遂に見つけたメタルギア・ゼロ、しかし俺は驚いたのはメタルギアだけじゃない。
此処で生産、製造されている月光や仔月光、ウォーカーギアを見て、俺は言葉を失う。
「…日本の地下に、こんな建造施設があったのか」
「凄い…まさかこんな事が…。それと進一…あのメタルギア・ゼロの形状…」
「ああ…」
オタコンの言葉に俺はメタルギア・ゼロを見る。
メタルギア・ゼロの形状…形はメタルギアREYを元にしている奴だ。だが少しだけ違うのは頭部だ頭部の方はサヘラントロプスの形状で、少し小型にしたタイプだ。
更に目元のカメラアイらしき物も見えるし、あれは周りを見る為のセンサーか?
それに足も少しだけ違う、特に爪だ…まるで獣、いや…恐竜のような足の爪をしている…。
あれなら安定も良いし坂を上がるのも容易だな。
あれの何処が核搭載二足歩行なんだ?
俺には全然分からない…。
でも確かなのは…。
「あれが…メタルギア・ゼロ。そのものなんだな」
「そうだ!!!」
っとその時上から謎の声がして、俺達は上を見ると、メタルギア・ゼロのハンガーベイの上にリキッドが居たのだ。
えっ!?何故ここに!?
「スネーク!!遅かったな!!」
「リキッド!!?延空木にいたんじゃなかったのか!?」
「ああ居たとも! だがそれをお前は知ることは無い!それとこのメタルギア・ゼロは俺が思っていた以上の物だ! こいつのAIは既に抜き取らせてもらった!」
「AIを?! 一体何にするつもりだ!?」
メタルギア・ゼロのAI…それを一体どうするつもりなんだあいつ!?
俺は思っている事をリキッドに怒鳴りつけるも、リキッドは高笑いながら言う。
「それもお前が知る必要はない!! お前はこの地下の施設で墓場となるがいい!!!」
リキッドはメタルギア・ゼロの頭部に行くと、頭部のコックピットが開く。
前方にスライドした後上に立ち上がり、更に左右のカバーが開いて人が入りすい様にして、リキッドはそれに乗り込んだ。
そしてコックピットは閉じて、リキッドが起動スイッチを押し、メタルギア・ゼロが起動して動き出した。
俺は思わずウルフに言う。
「ウルフ! ミサイルポッドを俺に!!」
『受け取れ!スネーク!!』
ウルフは多弾頭誘導ミサイルを俺に渡し、俺は持っているLMGをウルフに投げ渡して多弾頭誘導ミサイルを構える。
そしてゆっくりと動き出し、ハンガーベイを壊しながら進んで来て、カメラアイを光らせながら外部スピーカーを流すリキッド。
『こうして動かすのも久しぶりだ…! スネーク!!人物は違えど因縁は此処で断ち切る!!』
「上等だ!!貴様をここで潰して!メタルギアの因縁も断ち切ってやる!!」
俺は多弾頭誘導ミサイルをメタルギア・ゼロに向け、標的をロックオンしてトリガーを引く。
多弾頭誘導ミサイルから発射される多数ミサイルがメタルギア・ゼロに向かい、それをメタルギア・ゼロは躱す。躱されたミサイルは壁に当たって爆発してしまう。
『ワンパターンだな』
リキッドはそう言うと、東部の右側に搭載されているバルカン砲を俺に向けて撃ち、俺はそれをすぐさま逃げる様に走り、遮蔽物に隠れる。
クソッ…、機銃をまともに貰う訳には行かない。それにあれが外に出てしまったら大変な事になる!
何とかして奴を倒さないと!
俺は遮蔽物から出て、再び多弾頭誘導ミサイルをメタルギア・ゼロにロックオンさせて撃つ、だが当然リキッドは躱して更に俺にバルカン砲を撃とうとする。
でもただでは終わらない。もう一度ミサイルを撃って、奴に当てさせる。
バルカン砲を撃とうとしたタイミングだから、当然躱せない。
多数のミサイルが直撃して、メタルギア・ゼロは思わず後方に後ずさりする。
よし!効いてるぞ! このまま攻撃を続行だ!
俺はこのまま多弾頭誘導ミサイルを撃ち続け、メタルギア・ゼロを攻撃させない様にする。
だがそんな予想を裏切る事は必ずある。
メタルギア・ゼロの頭部の左側の部分が光ったのだ。
そして光線らしきものが現れ、それに俺は撃つのをやめて避ける。
すると避けた場所が直線の様に切り裂かれて上に焦げている。
あれってまさか…レーザーか! 畜生!レーザーもあるとは…他にもあるのか?
『スネーク!背中に注意しろ!!』
するとウルフが俺に注意を促して来た。その言葉に俺はメタルギア・ゼロの背中を見ると、どうも奴は背中のミサイルモジュールからミサイルが出て来る。
おいおい冗談だろう…!? こんな狭い場所でミサイルを撃とうとするのかよ!?
『ただのミサイルじゃないぞ』
っとリキッドが言った途端、ミサイルが放たれる!
しかもただのミサイルじゃなかった。
途中でミサイルが分解し、無数のミサイルが俺の方に押し寄せて来る!
クソッたれ!!クラスターミサイルかよ!?
俺はそれを見て何処か隠れる場所を探す、だが隠れる場所はほんの少しだけ!
残りは撃ち落とすしかない!
俺はUZIを右手に持ち、少しだけミサイルを撃ち落として行く。
だが数が多いからほんの少しだけだ!
「チッ!!」
舌打ちをしながら俺は隠れる場所に行き、クラスターミサイルの弾幕を凌ぐ、でもはやり無理があったらしく、爆風で俺は吹き飛ばされてしまう。
「どわああああああああああ!!!」
『『進一!!/スネーク!!』』
爆風に飛ばされてしまった俺はそのまま壁に激突してしまう。
更に追い打ちを掛けるかの様に残りのクラスターミサイルは壁や天井に直撃し、がれきが俺に降り注いできて、俺はそのがれきの下敷きになってしまい、その後意識を失ってしまう。
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スネークががれきを埋もれたの見て、俺は鼻で笑う。
「フッ、あの様子だと死んだな。いくら頑丈なスーツを着ているとは言え…がれきには耐えられん」
もし仮に生きていたとしても、あのがれきからは出られん。
俺はそう言いつつ、目的を果たしたの見て、次の段階に進むことにしよう。
このメタルギア・ゼロを持ち帰り、まずは世界を管理する計画を開始する。
その為には…まずはアメリカ本土に核ミサイルを撃ち込み、その後要求としてアメリカ本土を支配する様手配する。
忙しくなりそうだな…。
俺はメタルギア・ゼロを地上に続く超大型エレベーターの所に向かい、それに乗り込みそのまま地上へと向かう。
調べた際にこいつは水陸両用…。こいつを“例の艦”に乗せ、その後はアメリカ本土に近い場所に移動する…。
待っていろよ…俺はゼロを超え、世界を管理し…新たな世界を作り上げる!
ん?そうだ…良い事を思いついたぞ…。
俺はすぐさま無線を奴に繋げ、ある指示を出した。
「フフフ…、楽しみだな…」
さあ…最後の仕事を済ませようじゃないか…。
メタルギア戦ではまず一敗してしまった進一。ここからどう逆転すればいいか…。