従兄ちゃんはおしまい!   作:ただのコマチ

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どうも。
今まで不定期と言いつつ結構安定していたのですが、これからはもっと不定期になります。具体的には「できたら載せる」って感じなので…はい…

それはそれとして、やっと学校編に入れそうです。



歩夢とハロウィン

 

…明日10月31日はハロウィンである……らしい。

確かにこの時期不自然に街中にカボチャとかお化けとかの飾りが増えてるなとは思ってたけど…特別な日だったんだね。

「え、ふゆにぃハロウィン知らなかったの⁉︎」

「うん。今までそういうの一緒にする友達いなかったし、そもそもできるほど余裕なかったし」

「…なんかごめんね」

謝る必要ないのに。

でも、この時期ちょっとカボチャとか安くなって嬉しいんだよね。カボチャ料理…お菓子もいいな…

「それはそれとして、明日かえでの家でハロウィンパーティをするんだけど…」

「そうなの。じゃあ私はなにすればいい?」

「…流石ふゆにぃ、話が早くて助かる…」

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

「嫌だ!オレはハロウィンなんぞやらんぞ‼︎」

たまに見る真尋のイベント嫌いはなんなんだろ…

イベント事に嫌な思い出でもあるのかな…

「残念だなー。今日はかえでの家でパーティするのになー」

「…えっ?」

みはりがチラチラと目配せをしてくる。

…私もなにか言えばいいのかな?

「…ざ、残念だなー。今日は頑張って色々お菓子作ったのになー」

「…ま、まあ、たまにはこういうのも…」

「これでよかった?」コソッ

「うん、大丈夫」コソコソ

 

「あっ、そうだ。お兄ちゃん、今日は仮装パーティだからこれ着てね!」

「…えっ⁉︎……そういうことなら…」

それでいいのか真尋。

流石に騙されないと思ったんだけど…みはり何も着てないよ?私もなにも言われてないよ?

…ちょっとは妹も疑お…?

私は真尋の将来が心配だよ。

「ふゆにぃもこれ着てね!」

そんなことを考えているとみはりから服?を渡された。

広げてみると…いわゆる「魔女」のコスプレ衣装でした……いやなんでこんなの持ってるの?

「なんで私まで…」

「お願い!お兄ちゃんを仮装させるため!」コソコソ

「……今日だけだよ?」コソコソ

「…チョロい…」ボソッ

そこまで頼まれたら断れないし、恥ずかしいけどしかたない。

自分の部屋に戻って服を着替える。ワンピースなんて着たことがなく、脚周りの心許なさに驚く。

…真尋いつもこんなの着てたんだね……私にはハードル高いしタイツ履くね。

少し怖いがサイズはぴったり…いやちょっと大きいかも。鏡で自分の姿を確認する。

…いや、薄々思ったけどさ……恥ずかしい

なんで肩のとこだけ空いてるの?いや見せられないってわけじゃないけどさ…あと、ちょっと丈が短くありませんか?せめて膝下までは欲しかったな…

…かえでさんに頼んで着替えさせてもらおう…

着替え様の服を出来る限りコンパクトにして荷物に詰める。真尋の服は……もみじさんに借りればいっか。彼シャツ(らしきこと)が見られて嬉しいもんね。

…部屋を出る前に、ちょっと心の準備を…

「ふゆにぃー!着替えたー?」

ガチャ

「えっ⁉︎あっ、みはりっ…!」

 

 

 

「きゃー!かーわーいーいー♡」

パシャシャシャシャシャシャ…

「撮らないで〜‼︎」

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

「と…とりっくおあとりーとぉ…」

「ぎゃーーーーッ‼︎かわいい〜〜〜ッ‼︎」

「むぎゅーッ⁉︎」

かえでさんがなんとなく予想できた反応をする。

やっぱりみはりとかえでさんって所々似てるよね。やっぱりお姉ちゃんってことなのかな…(暴論)

「まひろちゃんノリノリじゃ〜ん」

「…あれっ⁉︎みんな普段着?………騙されたーーッ‼︎」

「いいじゃん、似合ってるしー」

「…そういうみはりはなんのコスプレ?」

「…普段着ですが…」

「あはは。知ってる」

「やーい!言われてやんのー……ほら、歩夢もなんか言ってやれ!」ボソボソ

「えっ?……や、やーい?ふ、普段着ー…?」

「…歩夢ちゃんっていい子なんだね…」

「歩夢ェ…おまえ…」

「あはは……歩夢ちゃんもかわいいね☆」

「…あんまり触れないで欲しかったです」

「(なんて遠い目を…)」

「あんまいじわるしちゃダメだよー?」

「むぅ〜…」

 

……

 

「ーーさてと、歩夢ちゃんも着替えたことだし、料理の準備しよっか☆」

「ふたりはしばらく遊んでてねー」

「「はーい」」

まあ当然というかなんというか、私は料理を手伝うことになる。まひ×もみの色々が見れないのはちょっと残念だけど、その分美味しい料理を作って嬉しそうな顔をいっぱい見てやろう。

 

「…歩夢ちゃん、やっぱり女子力高くない?」

「やっぱり?…家のこととかほとんどやってくれてるの……」

「すっごくいい子なんだねー」

「うん…たまに天然なとこもあるけど…」

 

「みはりー、これでいいー?」

(超絶技巧でハロウィンっぽい飾り細工を量産する歩夢)

「なんで普通のカボチャがそうなるの⁉︎」

「…うわー、ほんとにすごいねー…」

 

……

 

「わぁ、かぼちゃ祭り?」

「う…ちょっと苦手〜〜」

ふふふ…真尋がそういうと思ったよ……

まあどうしようもないんだけどね。

かくいう私も辛いの苦手だし、苦手なものは苦手だもんね。食べさせるためにできることは…美味しく料理する、くらい?

あと…

「まあまあ真尋」

「試しに食べてみてよー」

「むぐぐ……ウマい!」

こうやって、優しく無理矢理食べさせる。思いっきり矛盾だね。

…やっぱり真尋って、美味しそうに食べてくれるから嬉しいね。

「すごい!こっちも美味しい!」

もみじさんも美味しそうで…腕を振るった甲斐があるね!

「さすが歩夢とかえでちゃん〜」

「私も作ったんですけど…」

「みはり、このシチューいい味付けだよね」

「ふゆめちゃん…ありがとうね…」

 

……大勢で食べるご飯って…

「…いつもより美味しい…」

 

「ん?どうした歩夢?」

「ああ、大勢で食べるご飯って美味しいなって」

「…ふゆめちゃん…」

「歩夢…」

正直に言ったらなんだか憐れむような目を向けられた。何だよ…

「初めてなんだから感慨に浸ってもいいじゃん…」

「……そうなの?」

「そういうとこだぞ、歩夢」

「えっ?」

「あー……お、大勢といえば、お兄さんはたまに帰ってこないの?」

「と、突然何の話…⁉︎」

「へ?遠くの大学に通ってるってもみじが…」

…なるほど、真尋か。

多分真尋のへやの『あんな』本や『こんな』本とかゲームとかをごまかすために言ったんだろうね。

ここは話合わせてごまかすしかない。

「…お義兄さん、毎日勉強で忙しいみたいでね」

「そ、そうそう!あんまり帰ってこなくて〜」

「そうなの?私会ったこと無いし、何気に名前も知らないし…」

「お姉ちゃんも知らないんだ〜」

よしいけた。私たちがでっち上げるのが上手いのか、かえでさんがチョロ…人がいいからなのか……

「そういやみはり、中学の頃よく…」

「…わっ、わぁ〜〜〜ッ!そ、それよりさ…ええーっとぉ…」

 

「…みはり、私旅行行ってみたい!」

 

「えっ?」

「い、いきなり?」

みはりなんか話したくなさそうなさそうだったし…それに…こうやってみんなでご飯食べたらさ…

憧れちゃうじゃん……そういうの…

「最近寒くなるし、交通費とかも考えて近場の温泉とか」

「温泉か…いいな〜」

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

「…ところでさっきの話」

「ううっ、覚えてたか…」

「まったく、どんな陰口叩かれてたんだか。今更別にいいけどさ〜」

 

「…違うでしょ?みはり」

「ふゆにぃ…さっきは、ありがとね」

「大丈夫だよ……あ、温泉旅行は実現させてね」

「…ふゆにぃ…」

歩夢ちゃんと一対一で絡むなら、緒山家以外で誰との絡みが見たいですか?

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