フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く 1alternative   作:タラバ554

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タイトルは超適当スタイル


7 マッスル

おっさん夫婦を施術して3日、二人の様子を見に来ると事前に言っていたのでスタジオへ行くと何か見られてる。

普段会話しない様な相手にも見られてるので頭を傾げていると聞きなれた声が聞こえて来た。

 

『おーい、ニンジャボーイ』

『おっさん』

 

振り向くとそこには腹周りが少し戻っているおっさんがいた。

腹が少し戻っているが……それでも40才程度に見える。ニコニコしたおっさんは上機嫌で手を振っていた。

 

『いやあボーイ。まるで若返った気分だよ。思わずワイフとハッスルしてしまって、今日は腰がいてぇ』

『腰、壊ス、駄目』

『HAHAHAHA‼‼ ああ、そうだな体を壊すのはいけないな』

 

にやりと笑ったおっさんと共にスタジオを歩く。疲労感が心地良いのか、元気になった事を隠そうともしないおっさんは笑い続ける。

 

『いや、実際びっくりしたぜ。ワイフと楽しんで改めて自分を見りゃ出てた腹が無くなってるんだ! それでボーイ、この体型はいつまで続くんだ?』

『ン?』

 

何言ってんの?

 

『この魔法はいつまで続くんだ?』

『別ニ、イツマデモ』

 

暫しの沈黙。眉根を寄せたおっさんが聞き返してくる。

 

『何?』

『暴飲暴食、無イ、ソノママ』

『まじかよ』

 

おっさんはうれしそうに、頭を抱えながら笑っている。

ダルと俺のやりとりからてっきり期間限定か何度かマッサージを受ける必要があると思ってたらしい。

 

『特別、言ッタヨ?』

『ああ、そうだったな』

 

一応釘を刺しておく。

 

『コレ、オッサンダカラ、マッサージシタ タニン、マッサージ、ナイ』

『なんでだ?』

『俺、働ク、記録ナイ、面倒、困ル』

『なるほどなぁ』

 

なんとなく伝わったようで、おっさんも理解してくれた。話をして以来、おっさんはマッサージの話をしなくなった。

そんな訳で平日は学業を行った後、海外を出歩いて写真を撮り、スタントの仕事が入っているときは、ハリウッドへ行きと……それなりに充実した毎日を過ごしていた。

しばらくオラリオへは行かずに地球で過ごしていたが、楽器の技術向上のためもう一度サラスヴァティーさんに教えを請いに行くことにした。

何時もの様にサラスヴァティーファミリアへ行くと、中で待っていたのは探すヴァティーと……筋肉(ガネーシャ)だった。

 

 

 

「同系統なのは解るけど……二人って接点あったっけ?」

「俺がぁ! ガネーシャ! だぁ~‼‼‼‼」

「はいはい、ガネーシャは黙って。取りあえずユースケ久しぶり」

「サラスヴァティーさん、お久。で、友達?」

 

ポーズをキメてるガネーシャとサラスヴァティーを腕をクロスさせて指さす。ガネーシャはポージングを次々キメながらドヤ顔している。

 

「偶に話す仲なんだけど……この間偶然会ってね。その時にユースケから見せて貰ったアレ、映画? アレの話したらガネーシャが妙に気に入ったみたいで、見せろってしつこいのよ」

「そう! 映画! 気になるゾウ!」

 

何かガネーシャが気になるポイントってあったっけ? 普通の大衆娯楽なんじゃが。

 

「俺は群衆の主、ガネーシャ! 皆が楽しめる娯楽と聞いては黙っておれん!」

 

おーー、民を思っての素直な発言に俺とサラスヴァティーさんが拍手。いや、拍手されて照れるんかい。

 

「少年、真面目な話だが俺の開催している怪物祭(モンスターフィリア)は知っているか?」

「少年て……えっとアレだろ怪物の地位向上を狙ってる祭り」

「へ?」

「ぬっ?!」

「ん?」

 

三者三様の反応。

サラスヴァティーは純粋な疑問、ガネーシャは驚愕、おじさんは二人の反応に首を傾げる。

 

「あっ、まだバレて無いのか……ごめん、今の無し」

「ガネーシャショック!」

「ちょ、ちょっと待ちなさい、ガネーシャどういう事? それにユースケは何を知ってるの?」

 

あー、あー、知りません。私は何も知りませんので。つーかガネーシャ! ブリッジでショックを表現する前に何か取り繕え! 何でおじさんがオメーのフォローせにゃあかんのじゃ!

 

 

 

「つまり……ガネーシャはウラノスの依頼でその異端児(ゼノス)達の地位向上を目指して怪物祭(モンスターフィリア)を開催しているのね?」

「その通りだゾウ!」

「あーあ。全部バラしてやんの……」

 

素直にゲロったガネーシャを呆れながら見てるとガネーシャがこちらに質問を投げかけて来た。

 

「しかし少年、何故君はガネーシャの極秘☆情報を知っているんだ?」

「ユースケはオラリオの外から来たのに色々知ってるわよね?」

 

神二人の眼がおじさんの嘘を見抜こうと見つめてくる。

 

「昔聞いた」

「誰から?」

「ガネーシャから」

「む? 俺は誰かに話した事は……ムムム? だが少年は嘘は言ってない……どういう事だ?」

 

どうやって説明するかなぁ……。おっ、そうだ。良いのあるじゃん。

 

「取り合えずさぁ、説明するのにも丁度良い映画あるから見ない?」

 

そう言っておじさんはプロジェクター一式を取り出してとある映画を壁へ投射する。

投影される映画のタイトルは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」




オラリオでおじさんの秘密を知る神が出来る

そして置いてけぼりのヘスティアファミリア

どこまでこのスレ違いは続くの!?

おじさん(作者)もわからん。
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