ガンダムビルドダイバーズ:Virtual Warriors 作:犬和
出かける支度を終え、玄関を出る。先ほどのニュースによると午後は雨になるのだが、今はさほど雨が降りそうな雰囲気はないほど晴れていた。そんなことを考えているとき、眼の前に青髪の少女が視界に入った。
葵「あ、和人おはよう」
彼女こそが先ほどメールをした張本人である
和人「おはよ~。それで、さっき言ってた行きたい場所って?」
葵「実はアサギ模型店*1が設立記念で大会を開くらしいの。ほら、あと数日もしたら私達時雨高校の第二次試験受けるでしょ?だからその大会で色々学べるかと思って・・・」
アサギ模型店
和人たちが住む場所から歩いて20分ほどでつく大型のショッピングモール。他のショッピングモールとは比べ物にならないほどのサイズを誇る。それが設立されてから今年でちょうど40年らしい。
和人「そういえばチラシにそんなの書いてた気がする、確かに機体は作ったは作ったで一回も動かしてないしちょうどいいかも」
頭の中で制作した機体を操る姿を作り出そうとしても、全く想像できない。少し不安な気持ちを抱いたまま、二人はショッピングモールを目指して歩く始めた。
20分後・・・
和人「なんはひろひろほうひょくはれてるね。(なんか色々装飾されているね。)」
先ほどキッチンカーで買ったクレープを咥えながら指を指す。入口の左右には「設立40周年感謝祭!」という縦がけの旗の他にも華やかな装飾がされている。
葵「口にクリーム付いてるよ・・・人も多いだろうし入ろう。」
中に入ると大勢の人間がカウンター前で待機していた。
和人「めちゃくちゃ人いるね。」
葵「今回の景品はすごいって聞いたし、それが関係してるのかも。」
二人はカウンターに向かい、参加の手続きをしようとする。
店員「申し訳ありません、参加可能人数は残り一人となっております。」
葵「そんな・・・」
和人「ん〜、葵このイベントに参加したかったよね。それなら葵が行ってきたら?」
葵「確かに参加したいけど・・・でも和人まだガンプラバトルやったことないでしょ?初めてで大会に出させるのもアレだけど・・・」
和人「確かに・・・それじゃあお言葉に甘えるよ。」
店員さん「では、こちらにサインを。」
店員に指示された通りにサインを終える・・・と同時になにかに射抜かれるような、強いプレッシャーを感じた。
和人(なに今の・・・?)
後ろを振り返り人混みを眺める。様々な人がいる中で一人独特な雰囲気を醸し出した少年がいた。その少年の髪は周りの参加者とは違い白髪だったのだ。それも、どんな光も反射してしまいそうな程に。
和人「誰・・・?」
和人がそう独り言を呟くと同時に白髪の少年の口元が笑みを溢し、人混みの中に消えていった。
葵「・・・和人?」
和人「あーえと・・・なんでもないよ。(誰だったんだろう・・・?)」
司会者「ladies and gentlemen!ようこそ!アサギ模型店へ!今回集まってもらったのは他でもありません!今日はこのアサギ模型店の設立40周年!これを記念して、GBD*2を用いてバトルロワイヤル方式の大会を開催いたします!」
参加者や観戦者の拍手が店内に響き渡る。
司会者「では早速、ガンプラバトルの準備をお願いします!」
司会者の掛け声とともに参加や全員が台にそれぞれセッティングしていく。
和人「ここにガンプラをセットするんだよね?」
葵にそう聞きながら台にガンプラを置いた。そのガンプラのフレームは黒く、しかし肝心の装甲は対象的に純白だった。背面につけられたバックパックはとても大きい。
葵「それアストレイ?」
和人「うん。機動性も運動性もいいし、何よりかっこいい!」
葵「まぁ大体そうだよね・・・名前はどんな名前にしたの?」
和人「名前はね〜・・・」
和人は改めて自分の機体を見直して考えた。
和人「・・・黒色だし、ガンダム・アストレイ「ブラックフレーム」かなぁ」
そう言いながら台に設置されたコントローラーを眺める。そのコントローラーはまさにガンダム作中のコックピットのスティック型のコントローラーそのものであった。緊張で震える手でコントローラーを握り、前後左右に動かしてみる。
和人「これがGPD・・・本当に
司会者「準備はいいですか!?では皆さん!お約束の言葉で出撃してください!」
和人は高鳴る心を深呼吸で抑え込み、画面に表示された進行方向を見る。
和人「黒大 和人!アストレイ、いきます!」
台のにセットされたアストレイが浮き上がり、台のフィールドの中に入っていった。が発射される。
戦場は宇宙(そら)・・・
葵「来るときに教えた操作方法ことは覚えてるよね?」
横から葵に語りかけられる。ルール上、参加者の機体の状態確認や敵機の分析は別の人間に任せることができる。
和人「大丈夫・・・だと思う・・・!」
慣れない操作に苦戦しながらなんとか動かす。流石に始めてで宇宙はだめだったか、と葵が後悔し始めたその時。
ズキュゥゥン!
アストレイの上空からビームの一線が飛来する。
和人「うわっ!」
偶然上を見ていたアストレイがデスティニーのシールドを構え、反動で仰け反りながらもビームを相殺し。た
葵「大丈夫!?」
和人「だ、大丈夫、今のビームの色・・・」
???「チッ、避けたか・・・」
ビームが飛来した上空から、一機の白いMSが接近してくる。
和人「あのMS(モビルスーツ)は・・・」
その機体は
雅「俺の名前は上田 雅(うえだ まさ)!ここらで最強の男だ!今からお前を倒してポイントを稼がせてもらうぞ!」
和人「最強の男・・・」
そう言いながらアストレイを動かして牽制撃ちをする。
葵「和人!この人、戦績もいい方だよ!注意して!」
雅「へっ!もう遅い!」
そう言いながら雅のフリーダムの腰からプロビデンスのビーム・ライフルを取り出し、狙いを定めた。
雅「ここだ!」
ビーム・ライフルの音が鳴り響く。
和人「くっ・・・!」
間一髪でビームを回避した。だが安心もつかの間、その間もビームを打ち続けられる。
雅「おいおいどうしたぁ!?この程度かぁ!?」
和人(ここじゃない・・・!)
葵「和人!避けて!」
雅「そろそろ落ちろぉ!」
ビームがアストレイに直撃し煙幕が出る。
葵「そんな・・・」
雅「へっ、所詮初心者だ。この俺に勝てるわけないだろ!やっぱり初心者狩りが一番楽だな
・・・それじゃあ次のポイントを・・・あ?」
煙幕が晴れるとそこにはシールドしかなかった。
雅「っ!あいつはどこだ!?」
雅が探していると上に違和感を感じんた。
雅「!まさか・・・!?」
上を見るとそこには和人のヴォワチュール・リュミエールを発動したアストレイがアロンダイト持って上段の構えをしていた。
葵「和人!」
アロンダイトを振りかざすが雅は間一髪で避ける。
雅「っ!なんなんだよ、お前は・・・!!」
和人「僕?僕は・・・」
雅「や、やめろぉぉーー!」
アロンダイトを構え直したアストレイがフリーダムに突進しアロンダイトがフリーダムを両断する。
和人「ただの初心者だよ!」
雅「クソがぁぁぁぁぁぁぁ!!」
雅のMSが爆発する。
葵「よく倒したね!あの人、戦績もそこそこなのに・・・」
和人「いやぁ〜こっちも隙を伺ってたからね〜。さて残りのプレイヤー人数は6人・・・
「6人」・・・?最高キル数・・・22機・・・!?」
葵「22機・・・!?参加者のほとんど撃墜してるの・・・!?」
その時、アストレイの目の前にいるMS3機がいた。だが次の瞬間、一筋の光が見えると同時に気がつくと目の前にいたMSはもう撃墜されていた。
和人(どこに・・・!?)
???「ここだよ。」
後ろから通信で話しかけられる。
和人「ッ!?」
後ろを向くと同時にライフルを構えるがそこには何もいない。
???「ここ」
アストレイがもう一度後ろを向くと肩のバインダーがないダブルオークアンタがいた。
和人「誰・・・?」
???「ごめんね、自己紹介忘れてたよ。」
通信で顔が写し出されるそこには先程の白髪に黄色の猫のような瞳をした同い年くらいの少年がいた。
白神「僕の名前は白神(はくしん)ていうんだ。よろしくね。」
少年・・・白神のMSの瞳が光ったような気がした・・・
To Be Continued・・・
いかがでしたでしょうか?まだまだ始めたてなものでわかりにくいところがあるかもしれません・・・それと主人公機のアストレイブラックフレームですが、調べてみると作っておられる方がいます・・・その方のものとは違いますのでご注意下さい・・・
その他なにかありましたら感想で伝えてもらえるありがたいです!