「『アアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!』」
アウターヘイブンにて、BB部隊最後の1人であるスクリーミング・マンティスと対決する。
俺の知っているスクリーミング・マンティスは相手のナノマシンを操り、自分の人形として他者と戦わせているのだ。
それを使ってゲーム内でのメリル達を操っていた。
だが俺の思う所この世界の者達はナノマシンを投与していない筈、それなのに以前見た千束とたきな、そして今のフキとサクラが操られるのは可笑しい。
そのからくりがどうなってるかは知らないが、俺はそれを暴く為まずフキ達を操っているマンティス人形を撃つ。
っが俺がマンティス人形を撃とうとした時だ、身体が何故か思うように動かず、更には標準が定まらない。
「(どうなってる?! 何故身体が思うように動かない!?)」
「『アーハッハッハッハッハ!! どうした?狙ってこないのか?』」
スクリーミング・マンティスはそう言った瞬間、俺の懐に入りこんで来て、エッジナイフを俺に斬りつけて来た。
それに対し俺は必死に抵抗しながら、僅かに動かしながらエッジナイフを躱す。しかし躱すも俺の頬を豪快に斬りつけ、更にはもう片方持っているエッジナイフを振り下ろし、俺の身体を切り裂く。
エッジナイフで切られた俺の身体は少しばかり血が噴き出す。
「くっ…!」
『おい博士!何故スネークは避けないんだ?!』
ブレードウルフは俺が動けない事を聞いて、オタコンはすぐさま調べた、すると驚くことが分かった。
「分かったぞ!微弱ながら進一の体内ナノマシンが奴の人形に関渉しているんだ! だから思うように身体が動かないんだ!」
なっ!そう言う事かよ!
おいおい俺のナノマシンが奴の人形に関渉するって!この前は何ともなかったのに!
「『どうした?手も足も出ないか?』」
くっそ!あの野郎!好き放題言いやがって!
だったらこれでどうだ!
俺はバックパックから抑制用のナノマシンを投与し、俺の中のナノマシンを抑制した。
それにより俺はスクリーミング・マンティスの人形の支配から脱出する。
「『何っ!?』」
「さっきのお返しだ!受け取れ!!!」
俺はナイフで切られた仕返しにM4カスタムでマンティス人形を撃つ。
マンティス人形を撃たれた事により、マンティス人形の効力は薄れ、フキ達の身体は床に崩れ落ちる。
「『マンティス人形が!!』」
「更にお次ーーー!!」
追撃する様に俺は飛んで、スタンナイフをマンティス人形を吊るしている糸を切る。
するとマンティス人形はいとも簡単に落ちて、それによりスクリーミング・マンティスは。
「『マンティス人形がああああああっ!!』」
絶叫する。
俺はつかさずマンティス人形を手に取り、取って置きのお楽しみタイムをする時間だ!
だがそれをスクリーミング・マンティスはさせようとはしなかった。
「『おのれーーーーーー!!!!』」
スクリーミング・マンティスは残っているソロー人形を使って、死んでいる天狗兵とヘイブン・トルーパーの混合部隊の死体を操り、守りに入った。
同時に残っている兵士を俺にぶつけて来る。
「くそっ!邪魔だな!!」
俺はマンティス人形を一度しまい、残っているソロー人形をM9で撃ち、それにより死体は糸が切れたかのように倒れる。
そして瞬時にマンティス人形を持ち、奴に向けて光の弾を放つ。
光の弾はそのままスクリーミング・マンティスに向かい、スクリーミング・マンティスはそれをまともに受けて、俺の人形となる。
さあ…マリオネットタイムだ!!
「あ、そ~れ!踊れ踊れ~~~!!」
マンティス人形を我武者羅に振り回し、スクリーミング・マンティスを激し揺らした。
奴の姿は通常の装甲服とは違う。タングステンと複合装甲の固まりだからな、重くて動けない服で激しく動いたらどうなるかもう分かるよな!
重たい装甲服が身体にダメージが入り、それにより奴は耐えられない!
「『アアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!』」
スクリーミング・マンティスは急激な動きに耐えきれず、一度床に倒れそうになる。
だが奴は床に倒れる寸前に止め、一度身体を起こした。
そして装甲服がはがれて行き、インナースーツを纏った少女が姿を現す。
連れ去られた最後のリコリス…。でもスーツを脱いだって事は彼女もまた…。
最後のリコリスの少女は膝を床に付いた瞬間、彼女の身体は青い炎に包まれ、インナースーツは灰となって倒れる。
俺はM4カスタムを下ろし、最後のリコリスを抱えながら見る。
「(…これで、彼女達は天国に行けたかどうかだ…)」
殺し屋たちは決して天には行く事は無い、行くのは地獄か別の場所だ…。
でも彼女達は組織によって育てられた者達。出来れば天国に行って安らかに眠って欲しいものだ。
そう思っていた時だった。
カタ…カタカタ。
脱ぎ捨てられた装甲服の一部が集まり始め、最後のマスクが装甲服の元に行く。
『スネーク!!』
「っ!?」
異変を感じ、ブレードウルフからの声を聴いた俺は瞬時に振り向き、M9を構える。
集まり出した装甲服…、おいおいまさか。
「フフフ…! 中々やるではないか!エクシード・スネーク…!」
6つの腕が広げ、まるで踊るかのように揺らす。そしてその背後には見慣れた幻影が現れる。
スキンヘッドにガスマスク、特殊なスーツを纏った男…。
「【サイコ・マンティス】…!?」
「フフフ…、私の力を見て驚いているな?」
「何故だ!? 何故お前まで此処に!?」
「信じていない様だな? ならば…!世界最高の読心能力と念力!今からお前に見せてやろう…」
「悪いがお断りだ!!」
俺は即座にM9を撃つも、実体のない奴には全く通じない。
クソッ…、やっぱりダメか…。
「そう焦るな…お前にとくと見せてやろ…。俺の読心能力と念力を!!フンッ!!!!」
サイコ・マンティスは俺に読心能力で俺の心を読もうとしていた。だが…。
「…ん? 何故だ?何故奴の心が読めたい…? 世界最高と言われた読心能力が何故!?」
サイコ・マンティスは何故か焦っている様子が見える。なんだ…?俺の心が読めない?
「くそっ!転生者特有のか…!?ならば念力で物体を動かしてやろう!!フンッ!!!!」
次にサイコ・マンティスは念力を使って、周辺の物体を動かそうとしていた。だがその時だった。
「もう良いだろう…」
っと誰かの声が聞こえ、それにより俺とサイコ・マンティスは周りを見る。
「何だ?」
「何?!待ってくれ!?まだ念力を使ったばかりだぞ!!?」
そう言った瞬間、サイコ・マンティスの身体が突如空へと昇る。
「嘘だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
サイコ・マンティスは叫び声を上げなら消えて行き、俺はそれにただ唖然とするだけだった。
同時に装甲服も床に落ちて、散乱する。
い、一体何だったんだ…?
そう思った瞬間。
「少年よ…。あの者はもう現れない」
っとまたしても誰かの声が聞こえ、その声を探すと、上の方にある男が浮いているのが見えた。
そしてまた俺はその男を見て目を開く。
その男の正体は…あの【ザ・ソロー】だった。
「君は…君の使命を、やり遂げろ…」
そう言って、ザ・ソローは消えて行くのであった。
まさかザ・ソローがマンティスを? …考えられない話じゃないな。
『おいスネーク…、さっきのは?』
「…これは、俺もさっぱりだ」
そう言って俺は一度フキ達の所に向かうのであった。