内容は参加プレイヤー全員でのバトルロイヤル!
リオカとフレッドは何位に入賞できるかな?
今日が公式大会本番だ!
優勝は流石に難しいかもしれないけど、ランキング上位目指して頑張ろう!
この日のためにハルオミから対人戦について色々教わったし、ハルオミにも負けないよう全力で行こう!
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「フレッド!おはよう!」
「おう!リオカは相変わらず元気そうだな!でも今日は俺がその元気をへし折っちまうかもな!」
「僕の方もフレッドに頼りっぱなしじゃないって所見せてあげるよ!」
「おや、フレッドくんにリオカちゃんじゃない!楽しそうに話してるわね。」
「アンジュさんお久しぶりです!アンジュさんも参加するんですか?」
「私は遠慮しとくわ。生産職は後方支援が本業だから、流石にチーミング無しのバトルロイヤルは分が悪いのよねぇ。」
「ま、来月実装予定のギルドを結成すれば公式もギルドメインのイベントを開催するだろうしな。その時はまたお世話になりますねアンジュさん!」
「もちろん!私に任せなさい!」
『皆さん!本日は御集まり頂きありがとうございます!いよいよ今月の公式イベント、記念すべき第一回イベントが開催いたします!それではここでルールの再確認をさせていただきます!』
ルール解説
1.チーミングはルール違反
2.他プレイヤーの戦闘に割り込むのはOK
3.ゲームオーバーになったらその時点で敗退
4.大会時間は最大2時間
5.アイテムは持ち込み可で使用したアイテムは大会終了後復活する
6.ゲームオーバー時又はタイムアップ時の撃破数に応じて順位が決まる
『以上が本大会のルールとなります!また、バトルフィールドは専用のステージ【古戦場】と呼ばれる場所で行われます!ちなみにこの【古戦場】は大会終了後にフリーPvPエリアとして解禁予定ですのでお楽しみに!それではまもなく大会スタートです!』
「おお!いよいよだね!」
「絶対生き残って勝負しようぜ!」
『5.4.3.2.1...スタートです!』
大会用ステージ 古戦場
「うわぁ、ボロボロの砦とかで隠れる場所も大いし、高台もあるから弓使いや魔道士なんかは狙撃してきそうだなぁ。」
フレッド流戦場の鉄則その一。
転送後はバトルフィールドの状態を確認し、敵が攻めてくる時の動きをシミュレーションし警戒する。
「とにかく奇襲に気をつけないと。物理防御は高めにビルドしてるけど魔法防御はからっきしだからね。とりあえず緊急回避のために奇跡の翼は装備しておくけど、流石に序盤から飛んだら目立つよね。極力温存しよう。」
「お、さっそくプレイヤー発見だ!」
「げぇ!もう見つかった!レベルが分からない以上は絶対に油断は出来ない。」
「うおぁぁ!くらえパワースラーシュッ!」
見知らぬプレイヤーからの攻撃を、アンジュに依頼して作ってもらった鋼鉄盾で防いだ。
「ぬおっ!なんだコイツの盾、めちゃくちゃ硬ぇ!」
「よし!隙ができた!ダブルスラッシュ!」
「ぐわぁぁぁぁ……」
見知らぬプレイヤーを倒しキルカウントが1増えた。
「ふぅ、まずは一人。今回の大会って確か100人以上参加してたよね。」
「280人だぜ?」
「うわぁ!」
いつの間にか別のプレイヤーが背後に回り込んでいた。
間一髪の所で不意打ちを受け止めることが出来た。
「ちっ、余計な事言わなきゃ良かったぜ。まあいい、どおせお前は俺にやられるんだからなぁ!」
「僕はまだまだやられないぞぉ!さあかかってこい!」
そんな調子で一時間以上戦い続けていたリオカ。
フレッドもリオカ同様生き残っていたが、エリアが遠かったため未だに遭遇はしていない。
残り時間が少なくなってきて、生き残ったプレイヤーの数もかなり減少している。
そこでイベントは次なる段階に移行した。
『残り時間が少なくなり、プレイヤー数もかなり減少してまいりました!ここで古戦場のエリア縮小とプレイヤーの再転送を行います!』
「ぐわぁぁぁぁ……」
「おお?もうそんなに時間経ってたんだ。やっぱり楽しいとすぐ時間無くなっちゃうな。」
現在のリオカのポイント数は28で第4位。
第5位は26ポイントでフレッドだった。
「よし!まだフレッドに勝ってる!フレッドもまだ生き残ってるみたいだし、せっかくだから直接戦って勝敗決めたいよね!」
そう思っているとワープが開始された。
エリアは初期状態の半分以下まで縮んで、上位20名だけが集められた。
「うわ!説明聞いてなかったけどランキング上位3人はマップに座標が出るのか!これならギリギリ4位でよかったかも。どれどれ?3位は32ポイントでプレイヤー名はミーナ…えぇぇ!ミーナさんって確か先週挑戦者の洞窟の入口で会った人だよね!?そんない強い人だったの!?通りでダンジョンをソロ攻略してたわけだよ。」
「おいそこのおまえぇ、何よそ見してやがんだぁ!」
「しまった、プレイヤーが来て……」
リオカが気がついた時には既に一撃食らっていた。
「うぐっ!これは痛い一撃食らっちゃったかも!」
「へっ、今のは手加減してやったが次はそうは行かねぇぜ?ちなみにお前を殺る前に名乗っといてやるよ!俺は今ランキング6位のブレイドだ!お前を刻むプレイヤーの名前だ!よく覚えとけよな!」
「ふん!そう簡単にやられるつもりは無いよ!」
ランキング6位のブレイドは22ポイントを獲得している。
しかし、フレッドやリオカと違い漁夫の利戦法は好きでは無いので、必ず名乗りを上げてから正々堂々打ち倒しての22人抜きだ。
これまでのプレイヤーとは一味違う強敵とも言えるだろう。
「動きが早いし攻撃力も高いけど近付かせなければ大丈夫!MPは温存してたけど今が使い時だよね!連光弾!」
新規習得した攻撃系魔法スキル。
魔法職以外でも使える初歩的な魔法だが、牽制攻撃としては十分な威力を発揮する。
しかし。
「すっとろいぜ!そんなお遊びみてぇな技で俺が泊まるかよォ!」
ブレイドは複数の光弾を切り裂いたり交わしたりしながら真っ直ぐ直進してきた。
「嘘ぉ!あれかき消したり避けたりしながら接近してこれるの!が、ガード!」
「ちぃ、盾で防ぎやがったか。だが今度の攻撃はそうは行かねぇぞ!ブーストダッシュ!からのスピードエッジ!」
「早ぁぁ!!縦じゃ間に合わない!剣で弾くしか無い!パワースラッシュ!」
相手の剣を何とか弾き返した。
「よし今だ!セカンドインパクト!」
これも新スキルだ。
攻撃を伏せがれたり弾かれたりした際に、同じ位置に同じ威力で二撃目を放つスキル。
「どわぁ!何だ!俺の剣が吹き飛んだ!」
「これでトドメだ!はあぁぁぁぁ!!」
リオカがブレイドにトドメを刺そうとしたその時だった。
ドゴォッと大きな爆発音が聞こえた。
そしてどこからとも無くプレイヤーが吹き飛んできた。
リオカはそのプレイヤーを見てすぐに誰なのか察した。
「ミーナさん!?なんで遠くから飛んできたの!?てか何で爆発したの!?」
「うーん、教えてあげたいけど余裕ないんだよね。君たちは逃げた方がいいと思うよ。」
「へ?」
「ブラストフレイム!!」
ドゴォッ!!
先程の爆発の正体はこの魔法攻撃だったようだ。
ブレイドとリオカは警告を受けてギリギリ回避に成功した。
「ほう、魔法防御は弱いと聞いていたが流石に耐えてくるなミーナ。だがそれもいつまで持つかな?」
「ふふ、魔王プレイがお好きなんですね。確か名前は……」
「ヴォイド。我が名はヴォイドだ。」
「そう、それでヴォイドさん。ちょっと気になってることがあるんだけど。」
「何だ?」
「第2位と第3位がやり合ってる中で第1位が黙ってるとは思えないんだけど、そろそろ来るんじゃないかな?」
「なっ!!まさか!!」
二人が話していると凄まじい勢いで接近してくるプレイヤーがいた。
「お、いたいた!あんたらがヴォイドとミーナか。俺の名前はスターランドだ!それじゃさっそくやろうぜ!」
現在35ポイントで第2位のヴォイドと39ポイントで第1位のスターランドまでやってきた。
「私がこの拳で砕いてあげるよ!」
「我の魔法で消し炭にしてくれるわ!」
「俺の40人抜きの糧になってもらうぜ!」
三人の攻撃がぶつかり合い、凄まじい衝撃と爆音を轟かせている。
「クッソォ!全員ぶった斬るつもりでいたが流石にアレには適わねぇ!別のやつを刻むぜ!」
「巻き込まれたら不味い!奇跡の翼発動!」
ブレイドは加速スキルを使い地上ルートで逃亡、リオカは奇跡の翼を使って空中から脱出。
その後もトップ3人の激戦が繰り広げられたが、結局決着はつかなかった。
そして予定通り2時間経過と同時に試合が終了した。
最終的な順位は
1.スターランド
2.ヴォイド
3.ミーナ
4.リオカ
5.ブレイド
6.フレッド
7.キング・キング
8.ねっとりさん
9.タンクマン
10.ブンブーン
という順位になった。
当然と言えば当然だが、リオカが出会ったことの無いプレイヤーの名前も多く見える。
上位3名のプレイヤーはスキル引換券一枚と見た目アイテム引換券一枚。
それ以下のプレイヤーは10連ガチャ無料券を一枚受け取った。
始まりの街の酒場
「くぅぅぅ惜しかったなぁリオカ!でもまさか初大会で4位入賞とはなぁ!」
「まぁ運が良かっただけだよ。たまたま漁夫の利でいっぱい倒せたからさ。それに上位3人はとんでもなかったね!」
「ありゃまだまだ格上の存在だなぁ。でも届かない程じゃない!頑張れば勝てる相手だからレベル上げとスキル集め頑張ろうな!」
「そういえばフレッド最後に順位落ちたよね。しかも終了時間ギリギリのところでデスしてたし。」
「第5位のブレイドってやつにやられた。トップ3人も強いがあいつも無視できない強さだ。やっぱ早くて火力があるやつは強いな。」
「確か次回のイベントはギルドメインのが来るかもって言ってたよね?」
「おいおい、もう次回の事見据えてるのか?まぁギルド作るのは大いに賛成だけどな。秘密基地は男のロマンだぜ!どこか良いギルド用スペース見つかるといいな!」
「そうだねぇ。僕とフレッドとアンジュさんは参加するとして、まだまだ人手が足りないね。フレンドもっと増やさないと!せっかくだからランキング上位の人も誘いたいよね!」
「俺らも上位だし、どっちかって言うと誘われる側だと思うけどな。まあその時が来るまで分からないだろうな。それまで二人で育成頑張ろうな!」
「うん!今度は3位以内目指して頑張ろう!」
本編で語られない設定について語るコーナー
ブレイドはスピードと回避力にかなり自信があるので耐久にはほとんどポイントを振ってない。
しかし、自身はあっても慢心はしないので、万が一食らった時のために、普段からダメージ無効化系やHP回復系のスキルを探している。
ブレイブとフレッドの名前が似てるのは完全に偶然で、お互いに大会の時は初対面である。