母なる海に抱かれて 作:どうしてこうなった?
原作が現行で続いているため現時点での展開をもとにしています。
(注)原 作 ネ タ バ レ ! に加え筆者の主観による脳内設定・キャラ相関図・原作展開予想などマシマシの妄想小説となります。
ネタバレ見たくない、キャラが合わない、生理的に無理となった方はブラウザバックをお願いします。
以上を踏まえて大丈夫と判断された方はどうぞお付き合いください
PS
タグは順次追加していきます。
初投稿で試行錯誤しながらやってくので生暖かい目で見守って頂けると嬉しいですm(__)m
揺蕩う葦
アクア
ざざぁ…ざざぁ…波の音がする。俺は四月から通う大学への道すがらある海岸で何をするでもなく海を眺めていた。
「鏑木さんには世話になったな…」
ここに来るまでに様々なことがあった。
良くも悪くもあの映画は世間に大きな波紋を引き起こした。
そしてこのままいけばそう遠くないうちにアイツは逮捕され罪を償うことになっただろう
―――だから時間との勝負だった。
今までやってきたことが白日のモノとなり、それでも逃げようとするアイツを
遂に追い詰めた俺は‥‥
「最期まで理解出来ないやつだった」
アイツは腹を貫かれ自分から流れる血を見ても笑っていた。
「あぁ僕の血が!‥命が!零れていく…っ!」
「君たちも見えるだろう?僕から失われていくモノの価値がッ!その重みが!」
「あははは、ありがと、う 君のお、げで‥僕…は――」
血が床を濡らし命を終える瞬間まで意味の分からない事を喚いていたアイツは死んだ。
そんな終わり方だったからだろうか?
復讐を遂げた今でも俺の胸の内は晴れない‥むしろシコリとなって残っている
だけど
「終わった」
吹き付ける潮風を浴びながら空を見上げてアイのことを思い返す。
「終わったんだよアイ。キミを死に追いやったアイツは死んだ。ルビーやアカネも無事だ。アイツに狙われることはもうない」
「ミヤコさんも元気でやってる。アイがやれなかったドーム公演は大盛況で終わった。これからB小町はルビーが引っ張っていくさ――ルビーならアイを超えるアイドルになれる!」
「苺プロも弱小の事務所じゃなくなったんだ。アイが居なくなってから力を入れてたネット事業に加えてルビーたちがアイドルで大成功したからな。それに有馬が俳優として結果を出してる。ルビーもあの映画から俳優としての仕事も来るようになったし」
「もう俺がバーターなんかしなくてもドラマや映画の仕事だって取って来れる。アイなら一年も経たない内にアイドルとしても俳優としても一流になれるさ。」
「だから…っ」
だから、なんなのだろう?
まさかアイに帰って来て欲しいとでもいうのか
アイはもう死んでるのに?
苺プロが大手になろうが、B小町が復活しようが、復讐が果たされようが、アイが死んだという事実は何も変わらないのに…
「アクア」
「っ!」
勢いよく振り向く。
何を期待したのだろう
その先にはどこまでも続く砂浜が広がっていた。
波の音かそれとも風の音がただそれらしく聞こえただけ
暫く砂浜を見つめた後、青年は名残惜しそうに視線を空へと戻した。
それに
「今の俺は
そう呟くと
「下宿先のマンションは…ここか」
すぐそばに停めていたレンタカーへと向う青年の背を落ち始めた夕日が照らす。
一面夕焼けに彩られた砂浜に一房 ゆらりゆらりとくすんだ葦が流されていった。
クロスオーバー要素は次回から徐々に出していきます。
あと推しの子って神様転生のタグいるのかな(・・?