俺達の目の前にゼロが現れた…。あの愛国者達の創始者であり、メタルギアの世界を破滅に導いた男…。
まさかこんな所に現れるなんて、しかもその護衛が雷電とリリベル…?どういう事だよ。
「ねえ進一君! ゼロってなんかあのメタルギアの名前にちょっと似てない!?」
「はい私もそう思います!」
「…まあそう思うのも無理ないだろうな、でも彼は違うよ。彼はゼロ…、確かにその名と似てるが違うんだよ」
俺はそう千束達に言いながらゼロを見る。
一体ゼロは何を考えているんだ…? 警戒心を保ちつつ、俺はゼロに問う。
「ゼロ、アンタ俺を呼んで何を考えてる」
「ハハハ、そう警戒しないでくれ…。最初に手荒な事をしてしまったのは謝る。それに私は君達に協力をしに来たのだよ」
「協力?」
「貴方にどんな協力のメリットがあるのですかな?」
っと後ろからミカさんがやって来て、ゼロの協力のメリットの事を聞いて来た。
それはフキ達も同じ感じだ。正直フキ達もゼロの事を聞きたいだろうが、ここはあえて言わない事にし、情報を聞き出そうとしている。
そう思っている中でゼロは微笑みながら言う。
「まあ立ち話しも悪いから、こっちで紅茶でも飲まないかい? とてもいい紅茶だよ」
「ええ~紅茶~? それよりも――」
「…そうだな、お呼ばれしよう」
「進一さん?」
たきなは走一の方を見て、走一は千束達の方を見て頷く。
一応ここは情報を得る為に、ゼロの話しを聞くべきだ。俺達はゼロの案内で、地下駐車場の奥にある扉から、そのフロア全体を隠れ家にした場所に入り、近くのソファーに座る。
そしてゼロはリリベルの者達に紅茶を入れて貰う様頼み、それにリリベルの4人は頷きながら紅茶を入れ始める。
その様子を俺はゼロに問う。
「…リリベルは5人だけなのか?」
「ああ、リリベルは
ふ~ん…成程……ん? ちょっと待て、今4人って言わなかったか?
勿論この事は千束達も同じだった。
「ちょいちょいちょい。貴方今4人って言いませんでした?」
「はい、私もそう聞こえました。今ここに5人いる筈なのに、何故彼だけは含めないのですか?」
っと千束とたきなはフードを被ったリリベルの方を見ながら言い、それにゼロは少し笑いながら言う。
「ハハハハハ、彼はちょっと変わった子でね、それも自ら協力を申し出た程の者だ。大丈夫…彼なら心配ないよ」
「信用度低いな…、フキの言葉から借りればそんなの当てにならないよ」
「おい、勝手に私のを使うな」
フキは俺を睨みながらそう言う中で、フードを被った奴が口を開く。
「……フッ、相変わらず一直線だなお前。昔からそんな感じだよな?」
「あ?昔からって…お前一体?」
そう言うと、奴はフードを下して素顔を露わにする。そして俺はそいつの顔を見て目を大きく開く。
そいつは俺と同い年で、髪はメンズ系で言うロング、そして右顎のあたりに小さなほくろがあって、その人物を見て俺は驚いた。
「お前は!!【桜井 浩二(こうじ)】!!」
「久しぶりだな進一…、お前が変わらないままで安心だ」
「進一君、知り合いなの?」
そう千束達が俺の方を見て、それに俺はどう答えたらいいか正直迷った。千束とたきな…ミカさんは俺の正体を知っているから問題はないんだろうけど、ただミズキさんにクルミ、そしてフキ達だ…。
まだ俺の事を話してないからそう話しても信じてもらえるかどうか分からない。
困ったな…どうしよう。
っとそう思っていると、ゼロが右の人差し指を上に向けると、ミズキさんとクルミとフキ達の頭に稲妻が走り、それにミズキさん達は思わず頭を抑える。
「いででででっ!!!」
「っ!!」
「ぐっ!?」
「いたたたた!!?」
「うっ…!!」
「何これ…!!」
な!何だ!?何が起きたって言うんだ!?
フキ達の様子を見て、ゼロがこういった。
「私の能力で君の過去の記憶…言わば、前世の記憶を彼女達の頭に送ったのだよ」
「なっ!俺の前世の過去を!?って言うか何でそんな事が出来るんだよ!?」
「私はこの世界に来た際、相手の記憶に私の情報や他の者達の記憶を送る事が出来る能力を、私は手にしたのだよ…」
それは俺だけじゃなく、千束やたきな、そしてミカさんがそれに驚きを隠せなかった。ゼロはそんな事が出来るのか!?
俺達がそう思っていると、ミズキさんとクルミ、そしてフキ達がようやく頭を抑えるのをやめて、俺の方を見る。
「進一…お前」
「この世界に転生って…マジっすか?」
「おお~!だからか! メタルギアの事も含めると納得がいくぞ!」
「おいおいマジかよ…」
フキを始め、サクラにクルミ、そしてミズキさんが俺を見ながら驚いていた。そしてエリカは俺を見ながら、この時エリカはただ何となく気づいていた様な顔をしていた事に俺は気づきはしなかったが。
そしてヒバナが俺に言う。
「進一、進一が別世界から来たってのはよーく分かったけど、彼との関係は?」
「あ、ああ…、こいつとは前の世界での昔馴染みだ。よく遊んだり喧嘩したり、互いに競い合ってた事があった」
「あったなそんな事。そして前の世界ではちょっとばかし互い女の長所の事で巡って競っていた事もあった」
『『『女ーー!?』』』
浩二の言葉に千束達は驚いて、そして俺に少しばかり冷たい目線を向ける。
「進一さん、彼女いませんでしたよね?」
「どう言う事かな~?」
っと千束とたきなが俺を冷たい目線を向けながら言ってくる。
おいおいやめてくれ…確かにそんな事あったけど、今はそんな事を気にしている所じゃないって。
俺はそれをスルーする事にして、ゼロの方を見て問う。
「おいゼロ、俺達をこっちに呼んだ理由、一体どう言う事だ?」
「あ!話しを強引に変えた!!」
「ズルいですよ」
「ハハハハハ、そう警戒しないでくれたまえ、私は君に良い情報がある為、君をここに呼んだのだよ」
「良い情報?」
ゼロのその言葉に俺は少しばかり首を傾げる、そしてゼロの言葉に衝撃が走る事になる。
「近々リキッドが君の下にやって来る可能性がある。もしもの為に用心した方が良い」
ちょっとばかし面白い所を書いたと同時にここに来てオリキャラです。
進一の昔馴染み…どういう感じなのかは、ちょっとばかし絡みながらも罵り合い、そして最後は協力をする感じの所です。
そして恋愛が苦手っと前の話しで書いてありましたが、あえてここは内緒にしておきますwww
感想、お待ちしてます。