メタルギア・リコイル   作:ライダーGX

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第58話

メタルギアを破壊するべくマンホールから侵入を開始した俺、ウルフを先頭に警戒しながらも地下への入り口を探していた。

 

すると近くに扉らしきものを見つけ、それをウルフが確認して、その扉が地下への入り口だと確信する。

 

『スネーク。此処がそうだ』

 

「よし…。ならまずは報告だ」

 

俺はしゃがんで、オタコンに体内通信で連絡をする。

 

「こちらスネーク…聞こえるかオタコン」

 

『ああ、聞こえるよスネーク…状況はどう?』

 

「地下への入り口を見つけた、今から侵入する…」

 

『ああ、分かった。あっ、後スネーク…1つ尋ねるよ』

 

「ん?何?」

 

オタコンの問いに俺は聞いてオタコンの答えを聞く。するとオタコンはメガネをズレ直しながら言う。

 

『君…メタルギアMk.4。忘れて行ってるでしょう』

 

「…あ。しまった」

 

その事を聞いた俺は思わず言葉をこぼす、あちゃ~…しまった、すっかり忘れてた。

ブレードウルフを連れて来ておいて、肝心のメタルギアMk.4を連れて行くのを忘れるなんて。

 

俺もすっかりドジだな、ようやく見つけた事で頭の中…何処かに置いて来たって感じだな…。

 

「すまない…俺とした事が」

 

『まあ大丈夫だよ。そんな事もあろうと君を追尾する様設定してあるから、すぐ近くにいるよ。ほらすぐ後ろ』

 

オタコンの言葉に俺は後ろを振り返ると、ステルス迷彩を解除したメタルギアMk.4が姿を現しながら俺に近づき、俺の近くに止まる。

 

「おお~…本当に追尾してるな」

 

『でしょ? もう忘れたりしないでよ。あとこっちも報告だけど、千束とたきなは旧電波塔に到着したってミカから聞いて、フキ達も延空木に到着したってミラーから報告を受けた。

これから延空木はオープンセレモニーが戦場と化すよ…』

 

「テロリスト…PMCが占拠した時点でもうセレモニーの意味ないしな。でも分かった…ならこっちも潜入を急ぐ」

 

『ああ、それと僕もミラーと一緒に念のために千束達の所に向かって迎えの準備をして置く、一応ね。ミカが後始末は自分がするって何か自分で言っていたから』

 

「ミカさんが?」

 

その事を聞いた俺は首を傾げる。

後始末するってって…一体どう言う事だ…?

 

でも今は考えてる余裕はない…。メタルギアを破壊に専念するしかない。

 

俺は扉の近くに行き、鍵が掛けられているか調べ、ドアノブを回してみる。

 

 

ガチャガチャ!

 

 

思った通り鍵が掛けられてい、俺はピッキングで扉を開け、その中に入ると下水道とは全く違う光景となり、綺麗な壁が作られ、階段が見受けられる。

この先にメタルギアがあるって言うのか…。

 

「…よし、行こう」

 

俺達は階段を降りつつ警戒しながら向かって行く。

待ちわびたメタルギアとの対面…、待っていろよ…。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

私錦木千束はたきなと先生と一緒に旧電波塔に向かっています。

 

ヨシさんが旧電波塔に囚われている画像を見て、見殺しなんて出来ない…。

私達は旧電波塔に到着し、車から降りた私達は先生と向き合う。

 

「よし…それじゃあ先生。行って来ます」

 

「ああ、たきなもな…千束を頼むぞ」

 

「はい」

 

そう言って私達は旧電波塔内に入って行く。

 

私達の装備は拳銃の他に進一君の組織の特性非殺傷弾が入ったショットガン、このショットガン店のだけどずっと使ってないから動くか分かんないけど、先生がメンテしてあるから大丈夫だって言ってた。

たきなのはマシンガンで非殺傷弾じゃない方なの、でも弾幕程度に撃つって言ってあるみたいだし、大丈夫でしょ!

 

服装はリコリスの服装で良かったと思ったんだけど…。折角だし進一君達のスニーキングスーツを着て行ってるのよね~。

 

この方が良いって思ったの。それにこの服は防弾繊維で出来ている上に足音もしないって言うから、この場所にはうってつけ!

 

私が行こうとすると、たきながある事を言い出した。

 

「進一さん…、大丈夫ですかね?」

 

「…うん、心配だよね…でも大丈夫だよきっと。進一君は絶対に生きて帰ってくると思うから…」

 

「…はい、そうですね…」

 

心配な私達が気にしても仕方ない。

私達は今囚われているヨシさんの所に向かうとしよう…。待っててね…ヨシさん。

 

 

 

そして別の場所では、フキ達が今延空木近くに到着し、武装を整えていた。

 

「よし…お前等、準備いいな?」

 

「何時でもいいっス!」

 

「こっちもいいよ」

 

「でも撫川君の車…こんな所に置いても良いのかな?」

 

エリカは進一の車を延空木近くに置く事に心配していた。

何もこんな近くに止める必要はないと感じ、更に此処にあってはテロリスト達に壊されるか心配しているのだろう。

 

「別にいいだろう。あいつの車…頑丈だって言ってるしな」

 

「そんな事言って、本当に壊されたらシャレにならないよ?」

 

フキにそう言うヒバナ。

っと言っていると、テロリストの…PMCの1人がフキ達を見つけ、ロケットランチャーを構え撃つ。

 

それに気付いたサクラが皆に言う。

 

「っ!ロケット弾っす!!」

 

「回避!!!」

 

フキ達がすぐに回避し、そのロケット弾が進一の車に直撃した、更に当たり所が悪かったのか大爆発して炎上し、それによりエリカが顔を真っ青にする。

 

「ああ~~…!! どうしよう…!撫川君の車が!」

 

「ほら言わんこっちゃないでしょう!?」

 

「わ!私に怒鳴るな!!」

 

フキは気まずそうにしながら言って来るヒバナに怒鳴る。そう言ってる中でPMCの兵士がフキ達に狙いを定めていると同時にPMCの頭に銃弾が直撃し、それにより倒れる。

 

それを見たフキ達は振り返ると、狙撃手が1人出ているハンヴィーとその数台にストライカー装甲車数台がやって来た。

ストライカー装甲車の一台からレイブンが降りて来る。

 

「お嬢さんたち。無事の様だな」

 

「あ、あんたは…」

 

「れ、レイブン…さん?」

 

「そうだ。進一の要請で援軍として来た。それとその服装では敵の銃弾を防ぐ事は出来んぞ、こっちに来てこれに着替えろ」

 

レイブンはそう言ってフキ達にある物を渡す、それはマザーベースが開発したスニーキングスーツだった。それもMGS5:TPP仕様の物だ。

 

だがこのスニーキングスーツはフルアップグレートされていて、センサー類が無いものである。

 

「これをか…?」

 

「そうだ。何か不満であるのか」

 

「私等はリコリスだ、これを着るのが当たり前だんだ。それを…」

 

「相手は元ボスの兵士だ。武装も弾もそこ等の使ってるのとは違う」

 

「はっ?元ボスだと…? てめぇ…あいつのこと知ってるのか?」

 

フキはその事を問い、それにレイブンは頷く。

 

「ああ、以前共に仕事をしていた…」

 

「じゃあ何故今ここに居るんだ」

 

「彼と考え方が合わなかった…ただそれだけだ」

 

レイブンはそう言ってM134と大容量の弾薬パックを担ぎ、部隊全員に言う。

 

「いいか!全ての敵は残らず排除しろ! そして人質が居るなら解放、保護するんだ!」

 

「「「「了解!!」」」

 

バトルドレスを着た戦闘員はレイブンの指示を理解し、連隊を組んで延空木に突入していく。

一方フキは歩いて進むレイブンを睨みつけるかの様に見て少しばかり警戒する。

 

フキがレイブンを見ている際、ヒバナがフキを呼ぶ。

 

「フキ!早くこっちに来て着替えるわよ!」

 

「は?……っておい!お前等何着替えてんだ!?」

 

フキは何時の間にか装甲車内で着替え始めているサクラ達を怒鳴る。

 

「先輩、これ結構着心地いいっスよ?早く着ないと~♪」

 

お前らな~…!

 

怒りが舞い上がるも何とか抑えつつ、渋々着替えるのであった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして俺は地下に続く階段を降りつつ、その先に扉を見つける。

 

俺は扉を調べると、その扉は電子ロックがされてあり、ピッキングでは開ける事は出来ないと見て、これはメタルギアMk.4を見る。

 

「オタコン、頼む」

 

「分かった」

 

オタコンは電子端末の接続部にコードを接続し、電子ロックを解除する。

そして俺は武器を構えつつ、扉を開ける。

 

扉を通った先にある物を目にした俺は、思わず唖然としてしまう。

 

「……これが」

 

俺が目にした物、それは月光や仔月光、ウォーカーギアを製造しつつ、その奥のハンガーベイによって待機させられているメタルギア…。

 

メタルギア・ゼロがあったのだった。

 

 

 

 

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