メタルギア・リコイル   作:ライダーGX

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番外編 その8

大事なレースがいきなり最悪のデスレースに変わってしまった事に俺は心底がっかりしていた。

 

全く…どうしてバカ共はこうも面白半分で最悪の事を思いつくのだ…。全く仕方ないぜ。

そう思っている中で、後方で追いかけているフェラーリ360がミニガンを撃ちまくりながら俺を狙っていた。

 

「たくぅ…、少しはレースを楽しませろ」

 

っと俺はそう思いながらサイドブレーキを引き、R34を反対にしてすぐにシフトをバックに入れる。

そのまま出せる分の速度を出して、俺は奴と対面する。

 

当然その殺し屋はその行動を見て目を細め、その後ろを走っていた相葉達は驚いた。

 

「おいおい!!」

 

「あいつ何やってんだよ!?」

 

「何する気なんだろう…?」

 

っとそう思っている中、俺はシフトノブの横のボタンを押して、ハンドルをレース用から戦闘用のハンドルへと変える。

このハンドルはいつも仕事で使っている物で、マザーベースで改良の際に取り付けてくれた物、そのハンドルには様々なボタンがあり、その内の1つを押す。

 

するとR34のフロントバンパーのグリルが開き、その中からミサイルが展開する。

 

それを見た殺し屋がすぐにコンソールの端末を押して、同じようにフロントバンパーからロケット弾を展開する。

 

俺はそれを見てもお構いなしにミサイルを発射ボタンを押し、ミサイルを発射して飛び出す。

同時に殺し屋のフェラーリ360のフロントバンパーからロケット弾が発射され、2つの物体がぶつかって爆発する。

 

それを見た相葉達たちは驚きを隠せない。

 

「おい見たか!!?」

 

「何だよ一体!!?」

 

「何が起こってるって言うの…?」

 

相葉達が驚いてる中で、俺は1発目が止められたのを見て、俺はすぐに2発目を発射する。

同時に殺し屋の方も2発目を発射して、そのミサイルとロケット弾は止められた。

 

「チッ…」

 

舌打ちをする俺はすぐにR34を前方に戻して、そのまま走り、殺し屋のフェラーリ360は追いかける。

 

そして相葉達は唖然としたままその様子を見ていた。

 

「おいおい…」

 

「俺たち…いったい何を見せられたんだ?」

 

「そんなこと言ってないで追いかけよ!!」

 

っと北原はそう言って相葉と八潮を抜いて追いかけていく。

 

「おい望!!」

 

「あっ!クソッ…! 追いかけるぞ!!」

 

そう言って相葉と八潮は北原を追いかけるのだった。

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

進一が殺し屋と戦っている中で、実況席のエドワードが高笑いしながら見ていた。

 

「ガハハハハ!! 何だよおい!こんな場面は俺は望んでねえぞ? どうせならもっとド派手に散ってくれれば面白いのによ~!」

 

「(エドワードさん…。もう駄目だ…エドワードさんはもう壊れてる…!)」

 

ステファニーは口元を縛られて、手足をロープで拘束されながらその様子を見ていた。

エドワードの異常な光景…それが彼の本性である事に心の奥底で恐怖を感じているからだ。もう誰も止めることは出来ない。

 

っとその時だった。

 

「ほいっと!」

 

ドスッ!!

 

「ゴホッ!!!」

 

何者かがエドワードの首元に手刀と入れて、気絶させたのだ。それを見たステファニーはその人物を見て唖然としていた。

 

「ほい、完了っと」

 

「意外にあっけなかったですね」

 

その人物は千束とたきなであった。

千束とたきなはここに来る途中、妨害である警備員を麻酔銃で眠らせた後、この実況席にたどり着いたのだ。

 

「やれやれ、この人はとんでもない事をしてくれるもんだね~」

 

「進一さんが出場しているレースをこんな風にしたんですから、相応の罰を与える必要がありますね」

 

そう言った後、たきなが拘束されているステファニーの方により、拘束を解いた後ステファニーに言う。

 

「今から言う事を実行して下さい。まずは会場内の人たちを非難させる様に放送をして、その後に事故した人たちをも救出して下さい」

 

「え?でも後の人たちは…?」

 

「進一さんは問題ないと思います。ですので早く!」

 

「は!はい!」

 

ステファニーはすぐにその事を実行に移し、会場の人たちに放送をし、それを見たたきなは千束の方を見て頷き、それを見た千束は頷きながらインカムで連絡する。

 

「先生、OKだよ」

 

連絡を貰ったミカは頷きながら言う。

 

「了解した、ミラー、千束とたきなは無事制圧したようだ」

 

「分かった、各ピットに居る者たちも動き出したらこちらも動き始めるとする。その際無線は進一の体内通信で連絡させる、クルミ、進一は今どのあたりだ?」

 

「今は…出た、ウォーターパークエリア近くだ」

 

 

 

───────────────────────────────────────────

 

 

 

 

そして俺は殺し屋のフェラーリ360から放たれるミニガンを耐え、一向にダメージが通らない事に殺し屋は舌打ちをしながら前に出てくる。

俺はそれを見て、ハンドルのマシンガンのボタンを押す。

 

するとフロントバンパーからマシンガンの銃口が開き、そこから5.56㎜弾の弾が飛び出してくる。

 

放たれた弾が殺し屋のフェラーリ360に直撃し、火花が飛び散るがそれでも奴のボディには傷が付いていない。

それを見た俺は思わず目を細める。

 

「(何だあれ…、普通の車なんかじゃないな、さっきのロケット弾もそうだし、普通じゃない)」

 

俺がそう思っている時に、フェラーリ360のリアバンパー部分が開いて、投擲弾らしき物が見えた。

それを見た俺はすぐにあるボタンを押し、ボンネットから小型のショットガンが出てくる。

 

これは自動追尾ショットガン、ミサイルや投擲武器などを破壊するために作ってくれた物。これがあればミサイルなど朝飯前…ってさっきロケット弾はミサイルで撃ち落としたよな?

それならこれいらなくないか…と思うくらいだよな。

 

そう思っていると車から投擲弾が発射され、それを感知した自動追尾ショットガンが火を噴く。

 

投擲弾は放たれたショットガンの散弾により直撃して爆散し、それにより殺し屋はまたしても舌打ちをして、リアバンパーの投擲武器をしまう。

 

しかしよくまああんな所に投擲武器を隠していたと言うよりも、武器を仕込んでおいたな?

 

「…ん?」

 

すると俺は横にある場所を目にする、それは水場の遊び場として知られるウォーターパークエリアだ。

 

よーし…あそこに奴を誘い込もう!

そう思った俺はすぐにコースを変えて、そのウォーターパークエリアに行く。

 

俺がウォーターパークエリアに向かったのを見た殺し屋が思わず急ブレーキをし、すぐに進路を変えて俺の後を追いかけていった。

 

そして相葉達はそこを通過した後、路肩に止めてそのウォーターパークエリアに向かう俺たちを見る。

 

「…あいつ、一体あそこで何をするつもりなんだ?」

 

相葉がそう答える事に、八潮や北原は答える事は出来なかった。

 

 

 

さあ…いよいよフィナーレが近いな。

 

 

 

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