敬語は外しすぎず、付けすぎずでいこうと思います。
今回は短めですがどうぞ。
「ふゆめちゃーん!ちょっと走ってくるね♪」
夕飯の仕込み中にみはりが急に宣言してきた。
「うん、良いけど…急にどしたの?」
「お兄ちゃんがジョギングするついでに!」
⁉︎……嘘…じゃ、ない…よね?
真尋がジョギング?あり得るのかそんなこと?
なにか…なにか理由があるはず…こんなこと普通はありえない…
「…まさか脅したり…」
「してない!」
……
「そういう理由ね」
「理由はともかく、これは大きな一歩よ!」
みはりと話しつつ、手早く仕込みを終わらせる。
走ることはあまり好きじゃないけど、運動不足というのも嫌だし、走ることは結構あった。
…そういや最近してないな…
「…うぅ…」
「ほらいくよ、お兄ちゃん!」
真尋からなんか敗北感のようなものを感じる…外出理由がアレだし仕方ないか。
「…せ…せめていっしょに…」
「う、うん!そのつもりだから!」
…真尋、あれを素でやってるのか。
みはり…堕ちたな。真尋はやっぱり兄より妹の方が向いているのでは?
「…まあ、ほどほどにね」
「うん。じゃあ、先に行ってるねー」
「い…いってくる…」
「あはは…いってらっしゃい」
「電気よし、キッチンよし、鍵よし……」
1人の時、いつも家を出る前にしていたことを今日と繰り返す。真尋の部屋とかもみはりがしっかりしてくれてるだろうけど一応ね。
1人で過ごすよりも…やっぱり一緒に誰かいる方が嬉しいかも。
女の子になって数日…これからどうなるのやら。
家を出て鍵を閉めて、みはりたちが向かった方向へ走り出す。元から動きやすい服でよかった。2人に追いつくために少し速いペースで頑張って走る。身体が小さくなってるし、どこまで行けるのか…
気分はあの怪盗を追いかけるとっつぁんそのもの…
ムーッ
メッセージの受信音がして連絡に気づく。
多分みはりか真尋だけど…
『急遽ショッピングモールに集合!』
「…なんで?」
「と、いうわけで、この際ふゆめちゃんのも一緒に買っちゃおうと思って」
「なるほど」
確かに、いつまでもみはりのを借りておく訳にもいかないし買うべきかも…胸は支えとかないと重さで垂れてく人もいるらしいし、自分の体をそう簡単に崩す訳にはいかないもんね。
そういえば、みはりに借りる時なんだかすごーく複雑そうな顔をしてたけど、何考えてたんだろ…
「そういえば、真尋はどこ?」
「ああ、店員さんに押し付けゲフンゲフン連れてかれちゃったよ〜」
「今押し付けたって言わなかった⁉︎」
私も押し付けられそう…いやそっちの方がファーストコンタクトをみはりに任せられていいのでは?
「頑張ってね〜」
「…行ってきます」
有無を言わさず、1人で行け、と…
結局押し付けられなかったけど、それはそれで先行きが不安になる…店員さん、グイグイ来るんだろうな…まあそれが仕事だもんね。
「いらっしゃいませー」
「お、お願いします…」
「リラックスしてくださいねー…」
「ひゃっ…」
「ちょっと触りますねー」
「はいぃ…」
「これはこうやって…」
「あぅ…」
「ありがとうございましたー」
「……」
…なんか………実際経った時間以上に長く感じた…
真尋も、みはりも初めてはこんな感じだったのかな…
……女の子って、思ってた以上に大変なのか…
まあデザインとかも結構気に入ってるし、よしとしよう。好みの物を身につけるのはいいことだよね。
「あっ、おかえり〜」
「う………うぅ…………」
…真尋には刺激が強すぎたみたいだね。
まさか1日に2回もこの真尋を見ることになるとは。
「お兄ちゃん、ジョギングは〜?」
「…自己同一性の危機だぁ…」
「…前途多難だね」
「そういう歩夢はどうなんだぁ⁉︎」
私?私はあんまり…あ、でも、
「洗濯物が少しだけ増えたことが気になるかな」
「多分そういうことじゃないと思うわよ…?」
ありがとうございました。
おにまい…二期が来てくれることを願ってます。
歩夢ちゃんと一対一で絡むなら、緒山家以外で誰との絡みが見たいですか?
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