってたで・・・!」

和人達は合宿所に行くためのバスに乗っていた。

和人「修学旅行兼強化合宿だからね~、がんばりながら楽しまないと。」

そう言いながら和人はアオと一緒にお菓子を食べた。

柴代「・・・」

柴代は下を向いたままであった。

狐「どしたん、調子悪いん?」

柴代「あぁいや、何でもない・・・ほんとに・・・」

三人「?」

和人達は頭を傾げた。

 

その後、合宿所に着き、ホールのような場所で凪から説明を受けていた。

凪「・・・ということでここで三週間、校内大会に向けて訓練をするぞ。もちろん観光もす

  る予定だ。今日はとりあえず荷物を部屋にまとめた者から自由にしていいぞ。」

話が終わると、和人達は荷物を持って自分たちの部屋に置き、ガンプラを取り出してGPDのある場所に移動していた。

和人「そういえば、この前救出したネルって子大丈夫かな?」

柴代「今はちゃんと保護されてGBNを楽しんでるみたいだ。暴走の危険は全然無いらし

   い。」

狐「良かったな~ちゃんと保護されて。」

そんな話しをしていると、曲がり角で雅と会った。

和人「あ、雅!」

雅「お、おう。お前か・・・」

葵はほんの少し警戒しながら雅を見た。

雅「・・・あの時、試験中お前達に余計な行動してすまなかった!」

雅は和人達に深く頭を下げた。

和人「ど、どうしたの?急に・・・」

雅「初めて会った時いきなり和人を襲った上、その負け惜しみで試験中に奇襲をかけたか

  ら・・・」

雅は和人達に真剣な眼差しで見つめた。

雅「でも、和人のお陰で気づけたんだ・・・俺は負けるのが怖くて自分より下のヤツばっか

  り狙っていた。でもお前に負けたことで気づけた・・・負けたお陰で気づける事があ

  るって・・・」

和人「そうなんだ・・・それであの時僕を助けてくれたんだね。」

ネル救出作戦時、アストレリチアに攻撃しようとしたのは雅が必死に受け流したからである。

雅「そこで折り入ってお願いがあるんだが・・・俺ともう一回バトルしないか?」

和人「あ、いいよ〜。リベンジマッチってことだね〜。」

雅「!よし・・・次は負けないからな!」

和人「こっちだって手は抜かないよ・・・!」

そう言いながら向こうに行ってしまった。

狐「・・・相変わらず和人はお人好しやな〜」

葵「心配になるくらいだけど・・・」

その後和人達はガンプラバトルに没頭した。

 

お風呂にて・・・

 

狐「あ~、いい湯やなぁ・・・」

合宿に来た生徒全員が男女に別れて温泉に入っていた。今は露天風呂に浸かっていた。

葵「・・・」

葵は狐の胸をじっと見つめていた。

狐「ん?どした?」

葵「スゥーい、いや、うん、なんでもな、いや?スゥーうん、うん、大丈夫・・・」

葵は顔を反らした。内心焦っていた。

狐「(何が大丈夫なん・・・?)あ、そういえば気になったんやけど葵って和人のことどう

  思っ取るんW?」

葵「うぇ!?いや、えっとその・・・」

狐「お?なんやこの乙女め〜W」

狐は笑いながら葵の肩を肘でつついた。

葵「そんなこと・・・うぅ〜・・・」

 

一方その頃和人達は・・・

 

和人「まさか露天風呂があるなんてね〜びっくりしたよ〜。」

頭に畳んだタオルを置いた和人は肩まで温泉に浸かっていた。柴代はメガネを岩に置き、風呂の縁に体を前にして両腕を乗っけて浸かっている。

柴代「だな。大体こういうのって室内が多いからな・・・ん?」

女湯と男湯を仕切る壁の方を向くと、一人の男子生徒が登ろうとしている。

「ここを登れば・・・!フッフッ・・・」

だが男子生徒の肩に手が置かれた。

和人「何をしているのかな?」

和人がとても不気味な笑みを浮かべている。

「ヒィィ!」

和人「覗きは良くないよ?君・・・」

何故かは知らないが和人の後ろに鬼のような何かが見えた。

柴代(あいつ怒るとあぁいう風になるんだな・・・)

いつもフワフワした雰囲気の和人と真反対の行動にほとんどの男子が青ざめてしまった。

和人「ごめんごめん、取り乱しちゃった〜。」

柴代「お、おう・・・」

すると奥のドアが開いた。

凪「まだまだ入ってるな・・・」

和人「あ、先生!」

凪は和人と柴代の反対側に浸かった。

柴代「先生も入るんですね・・・」

凪「先生も人間だ。風呂にだって入るさ・・・で、和人に聞きたいんだが、お前最近GBNで

  舞菜みたいに覚醒したか?」

和人「ど、どうして先生がそれを・・・?」

和人は少し驚いた。

凪「最近のお前の機体・・・アストレリチアに結構な負担がかかってると思ってな。動いて

  いるとこを見ると、お前の機体から関節から火花が飛んでるぞ。このままじゃ試合中

  に最悪爆散することになる。」

柴代「それほど負担がデカいのか・・・」

凪「だからそうなる前に機体を強化しとけ。あの機体ならある程度の強化で大丈夫だ。後

  はシステムを最大限出せるように強化すればいい。」

和人「わかりました〜。」

 

時雨高校のジャージを着て髪を結んでいた和人は部屋にあるベランダに机を置き、その上でアストレリチアを改造していた。

和人(・・・よし、腕部と頭部の調整は終わり、後は脚部とスラスター系かな〜・・・)

すると後ろから柴代が近づいてきた。

柴代「アストレリチアの改造か?」

和人「あ、柴代。そうだよ〜空が綺麗だから外でやろうと思ってね〜。」

柴代は近くの椅子に座った。

和人「柴代、ここに来るまで何か隠してない?」

柴代「いや・・・そんなことない。」

和人「話せないなら無理に話さなくても大丈夫だよ。」

柴代は少し黙ったあと、口を開き始めた。

柴代「・・・怖いんだ。」

和人「・・・?」

柴代「俺はまた嫌われるんじゃないかって・・・」

柴代は下を向いたまま話し続けた。

柴代「俺は生まれた頃から力が強かった・・・親はそんな俺を嫌っていなかった、白神も同

   様にな。だが、俺が小一だった時・・・一人のクラスメイトが地震で倒れタンスに下

   敷きになりそうになった時、俺が間に入ってそいつを助けたんだ。だけど・・・他の

   クラスメイトも助けたそいつも俺のことを口を揃えてこう言った・・・「怪物」っ

   て・・・そしていつも一人だった・・・。」

柴代の目には小さな涙が出ていた。

柴代「・・・あの時、お前に「チームに入って欲しい。」って時、俺は少し怖かったん

   だ・・・でもお前の優しさに甘えてチームに入ったんだ・・・でも、気づいてないだ

   けで、俺はもしかしたら和人達に迷惑を・・・」

和人「そんなことないよ。」

和人は柴代の目を見て優しい声で語りかけた。

和人「柴代はその子を助けたんでしょ?それなら柴代は悪くないよ。むしろ助けたその子に

   も問題があると思うんだ。それに、柴代がいなかったらやられてた試合とかはいっぱ

   いあったよ。だから、自分を責めないでよ。柴代は何も悪くないんだから・・・」

柴代「・・・ありがとう、本当に・・・」

柴代は涙をジャージで拭いた。

 

それをこっそり後ろから葵と狐が見ていた。

狐「柴代辛かったな〜・・・」

狐は涙を滝のように流した。

葵「・・・ハンカチ使う?」

狐「使わせてもらうわ・・・」

狐はハンカチで涙を拭った。

 

白神達の部屋にて

 

白神「・・・アチッ。」

白神は部屋にある椅子に座ってテーブルにあるお茶を飲んで舌を火傷した。

梓「ちゃんと冷ましてからお飲みください・・・それで話は戻しますが、白神様は何かガン

  プラの改造をしましたか?」

白神「したよ。特にスラスター系を、ね。GN粒子を効率よく噴射できる装置を取り付けた

   よ。」

白神と梓が話している間、萌菜は畳で寝ており、隣には天は隣で見守っていた。

 

 

To Be Continued・・・




どうでしたでしょうか?
柴代の過去を書いたところで今回は終わりです!
では、次回お会いしましょ〜
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。