メタルギア・リコイル   作:ライダーGX

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第64話

メタルギア・ゼロが地上で大暴れしている中、俺は真島と激闘を繰り広げている最中だ。

 

真島は俺との闘いをしたいと言って来た為、俺は真島の要望を応えるかのように戦いを始める。

 

俺はLMGを連射し、真島に向けて撃ち続ける。

そんな攻撃を真島は回避しながらも、俺を見て笑いながらP90を撃ちながら攻撃してくる。

 

いくらP90でもバトルドレスには問題はないが、何発か喰らったらヤバいと思った俺はそれを回避しながら物陰に隠れる。

 

「おいおい真島、お前何時から戦闘狂になったんだ?」

 

「人聞きが悪いな、俺はそんなマニアックな性格じゃねえぜ!!」

 

すると真島は懐から手榴弾を取り出して、ピンを抜いて俺に投げつけて来る。

それを見た俺はすぐに出て、それを蹴り飛ばして返す。

 

手榴弾を返された真島は笑いながらも驚き、回避しながら隠れる。

 

返された手榴弾はその場で爆発し、俺はそれを見て少し考える。

 

俺が蹴り返した時、真島はそれに若干気付いていた感じがした…。しかもそれだけじゃない、俺が動こうとした時もだ。

もしかしたらあいつは聴力が良いのか…? いや、間違いない…。

 

「おい真島…、お前【エコーロケーション】が出来る程耳が良いのか?」

 

「おっ? お前もそれに気付くかよ。アランリコリスの相棒もそれに気付いていたからな…。流石だよ…これもアランからのお墨付きの物らしいぜ」

 

「…やっぱりな」

 

真島の返答を聞いて、俺は納得する。

 

あのアラン機関が真島を手助けし、加担した事に違和感を覚えていたが…それが理由だったのか。

それなら俺が動く前の動作が分かる真島の行動理由が理解できる。

 

しかしそれならそれでテロに肩入れしたアランもまた何故こんな事をしているんだ…?

 

全く理解出来ねぇ…、これが終わったらアラン機関も問い詰めてやるか。

 

俺はLMGを真島に向けようとしたが、弾が無い事に気が付いた。

 

リロードを行おうにもこいつは再装填に時間が掛かる、これを置いてUZIを取り出して構える。

 

「おっ?今度はそれに変えるのか? まあ俺はどっちでも良いがな!!」

 

真島はそう言ってP90を撃ちまくり、俺もUZIを撃ちまくる。

 

どちらとも譲らない状況…。だが状況は何時も突然変わる。

 

突如天井が崩れ、俺達の前に瓦礫が落ちて来た。

それにより視界が遮られてしまう。

 

煙が晴れると同時に完全にふさがっている。

 

「…チッ、やっぱりメタルギア・ゼロが暴れているせいで天井が耐えられなかったか」

 

「運が悪ぃな…。まあいい…どうせ長続きはしなかったんだ。勝負はお預けだ」

 

瓦礫で見えないが真島は気持ちが引いたのか、つまらなそうに銃を下ろしたのを感じ、俺はそのまま真島に叫ぶ。

 

「おい真島!お前この後どうするんだ! また何処かでテロを引き起こすのか!?」

 

「おうよ! 俺はそれしか頭を使う事はないからな…。まあまた何処かで会う事になったら…そん時はたっぷり楽しもうぜ!じゃあな」

 

そう言って奴は何処かへと消えて行き、完全に消えたのを感じた俺は銃をしまう。

 

「…あいつめ。今度会った際は覚悟決めないとな」

 

『進一!』

 

俺が考えてると、オタコンのメタルギアMk.4がやって来て、チャドが尻尾を振りながら俺に駆け寄る。

 

「オタコン!今から地上に行く! それより状況はどうなっているんだ!」

 

『それがまたしても予想外な事が起きた! すぐに上に向かって欲しい!』

 

クソッ!またか! オタコンの言葉を聞いて俺は舌打ちをしながらも地上にルートを見つけ、地上に出る。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

地上に出て来た俺は思わず言葉を失った。辺りの建物が崩れていて、粉々になっている状態だった。

 

更に街の人々の悲鳴が遠くから聞こえ、サイレンの音がそこら中に鳴り響いていた。

 

おいおい…なんて状況なんだ!

 

「おいオタコン!メタルギア・ゼロは今何処に!」

 

『街を攻撃しつつ海がある方向に進んでいるとの事だよ! それに奴はこの状況を利用して世界中に報道しているのが分かった!』

 

オタコンがメタルギアMk.4の映像ディスプレイを俺に見せる。

すると各国の国々が日本の状況をあちらこちらで報道していて、更にそれを【日本が極秘に作っていた兵器!?】と報道する者達もいる。

 

たくっ…これだから知らない奴らは…。

 

「オタコン!すぐに追いかける! 車……あ」

 

『どうしたの? あらら……』

 

俺達はスポーツカーの方を見た瞬間、思わず言葉が止まった。それは瓦礫につぶれてしまって、跡形もなくオシャカになっているからだ。

 

おいおい~…マジかよ~!

 

「ワウ~…」

 

『こうも潰れてしまっては直せそうにないな』

 

チャドは悲しそうに見て、ウルフは冷静に見ている。ってかそこじゃないって!!

 

「くっそ!!こんな時に限ってこれかよ!?」

 

俺が困っていた時だった。俺の元に数台のハンヴィーが止まって、窓からフキが顔を出す。

 

「おい撫川!生きてるか!?」

 

「フキ!」

 

「撫川君!良かった…! 通信に出なかったから心配したよ」

 

エリカが顔を出して、俺の様子を見てホッとしている。

 

「お前が出て来るってレイブンのおっさんが言うから向かったら、案の定お前が出て来たって事だ」

 

「な、なる程な…。それよりもメタルギアを止めるのが先だ! 乗せてくれ!」

 

「こっちだよ!」

 

エリカが俺を誘導し、俺はそっちに行ってそのハンヴィーに乗り、エリカの隣に座る。

当然チャド達も付いて来た。

 

俺達が乗ったのを確認して、戦闘員がハンヴィーを発進させる。

 

そして俺はフキ達が来ている服装を見て聞いた。

 

「おいお前等、そのスニーキングスーツはどうしたんだ?」

 

「実はレイブンさんが私達にって渡してくれたの。これかなり着心地良いね」

 

「それは…まあな」

 

あんまりこいつの開発記録を語る事は出来ない、下手したら大混乱する可能性があるかな。

しかし気になる事が…。

 

「あいつ等、千束とたきなを一体どうするつもりだ?」

 

「え?たきながどうかしたの?」

 

「あ?千束がどうしたんだ?」

 

フキ達は千束の事を言い出した事に問いかけて来て、俺はオタコン達からの出来事を話す。

 

「は!はぁ~~~~!!? 千束が連れ去られただと!?」

 

「そんな!たきなも!?」

 

千束達がスクリーミング・マンティスに連れ去られた事を聞いたフキ達は驚きを隠せなかった。

 

「ああ、何が目的か知らないけど、奴らをとっ捕まえてたっぷりと聞き出してやる!」

 

俺はそう願いつつ、皆と共にメタルギア・ゼロを追いかけるのであった。

 

 

 

 

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