母なる海に抱かれて 作:どうしてこうなった?
詳しいことは本文中にて
「
「
「「「「かんぱ~い!」」」」
「伊織もう始まってるぞ」
「あぁ、あの准教授め! 居残りさせやがって…」
「妥当な罰だと思うが。というかなんで俺まで…」
今日はPAB恒例の飲みの日
マリンたちも当然参加するはずだったが、意地の悪い
「うぃーす」
「遅くなりました」
「さなのヤツ巻き込まれてないよな」(はらはら)
と、扉を潜った三人の目に飛び込んできた景色は驚天動地の異常事態であった。
「「「先輩たちがっ、服を…着ている、だとッ!?」」」
「げっ!ということは…」
驚きから立ち直るのが一番早かったマリンが周りを見渡す。
すると壁際にはこんな場所に似つかない一凛の花が咲いていた。
「あっ、アクアさん。お久しぶりです」(小声)
「お前、来てたのか…」
「はい。最近またルビーさんが発作を起こされてましたので」
「だからってこんな所にまでくるなよ、アイドルが…」
どんよりとしたマリンが諦めたように呟いた。
「ふふっ、私なら適任でしょう? それに時間が空いたらまた監修してくれると…」
「また出るのか、あのシリーズ…」
「次回はもこもこパジャマを着た仲のよい兄妹がお互いに果物を食べさせ合う。男女の雰囲気はなく、されとて家族の距離感でもない何気ない会話がとても胸にキュンキュンするって皆からも高評価貰いました。」
「やめてくれ…」
「実はもう実写化の話も出てるんですよ。決まったらルビーさんにオファーを出します!」
「そして実はもう内諾を貰っています!! ミヤコさんからも!」
「み、ミヤコさん…」
「だから後はアクアさんが復帰してくれれば…。おっとここではマリンさんでしたね」
「勘弁してくれ…」
今俺の目の前にいるこいつは『新生B小町』2世代メンバーの一人の『長谷川桃華』
黒髪ロングの育ちの良さそうで可愛いと綺麗の良いとこ取りな容姿している。 復讐計画遂行の為に色々とカミキ周辺を洗っていた時に、どうしようもない境遇にあったのを助けて少し面倒を見た。そのあと苺プロに放り込んだんだが…
「しかし問題ですね… 以前伺った時には皆さん、そのたくましい大胸筋に広背筋を漲らせたお姿で」
「えぇえぇ。丸く引き締まった臀筋群や太くて濃縮されたハムストリングス、ましてや滅多に見ることのない鍛われた内転筋群に腸腰筋群を披露してくださいましたのに…」
物欲しげな瞳で宴会をしている先輩たちを見つめる桃華。
あっ、寿先輩がエプロンを羽織った。身体が冷えたのかな?
何となく察したと思うが…
こいつはどこからどう見ても清楚・純心・お嬢様とした相貌なのに…
一枚皮を剥けばその腐りきった中身が出てくるという毒饅頭。
初めの頃は桃華にアタックしていたPABメンバーも居たし、差し入れで酒がたくさん飲めると喜んでいたサークルメンバーは…
色々と実害が出てから引くことを覚えた。
小手川家のグランドブルーは繁盛しているし、寿先輩や時田先輩もその手伝いにひっきりなしとなったことは喜んでいたんだがなぁ
今でも千紗はダイビングに興味を持ってくれる人が増えて嬉しそうだし、梓さんは女性客が増えてニコニコしているが。
大半のメンバーは今ではこいつが来たら目をそらして普通の飲み会を始める始末。だからこいつは一人で壁の花をやっている。
いや、まぁ。そこまでなら100歩譲って良かった。
悍ましいことに桃華は
俺とルビーに助けられたせいもあって俺たちをモデルにしたものを書き続けていて、今ではアイドル業としての収入より遥かに印税での収入の方が多いらしい
コイツB小町で三番手、苺プロの中でも5本の指に数えられるタレントだというのに、だっ!
桃華がソロの時の掛け声が『桃華ぁ~!』とかじゃなくて『せんせぇ~!』の方が多い時点で終わってる。
コイツはその優れた容姿とパフォーマンスで男を虜にしているが、それ以上にその腐った頭と創作物でアレな信者を量産しているのだ
ましてや表向き出している兄妹ものの出来が良いせいでそちらの読者からの人気もある。
どうしろと?
「でもそろそろ戻ってきた方が良いんじゃないですか。」
「大丈夫ですよ。暫く離れていたとはいえアクアさんならお仕事に困りません。」
「手始めにドラマの撮影からでも… キャストもほとんど知っている顔でやれますし、もちろん健全なやつですよ?」
「嘘をつくな!」
こいつが作画とペンネームを変えて成人向けの同人誌を出しているのは知っている。
「お母さんには内緒の♬健康診断」だの「過酷な境遇を乗り越えた2人、ふとした瞬間に目があって…」だの、あまりにも俺とルビーに似ていたから名誉棄損でミヤコさんが情報開示請求したのを覚えている。
その結果、返ってきたのがうちのところの売れっ子アイドル№1と№3だったんだけど!…って管を巻きながら俺に愚痴ってきたことを忘れられるものか!
こいつの作品に出たが最後、ルビーにどこまで突っ切られるか分かったもんじゃない。
「はぁ、アクアさんの事情も分かってるんですけどね。」
「それでもあんまり待たせるのは良くないですよ。」
最後に俺の目を見ていうだけ言って去っていった。
何故か奈々華さんに気にも入られてるからなコイツ。
「…分かってるよ。」
向こうに戻った時の事を考えて…
胸を、押さえる。
「ほれ、ウーロン茶」
伊織が酒を持ってきた。
「悪いな」
どうせウーロン茶()だが、今はこれくらい強い酒が飲みたかった。
「待て伊織、こいつはまだ乾杯が終わっていない いくならこれだろ」
飲もうとしたものを引っ手繰られて、並々と注がれた水*1の入った洗面器が渡された。
「イッキだ。お兄ちゃんならこれくらい余裕だよなぁ?」
とてもいい顔をした耕平だ。
…ふぅ。
上着を脱ぎ捨てて洗面器を飲み干した。
「
「上等だ!くたばれマリン!!」
「おいおい、またマリンと耕平が喧嘩してるのか」
「仲いいよねーあの二人」
「バカばっか…」
「…アクアさんの細マッチョな肢体、それに抱え込む耕平さんの上腕二頭筋と小胸筋! 次回作決まりましたッ!!」
まだ俺のPAB生活は続きそうだ。
色々と悩みましたが9話を書き直そうと思います。
序章も少し直します。こちらは推敲みたいなものですが
こういう展開で楽しみにしてくれてた方居ましたら本当に申し訳ないですm(__)m
自分が書こうとしてるモノの雰囲気がぐらんぶるのあのコメディ感と嚙み合わせが悪くて、ちょっと試してみましたが上手くいきそうにないです。
というよりこれを書くなら最初からギャグ路線で行けばいい話なのでシリアス要素が要らなくなる…
話がグダグダになってしまいましたが、自分にだって書きたいモノくらいあります。
別に傑作を書こうとか、皆に持て囃されたいとか、推しの子ランキングトップ10に入りたいだとか、そんなこと少しも思ってなんか…、思って…ねぇよ?
嘘です。そういう気持ちがあったから軸がブレましたぁ!!
ともあれ、これからは元のプロット一本に絞って書いてきます。
推しの子完結まであと三か月くらいと見ているのですが、どうなることやら…
この小説も残り100日くらいで書き終えるつもりではいるけど
1話に3~4日掛かるから、あと25話くらい? で、そこから後日談とかエピローグとかあるから大体30話?
ちゃんと終わらせられるかなぁ?((+_+))
映画の情報も、カミキの人物像も、アイのDVDの内容も、アクアの復讐計画も、全く情報がないのに!
そんなことまで作者の独自解釈・展開予想で描写してるこんな地雷作ですが、推しの子のIFのお話としてどうか最後までお付き合い頂けると幸いですm(_ _"m)
最後に、この作品の主人公は『星野アクア』ですし、クロスは間違いなく『ぐらんぶる』です。
次話投稿と共にこの話は削除します。