でも実はメタルギアでMGS3がリメイクされると聞いて、それを見てまた新しいリコリスを書こうと思ったのです。
取り合えず、見て行って下さい。
俺の名は『
今現在俺は真っ白な空間に居る…って言うか、ここ…どこ?
何故ここに居るか…全く思い出せない。
「うーん…どうして俺ここに居るんだ? 思い出せないな~…」
必死に思い出そうにも思い出せない俺、思い出せない事に苛立ちを見せ始める。
クッソー!思い出せない!
俺が頭をワシワシしていると。
「あなたは死んだのですよ、撫川進一さん」
ん?今誰か呼んだ?
突然女性の声が聞こえ、後ろを振り向くと、そこには白いワンピースを着た金髪の美少女がそこに居た。
年齢は17歳か16歳くらいかな? かなり若い少女だ。
「えっと…あなたは? さっき…俺死んだって言わなかった?」
「はい、そう言いました。それに徐々に思い出してくる筈です、ゆっくりでいいですから思い出してください。ゆっくりと」
その少女は何を言っているか分からなずにいた俺だが、その言葉を信じて俺はゆっくりと思いだそうとする。
すると徐々に思い出してきた。そうだ…思い出した。
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思い出したのは、俺が愛犬である【チャド】と一緒に散歩をしていた時だ。
チャドはシェパードの大型犬で、しっかり者の犬だが、ちょっぴり甘えん坊な犬だ。
それでもやはり元々軍用犬か警察犬として採用される犬だから、かなり力が強く、時々引っ張られて引きずられてしまう。
ある日、俺がチャドと散歩の途中で横断歩道を渡ろうとした時だ。
一台の大型トラックが俺とチャドの方に向かって来て、俺は思わず振り向いた。
信号は赤にも関わらずトラックがこっちに突っ込んで来て、俺はチャドを引っ張って逃げようとしたけど、チャドは初めて見るトラックに吠えていた。
その結果…俺とチャドはトラックに轢かれてしまって死んでしまい、それを思い出してしまった。
何て事だよ…それにしても何でトラックはこっちに突っ込んできたんだよ?
「どうしてトラックはこっちに…」
「その理由は簡単です」
っと白いワンピースの美少女はその事を言いだした。てか理由は簡単…?何それ!?
俺は心して聞いていて、白いワンピースの美少女はこう言った。
「トラック運転手の居眠り運転です。しかもかなり疲れていた様子で一睡も出来ていなかったようです」
「はぁ!?マジで!?」
衝撃的な事実を教えられた事に俺は驚きを隠せなかった。
つーか一睡も出来てないって何だよそれ!!
「居眠り運転って本当かよそれ! って言うかその運転手はどうした!?」
「ドライバーはそのまま壁に激突して死亡しました。その後は会社に厚労省からの捜査が入り、労働基準法違反としてその会社は倒産し、社長は逮捕、関係者も逮捕されたようです」
「マジか…、…ん?待てよ?チャドは!?俺の愛犬は!!?」
「そんな事より、お話をしなければいけません」
「無視するなよ!!」
俺の問いかけを無視し、話をし続けるワンピース少女、この子一体何なんだよ!?
「あっ、そう言えば自己紹介がしてませんでしたね。私はあなたの言う『神様』と言います」
「あ?ああ~神様ね~、それなら納得す………え?」
その少女の言葉を聞いた途端、俺は思わず言葉が止まってしまった。
って言うか…神様? 嘘…だって見た感じ普通の可愛い女の子じゃん!?
「あら~私ってばそんな可愛い女の子だなんて、まだまだ行けるって言うのは本当なんですね~♪」
ん?俺…口に出したか? って言うか神様だからもしかして…!
「はい、貴方の心の声はわたしにはしっかりと聞こえております故、ダダ漏れです♪」
うっそおおおおおおおお!! しっかり聞こえてた~!!
やはり神の力は偉大って本当なんだ!
「まあまあ、私はそんな事は気にもしないので、安心してください。それよりも私の話を聞いて欲しいのです」
「お話…?」
俺は神様の話に耳を傾ける、一体何を聞かされるのかと。
「なんでも大変な力がある世界に行ってしまって、それを食い止めて欲しいの!」
「大変な力…?」
その大変な力と言うのは俺にはさっぱり分からない。一体何があったんだ?
「その大変な力は……【核搭載二足歩行戦車“メタルギア”】です!!」
「ブゥーーーーーーーーーーーー!!!」
俺は神様のその言葉を聞いて思わず吹いてしまった。
はい!?核搭載二足歩行戦車!?メタルギア!!? あのゲームに登場したあの厄介なあの!?
一応メタルギアファンとしての俺はそれを聞いて驚きを隠せない!
おいおい嘘だろう!? あれがどうして!?
「それは…何とも恥ずかしい話で」
「恥ずかしいって、何だ?」
「私がうっかり、ゴミと共に別の世界に送ってしまって…!」
うわ~~~~…、この人天然だ。しかも重度の天然だ、うっかりを超えてるよこれ。
て言うかゴミと間違えてって何?違いが大きすぎる。
「う~!うっかりとか大きすぎるとか言わないで下さ~い!」
「あっ、そうだ。心の声は神様に聞こえてしまうから意味がないか」
ならもう言うのやめよう。
でも何でメタルギアが?どうしてだろう?
「ゴホン!と!とにかく! メタルギアが暴れ出したら大変なので、どうかその世界に行って、破壊してほしいのです!」
「理由は分かった。だが俺は普通の一般人だ、戦いなんて無縁な上、ド素人だよ?どうするんだ」
「それは問題ありません。貴方にチート級の能力を与え、更にメタルギアの世界で一番強い人を貴方の教官として訓練させますね」
っと神様が指を鳴らすと同時に光が集まり、隣に1人の女性が形成されて現れる。
その女性はイギリス系アメリカ人で、白い戦闘スーツを身にまとった人物、その人物を見た俺は思わず驚きを隠せなかった。
それはあの【MGS3】であのビックボスの師匠である『ザ・ボス』なんだから!
「うっそ…、ザ・ボス…?!」
「はい!この方にあなたを強くしてもらいます、チート級の能力を使いこなすにはある程度の訓練が必要ですから♪」
「前置きはいいわ」
っとザ・ボスが一言で終わらせ、俺と神様は思わず口が止まった。
そしてザ・ボスは俺を見ながら言う。
「坊や、貴方はこれから地獄を見る事になる、あまい考えは捨てる事ね、能力を貰えたからといえ過信しすぎると死ぬわよ…」
「っ!い!Yes,ma'am!!」
思わず英語で話してしまった俺、ザ・ボスの鋭い圧と視線に誰もが言葉を無くすのは絶対にあり得そうだから。
俺…無事にこなせるかな?
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俺…此処に来て何日、何か月、何年がたったのかな?
最初の頃はザ・ボスが軍隊式の訓練を俺に叩き込ませた。
ブートキャンプ、格闘術、武器戦術、更にはザ・ボスの直伝である【CQC クローズ・クォーターズ・コンバット】を教え込まれた。
あの技は何度も何度も気絶させられた。どんな体勢であっても俺を床に叩きつけては起き上がらせて、また叩きつけるから。
これには俺は何度心を折られそうになったか、もう数え切れなかった。
更にはこんな事を覚えせられた。
「今から銃弾を避けれる様になりなさい、いくら弾とはいえ避けられないことは無い。必ず避けれる事が出来る筈…自分を信じなさい」
とか言うからね、何度銃弾を喰らって倒れた事か。
此処は撃たれても死なない上に傷もすぐに治るから、ヤバいくらいだよ本当に。
でも何度も何度も挑戦し、1年後には銃弾を目で追える程鍛えらえたんだからヤバいよ。
俺とんでもない程の男になってしまったよ。
そして俺の出発の時が来た。
神様とザ・ボスが並んで俺の方を見て、神様が俺に言って来る。
「ようやく旅立ちの時が来ましたね。準備は出来てますか?」
「ああ、勿論。ザ・ボスもありがとうございます」
「ええ、進一…よく聞きなさい。貴方はあっちでは1人、だけど今まで培ってきた経験を思い出し、それを乗り越えて行きなさい。もしあっちで仲間が出来たなら、必ず頼りなさい」
「はい」
ああそうだ、今まで培った経験が言うんだ。それに仲間が出来たなら頼らないことは無いよな!
するとザ・ボスの身体が徐々に透けて来た。
「時間ね。貴方との訓練は実に楽しかったわ、頑張りなさい」
そう言ってザ・ボスは消えて行って、俺は思わず敬礼をする。
長い間の教官だ、これ位の事をしないと行けない。俺はそう思ったのだ。
すると神様は大きなため息を吐いた。
「はぁ~…、やっと行きましたか~本当にあの人の扱いは大変だ~。それでは!あなたにチート級の能力を渡しますね」
そう言って、神様は手を翳すと同時に光が俺に降り注いで、俺の中に入って行く。
「これであなたの能力は強化されました、更におまけをプラス2つ追加しておきましたよ。後で見ておいて下さい。それとワンちゃんも一緒に居させるようにしたので♪」
「ん?ワンちゃん? 何の事?」
「それでは新しい転生生活にいってらっしゃ~~い♪」
「ちょっと待て!!」
すると床が突如開いて、俺は落ちてしまった。
「あ~~~~~~れ~~~~~~~!!!???」
神様はそんな事を気にしないまま俺を別世界に送り、一仕事をしたかのような素振りをした。
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……ン!……ワンッ!!ワンワンッ!!
「ん…ん~?」
何やら犬の吠えが聞こえてきて、俺は目が覚めた。
俺が起き上がると辺りを見渡す、そこはある部屋の一室で、勉強机やテレビ、更にクローゼットがあった。
それに俺は見渡していると。
「ワンッ!!」
「っ、…ッ!! チャド!!」
犬の声がした方を見ると、そこに居たのは愛犬であるチャドだった。
何とあの神様は俺の愛犬を同じ世界に送ってくれたのだ。
これは何ともありがたい事だ!
「チャド! お前が居るのは嬉しい事だよ!」
「ワウ~~~ッ!」
チャドは嬉しい余り尻尾を振りまくって、俺の顔を舐めまわす。
そうかそうか!嬉しいか!よしよし!
そんな時間を少しだけ堪能した後、俺は起き上がって部屋を出て見る。
出た先は廊下で、その隣はリビングになっている。階段がないとするとここはマンションかアパートの何処かって事になる。
ここはペットを飼う事が許される所なのか…?
まあいい、まずは状況確認しつつ、チャドの散歩でも連れて行こうかな。
「チャド、まずはお散歩にでも行こうか?」
「ワンッ!!」
嬉しさのあまりチャドは動き回っている。
行きたい気持ちはあるのは分からなくもないぞチャド、それじゃあ行こうか。
俺はチャドを連れて外に出て、今いる状況を確認しようとした時だった。
「…ん? 何だあれは?」
今入って来た光景に俺は思わず言葉が止まった、なんせ目に映ったのは東京スカイツリーじゃなく、2つの塔があって、1つは折れていて、もう1つは全く違う形のものだったのだ。