メタルギア・リコイル   作:ライダーGX

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第67話

リキッド達が乗艦しているアウターヘイブンは現在太平洋へと進んでいる頃、その様子をメディアのヘリが撮影していた。

 

女性リポーターがマイクを持ちながらカメラマンの方を見て言う。

 

「皆さまご覧ください! あれが2時間前東京湾近海に出現した巨大な船です! あんな巨大な船が東京湾近海にあったなんて誰が想像するでしょうか!?

あの船は先ほど延空木付近に出現したあの未確認の巨人らしき物もあの中にいます!

 

現在あの船は太平洋へと進んでいて、何をするかまだ明確な目的は不明です!

これに対し政府は何の対策もまだ得られていない状況です! 先ほど自衛隊もあの未確認によって壊滅させられ、生存は絶望的だとの事です!

 

あの船は一体何処に行くのでしょうか。一体何をしに……て、え?…何あれ」

 

するとリポーターがある方を見て呟き、それにカメラマンが言う。

 

「ちょっとちょっと!今LIVE映像だよ!? 何を言って……え?」

 

カメラマンもそのリポーターが言う先の方を見て、思わず呟いてしまいカメラをその方角に向ける。

 

するとアウターヘイブン後方の数十㌔先に方に数隻の船がアウターヘイブンを追いかけている様子が映されていた。

 

「な!何でしょうかあれは!? 他国の船らしき物数隻があの船を追いかけているかの様に見えます!

そして私の目が間違いでなければ空母とその横には第二次大戦で使用されたアメリカの船であるミズーリが数隻があります!?

 

これは現実なのでしょうか!?あれは一体『ここから先は立ち入り禁止空域です!!』え!?何!?」

 

リポーターたちが乗るヘリの近くに一機のヘリが近づいて来た、それはマザーベースの支援ヘリである。

支援ヘリに乗る戦闘班の1人がリポーター達に向けてスピーカーで警告してきた。

 

『ここから先は立ち入り禁止空域になります!! どうか退避を!!』

 

「はぁ~~~~!!?じょ!冗談じゃないわよ!! 勝手な事言わない──」

 

 

 

バンッ!!!

 

 

 

突如戦闘班が空に向けてライフルを発射し、それにリポーター達は驚いてしまう。

 

「キャアア!!」

 

『今のは威嚇射撃です!! 直ちに退避してください!繰り返します!! 今のは威嚇射撃です!!』

 

「うわあああ!!!パイロットさん!!離れて!!早く早く!!!」

 

リポーターの言葉にパイロットは慌てて操縦桿を操作し、その場から直ちに撤退した。

 

その様子を見た戦闘班は銃を下ろし、パイロットに向けて頷く。

支援ヘリはその場を離れ、空母へと向かう。

 

その様子を甲板上で見ていた進一がミラーに言う。

 

「おいミラー…、あそこまで必要なのか?」

 

「そうしないとメディアに我々の存在が知られる。それにこれ以上民間人の被害を増やす訳には行かない…」

 

そう言うミラー、因みに何故進一達が居るのかそれは少しばかり時間を遡る事数分前だった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

新型の支援ヘリに乗って、俺達はある場所に向かっていた。

 

「おーい、アタシら何処に向かってるんスか?」

 

「もうじき分かるさ。ほら見えたぞ」

 

ミラーが窓の方を見て俺達は外を見る。

俺達の向かう場所には数隻の船があり、その内の1つは空母だった。

 

ミズーリが4隻もあって、後方には補給母艦ディスカバリーの姿もある。

 

しかし俺が気になるのはあの空母だ。

 

「何っスかあれは!?」

 

「空母!?」

 

「あの空母…、ようやくデビュー戦か」

 

「ああそうだ。あそこで装備を整え、アウターヘイブンへの対抗策に出る。後あの空母の名前だが…俺達が決めさせて貰った、あの空母は…【ストレイド・プライマス号】だ」

 

ミラーがそう言って俺達は空母…ストレイド・プライマスの甲板に到着し、俺達はその甲板の上に降り立つ。

甲板上はあのF-14改がスタンバイ状態で待機していて、支援ヘリも数機待機している。

 

まさか廃棄されたあの空母がこんな姿になって、空母に乗れる日が来るなんて…。

 

「ほらほらあんた達!そんな所でボサっとしないで! 甲板上は忙しい場所なんだから!」

 

俺達は女性の声が聞こえる方を見る。って言うかこの声…聞き覚えがある様な…。

 

するとそこには戦闘服を着て、頭にバンダナを巻いている女性…【メリル・シルバーバーグ】だった。

 

「メリル!?」

 

「まさかメリルまでいるなんて…」

 

「久しぶりねオタコン。それと貴方がエクシード・スネーク…撫川進一ね? 話は聞いてるわ」

 

メリルは俺の方を見てそう言い、俺は頷きながら言う。

 

「ああ、でもまさかなアンタまでもが」

 

「その話は後にしましょう。今は戦いに備える為前にブリーフィングよ」

 

「ああ、そうだな…こっちだ」

 

そう言って俺達が艦内に入ろうとした時だった。

 

1人の整備スタッフが俺達の所に来てある報告をしに来た。

 

「大変です!日本のメディアのヘリがアウターヘイブンの方に飛行しています!」

 

「何だって!?」

 

「全く。こんな大変な時に…、進一!ちょっと手荒だが追い払うぞ」

 

ミラーのその言葉に俺はただ頷くしかなかった。

 

 

 

そしてメディアを追い払った後、俺とミラーはブリーフィングルームへと到着し、フキ達や戦闘班の他にも別の者達が居た。

 

それはMGS4でのアメリカ軍であった。

更にメリルが所属する【ラットパトロールチーム01】に【ジョニー】と【エド】と【ジョナサン】が居た。

 

おいおい…メリルだけじゃなくMGS4のアメリカ軍とラットパトロールも居るのかよ…?

 

もうメタギア人物のオンパレードになって来たな…。

 

そしてブリーフィングが始まる。

 

「現在我々の艦隊はアウターヘイブンを追いかけてはいるが、およそ2ノットづつ離れつつある」

 

「あれだけの巨大な船がそこまでのスピードを出せるなんて…」

 

「それだけ出力が高い上に技術も上って事だ」

 

アウターヘイブンとの距離が2ノットづつ離れつつある…か、まさかそんなに離されるとは…。

 

だがゲーム内では本当のアウターヘイブンは3ノットづつ離されていたからな、物量だと今のアウターヘイブンは物量がかなり大きいから、それが最高速度なのかもな。

 

すると隣に座っているエリカが俺に話しかけて来た。

 

「撫川君、また服を着替えたの?」

 

「ん?ああ、あれ瓦礫に埋まってしまった際所々に傷があったから、脱いでスニーキングスーツに着替えた。勿論上はベストを付けてな」

 

俺は今スニーキングスーツを着込んでいる。甲板上での見届けた後一旦バトルドレスを脱いでスニーキングスーツに変更した。

ボロボロの状態じゃどう考えても支障が出るから、脱いだんだよね。

 

まあスニーキングスーツの上にはベストを付けて行く。

そんな中でミラーが作戦の説明を続けた。

 

「アウターヘイブンの進路方向を見る限り、奴等はアメリカ合衆国に向かっている可能性が高い。恐らく何処かに核を打ち込むに違いないだろう」

 

「ミラー。奴等は愛国者達を作り出すのが目的だろう? アメリカ本土を狙って何の意味がある?」

 

「そこまではまだ分からない。だがアメリカを先に狙うって言う事は何かしら理由がある筈だ、その前に何としても追いつく」

 

「…ねえ、この船改修したばかりで速度もっと出せるんでしょう? さっさとかっ飛ばしたらどうなの?」

 

メリルがストレイド・プライマスの速度の事を言い出して来た。…そう言えばこの空母は元々原子炉搭載型じゃないけど、原子炉を搭載した事によって速度はかなりの物。

更に速度は従来の空母に比べてかなりある筈…。

 

だがそれをミラーが拒否。

 

「それは無理だ、今速度を上げれば俺達に付いてくれているミズーリ達が遅れを取ってしまう。それだけは必ず避けたい。だが奴等も俺達が追いかけている事も必ず分かっているだろう」

 

「…俺達を消す為にターンしてくる可能性もッて事か」

 

俺の言葉にミラーは頷く。

 

「奴等の動きを見てもそうに違いない。本来なら3ノット以上のスピードは出る筈なのにそれ以下に落としている。奴らは俺達とここで決着をつけるつもりだろう」

 

ここで決着か…、丁度良い…千束達を返してもらう為にも、奴等には出向いてもらわなければいけないからな。

 

リキッド…お前との決着は必ずつける!必ずだ!

 

 

 

 

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