頑張ります!
これは進一がまだメタルギアと戦っている頃、千束とたきな、フキ達がそれぞれの場所で戦っていた。
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旧電波塔で私とたきなはヨシさんを助けるべく、上の方に登っていた。
途中で真島の手下たちがうようよいたけど、全然大した相手じゃなかったから大丈夫だった。
まあ行く途中で足場が無くて、落ちそうになったのは言うまでもないけどね!
その際たきなにしっかり怒られた。
旧電波塔の最上階で、私達はヨシさんの元に辿り着いた。
「ヨシさん!」
「千束…!」
私がヨシさんに近づこうとした時、たきなが何かに気付いた。
「千束!!」
「え?」
たきなの声に私は足を止めた瞬間、私の目にある物が映り出す。
それはヨシさんの後ろに真島がゆっくりと歩み寄って来たのだ。
「真島!?」
「よう~アランリコリス…、来ると思っていたぜ。お前の大事なヨシさんを人質にしたらな…」
「くぅ~!趣味悪!」
私は思った事を真島に言いながら、たきなと一緒に銃を構える。
「だが意外だな?お前等の方からは足音が全くしなかった…そのスーツのせいか? 随分せこいスーツだなおい…。
それとあいつはどうした? お前等とは一緒じゃないのか?」
「生憎進一君は別のお仕事だよ。アンタには関係ないでしょ!!」
そう言って私達は真島に向けて銃を撃つ。
真島は私達の攻撃を躱しながら、壁に隠れる。その際真島は壁の端末を操作して、外の外壁のシャッターを閉じた。
すると辺りが暗くなり、私達は真島を見失っちゃった。
「え?何処…?」
「何も見えません…」
ドガッ!!
「がはぁ!!」
「たきな!?」
私達が警戒していると同時に、突如たきなが何者かに蹴り飛ばされてしまって、それに私は振り向く。
「え!?真島!? 見えてるの!?」
「聴こえるんだよ…」
すると私の背後に真島がいて、私が咄嗟に振り向くと蹴りを入れて来た!イッテー!
「イッツー!やったな~!」
仕返しに私はショットガンを撃ちまくる。でも相手に当たった感じがしない…。一体どう言う事?
すると何処から指鳴か舌鳴の様な音をした…。ええ?あいつ何したの…?
「相手の微細な動きで射線と射撃タイミングを判断する…。すげぇ能力だな…アランが興味を持つ訳だぜ」
何処からか真島の声がして来て、私が辺りを見渡していると、たきなが言って来る。
「千束落ち着いて下さい! あの様子を見ると、奴は《エコーロケーション》の様な事をして、私達の位置を把握しているに違いありません!」
「え?えこー…む、難しい事言わないでよ!」
「はぁ!?あれだけ検査しに行ってるのに、エコーロケーションを知らないんですか!?」
「そんな事言うな!」
「おいおい…この状況でよくケンカなんか出来るな…」
後ろから真島の声がして私達が振り向いた瞬間、真島の蹴りが私達を蹴り飛ばしてしまう、その際ショットガンとマシンガンを落としてしまった。
「くくく…。お前等…本当に良いコンビだよな。でもな~俺の様にもっと自由になるべきだ。特にアランリコリス…お前だ、俺と手を組んでアラン機関を潰さねぇか?」
「うっさい!!」
ハンドガンを取り出して乱射するも、真島に当たりはしない。
どうしたらいいか…。
するとたきなが。
「千束、此処は反響します」
「え?今更何言ってるの?」
「だからこうするんです!!」
するとたきなはバックパックから何かを取り出して、シャッターの方に何かを張り付けた。
私が見たのはC4爆弾だった…ってはい!?
「ちょいちょいちょいちょいたきな!!あんた何でそれを!?」
「爆破します!」
そしてたきなが起爆スイッチを押して、シャッターを豪快に破壊しちゃいました!おいおいやり過ぎ~!!
まあそのお陰で爆破されたシャッターの後から光が入って来て明るくなる。
辺りは煙が舞い上がり、私達は煙を吸わない様に口元を押さえる。
「ゲホゲホッ! おいおい…なんてもんを使ってんだよ!」
真島はせき込みながらも立ち上がって来た、それを見た私達は銃を構えて突進し、真島の距離を縮める。
「チッ!」
舌打ちをする真島は銃を私達に向けて来る。でもその距離だったらもう私達には効かないよ。
まずたきなが真島をけん制して体制を崩させ、その後私が至近距離で耳元で銃を撃つ。
これ耳元で近くで撃つと結構キツイのよね。特に耳の良い人はどうだろう。
それを受けた真島は耳元を激しく押さえる、その後に私が真島の身体に何発も打ち込み。
真島を手すりに追い込んだ後、たきなが拘束具を使って真島を拘束する。
…これでもう真島は動けないね。
「…そうだ!ヨシさん!?」
私はヨシさんの方を見ると、ヨシさんの姿が無かった。
拘束されていた筈なのに、一体何処に…。
「たきな!探そう!」
「はい!」
私達は何処かに居るヨシさんを探し始める。無事だと良いけど…。
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そしてフキ達はと言うと、延空木を占拠した部隊達と交戦状態に陥っていた。
フキ達がSMGを使ってけん制し、その後をマザーベースのスタッフ達がM4で制圧し、レイブンがミニガンで残りの敵を完全制圧していく。
順調に進んでいる様子にサクラは鼻で笑う。
「はっ!こんなんじゃ朝飯前じゃないっスね!」
「調子に乗らない。そんな事言ってるとすぐにやられるわよ」
「だって本当の事じゃないっスか! こんなあっけなくやられる連中なら、大した事無いじゃないっスか!リキッド達の部隊は!」
そう調子に乗るサクラに対し、フキは何やら不穏な空気を感じ取っていた。
「(…違う、こいつ等は何時もの奴等とは違う…。まるで素人の様な感じか…まだ訓練してない感じだ…)」
「感じ取れるか?」
するとフキに話しかけるレイブンが側に来て、フキは顔を上げながら言う。
「ああ…、連中がこんなあっけない感じがしない筈がない…。何かおかしい…」
「そうだな…。その通りだ(あのボスがこんなミスをするとは思えん…。何かある…)」
レイブンもフキと同様な事を感じており、その事を考えているとサクラがエリカに言う。
「エリカ。先に人質が居るか調べてもいっスか?」
「うん。分かった」
エリカがそう言って先に行くと同時だった。
カチャ!
「(っ!この音は!?)」
ハンマーが降りる音を聞いたレイブンは咄嗟にエリカを掴んで後方に引かせる。
「来い!」
「キャア!!」
エリカが行こうとした足元に一発の銃弾が飛び、その弾が床にめり込む。
それを見たフキ達は驚いた眼をし、レイブンが部下達に指示を出そうとした時だった。
「シャーマン!! まさかお前がそっち側に付くとは思わなかったぞ」
突如老人の声がしてフキ達は警戒し、レイブンは口角を少しばかり上げて言う。
「フフフ…イワンの大将か。こうして会うの久しぶりだな…」
レイブンは上の方を見て言うと、少し上の階からゆっくりとオセロットが現れる。
「シャーマン…悪いがお前は此処で退場して貰う…」
「生憎だが大将…、俺も仕事なんだ…片付けさせてもらうぞ」
そう言って互いは銃を構え直し、共に引き金を引くのであった。
徐々に終盤までやってきました。
次回も楽しみにしてください。