一夏のISの武装は、大型ブレードと左手から発射する粒子砲。
ブレードはまだ録に使ってない、
粒子砲は、アニメみたいな豆鉄砲と言うよりそこそこの威力で燃費は普通・・・・まあ、ロックマンで言えば通常のバスター程度。
『ドイツ』
千冬姉が軍の教官やっていた時期に俺もそこにいた。何故か突っ掛かられる眼帯をした小柄な銀髪の女は実力だけはあるので、何度か手合わせしたもんだぜ。
千冬姉とは別な上に滞在は短いもんだったな間?俺は、紹介してもらったドイツの特殊訓練部隊で揉まれていた。正直、今より青い俺だと終始着いていくのがやっとな訓練の日々だったぜ・・・・何故なら、IS発足以来の女尊男卑風潮のせいで見直しが図られた空間だしな。単に鍛えるだけじゃない、既存兵器どころか生身でISに立ち向かえるような戦闘力を求められる場所で『効率』が第一な場だ・・・・場合によっては?とかは後にして、食べ物は美味いし修練には都合良い日々だったな。
ある日、ドイツにおいては重要施設なIS研究施設な場で事故とされた『爆破騒ぎ』が起きた際に俺は・・・・今度は本当に誘拐されちまった。あの日に起きたのは本物の地獄だったが・・・・相手が俺をわざと逃がしては痛め付けて連れ戻して拘束されてまた・・・・を何度繰り返されたか、その内に油断した誘拐犯の待機中ISに触れた瞬間に、そのISを俺は纏っていた後は無我夢中にやらかしちまって、何故か目の前に現れたISと相討ちになった・・・・目を覚ましたら、俺と相討ちになったISを使ってた千冬姉に似た女、マドカは俺の妹だと紹介された・・・・千冬姉達は察してくれ状態で色々やったようだけど、まあ良いさ。俺達の生い立ち上、兄弟や姉妹なんて幾ら出て来てもおかしくない。
後は、自力で脱出したと話を合わせたが俺は記憶の欠如っぷりが更に酷くなったんだよなと回想しながら味噌漬けにしといた牛肉の薄切りを焼いたものを主に一汁三菜の基本的な食事を二人分用意した。
「む・・・・流石だな一夏?味噌漬けにして熟成させた味にした牛肉を焼いた香ばしい風味、飯が進むな」
「酒を飯に変えてな千冬姉の真似するな」
正直、短期間だけど?周りにバレないようにドイツと日本でも兄妹として暮らしたが、変なとこだけ千冬姉っぽくなるんだよなこいつ・・・・ドイツで隙あらば千冬姉を殺そうとしては返り討ちに遭っていたのが懐かしいくらいだ。
「で、イギリスはどうだった?」
「まあ、例の代表候補生の『事件』についてはともかく?私に与えられた機体は悪くは無いのでな・・・・それから?」
箸と茶碗を持ちながら、寺にある仏像みたいな手の位置にした?・・・・『仏』・・・・『フランス』か?・・・・今度は何が来ることやらだ。
・・・・・・・・。
「これが計画だ・・・・わかっているな?」
「はい」
白塗りだけど、独房と言うしかない部屋で私は・・・・『男装』して入り込んだ後の計画を聞かされたけど、ハッキリ言えば無理だ・・・・入り込んだ後に、どう接触しろってのさ?既にバレてるかもしれないのにね、次に例の織斑一夏と男性同士として接触しろと言われても、接触した後にどうやって専用機のデータ情報とか手に入れろと?手に入れてもそこからが問題。
デュノア社の『ラファール』は量産型兵器として見たISとしては無難なんだけど、ハッキリ言えば『合っていない』・・・・織斑千冬の影響で『打鉄』の方が操縦者志望に望まれてはいるから需要が崩れ始めているラファールの生産を受け持つデュノア社が危機に瀕している。今は、兵器じゃなくて競技用のISの方が望まれているんだ。
それに、幾ら噂の新型ISのデータを手に入れられたとしても?近接戦闘が主体のものをどうやってラファールの後に活かそうって言うんだろ?そして、競技用としてならともかく、ISって『宇宙』での運用が主にするべきなのに・・・・将来、篠ノ之博士が新たにコアを作って私の考えるようなの量産したら・・・・アレ?待って、その辺りと計画について聞かされた内容で私はある事に気付いた。
『織斑千冬』『篠ノ之束』
IS関連では最重要人物の二人を刺激するに決まっている事をやろうとしているのに、二名について全然触れていない?・・・・織斑一夏と接触しようにも・・・・そもそも、この織斑一夏は?
その日・・・・私は早計かもしれないけど、バカな計画を立てた会社に初めて感謝した。考えが正しければ・・・・私は『逃げられる』・・・・。
シャルロット・・・・いや、違った・・・・『シャルル・デュノア』と名乗ってIS学園に行く日を心待ちにし始めた。
・・・・・・・・・。
陰謀が動いているであろう間に、ついにやって来たのはクラス代表がぶつかる対抗戦だ!正直、千冬姉に接触禁止と釘を刺されていたのに何か言いたそうな鈴はともかく、それでも騒ぎを起こそうとする篠ノ之が鬱陶しい日々であったが、マドカが鎮圧する日々だったから良しとします!前の決闘の際の暗い雰囲気を消し飛ばしたいのかアナウンスとかが付いているな。
『それでは第1試合!2組VS1組・・・・っ、お待ち下さい!試合開始前に1組代表にお願いがあります!専用機の名前をお願いします!』
「名前?」
無い・・・・訓練ばかりやってて、さっぱりだったわ・・・・篝火さんからは好きにしてと言われた。名前と言えば?あの先輩もタイミングを逃がしてばっかだったから、未だに聞けてない・・・・だけなら良いが、セシリアを刺した下手人疑惑まで掛けられているんだ!何故かと言うと、正攻法より暗殺拳をルーツとする格闘関連を見直してたから?流石に草も生えん・・・・暗殺拳に関しては例の真の格闘家を目指す男のような類いなんだが・・・・嗚呼、とにかく名前ねえ?名前・・・・白騎士にしては闇とか暗部だらけだから?
「ISの名、白い闇・・・・White・Darkness(ホワイト・ダークネス)」
場が・・・・静まった?
やっちまったか?我ながら、何て恥ずかしくてありがちな名前だ!セシリアの専用機、青い雫(ブルー・ティアーズ)とかを意識しちまった?けど、頻繁にある記憶の欠如が白い闇の中とか表現しちまうからこんなんしか出ない、後にしろとか言えば良かった。
・・・・・・・・。
「格好いい・・・・」
割りとダークヒーローみたいのに理解がある簪を含め、理解がある面子がいる事はいるようだと、一夏は知る術は無かった。
・・・・・・・・。
『では、2組代表鳳鈴音の甲龍(シェンロン)と1組代表織斑一夏の白い闇(ホワイト・ダークネス)による試合を開始致します!』
英語を言うべきじゃなかった・・・・白い闇だけにすれば良かったと顔から火が出そうだぜ!
「大丈夫?」
「気遣いありがとよ・・・・鈴、言葉より戦う事で俺と語ってくれ!」
「上等!」
そして、鈴のIS・・・・『甲龍』の両肩にある何かが向いた瞬間に横に移動した。後方に何かが着弾したから・・・・不可視の何かか?二撃、三撃と来るが・・・・殺気の膨れ上がる瞬間でわかる。
「な、何で当たらないのよ!?まさか、目線と砲の向きでわかるっての?」
おぉ、それはセンサーとか除いても何となくだが・・・・実際に本物の銃を向けられた時にそれやったわ!業を煮やして両手に持たせた中華風な剣で接近戦で来たが、俺は例の機能を未だに使わないままな大型ブレードを?今にも拡張領域から出して手に構えるようで構えない姿勢を維持しながら回避しつつ左手の粒子砲を近距離で速射モードで放って次々と命中させる。相手は小回りが効かない大型ブレードを振り回す隙を伺っていたようで意表突かれたのを見て取って、そのまま続けるが、被弾しながら例の砲弾を撃とうとしたのを見て?
イグニッション・ブースト!
急加速感覚ので覚えた技術で回避しつつ、鈴の後に背後に周って、粒子砲を鈴の背中に着弾させて崩れたとこを漸く出した大型ブレードで両足を薙いだ。エネルギーがかなり削がれたようで更に慌ててる・・・・悪いが、これまで!
ドォォォオオオンっ!
そんな音がして、落下したものが土煙の中で俺達を見据えてた。
タイトル通りな恥ずかしい命名式回。
フランス娘は割と遅れてきた主役?になるかも。