メタルギア・リコイル   作:ライダーGX

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ミラーとの絡みにちょっとばかし悩みました。


第13話

端末でマザーベースに行くと言う項目があるとブレードウルフに言われた俺はそれを押して、マザーベースに来れた。

同時にそこにはマザーベースの指揮官でもある【カズヒラ・ミラー】が居たのだ。

 

オタコンとの通信によれば、ここマザーベースは亜空間にあり、辺り一面海でありながら青空も広がっている。

亜空間ってこんな所なのか…?

 

「さあ~て!折角だ。このマザーベースに来てくれたんだ、マザーベースを見せてあげよう!来てくれ!」

 

俺が考え事をしている中で、ミラーが俺をマザーベースを見てたいと言ってきた。

それを見ていた俺は、ホログラム画面のオタコンの方を見る。

 

「オタコン。どう思う?」

 

「…まあ、カズヒラ・ミラーはああ見えて面倒見のいい所があるから問題はないよ。PW時の彼はね…後の事はどうなったかは知っているだろう?」

 

「ああ…XOFの【スカルフェイス】によって滅茶苦茶にされた…。その後復讐鬼になったのは言うまでもないけど」

 

「うん…彼はあの悲劇の後は知っての通り、復讐に燃える鬼になった。それは君がゲームとした時と同じだよ。後の事は知ってる?」

 

オタコンにファントムペイン後の事を問いかけられた。

 

「ああ勿論だとも、でもこの事は本人の前ではあまり言わない事にする。彼が非常に傷つく」

 

「そうだね…。ミラーの為に言わない事にしよう」

 

「おい、一体何を言っているんだ?」

 

離れていたミラーが俺達の会話を問いかけてくる。

 

俺はあえて頭を横に振り、「何でもない」と答えながら俺はミラーの元に付いて行く。

 

ミラーの後に付いて行く俺は辺りを見渡していた。

 

マザーベースの形状はファントムペイン時の基地で、ところところに射撃場がある。

射撃場なら普通に訓練場を使えば良いと思う。

 

「どうだ?俺達のマザーベースは? 外見は俺が知るあの基地と似ている。まあ本当ならMSFの基地にしたかったんだが、これが今の現状だがな」

 

「ッ…(ミラー…やっぱり知っているんだな。自分が復讐鬼になった時の事を…)」

 

「まあ俺の過去はいい、今の俺はアンタを支援するサポーターだ。武器装備の開発や乗り物の強化も遠慮なく言ってくれ」

 

そしてミラーに連れて来られた場所は研究開発棟と呼ばれる場所だった。

 

そこにはスタッフが武器の他にアイテムの研究を行っている様子がうかがえる。

俺はその光景をただ見つめていた。

 

「ここでは今までの武器とアイテムの開発、車両の強化を行う場所だ」

 

「大したもんだ。こんだけのスタッフをどこで見つけたんだ?」

 

「この基地のスタッフ全員、あんたのゲーム内でのスタッフから徴収された者達ばかりだ。覚えがあるだろう?」

 

「え?」

 

その言葉に俺は思わず振り向いて考える。

見覚えがあるって…一体何処で。…ってまさかおいおいおい。

 

「見覚えがあるってまさか、ここのスタッフ全員…俺がやったゲーム内のスタッフ達か!?」

 

「そうだ!ここのスタッフ達全員君がゲーム内でスカウトした者たちばかりだ!」

 

ま!マジかよ…!? ここのスタッフ全員が俺があのゲームでフルトンした奴等なのかよ!?

 

見覚えがあるだろうって言われても全然覚えない所もある。だってあれだけの数を覚えるのは無理だから。

人間が人の数を覚えられる制限は150人までと言われてるからね。

 

「まあいくら進一が覚えるかっと言われても、全員を覚えてるかって言うのは無理だよね。実際そうでしょう?」

 

っとオタコンにその事を言われ、俺は素直に頷くしかない。

 

「なっ!おいおい冗談はよしてくれよ! あんたはゲームを散々やって優秀な人材を集めて来たじゃんか!!」

 

「そう言われてもな…」

 

「全部覚えておく…なんて無理だって。君だって全部は覚えないだろう?」

 

「そんな事は無い! 俺が覚えているのは…」

 

するとミラーが突然言葉が出て来なくなり、それに俺とオタコンは思わず目を向く。

 

「…………すまん、俺も覚えてない」

 

「ほら見ろ!!」

 

俺が思わずミラーに怒鳴りつけたのは言うまでもなかった。

 

 

 

そして俺はミラーに中を案内され、ある部屋に辿り着く、俺が目に入ったのは俺が着ているスニーキングスーツだった。

辺りには数多くのスニーキングスーツがカプセル内に保管されている。

 

「見ての通り、ここにあるのは進一が任務を行う際に着用するスーツを開発し、強化する場所だ。既に体感したあんたなら分かるだろう?着心地はどうだった?」

 

着心地って…ああ~。そう言う事か、俺が着ていたスニーキングスーツは此処で開発されていた物か。

それなら納得だ。

 

「ああ、思ったより悪くなかったよ」

 

「それは良かった! 研究開発班の皆は喜んでいたなよ、ただ今回の任務であんたは女子2人にスニーキングスーツ二着を渡したようだな? すまない…今回のスーツはMGS2のあれしかなかったんだ。

他の物はまだ開発段階で、まだまだ女性用のスーツは開発出来ていない。申し訳ないな…」

 

なる程…そう言う事だったんだ。

 

いや、別にいいんだ。ミズキさんには睨まれたけど、千束とたきながDAにバレるのを防ぐ為だったんだ。

それに当時あれしかなかったからな、仕方ないんだ。

 

「いいさ、それよりもさっきここに来る際に乗り物を強化することが出来るって言ってたけど…それ本当?」

 

「ん?ああそうさ。研究開発棟では乗り物も見て研究し、強化する事が出来る。しかし何故その事を聞くんだ? ん?もしかしてだが…乗り物があるのか?」

 

「ああ、バイクだが大型バイクだよ」

 

俺がそう言うと同時にミラーが突然食いついて来た!

 

「何だとーーー!!! これは良いチャンスだ!!進一!後でも良いからお前のバイクをフルトン回収して来てくれ!!」

 

「はっ?!何で俺のバイクをフルトンしなきゃいけない訳!?」

 

「何を言っている!エージェントならばスーパーバイクに乗るのが常識だろう!!」

 

うわ~…こいつ絶対俺のバイクを大改造する気だ…! 冗談じゃないよ!日常に乗るバイクを簡単に渡すか!!

 

俺がそう考えていると、オタコンがとんでもない事を言いだした。

 

「進一、渡してあげなよ」

 

「はい!!?」

 

「おお~~!流石オタコン博士! あのヒューイの息子とは偉い違いだ!」

 

「僕を父さんと見比べないでくれ「ちょっと待てオタコン!!」え?」

 

俺は慌ててオタコンに問いかけ、オタコンは俺の方を向いた。

 

「何だい進一?」

 

「何勝手に進めてるんだ!俺のバイクだぞ!」

 

「だからだよ…進一」

 

はぁ?だからって何だよ? 俺はオタコンが言っている事の意味が理解出来ず、頭に?を出していた。

 

「いいかい進一。君は何時何処で狙われるか分からない、無防備の上に対策のないバイクで走っていて爆発に巻き込まれたら命はない。その為バイクのアップグレードは必須だ。

これは君の為でもあるんだよ進一…、彼女達と共に任務を続ける為にもね」

 

オタコンの説明に俺は思わず言葉が止まった。

 

そ、そう言う事か…。

 

オタコンは俺の身を案じてその提案をしてくれたのか…。

でもせっかくの新品のバイクを渡すの気が引くが…仕方ない。

 

「はぁ…分かった。後でフルトン回収を渡してくれ、そうしたらバイクをフルトンさせる」

 

「おおーー!!ありがとう進一!!研究開発班が喜ぶぞーー!!」

 

はぁ…なんか疲れるな本当に。

 

その後俺はミラーからフルトン回収システムを受け取り、端末で最後辺りの項目に【マザーベースを出ますか?】と言う項目を選択し、一旦マザーベースを出るのだった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

亜空間のマザーベースから帰って来た俺は元の部屋に戻っていた。

俺が帰って来たの見たチャドは嬉しそうに尻尾を振りながら俺に駆け寄る。

 

ブレードウルフじゃ俺が戻ったのを見て問う。

 

『戻ったか、マザーベースの方はどうだった?』

 

「ウルフ、後で俺とゆっくり話をしようじゃないか。たっぷりとな」

 

『(むっ、これは叱られるだけではすまないな…)』

 

ブレードウルフは叱られると感じたのか、咄嗟に外に出ていき、まるで逃げるかのように去った。

 

「あの野郎!」

 

「ワウ~…」

 

チャドは「はぁ~…」と言うかのようなため息を出していた。

今度はクルミの元に出してたっぷりといたぶってやるぞ!

 

まあ今は俺のバイクをフルトン回収させよう、早くしないとミラーが五月蠅そうだ…。

 

俺はバイクが置いてある駐輪所に向かい、俺のバイクの元に行き、端末からフルトン回収システムを取り出す。

 

このフルトン回収システムは最大アップグレートされた奴で、ワームホール仕様の物だ。

これなら駐輪所の屋根があっても問題ない。

 

俺は自分のバイクにフルトン回収システムを取り付け、それを起動させると同時に真上にワームホールが出現し、俺のバイクはそれに吸い寄せれる様に消えて行った。

 

…俺のバイク、問題ないよな?

万が一ダメだった場合、車の免許も取得しておこう、ミラーの事だ…分からない事を考えてるに違いない。

 

家に戻った際に千束達が出た部屋が開いていて、俺はその部屋を見ると、千束達の制服とサッチェルバックがそのまま残されていた。

 

………あ、しまった。すっかり忘れてた~…。

 

「千束とたきなの制服、今から持って行こうかな?」

 

俺がそう考えた時にインターホンが鳴り、俺は玄関に向かうと、開けるとそこには千束とたきな、ミカさんがいた。

 

「千束、たきな、それにミカさんも…。もしかして制服ですか?」

 

「ああそうなんだ。君を送った際にそれをすっかり忘れてしまってね」

 

「だから取りに来たんだ。それじゃあお邪魔しま~す♪」

 

「お邪魔します」

 

千束とたきなが部屋に入り、自分の制服を取りに行った。

 

その後、千束達は制服とバックを持って、ミカさんと一緒に帰って行った。

 

たきなとミカさんはともかく、千束は本当に嵐を呼ぶ少女って感じがするな~…。

 

 

 

 

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