従兄ちゃんはおしまい!   作:ただのコマチ

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…ほんっとうに申し訳ありませんでした…

遅くなりました…コロナになり、珍しく推敲を重ねた下書きを間違えて全消しし……要するに萎えていました。
ペースを崩さないようにと言ったのに…
病気にはなりたくないですね…


歩夢と第二の始まり

 

「じゃあ、自己紹介をお願いします」

「…き、今日から通うことになりました…緒山、歩夢です」

 

…ああ…なんで…

 

「よ…よろしくお願いします…」

 

…助けて、みはり…

 

「緒山さんの席はー…」

 

 

なんで真尋と違うクラスなの…?

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

「真尋」

「お兄ちゃん」

「「学校行こう!/行こっか!」」

 

「……や…………やだ〜〜〜ッ‼︎おに!あくま!自宅警備員虐待〜〜〜ッ‼︎」

「そこまで⁉︎」

「真尋……そんなにいやか?」

「ほ、ほら…ずっと家の中じゃ退屈じゃない?」

「退屈なもんか!毎日レベル上げで大変なんだぞ!」

「真尋のレベルを上げてくれない?」

「うぐっ……だ、だいたい手続きとか…」

「みはりー?」

「うん!そこはまあいろいろと…ね♪」

「だって。真尋」

「(何者なんだこの妹…)」

「ちゃんと設定もいい感じに作れてるし、もみじさんたちもいるでしょ?」

「とりあえず一度、遊びに行くつもりでさぁ…お勉強とかは頑張らなくてもいいし、もしもの時はー…ふゆにぃがなんとかしてくれるだろうし」

「みはりは私をなんだと思ってるの?」

「…(ついついダメ人間を甘やかしてしまう)頼めばなんでもしてくれそうな人」

「……それはそうだな」

「(私そんな風に思われてたんだ…)」

「ね、お願いお兄ちゃん〜〜〜っ」

「むぅ〜〜〜…」

「真尋、もみじさんたちも喜ぶと思うぞ」

「…ううう〜〜〜ッ」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

…やっぱり断固拒否すべきだった…

まさか従弟と一緒にもう一度中学生を…JCをやることになるなんて…ハァ……

 

「…ねぇねぇ!」

「お話ししよー!」

「かわいい〜」

「!!!」

「綺麗な髪〜」

「どこから来たの?」

 

「あばばばばば……」

助けて歩夢ェ…!

あ、歩夢違うクラスだっけ…

 

「も〜、みんな、一度に押し寄せたら怖がっちゃうよ!」

 

…も……もみじ様〜ッ‼︎

 

 

……

 

 

「そういえば歩夢ちゃんは?一緒じゃないの?」

「あー、歩夢は違うクラスだよ〜…」

「じゃあ放課後に行くか〜」

「…歩夢ちゃん、ひとりで大丈夫なの?」

 

「「……あ…」」

「…?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「歩夢ちゃんはどこから来たの〜?」

「えっと、〇〇の〜…」

「…髪綺麗だね」

「そう?結構気をつけてるんだ〜」

「あっちのクラスにも転校生来たらしいけど、もしかして家族とか?」

「…うーん、正確には従兄かな〜」

「へー!従姉妹で同じって珍しいね!」

 

「…おとなしいかと思ったら…」

「…めちゃくちゃコミュ力あるじゃん」

「しかもけっこう…」

 

真尋…私、思ったより大丈夫だったよ。

みんな無意識だろうけど、若干話のタイミングとか内容がいい感じに合ってるから捌きやすいね。ちょっと表現が失礼かもしれないけど。

男の子たちもこっち見てるし…やっぱり転校生って気になっちゃうよね。女の子が集まっているから話しかけづらいのかな…?クラスメイトとはすれ違ったら挨拶するくらいには仲良くなっておきたいな。

 

そう思って、女子たちの隙間からこちらを見ている男子たちに手を振り微笑みかける。

男女問わず親しみやすい空気を作っておくのは大事だよね!

 

 

「…今のって…無自覚かな…」

「だったら…緒山さんってけっこう…」

「…かわいいからいっか」

 

 

……

 

 

なんやかんやでもう4時間目(言い方あってるかな…?)を終えて昼休みになった。

転入初日ということで当てられることもなく、不安だった休み時間も好奇心旺盛なクラスメイトたちとの会話でかなり楽しかった。

クラスメイトの男子たちには目が合った時にフレンドリーで話しかけやすい感じの笑顔を向けたりちょっと手を振ったりしておいた。これで全体的にも接しやすい雰囲気だと思ってもらえたはず!

…その後女子たちが男子たちに気の毒そうな目を向けていたのが見えた。理由は分からないけど…一応気にかけておこう。

 

 

 

あ、真尋のお箸も入ってる。

 

今日の朝はお弁当を作ったり真尋を起こしたりと、思ったより忙しかった。時間もけっこうギリギリになってしまって焦っていたのだろう。

これは届けなければなるまい。

ありがたいことに一緒に食べようと誘ってくれたクラスメイトの誘いを断り、真尋がいる教室へ向かう。あとで真尋にはお詫びをしないとね…

…ちょっと急がないと…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「…歩夢ちゃん、大丈夫かな?」

「知り合いもいなさそうだし…まひろちゃん?」

「…あー…いや、歩夢なら…なんかうまいこと馴染んでる気がする」

「「あー…」」

「おーい!お弁当食べるぞー!」

 

 

 

「…あ”」

「どしたの?」

「…箸がない…」

「ありゃ」

歩夢ェ…いや弁当作ってくれたし起こしてくれたし、文句を言うのもちょっとな……それにしてもどうするか…

「お箸、職員室に貰いに行く?」

「うぇえ…めんどくさい…」

 

「…真尋ッ!」

 

「えっ⁉︎歩夢…ってそれ!」

「うん…ごめんね…朝間違えちゃったみたい」

「ありがとな〜」

「歩夢ちゃん、ひさしぶり!」

「ひさしぶりだぞー!」

「ひさしぶり〜」

「うん、お久しぶり……やっぱり、みんなこっちだよね…」

「…歩夢、帰りは一緒だからな」

「あさひたちもだぞ!」

「…真尋…あさひさん…!」

 

ザワザワ…

「誰だ?あの人…」

「…緒山の身内?」

「たしかあっちの組にも転入生が来たって…もしかしてあの人?」

「…どっちもかわいい…」

ザワザワ…

 

「…改めて見るとさ、ふたりって結構似てるよね」

「うん…みんなざわついてるね」

「ふたりともかわいいもんね〜」

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

昼休みも終わり、再び授業が始まる。

 

「…?」

足元に消しゴムが転がってくる。転がってきた方を見ると、どうやら隣の席の人が落としてしまった様子。

たしか…天川さん…だったと思う。

 

「はい、どうぞ」

「ありがとうなのです……おにーさん」

「…!」

 

授業中だからか、それとも意図的にか…

他の誰にも聞こえない、私にしか聞こえない声で

天川さんは私を『おにーさん』と呼んだ。

 

「…なんのことか分からないな〜…また今度教えてほしいかな」

「わかったのです…この話はまた後日」

 

…これ、多分真尋のことも知ってる…よね…

私たちと同じで薬を飲んでる……馴染み方からして無い。みはりは作って間もない感じだったし…

じゃあ……作った時にいたか…関係者、もしくはそれに準ずる立場か…

 

…考えてもわかんないや。




…はい。
というわけで、歩夢ちゃんは真尋ちゃんと別クラスです。

問題! 歩夢ちゃんとCP組むのは?

  • 穂月もみじ
  • 穂月かえで
  • 桜花あさひ
  • 室崎みよ
  • 天川なゆた
  • 桜田ゆうと
  • 千川みなと
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