書きため無し小説書いた経験ほぼ無しなんで突然投稿が減ると思いますがエターは避けたい
おじさんが向かった先には机と椅子がある部屋だった。
「まあ、一応来客用の部屋も有るんだ。
茶入れてくるから座っててくれ」
客に手伝って貰うわけにはいかないとも言われてしまったので、大人しく椅子に座る。
「さて、勇者に選ばれたってのは聞いた。
一応なんだが、勇者についてどんくらい知ってる?」
「えっと、3人の勇者がそれぞれ5人の仲間を連れてダンジョンを奪い合う……ぐらいしか」
ほれ、とお茶とお菓子を渡される。
「菓子は今割と余っててな、遠慮しないで食ってくれ。
でだ、最後の緑の勇者が選ばれたら1週間でダンジョン奪取が始まる。
つまり、準備期間は最大3週間しかない」
「えっと、なんで僕なんでしょうか。
今からじゃ、何をやっても半端になってしまうような。
僕は戦い方も知らないし、魔法だって簡単なものしか知りません」
「心配しなくて良い。
とはっきり言えるから安心しろよ。
農民とか主婦、戦闘経験全く無い奴が選ばれるなんてのは初めてじゃないんだ」
おじさんは少し困ったような顔で話す。
そう言われてもどうしたらいいのか。
「ああ、選ばれたら理由は、なあ。
なんていうか、光の神も闇の神も勝敗が既に決まった闘いは好みじゃないってのは言われてるな」
「そうなんですか?」
確定した情報じゃないけどなと、おじさんは言う。
「前に一度この国の主力部隊、ガッチガチの騎士隊に魔法使いやら闘技大会優勝者みたいな強い順に集めましたっていう15名を集めたことがあんだよ」
勿論相手の魔王と配下10名も似たようなもんだったらしい。おじさんは苦そうな顔でこぼす。
「本来の目的であるダンジョンの奪い合いじゃなくて殺し合いみたいな雰囲気になっちゃって神様はそりゃあもう、お怒りになってめちゃくちゃ大変だったらしい」
「そんなこともあったんですね」
「そっからルールに、勇者が選ばれてから1日以内に仲間を選ぶ。仲間は顔を合わせて握手を行い、自らの手で署名を行う。とかそういったもんが追加されたんだとよ」
「……じゃあ、急いで仲間を選ばなくちゃ駄目じゃ無いですか!」
慌てておじさんに言う。
でも、おじさんは全然慌ててない。
「大丈夫だ。
おじさんはこれでも総合商業ギルドの一員でな。
勇者の仲間集めは今ギルド内で連絡して大変なことになってるよ」
面接、まあ顔合わせで集まった奴全員の売り込みなんか聞いている時間も無いしな。
「そういうの込みで俺んとこ来てくれたんだろうし、期待には応えなくちゃな」
そう言っておじさんがわざとらしい決めた顔をする。
……特に深い理由とかは無かったなんて言えそうに無い。
「えっと、じゃあそれまでは何を……」
するんですかと言うまえに、おじさんは席を立ってしまった。
「教本があるんだ。
ちょっと待っててくれ。
それと、何やるかなんて一つしかないだろ?」
「一つ?」
「お勉強だ。
しかも詰め込み式だからガンガンいくぞ」
「ええ……」
僕はお勉強なんてほとんどやったこと無い。
村の教会で文字の書き方と読み方を軽く習ったくらいで、読みも書きもそんなに出来ない。
出来るかなぁ……。
短いけど、そろそろ仲間との顔合わせが書きたい