「…っ、ぅ~…こ、ここは?」
スクリーミング・マンティスによって意識を失っていた私は目を覚ますと、ある場所に居たの。
そこは四角い空間の場所…、でも何故か未来的な部屋って感じがする。
しかもここよく見ると牢獄の様な感じの檻があり、私はその中に居たの。
すると隣に誰かが居るのに気づき、私は横を見るとたきなが一緒に居て気を失ってた。
「たきな!たきな!!」
「ぅ…ち、千束?」
たきなは私の問いかけに起きて目を覚まし、私と同じように辺りを見渡す。
「ここ…何処ですか?」
「分かんない…、何処だろう?」
私達は此処が何処だかさっぱり分かんない。手元を調べて見ると武器はなく、おまけに通信機も取られちゃってる。
これじゃあ連絡も取れない。
でもそれだけじゃなかった。
私達の服装がいつもと違ってたの、それは戦闘用のスーツじゃなく白いワンピースを着てた。
え?どう言う事これ? 私達いつの間に着替えたの?
「驚いたか?」
突然の問いかけにより、私達は思わずその方を見る。
するとそこには白髭のお爺さんが居た。
って言うかこの人って!!
「アンタ確かオセロットって言うガンマン!?」
「ほう~…私を知っているか。なら話は早い、お前たちはエクシード・スネークをおびき寄せる囮役として役立って貰うぞ」
「何を~!!」
この私達を囮だと~~!? こんにゃろ~~~!私達を囮なんて100年早いってんだ!!
今すぐこの牢屋から抜け出してやるからね!
「おっと、無闇に檻に触ろうとすると…」
私が檻に触れた時にオセロットがある事を言うとしたの、すると突如強力な電流が私に流れ込んできたの!?
強力な電流によって私は手を離し、後ろに倒れこんでしまう。
「ぶはっ!!」
「千束!!大丈夫ですか!?」
「だ、大丈夫…。な、何今の…?」
「見ての通りだ。折に触れた瞬間、強烈な電流が流れる仕組みになっている。逃げ出そうと思わない事だ」
キィ~~~~!!ムカつく~~~!!折角抜け出して対策を取ろうと思ったのに!
オセロットは気ままにリボルバーを回してるし~~~!!!
「そうだな…ちょっと時間があるから話でもしようか。お前たちはあのエクシード・スネーク…撫川進一をどれくらい知っている」
「何ですか?急に…」
「おうおう!聞いて驚け! 彼は私達とは違う組織の凄腕エージェント! しかも強い人だ!! あ!ひかえひかえーい!」
私は堂々とした態度でオセロットに言いつける。これで怯む奴じゃないって分かってるけど、一応攻撃程度の威嚇はしておくべき!
「ちょっと千束! そんな無駄な事をする必要がありますか!?」
「ちょいちょいちょいちょい!!今良い所なのに!?」
もう~~空気読んでよたきな!これじゃああいつになんの威嚇もならないじゃん!
するとオセロットが何故か小さく笑い始めて、それに私とたきなが見る。
え?何…? 何がおかしいの?
「フフフ…、どうやらお前たちは表面上の奴しか見ていない様だな」
「何よ!どう言う事よ!」
「あなたは進一さんの何を知っていると言うのですか?」
たきながオセロットにそう言った所で、オセロットはリボルバーを回すのをやめた。
そして私達の方を見てこういったの。
「知っているか? 奴はこの世では存在しない男で、別の世界からやって来た人間だと言う事を…」
その言葉を聞いた瞬間、私とたきなは思わず言葉を失い、騒然としたのは言うまでもなかった。
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メタルギア・ゼロが海に向かう中で、俺達はハンヴィーの中で武器を整えていた。
俺はLMGをリロードし直し、完了した際にフキ達が俺の車で来なかった事を問う。
「そう言えばお前等俺の車はどうした? 乗ってこなかったのか?」
「あ、その…撫川君。落ち着いて聞いてくれる?」
エリカが気まずそうにしながら俺を見て来るから、それに俺は首を傾げながら聞いた。
そしてエリカから聞いた話で、頭を抱え込んでしまった~~~!!!
「マ~~~~ジ~~~~か~~~~!!! スポーツカーに続いてSUVもかよ~~~~~~!!!」
「ごめんなさい!! 本当にごめんなさい…!!」
エリカは申し訳ない気持ちになりながら頭を何度も下げている。
…エリカよ、そこまで頭を下げなくても良いんだ。
悪いのは俺の車を吹っ飛ばしたあいつ等だ!必ず一発ぶん殴ってやる!!
「おい撫川、つまらんジョークを言っている所申し訳ねぇが」
「ジョークだと…!」
俺はフキの言った言葉に思わず拳を握り潰してしまうが、そんな事を気にしないフキは言い続ける。
「お目当ての奴が見えたぞ」
フキの言葉に俺は外を見ると、メタルギア・ゼロが見えて来て、海のすぐ近くまで迫っている。
もし潜られたりしたらこっちの攻撃方法はない。
残念ながらロケランじゃあ海には届かない上に通用しない。
俺は運転している戦闘スタッフに言う。
「おい!スピードを上げろ! メタルギアを逃がす訳には行かない!」
「了解しました!しっかり掴まって下さい!」
戦闘スタッフは俺の言葉を聞いてアクセルを踏み、スピードを上げた。
待ってろよ…リキッド! やられた借りは倍にして返してやる!
いよいよ千束とたきなは進一の真相を知る事となります。
徐々に知って行くでしょう。