メタルギア・リコイル   作:ライダーGX

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遅れました。申し訳ございません。


第55話

クルミが手にした情報で真島のアジトが分かり、そこにお邪魔した俺達。だが真島は既にアジトを捨てて、別の場所に移り変わっていた。

 

その際サイボーグ戦士と言う人物に俺は外まで吹き飛ばされた。

もう戦闘になるしかないと、俺は車から射出されたP90を手にして、サイボーグ戦士と対決する。

 

後因みに車から射出させる理由、端末から取り出すとかなり隙が生まれるし、何より千束達に気付かれるだろう?

 

それが理由…。

 

気を取り直して、P90の5.7㎜弾を奴に向けて撃つが、それを奴はと言うと。

 

 

 

シャキン!!!

 

 

 

なんと奴は両腕のブレードで全部切り落として俺に迫って来る!嘘だろう!?こいつはフルメタルジャケット弾でかなり貫通性のある弾だぞ!?

それをあのブレードで切りながら防いでるのか!?

 

そう思っていると、奴が既に目の前にやって来て、俺に向けてブレードで切りかかろうとしていた。

 

「くっ!」

 

俺はすぐさまそれを回避しながら躱し、同時にP90を撃つ。

 

だがそれを強烈な跳躍で回避し、近くのコンテナの上に降りて俺を見下ろす。

サイボーグなら出来る技…。

 

あの野郎…。

 

「進一君!!」

 

「援護します!!」

 

すると千束とたきな、そしてフキ達が俺の元に来て、銃でサイボーグ戦士に向けて撃つ。

だが先ほどと同じ跳躍をしながら回避し、別のコンテナを移りながら移動していく。

 

まるでこちらを遊んでいるかのような…。

 

「クソッ!! ちょこまかと動き回りやがって!!」

 

「あたらねぇ!」

 

フキとサクラはグロッグを単連射しながらサイボーグ戦士に当てようとするが、サイボーグ戦士はそれが見てるかのように躱して行き、逆に地面に降りて来て、俺達に向かって来る。

 

「っ!下がれ!!」

 

俺はすぐにフキとサクラに言い、俺はP90でサイボーグ戦士を狙い撃つ。

サイボーグ戦士はそれをブレードで切り落とし、ブレードでフキとサクラを斬りつけようとした。

 

だがそんな事はさせない。俺が間に入り後ろの腰についているホルスターから【スタンナイフ】を抜き、ブレードを受け止める。

 

同時に俺はスタンボタンを押し、強烈な電流を流し込む。

 

「ッ―――!!!!」

 

「オラッ!!!」

 

俺は怯んだサイボーグ戦士に強烈な前蹴りを放ち、それによりサイボーグ戦士は吹き飛ばれる。

 

サイボーグ戦士は何度もバウンドしながら飛ばされるが、あいつはすぐさま立ち上がってこちらに向かって来る。

あれくらいじゃ駄目か。

 

すぐさまブレードを俺に斬りつけて来て、回避する。

 

千束とたきなが銃で撃ち、サイボーグ戦士は跳躍で躱す。

 

同時に俺がP90を撃とうとしたが、弾切れですぐにリロードを行おうとすると、サイボーグ戦士は俺に向かって飛んできて、それにオペレーターを抜いて構えようとした。

だが奴は俺が持っているオペレーターの先端を斬り、すぐ後退しやがった。

 

でもそんな事よりもだ!!

 

「だああああああああ!!!俺のオペレーター!!! 気に入っている内の1つなのに!!!」

 

「そんな事言ってる場合じゃないよ!!?」

 

「進一さんしっかり!!」

 

千束とたきながその事を言うが、これは俺がこの世界で初めて手にした銃なんだぞ!

フルアップグレートされているやつなんだぞ!?

 

これが吠えられずにいられるかってんだ!!

 

「あの野郎!!」

 

すぐにオペレーターを捨て、P90をリロードして、奴に向けて撃ちまくる。

オペレーターの仇だこの野郎!!

 

サイボーグ戦士はP90の弾を跳躍しながら躱して行き、着陸する場所に目星をつけた俺は一気に走り出し、サイボーグ戦士の着陸と同時に俺は拳を振り下ろし、奴の顔面に叩きつける。

俺の拳が直撃し、サイボーグ戦士は吹き飛んで、コンテナを突き破ってがれきに身体ごと突き刺さる。

 

「うわあ…!大丈夫なのあれ!?」

 

「知らないよ。でもサイボーグだからあれぐらいじゃあへこたれない」

 

千束の言葉に俺はP90を構える。するとサイボーグ戦士はゆっくりと歩み寄り、同時に仮面が外れて素顔が現れる。

見た感じ女性で、少し瘦せている30代か40代の人物。

 

だがその素顔を見た千束達に衝撃が走った。

 

「く!楠木さん!!?」

 

「何…?この人がか?」

 

何とそれは行方不明になっている筈の楠木だった。俺は知らないが千束達には衝撃が強すぎた。

どうやらリキッドは楠木をサイボーグにしてしまった様だな…。

 

「馬鹿な!?司令!?」

 

「司令!!?何で!!!」

 

千束達は驚く中で、楠木は言葉を言う。

 

「お…お前たち…、い…今すぐ…私を…撃て!」

 

「何を言ってるんです!!司令!!? お前等今すぐ助けるぞ!!!」

 

「うっす!!!」

 

フキとサクラは楠木を助けようとしたが、楠木は自分の意思とは関係なく動き出し、ブレードを使って振り払う。

 

それのせいでフキとサクラは楠木に近づけない。

 

「うわっ!司令!!?」

 

「私の意思ではない…! この身体は…もう私のではない! 頼む…殺してくれ!!」

 

「出来ないっスよ!!何言ってますか!?」

 

フキ達がそう言う中で、俺は楠木の額に何かついている物が見えた。

 

それは発信機の様な物で、コントロール装置の様な物と似ている。

もしかしたらあれがそうなら、あれを破壊すればいいって事になる。

 

「…試してみるか」

 

俺はそう言って走り出し、それを見た千束達は俺を見る。

同時に楠木は俺を見て自分の意思とは関係なく、ライフルを使って撃ってくる。

 

それを俺は軽々と躱して、懐に入り込み額の発信機をスタンナイフで切り落とす。

 

すると楠木の身体に強烈な電流が外に出始めた。

 

「がああああああああああああ!!!」

 

楠木はそれに悲鳴を上げ、電流が止まったと同時に倒れ込む。

 

「司令!!!」

 

フキ達は急いで楠木の元に行き、起こして状態を確かめた。

 

あちこち小さな電流と火花が出ているが、命に別状はない様に見える。

 

「司令…良かった」

 

フキは楠木が無事である事にホッとした様子、俺は一度銃を下ろしてその様子を見て、千束とたきなが隣に来る。

 

「良かったね…」

 

「司令が無事で良かったです…」

 

「…妙だ」

 

っと俺の言葉に千束とたきなが振り向く。

 

「何が妙なの?」

 

「あのリキッドがただサイボーグにしただけで済むとは思えない…」

 

そう言ったその時、俺の予想が大きく当たった。

 

突如楠木の身体から火花が激しく出始め、同時に身体に異変が起きた。

 

「がああああああああああああ!!!」

 

「司令!!?」

 

すると徐々に楠木のサイボーグ化されてない部分から謎の液体が漏れだし、それにより先ほどよりも楠木は激しく痛み出し。

そしてその液体が出なくなったと同時に、楠木の身体は動かなくなり、楠木は喋らなくなった。

 

それにフキは声を掛ける。

 

「司令…?司令…!司令!!」

 

何度声を掛けても楠木は返事をしない、俺が見る限りじゃもう楠木は…。

 

「っ…!くっそおおおお!!」

 

フキは何度も拳を地面に叩きつけ、サクラたちは何とも言えない様子だった。

 

リキッドめ…、あいつはこんな仕掛けを残していたのか。だが考えても仕方ない、何時までもここに居ると警官がやって来る。

 

俺は楠木を担いで、車の所に行く。

それをサクラが問う。

 

「ちょっと待ってっす。司令をどうするんすか?」

 

「店に連れて帰る。何時までもここに居させる訳にも行かんだろう」

 

「…すまん」

 

フキはそう言って立ち上がって、車の方に行き、俺も車の方に行く。

その際、エリカが俺が捨てたオペレーターを拾い、俺の所に持ってきた。

 

「撫川君…これ」

 

「ん?ああ…ありがとう、今は手が離せないから持っててくれ」

 

「うん」

 

エリカにそう言い、SUVのトランクルームに楠木を載せ、俺はスポーツカーの所に行って乗り込み、千束達と一緒にリコリコへと戻るのだった。

 

 

 

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