この教室にはサイコキラーがいます。   作:イナバ

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第二話

 

 事前に覚悟していたことではあるが、五月一日は一年のクラスを持つ教師にとって、最も辛い日の一つである。

 この日、ようやく新入生たちはSシステムの全貌を知らされる。

 初月に配られた10万円相当のポイントが、初めて学校の評価によって変動するのだ。といっても、健全で善良な学校生活を行う事は大前提なので、基本的にここでポイントが上がることはない。4月の生活をクラス単位で評価され、それによって支給額が減らされることになる。

 

 Cクラスは五月のcl(クラスポイント)が490。そのため、生徒個人個人に支給されるのは、そこから×100された4万9千ポイントとなる。これが今月以降、毎月続く。

 

 平時なら高校生で毎月5万弱のお小遣いが貰えるだけで贅沢というものだが、10万ポイントという先入観がある手前、生徒たちには受け入れがたいものがあるのだろう。

 

「何でポイントが減ってるんだよ!」

「買いたいゲームあったのに~! これじゃ足りないよ!」

「なんとかしてよ、ハスミ―ン!!」

 

 早朝のホームルームで蓮実を待ち構えていたのは、生徒からの不平不満だった。

 

「Be Cool! 君たち、これに懲りたら普段の行いを考え直すんだな。そうすれば、これ以上ポイントが減ることはない。むしろ5万も残せて、凄いじゃないか!」

 

 対した成果も出さず、入学金も払うことなく現時点でそれだけのポイントを与えられているのだから、得しかない現状のはずだが、子供の欲とは際限がない。どこまでもダダをこねる生徒たちに、蓮見は辟易とする。

 もちろん、全く動じていない生徒もいたが。

 メガネと鷲鼻が特徴的な金田悟に、普段から口数の少ない椎名ひより、平静を欠伸をする龍園翔。仲でも龍園は、動揺するどこか楽しそうにくつくつと笑みを浮かべていた。

 

「……クク、テメェが言ってたのは、こういうことか」

「お前は分かっていたんじゃないか、翔?」

「まーな」

 

 蓮見が与えたヒントから、現在の状況を連想するのは難しくもない話だったはずだ。

 

「えっ、龍園さんにはこうなることは分かってたんですか!?」

「黙ってろ、石崎。俺には俺で考えてることがあるんだよ。今は様子見っつーことだ」

 

 言って、挑発するような視線が蓮実に突き刺さった。

 

「とにかく! 生活態度を改める良い機会だ! これからはクラス一丸となって、失ったポイントを取り返せるように頑張ろう!」

「えっ、ポイントって上げることも出来るの?」

「勿論だ。下がることもあれば上がることもあるだろう。どうすれば上がるか、までは教えられないけどね」

 

 学校は生徒だけでなく、教室内での教師のことも監視している。

 クラスをより良く導くことが出来た者には特別ボーナスが出るという話も聞いた。蓮見にとってはさほど興味のない話だったが、言動には気を付けなければならない。何が原因で理事長から諫言が入るか知れたものではない。

 ……つくづく、面倒な学校だ。職選びを間違えたか……と蓮実は舌打ちを堪えるのに必死だった。

 

「ちなみに、この学校は卒業生の進路を100%を保証すると謳っているが、その恩恵にあやかれるのはAクラスだけだ。クラスポイントがあがれば、クラス序列も上がるから、みんな頑張って──」

『──はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!?』

 

 やかましい! と出かかった言葉は何とか飲み干すことに成功した。

 

 

 

 × × ×

 

 

 

 蓮見はやっとの思いで職員室に帰還した。

 

「やれやれ……」

 

 年よりのような重々しい声が漏れてしまう。

 

「やっぱり大変でしたか~? Cクラスは」

 

 苦笑交じりにBクラス担任の星之宮教諭が話しかけてきた。

 茶柱教諭も相当の美形だが、星之宮もそれに負けず劣らずの端正な顔立ちである。スリムで煽情的な体形は、雄としてそそられるものすら感じてしまう。本人が自覚していたかどうかは定かではないが、皮肉のようなニュアンスを感じ取れる言葉であっても、全く不快感はなかった。

 

「毎年この日、一年のCクラスとDクラスの担当になった先生は、大体似たような反応をします」

「と、言いますと……?」

「『何でポイントが減額されてるんだ~』って文句の嵐、大変だったでしょう?」

「ああ、なるほど」

 

 やはり下位になるべく編成されたクラスは、一年度の初期ほど大変らしい。言われてみれば、想像に難くない光景だ。

 そもそも秘密主義の学校が悪いのだ、と蓮実は悪態をつく。誰だって、素行が悪ければポイントが減ると知れば、自然と態度を好転させていく。にも関わらず、まるで騙し討ちをするかのように、黙って評価を下し、黙ってポイントを減らされたのでは、文句を言いたくなる子供心は理解できた。

 

「毎年とおっしゃいましたけど、星之宮先生はこの学校に来て長いんですか?」

「あら、嬉しいな~。蓮見先生、私に興味あるんだ」

「ないと言えば嘘になりますね」

 

 美しい女性と親しくなりたいと願うのは、全男子の性だ。抗えるものではないし、抗おうとも思わない。

 

「何年になるのかな~、佐枝ちゃんと一緒だから、6……いや7年……?」

 

 星之宮教諭は肌の張りの良さから推察するに、間違いなく20代後半から30代前半といった年代だろう。大学卒業と共に教員採用試験に受かったとして、7年在籍しているなら現在は29歳だろうか。

 即座に相手の年齢を逆算した蓮実は、値踏みするように続けた。

 

「佐枝ちゃんと言うと、茶柱先生……?」

「そーそー。もう学生時代からず~っと仲良しの同期なんです!」

「へぇ」

 

 茶柱が星之宮と仲睦ましげに話している所は見たことがない。蓮見は意外そうに唸った。

 いいや、二人が接している所なら一度だけあったか。抱き着くようによりかかった星之宮教諭を、半ば殴るように押しのけていた。最初は不仲を疑っていたが、旧知の間柄というなら、あれだけドライな対応な場合もあるだろう。

 

「同期で、なおかつ同じ学校で勤務か……もしかして出身校も?」

「そうよ。同じ。ていうか、ここなの」

「ほう、それは凄い!」

 

 運命めいたものを感じなくもなかった。

 

「でもサエちゃん最近は元気なくって、ちょっと距離を感じてるんですよね」

「そうですかね。確かに快活ではない方だとは思うけど」

「ちょっと前までは、今より多少元気だったのよ。でもなんでかなぁ、()()()()()()()()()()()()()()()()15%くらいテンション落ちたんだよね」

「……それって理由は明らかでは?」

 

 Dクラスには問題児が多い。その実情を目の当たりにして、茶柱教諭はこれからの数年間を嘆いたのだろう。基本的に転勤のない学校であるため、職を辞さない限りは今の生徒たちを3年抱えることになる。

 蓮実のCクラスも大概だが、茶柱のDクラスは群を抜いて酷い。今朝発表されたクラスポイントも、歴代初のゼロを記録したとのことだ。

 

「でもねでもね、蓮見先生と話してる時は、サエちゃんテンション8%くらい上がってるんですよ」

「さっきから、やけに数値が具体的ですね……」

「それだけよく見てるから。てゆーかもしかしてあの子、本気で蓮見先生のこと気に入ってたりして」

「無駄口を叩く暇があれば、一コマ目の準備をするんだな」

 

 茶柱はぶっきらぼうに、資料を机の上に投げうつと、いつにも増して剣呑な様子で席についた。

 

「おはようございます、茶柱先生」

「どうも」

 

 そのやり取りから、話しかけられたくない空気を察する蓮実だったが、星之宮は気にせず同じテンションで話し続ける。

 

「おっはー、サエちゃん。今朝のDクラスはどうだった?」

「やかましいな」

「だよね~! 口論の様子がうちの教室まで聞こえてきたもん!」

「お前のことだ」

「え、ひっど。もしかして蓮実先生のこと取られそうで、嫉妬してる?」

 

 ここまで来ると、星之宮の言動は、もはや無自覚とは思えなかった。

 茶柱教諭は心底呆れたような顔を繕うと、引き出しからセブンスターを取り出して、黙ったまま職員室から出て行ってしまった。

 

「あらー、嫌われちゃったかな」

「茶柱先生、やっぱり自分のクラスのこと気にしているのかな」

「まあ、多少なりともコンプレックスなのかもしれないわね。同期の私がBクラスなわけですし」

 

 気持ちは分からなくもなかった。教師という職にも、人事評価制度というものはある。指導能力や成果が優れていれば、給与にも反映され、昇進や配置部署も変わってくる。

 この学校では生徒個々人の成績はもちろん、卒業時のクラスランクが最も重要である。ただでさえ生徒の質が悪いDクラスの上、茶柱教諭のあの性格だ。クラスポイントが底をついたとなれば、彼女が教育へのモチベーションを失ったとしても不思議ではない。

 

 もしも自分が彼女の立場なら、と考えてみる。

 蓮見はあまりの心痛に眩暈がしそうになった。自分がDクラスなら、茶柱よりずっと折り合い良く生徒と付き合う自信はある。しかし、きっと一ヵ月と耐えられないだろう。

 教員の能力ではなく、生徒の能力を通じて、教員の評価を下すなど。全く合理的だとは思えない。

 

「もしよければ、サエちゃんのこと気にかけてあげてくださいね」

「え?」

「強がってはいるけど、きっといつも寂しがってると思いますから」

「そういうのは、むしろ星之宮先生の方が適任じゃないかな」

「いいえ。私は多分、サエちゃんに好かれてないから」

「……そんなこと、どうして」

「私、一コマ目の準備してきますね」

 

 星之宮は去り際になっても、花のような笑みを絶やさなかった。

 女の一番の笑顔は化粧と言うが、あそこまで徹底していると、美貌を際立たせるどころか、素顔を執拗に隠しているような気さえしてくる。

 疑いすぎだろうか。しかし、茶柱と星之宮がただの親友であるという認識は、鵜呑みにすべきではないだろう。蓮見はそう結論付けて、自分の作業に取り掛かった。

 

 

 × × ×

 

 

 蓮見聖夜の英語の授業は評判が良かった。

 耳に溶け込むように心地よい抑揚を付けながらも、程よい緊張感を共生させ、生徒たちを常に情報の波に晒し続ける。これによって、受けるだけで、新しい単語を4、5個を覚えられる授業として知られていた。

 

 生徒たちの気が最も緩み、授業があれていた4月中頃であっても、蓮見の授業をサボるような生徒はいなかった。5月になり、生徒たちの気が最も引き締まっている今なら、尚更の話である。

 

 Aクラスでの授業で確かな達成感を感じていた蓮実は、その足でDクラスの授業に赴いた。

 初めて異変を感じたのはその時だ。何とDクラスの授業態度は、好転するどころか悪化していた。

 

「じゃあこの英文の訳を……Mr.Sudo! 君に頼もうかな!!」

 

 机に突っ伏して爆睡中の須藤健に、解答を委ねることで、彼の意識を醒まそうとする。

 蓮見に名前を呼ばれた須藤は一度は顔を上げたもの、周囲を見渡すと、大きな欠伸をして再び顔を伏せた。蓮見も戸惑いを隠せない。まさかこんなにも大胆に二度寝されるなんて。

 

「ヘイ、須藤。どうした~? 眠いのか?」

「部活で疲れてるんだよ……ほっといてくれ……ふぁ、あ……」

 

 ボソボソと返事が返ってくる。

 蓮見は苦笑しながら、柔らかい声色でありつつも、厳しい言葉で反論した。

 

「いい加減にしないか。もうすぐ中間テストだぞ。赤点を取れば即leaving school(退学)! いや、正しくはexpulsion(追放)、と言うべきだな。お前に寝ている余裕があるのか?」 

「……赤点なんて一夜漬けでどうにかなるっつーの」

 

 よほど要領が良ければそうかもしれないが、今の須藤健の学力は、蓮見の見立てでは、Dクラスで下から5番以内だ。たとえ英語だけを一夜漬けしたとしても、赤点は免れないだろう。須藤の楽観的な考え方はまったく理解できず、呆れ入る他なかった。

 

「他のクラスでは、居眠りをするヤツなんてもういないがな。それに山内、お前のように隠れて漫画を読む奴もだ」

「うげっ」

 

 呻き声とも取れる鳴声を発し、山内春樹は丸めていた背筋を伸ばす。その際に、隠し持っていた漫画を床に落とした。際どい服装の幼女の書かれた表紙だ。

 

「ねぇ! ちょっと! 話が違うじゃん!」

 

 突如声を荒げたのは、前の席で食い入るように蓮実の授業について来ていた軽井沢恵という女子生徒だった。地頭は良くないが、最近の授業態度は真面目だったので、男子たちの体たらくに我慢が効かなくなったらしい。

 

「あんたらがちゃんとしないと、私たち一生ポイントゼロのまんまなんですけど!!」

「んだよ。それじゃ聞くが、真面目にしてりゃポイントが上がるのか?」

「それは……分かんないけど!」

「これ以上下がりもしねぇんだから、勝手にやらせろっつーの」

 

 ここだけ切り取れば、須藤の論理が一番正しい、と蓮実は感じた。

 むしろ、クラスポイントが上昇する根拠もなく、他人に努力を強いる軽井沢を愚かとすら思ってしまう。とはいえ、どちらが論理的に優れているかは、蓮見にとってもどうでもいいことだった。

 

 Dクラスの授業が先月より荒れている原因は、おおよそ理解できたが、それも特段深刻に考える必要はない。元々、子供はメリットだけで勉強するものではない。睡眠や読書以上に、授業を楽しいと思わせる技能を備えていればいいだけのことだ。

 

「OK! それじゃ健、お前の夢の話をしよう。お前はバスケ部だったな? 将来はバスケ選手か?」

「おうよ。一応、真剣に目指してはいるからな」

「That’s cool! 男の子はそうでなくちゃな! ではかの有名なマイケル・ジョーダンの言葉から引用しよう!」

 

 蓮見は軽やかな手さばきで、英文を板書していく。教科書ではなく、自分の脳内の引き出しから出したものだ。

 

「I’ve failed over and over and over again in my life and that is why I succeed

 バスケットボールの神様と呼ばれた男の、人生の教訓とも言える言葉だな。この中でも特に覚える必要があるのが、“over and over”と“that is why”。この二つの意味は──」

 

 いつしか須藤は完全に顔を上げていた。

 蓮見は話を脱線させつつも、優れた話術で最終的に教科書の範囲に帰着させ、生徒たちの頭に必要な知識を刷り込んでいく。

 

「──次のテストでは、今説明したものと同じ意味の表現が頻出するから、各自しっかりと復習しておくように!」

「!!」

 

 テスト出題の情報を知った途端に、多くの生徒が目の色を変えた。

 そこで、再説明の催促を受けた蓮見は、同じ説明を別の言葉で行った。どのような形であれ、複数回同じことを聞かされると、一度聞くのより定着率は跳ね上がる。

 皆、必死に英文をノートに書き写し、須藤でさえ熱心な様子を見せていた。

 丁度良いタイミングでチャイムが鳴ったので、蓮見は授業終了の号令を行う。教科書の進行具合は予定より少し遅延しているが、元々余裕を持ったスケジュールにしているので、わざわざ延長する必要はなかった。

 

「あ~、桔梗、ちょっといいか?」

「……? 何ですか?」

「来てくれ」

 

 櫛田桔梗は、クラスの中でも特に顔の広い女子だ。一学年全体を俯瞰しても特に人脈が広く、また容姿も端麗で、蓮見のお気に入りの生徒の一人である。欲を言えば是非とも自分のクラスに引き込みたい所だが、今は別の話を聞くだけにとどめておく。

 少女を教卓の後ろに呼び出すと、蓮見は距離を詰めて、本題を切り出した。

 

「茶柱先生って、いつもDクラスではどんな感じなんだ?」

「えっ、別に、普通ですけど」

「その普通ってのが分かりにくいんだよな」

「ん~、茶柱先生の普通は……冷たくて、不愛想で、ちょっと怖くて、あと冷たくて」

「オーケー。よく分かった」

 

 あまり良い印象は持たれていないらしい。

 

「ここだけの話だが、この数日、茶柱先生の様子が優れないんだ。だから俺は、クラスで何かあったんじゃないかと、気がかりでな」

「そうなんですか? それは……心配ですね」

「最近は、ほら。一昔前と立場が逆転して、生徒の方が力を持つようになってるだろ。教師イジメとか、珍しい話じゃないんだよ」

「……」

「ああ、すまない。疑っているわけじゃないんだ。ただ、こんなことを話せるのは、桔梗くらいしかいないからさ。本来は、生徒に打ち明けられるようなことじゃないし……」

「大丈夫ですよ! 私、蓮見先生に頼られて嬉しいですっ!」

 

 高校生らしからぬ愛想の良さだ。蓮見は櫛田の評価を内心で一段階上げた。

 

「何かあったら、すぐに話して欲しいんだ。もちろん、お前自身の悩みや不安があれば、そっちも聞くから」

「分かりました! あ、良ければ連絡先交換しますか?」

「……連絡先、か?」

 

 ありがたい提案だったが、蓮見は首を横に振った。

 

「いや、ここでは、ちょっとな」

 

 生徒と個人的な繋がりを持つことが嫌なはずはない。しかし、流石に今、連絡先を交換するのは悪目立ちしすぎる。生徒を口説いていると誤解されかねない。重要なのは、タイミングと、場所なのだ。 

 案の定、複数人の女子生徒の視線がこっちに向いていた。

 

「え~、なになに、何の話~?」

「櫛田さん、ハスミンと何話してるの?」

「ええーと、あはは」

 

 気まずそうに苦笑すると、櫛田は蓮見の方を見て助けを求めた。

 

「桔梗。指導室の前に、無料相談ホットラインってのがあるだろ? 連絡の時はあそこを使ってくれ。俺に繋がるから」

「えっ!! 嘘! そうなの!?」

 

 櫛田以外の生徒が食いついて来る。

 

「君たちも、困ったことがあればまず俺に相談するんだぞ。もし俺が嫌なら、生徒指導部には女の先生もいるからな」

『はーい!』

 

 Dクラスは問題児ばかり。その前評判に嘘はないが、蓮見にとっては大したことではない。

 誰もが他人を蔑ろにするものだ。若者が無条件に大人に敬意を払うというのがまず間違っている。気性の荒い猫だと思ってしまえば、生徒をなだめるのは簡単なことだった。

 

 むしろ目下の問題は龍園である。

 蓮見は女子生徒の頭をワシャワシャと撫でながら、自分のクラスの問題児を思い出し、茶柱をむしろ羨ましいとすら感じた。 

 

 

 

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