メタルギア・リコイル   作:ライダーGX

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これが今年最後の投稿になります。


第73話

スクリーミング・マンティスを倒した俺は最後のリコリスの最後を見届けた、だがその直後に幻影として現れたサイコ・マンティスと遭遇する。

まさかサイコ・マンティスと出会うとは思いもよらなかった。

 

あのサイコキネシスを持つ奴は正直言って理解出来ない所がある。

 

まあそれはともかく、俺はフキ達の所に行く。

 

「おい!フキ!サクラ!大丈夫か!?」

 

「ぅ…」

 

「っ…」

 

フキとサクラはまだ身体があまり言う事を効かない状態だが、命に別状はない様だ。

無事である事を確認した俺は次にメリルの方を見る。

 

「メリル?大丈夫か?」

 

「ぅ…大丈夫よ。私よりジョニーは?」

 

メリルは起き上がって、ジョニーを探す。俺もメリルと一緒にジョニーを探す事にしてみると、俺が蹴り飛ばした先にジョニーが気絶していた。

あの状態で生きてるかな?俺結構強く蹴り飛ばしてしまったから。

 

俺とメリルはジョニーの方に行き、ジョニーを起こす。

 

「おいジョニー!起きろ!」

 

「起きなさい!ジョニー!」

 

「ZZzz…」

 

今だに気絶しているジョニーは眠っているかの様にいびきをかいていて、何ともムカつく表情だった。

それを見た俺とメリルは顔を見合わせたと同時にジョニーの顔面を互いに殴る。

 

 

ドガッ!!!

 

 

俺が右、メリルが左と頬を殴り、それによりジョニーは目を覚ました。

 

「いったっ!!ちょっと!殴る事無いでしょ!?」

 

「すまんな、でも何故かこうした方が良いと思って」

 

「私もよ」

 

「ひ!酷い…!」

 

ジョニーは涙目をしながら両頬を抑えながら俺達を見るも、俺とメリルは立ち上がってフキ達の所に向かう。

そしてフキ達はようやく起き上がって俺達を見る。

 

「くっそ…、あんな奴に操られるなんてな…」

 

「そう言えばあいつは…って」

 

サクラは見た先の方に、スクリーミング・マンティスだったリコリスを見る。

それにはフキもその様子を見て近寄り、手を乗せて黙祷する。

 

少しして、フキは立ち上がり、俺の方を見る。

 

「行くぞ撫川! この馬鹿げた戦いを終わらせるぞ!」

 

フッ、フキの奴…随分と気合が入ったな。

まあその方が俺はいい。

 

「よし、行くぞ」

 

俺達が先に進もうとした時だ。

 

「っ!来たわ!!」

 

俺達が通ろうとした横の通路から無数の天狗兵とヘイブン・トルーパーの混合部隊の増援がやって来て、メリルがデザートイーグルで先頭の2人を倒す。

 

ジョニーもバレットM82A2を撃ち、フキとサクラも拳銃を使って撃つ。

俺もM9で近くの天狗兵を撃ち、なるべく倒しながら通路の奥に進み、メリルが俺に言う。

 

「進一!敵の数が多すぎるわ! ここを突破されると不味い!此処は私達が抑える!」

 

「メリル達がか?」

 

「そうよ! それとそこの2人も借りるわよ」

 

「私達の事っすか!?」

 

「そうよ!!」

 

フキとサクラはメリルの言葉を聞いて驚き、俺はメリルに言う。

 

「大丈夫か?弾は足りるか?」

 

「大丈夫よ、私とジョニーはこれを付けてるから」

 

メリルは頭に付けてるバンダナを示し、ジョニーは腕に付けているバンダナを見る。

 

そうか…、メリル達もそれを付けてるんだ。

なら納得だ…。って言うかジョニーも付けているんだなそれ。

 

「分かった…、頼んだぞ!」

 

「ええ、もし死んだら地獄で会いましょう」

 

「悪いがそうもいかないんでな、千束とたきなに会うまでは」

 

そう言って俺ブレードウルフ達と共に通路の先に進み、扉の奥へと消えた。

 

俺が居なくなった事で、メリル達は一旦左右に分かれ、壁に隠れながら言う。

 

「いい!?ここから先には絶対に通さない事!! 分かったわね!!」

 

「分かったよ!!」

 

「結局こうなるっすか!!」

 

「何時でもいいぞ!!メリル」

 

それを聞いたメリルは銃を構え、デザートイーグルの引き金を引くのであった。

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

通路の奥に出ると、そこはあの長い通路の場所に入る。

そこはあのマイクロ波に続くあの一本道の所だ、でも俺の知っている通路とは違い、ドアもなく途轍も長い通路が作られている。

 

これを走って渡るのは流石に疲れる。

 

「仕方ない。ここでこれを使うのは癪だが」

 

俺は端末を取り出して、俺のバイクを転送させてもらう。

 

俺の目の前にバイクが転送され、俺はそれに乗ってエンジンを掛けて走らせる。

ウルフもメタルギアMk.4を乗せながら俺の後を猛スピードで追いかける。

 

千束…たきな…、待っていてくれ…もうすぐだ。

 

俺は走らせていくと、突如バイクの前方に地雷が設置されられた。それに気付いた俺は回避しようとしたが間に合わず、バイクのフロントタイヤに地雷が接触、結果爆発した。

 

「どあああっ!!!!」

 

爆発に飛ばされた俺はそのまま通路の奥の扉に投げ出され、同時にバイクは木端微塵となり灰と化す。

 

バイクを見た俺は思わず歯を噛みしめるも、俺はそんな余裕に浸っている場合じゃない。

 

立ち上がってM4カスタムを持ち、ブレードウルフが俺に駆け寄る。

 

『大丈夫か!?』

 

「大丈夫だ…、行こう!」

 

俺は通路の奥の扉を開けて、そのまま進む。

 

すると別の扉から天狗兵とヘイブン・トルーパーの混合部隊がまた現れて、俺はそれに舌打ちをする。

 

「チッ!こいつ等何処でも湧いて出て来る!」

 

そう言って俺はM4カスタムを構え、天狗兵とヘイブン・トルーパーに向けて撃ち続ける。

俺の銃弾により天狗兵とヘイブン・トルーパーの大半は穴を開けられ倒れるが、その他はブレードで防御し、ジャンプで攻撃を躱す。

 

しかし俺はそれをグレネードランチャーで撃ちながら、ブレードで防御した奴とジャンプした奴を一掃した。

 

「ふぅ…、これで…っ!?」

 

一息したのを良い事に、またしても天狗兵とヘイブン・トルーパーの増援部隊がやって来てそれにはもうイライラが溜まって来た!

 

「だあーっ!もうしつこい!!」

 

俺がM4カスタムを構えた瞬間、後方にいた天狗兵とヘイブン・トルーパーの数体が突如悲鳴を上げる。

 

「ぐあっ!!」

 

「ぶあっ!!」

 

それに俺は思わずM4カスタムを止め、天狗兵とヘイブン・トルーパー達の後方をよく見ると誰かが居た。

 

「はっ!!!」

 

「フンッ!!!」

 

そこに居たのは剣を持ったミカさんとなんとザ・ボスが居たのだ!っておいおい何だ!?何でここにザ・ボスが!?

 

俺が驚く中でザ・ボスとミカさんが俺の元に来て、ザ・ボスが俺の方を見る。

 

「元気そうね進一」

 

「ボス!?何であなたが此処に!?」

 

「説明は後よ、ここの連中は私達に任せて貴方は先に進みなさい」

 

「そう言う事だ進一君。後は私達に任せてくれ」

 

「は、はぁ…ってミカさん!? アンタ足はどうなんだよ!?」

 

俺はよく見るとミカさんが杖なしに歩いているのが驚いた!って言うかアンタ歩けたのか!?

するとミカさんは俺の方を見ながら少々困り果てた表情をしながらも俺に言う。

 

「出来たら黙っていて欲しい、特に千束達には」

 

「っ…わ、分かりました…。ではお願いします!」

 

そう言って俺はブレードウルフ達と一緒に奥の扉を進んでいった。

 

ミカさん…あんた絶対強者(つわもの)でしょ?

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

そして俺達は通路を進んで行く中である突起が壁から出て来て、俺達はそれを見る。

ってこれはまさか!?

 

すると異常なマイクロ波が俺達に襲いかかって来た!

 

くっ!不味い!マイクロ波が…傷を!マンティスにやられた傷がマイクロ波の影響でダメージが通ってしまう!!!

 

俺は傷を抑えながらもマイクロ波のエリアを抜け出す為、必死に歩く。

だがマイクロ波のエネルギーが思った以上に強く、俺の傷にダメージを更に蓄積させていく。

 

「グッ…!!!」

 

『耐えろスネーク!! あと少しでマイクロ波のエリアを抜けるぞ!!』

 

ブレードウルフが俺を近くを歩きながら言い、俺は必死にそのエリアから抜けようとする。

そして扉が見えて、俺はその扉の元に行き開ける。

 

「よ、よし……っ!!!?」

 

俺は安心したと同時に身体の奥から何かが吹き出ようとして、そして嘔吐してしまう。

 

どうやら内臓は俺が思っていた想像以上にマイクロ波のダメージにさらされていた様だ。

ま!不味い…! このままじゃこの先の戦いには持たない!

 

俺は一度回復用の注射器を取り出し、首に打ち込んで回復させる。

 

するとオタコンがある扉を見つけ、俺に問いかける。

 

「進一…、あの扉」

 

オタコンの言葉に俺はその扉を見る、俺は立ち上がってふらつきながらも扉の方を向かい、オタコンがその扉を開ける。

 

その扉を開けた瞬間、俺の目にある人物が映った。

 

「あっ…」

 

「進一さん…」

 

そこには檻に囚われていた、千束とたきなが白いワンピースで座っていたのだった。

 

 

 

 

 




ようやく千束とたきなと再会した進一。

にしてもあのマイクロ波をスネークはよく通ったもんだ。
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