メタルギア・リコイル   作:ライダーGX

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リコリス第二期、早く出て欲しい…。
出たらリコリスを優先するのに…。


番外編 その5

ハワイ・スピードレーシングに出場する俺は相葉と北原に八潮と出会い、ますます面白くなるレースに内心ウキウキ状態だった。

 

でも…あの3人。何だか別の存在感がある感じがしてならないんだ。なんだかこの世界の人じゃないって感じが…。

 

「ちょいちょい進一君!何ボーっとしてるのさ! もうすぐ始まるよ!」

 

っと千束が俺が運転席に座っている所に顔をひょっこり出して来て、それに俺は振り向く。

 

「え?ああ…ごめん。さて…シャキッとするか!」

 

「そうそう!しっかり勝って賞金ゲットしてね!」

 

「千束、欲張り過ぎです」

 

千束がそう言うとたきながそれを止める感じで言う。それに対して千束が顔を膨らませながら、むくれてしまう。

俺はそれに苦笑いしつつ、係員がやって来て、俺の方に来る。

 

「選手の方! スタートラインに並んでください!」

 

「了解。じゃあ行って来る」

 

そう言って俺はR34をスタートラインに並ばせる為、R34を動かす。

 

そしてスタートラインに並ぶと、約10台くらいのマシンが並んでいた。その前方の3台にはあの相葉と北原に八潮の3人が居た。

 

相葉の車は俺のR34の最新式である【GT-R R35】だ。以降GT-Rと呼ぼう。

俺のはGT-Rじゃなく、R34と呼ぶとしよっと。

 

そんで八潮の方は海外車の【ロータス・エミーラ】と呼ばれる車だ、俺も初めて見たけどあんなスラっとした車なんだな?

 

最後に北原の車は【アルファロメオ・4C】。赤色の車は目立つな…いや、赤色の車は他にもいるな…。

 

俺がそう思っていると、実況席にいる実況者が名乗る。

 

『ヘイ皆!!!実況のエドワードだ!! ハワイ・スピードレースが遂に始まるぞ!!!ルールは簡単!島の周りを一周するだけのレースだ。だが距離もあって勾配もあるコースがある!油断したら一気に追い抜かれるぞ!

まずは先頭の車を紹介しょう!! 1番は大排気量を誇る【ランボルギーニ・ウラカン】に乗る最速アタッカー【バルト・デリンジャー】!!』

 

バルトと呼ばれる金髪男は運転席から腕を上げてアピールする。

 

『次に2番目は! ランボルギーニと並ぶスーパーカー! 【フェラーリ・488GTB】に乗るイケメン野郎!【レオン・グレイセル】!!』

 

同じようにレオンは腕を運転席から出して、バルトと同じように観客にアピールしている。

 

『3番目は最新型【フォード・マスタング GTD】に乗る【アンソニー・トライセン】!!!』

 

アンソニーは呼ばれると小さな仕草でカメラに向けてアピールする。

 

『4番目はこのレースの中で数少ない女性ドライバーで!【ダッチ・バイパー】に乗る美しい美女!! 【エレナ・フェレディ】!!』

 

エレナはカメラに向けて投げキッスをし、観客たちを魅了する。

 

『5番目は【アウディ R8クーペ V10】に乗るインチキ坊主! 【ブライアン・スミス】!!』

 

「おい待て!!インチキって何だよ!!?」

 

おっ?ブライアンの奴は5番目だったか、しかも可哀そうにインチキって呼ばれてる。

これはあいつ傷つくだろうな…。

 

『そして6番目は!フォードとフェラーリにランボルギーニと並ぶ車で、後輪ミッドシップへと進化した【シボレー・コルベット C8】に乗る中年オヤジ! 【ジャクソン・ソリュード】!!』

 

ジャクソンと呼ばれた男はカメラの方を一目見た後、そのまま前へと向く。

 

『そして7番目は日本からの出場者! 日本では【カミカゼヤンキー】と呼ばれる男! GT-Rに乗るシュン・アイバ事【相葉瞬】!!』

 

「(誰がヤンキーだコラ…!!)」

 

おうおう…相葉の奴なんだか酷い言われ様だな…。あの実況者も相当な口だぞ?

 

『そして8番目はロータス・エミーラに乗る地味な野郎! カケル・ヤシオ事【八潮 翔】!!』

 

「(地味って何だ…!!)」

 

更に八潮には地味って言われてるよ…。可哀そう。

 

『9番目は胸がちっさいがそこが良し! アルファロメオに乗るノゾミ・キタハラ事【北原 望】!!』

 

「最っ低ーーーーー!!!」

 

かなり駄目な発言が気になるぞおい…。って言うかあの野郎…まさか俺の紹介で何か言うんじゃ…。

 

『そして最後の10番目は!!相葉と同じGT-Rで古いR34に乗る、頭が馬鹿そうな小僧!シンイチ・ナツカワ事【撫川 進一】!!』

 

「あいつぶっ殺してやろうか?」

 

『進一、それは駄目だ。目を付けられるぞ』

 

クルミからインカムで連絡をしている為、俺がそれをボソッと言ったのが聞こえたらしい。

 

『そうだよ進一君!そんなことしちゃ駄目だよ?』

 

「いやあいつの説明ダメダメだろう…。それがいけないんだよ」

 

『だとしても駄目ですよ進一さん。今は堪えて下さい』

 

『し、進一君…堪えて!』

 

たきなとエリカからも止められて、俺の怒りは徐々に上がってきそうだ…! くっそあの野郎…!今度会ったら覚えてろよ~…!

 

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

別の場所では、とあるビルの屋上で長いアタッシュケースを持った男がやって来て、スマホを取り出してある人物に連絡を入れる。

 

「…俺だ、予定の場所に付いた。…ああ、もうすぐレースが始まる。分かってる…やるからには確実に仕留める」

 

そう言ってその男はスマホを切って、アタッシュケースを置いて開けると、中には分解されて仕舞ってある【L96A1 ボルトアクションライフル】があった。

男はL96を組み立てて、バレルとスコープを取りつけ、更にマガジンを取り出して、箱から【338ラプア・マグナム弾】を取り出して、マガジンに弾を込め、L96に装填してボルトを引く。

 

銃口に弾が送られたのを確認した後、男はある写真を懐から取り出して、確認をした後地面へと置く。

 

その写真には進一の写真が写っていたのだった。

 

 

 

 

 

ハワイ・スピードレーシングのピットでは、千束が間もなく始まるレースにわくわくしていた。

 

「いや~なんかすっごくわくわくしてくる! 出るのは私じゃないのにさ!」

 

「千束、貴女が興奮してどうするんですか?」

 

「ぶ~~!たきなさ~? もっとノリ突っ込みして欲しいんだけさ~!」

 

「ははは、賑やかだな」

 

クルミの隣にいるミラーがそれを笑いながら見ていて、ミラーはミカさんの方を見て言う。

 

「さて、進一がどういった走りで見せてくれるか、楽しみじゃないか?」

 

「ああ、一応休暇の様な楽しみ…やらせてあげてもいいか」

 

そう言いながら俺のレースを見るのだった。

 

 

そして開始のカウントが始まる。

 

『さあ!!レース開始5秒前だ!!4!3!2!1! GOーーーーーー!!!!!』

 

カウントであるランプが赤から緑に変わり、それと同時に俺達は走る。

 

GT-RのR34に乗る俺はスタートダッシュと共に北原さんの背後に付く。本来GT-Rのパワーなら全く問題なく加速出来るんだが、此処はあえて様子を見る事とする。

 

そして北原さんは俺の方を見る。

 

「(アタシの背後に付いた。良いよ…そのバトル乗ってあげるよ!)」

 

そう思いながら俺とのバトルに乗り、俺はレースを楽しむとする。

 

 

 

 

だがこの時まだ知らなかった、俺が殺し屋らしき奴に狙われていたなんてな。

 

 

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