メタルギア・リコイル   作:ライダーGX

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第20話

これは千束達を家まで送り届け、その後店でチャドとウルフを迎えに行き、帰宅後の後の話…。

俺はウルフから聞かされた話とクルミから貰った画像データを見て、言葉を失っていた。

 

画像には武器取引の画像が映り、その中にSAAが映っているオセロットを見て、騒然としていた。

 

当然この映像にはオタコンもミラー、そしてキャンベルも見て驚きを隠せない。

 

「オセロット…」

 

「馬鹿な…あいつはソリッド・スネークと戦って死んだはず…。それに生きていたとしても何故!?」

 

「それは分からん…、確かに奴はアウターヘイブンでリキッドに乗っ取られた状態でスネークと戦い、その後スネークの【FOXDIE】によって死んだ…」

 

「……これもメタルギアが関わってるのか?」

 

オタコン達が話し合っている時に俺がそれを言うと、オタコン達はそれに振り向き考え込む。

 

「…それはあり得なくはない。メタルギアが奴をこの世界に顕現させた事が関係しているだろう、奴が敵として立ちはだかるならとても厄介だ」

 

「ああ…、オセロットはリボルバーを使う射撃の名手であり、拷問のスペシャリスト…それに耐えられた者達はいないと聞く。これについてはミラーが詳しいよね?」

 

「…ああ、だが何故だ!何故奴がテロリスト達と共にいるんだ!? この世界にはスネーク…ボスも!愛国者達も居ないのに!!」

 

ミラーの言葉に俺は考え込む、確かにあのオセロットはビックボス…ネイキッド・スネークに忠誠を誓っており、彼を裏切る事は決してない。

だが今回オセロットはテロリスト達と共にしている…、何かがある…。

 

そしてオセロット1人で行動する事は絶対にない、背後に誰かが居ると俺は思う…。

 

「今は考えても仕方がない。今は情報はこれだけで今後と共に集めて行くしかない。いいな?」

 

「ああ、勿論だ。ミラー、頼んでおいた武器装備のアップグレードを早急に頼む」

 

「分かった。オタコンと共に連携しながら行う、俺はこれで切るぞ」

 

そう言ってミラーが画面から消え、キャンベルはそれを見て言う。

 

「博士から報告は聞いたが、メタルギア関連で顕現したのは意外だったな…。だが味方である事に感謝だな…敵がメタルギアでオセロットも居るとなると…」

 

「部下も居るって事だろう? それは分かってるよキャンベル。後は進一が月光等を排除しつつ、情報を集めて行くのが良いともう、少しづつだけど…」

 

「仕方ない。進一、そこでは君だけが頼りだ。頼んだぞ」

 

「分かった」

 

そう言ってモニター画面を切り、俺はテーブルの水を少し飲んで、オセロットの事を考える。

 

「(オセロット…あいつは一体、この世界で何をする気なんだ?)」

 

俺はそう思いながらもこの後の事を考え、入浴を済ませて就寝した。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして2日後、千束がたきなの下着騒動でまだ立ち直っていない。

ミズキさんに人前であれだけ暴露されたんだからか、そりゃあ無理もないか…。

 

まあ千束が居なくても俺とたきなで何とかするから心配ないとして、またしても問題が浮上した。

 

「密売業者が月光とウォーカーギアを運んでいる所をDAが見つけた?」

 

「ああ、さっきDAから妙な報告を聞いてな、密売業者を排除した後それを調べようとしている様だ…。あれがDAに渡ったらどうなるか分からんが、DAが回収する前に破壊してほしいんだ」

 

ミカさんからの報告から聞いた俺はDAが月光とウォーカーギアを手に入れ、調べようとしていた事が分かった。

もしDAが何かしら利用してしまったら大変な事になる。

 

一刻も早く破壊しよう。

 

「分かりました。それで千束には?」

 

「まだ立ち直っていないが、無理にでも向かわす。今回はDA絡みだから共に行動は取れない」

 

「良いですよ、久々に単独行動…その方が動きやすいです」

 

『進一、俺が居る事を忘れるな?』

 

っとウルフが尻尾で俺を突いている様子が伺える。

そうだったな。

 

 

 

そしてすぐにスニーキングスーツに着替えた俺は車で密売業者の場所に向かう。

 

目的地へと到着した俺は双眼鏡で辺りを見渡す。

場所は港だが、そこには密売業者が大勢いて、今でも運び出そうとしている。

 

そしてその近くにベージュの制服を着たリコリスがゆっくりと近づいていた。中には赤と蒼の制服を着たリコリスも居る。

 

千束から聞いたファーストとセカンドのリコリスね…。

 

俺は通信機で千束に連絡を試みる。

 

「こちら進一、千束…今何処にいる?」

 

『はいはい~あなたの千束ちゃんですよ~…』

 

「それはいいから。今何処?」

 

『今倉庫の近く、たきなも一緒だよ。あともうすぐ私達の仲間のフキ達と合流予定、そこからは無線は無理だよ』

 

フキ…ん?なんだかこの間のシューティングゲームの対戦相手の名前と同じに思えるのは俺だけか?

でも今そんな事を言ってる場合じゃないよね…。

 

「分かった、取り合えずそのリコリスたちの動きを何とかしてくれ。俺は爆破かそれ以外の方法を考える」

 

『うん任せて。でも爆破が出来なかった時はどうするの?』

 

「さっき言ったろう。それ以外の方法を考えるって」

 

俺はそう言って千束の通信を切り、端末を出して武器を出そうとした際、武器に新しい物があった。

 

それはベレッタM9のフルアップグレートの武器だ。

 

すると端末からモニター画面が出て来て、オタコンとミラーが出て来る。

 

「進一、頼んでおいた武器を早急で仕上げた物だ。出来上がったのは1つで…まだ他の物は出来ていない」

 

「それで研究開発班に頼んで、その武器を仕上げて貰った。それはMGS2のM9麻酔銃だが、それを実弾と麻酔弾の両方を使える様にした。

更にバレルやサプレッサーの強化によって消音効果が増加し、スライドロック機構無しでも音を最小限にしている為、その機構を外しておいた」

 

おおー…やるじゃないか。これならわざわざオペレーターやルガーを両方持ち合わせないで済む、マガジンを入れ替えるだけで済むからな。

 

「だがまだ他の物は完了していない。済まないが今回はそれだけで対処してくれ」

 

「丸腰じゃないだけマシさ、それに他のなかったらナイフか刀を使うだけさ」

 

「アハハ…、雷電じゃあるまいし、まあ君なら出来そうだけどね」

 

そう言って俺はM9を取り出す、フルアップグレートしたM9…、レーザーポインターの他に小型のフラッシュライトが付いている。手に馴染む…これなら行ける。

 

「それじゃあ任務に入る、何かあったら連絡する」

 

通信を切った後俺は端末をしまい、そのまま港へと向かう。

オクトカムを活用しつつ、見つからない様に港に入る。

 

そして隠れている密売者の1人がコンテナ近くに居て、俺はそこに向かい、首を絞める。

 

「がっ!?」

 

「騒ぐな…死にたくなければ素直に話せ」

 

俺は奴を見えない所に運び、M9を取り出しながら拷問する。今入っているのは実弾だ。

 

「お前等が見つけた兵器が今何処にある。吐かないと頭から赤い水が大量に出るぞ?」

 

「ヒッ!!ふ!船です!!あのコンテナ船に積まれてます!!だから殺さないで!!」

 

俺は奴が指差した方を見ると、コンテナ船があり、その中に例の兵器が積まれていると言う。

 

それを聞いた後、俺は一気に首を絞め、意識を奪わせた後コンテナ船へと向かう。

すると港の反対方向からもの凄い銃声が鳴り響き、それを見た俺はウルフにきいた。

 

「ウルフ、反対方向ではどうなってる?」

 

『今リコリスたちが密売業者に雇われた傭兵達と激しく撃ち合っている。千束とたきなも時間稼ぎの様な応戦してるがDA側のリコリスが余りにも早すぎる、早く向かわないと鉢合わせになるぞ』

 

思ったより圧勝しているじゃないか。もっと時間稼ぎしてくれていると思ったけど、やはりファーストリコリスが居ると時間稼ぎは無理か。

即行で向かわないと不味いな…。

 

俺はすぐにコンテナ船に向かい、入り込める場所を見つける。

 

そして麻酔弾に切り替え、コンテナ船の倉庫に入ると、まさに密売業者達が慌てた様子で月光とウォーカーギアを固定する作業をしていた。

 

「おい急げ!こいつをさっさと持って引き上げるぞ!」

 

DAの襲撃に慌ててる様子だな、だが俺がそうはさせない。

 

俺は物陰から出て、即行で麻酔弾を撃ちこみ、密売業者達を眠らせる。

 

そして俺は月光とウォーカーギアを見る。

固定されているから動くことは無いが、破壊すると気づかれるし、この船も沈む…仕方ない!

 

俺はすぐにオタコンとミラーに連絡をする。

 

「オタコン!ミラー! 破壊はしないで月光とウォーカーギアを回収する!」

 

『回収!?』

 

「今ここで破壊したら船が爆発してDAに怪しまれるし、回りくどい事になる!回収してなかったことにする!」

 

『それしかないか…。分かった!すぐにフルトン回収してくれ!』

 

無線を切った後すぐ俺は月光とウォーカーギアをフルトン回収した後、俺はすぐその場を去る。

 

俺が去った同時にリコリスたちが入って来る。

 

「突入!!」

 

「あれ?先輩…こいつ等寝てますよ?」

 

っと蒼のリコリスが寝ている密売業者達を指さし、それに困惑する。

 

「どうなってるんだ?(この眠り具合…この前の倉庫の連中と同じだ)」

 

そして千束とたきなが小さな声で話す。

 

「(上手く行ったみたいですね)」

 

「(うん、でも進一君どうやったんだろう…後で聞いて見よっか?)」

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

すぐにそのコンテナ船から離れた俺は何とか見つからない様に出られた事に一息する。

 

「ふぅ…、後は此処無事に出られたら…任務完了、ん?」

 

すると俺はあるコンテナが開いている事に気が付き、そこを覗いて見ると凄い物を見つけた。

 

それは車だった。しかも国産高級スポーツカーの…、何でこんな所にあるんだ?

 

『進一!!今すぐそれを回収してくれ!!!』

 

「どわっ!?ミラー!?」

 

『やっぱりミラーのそう言う所が出たか…』

 

『悪かったな!だがそれを見た限りは放っては置けない!! 進一頼む!!』

 

「分かったよ…!」

 

ミラーの勢いにまたしても負けた俺、仕方なくこの高級スポーツカーをフルトン回収させた。

 

さあ…さっさとおさらばしよう。

 

そう思いつつ、俺はその港を去った。

 

 

 




高級スポーツカーのモデルはホンダのNSXです。
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