白い闇から来た騎士   作:くまたいよう

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 駆け足気味ですが、第二章の始まり。

 一回目から私作シャルル(今はシャルル呼びな段階)が学園に来たけど、サブタイト通りにハードモード。

 


第二章 シャルル・デュノアの苦界
抜け出せた金髪天使 ※閲覧注意


 GWの連休前にセシリア・オルコットは復学し、リハビリを兼ねて日本に滞在したまま織斑一夏やマドカ達とは何らかの交遊はあったらしい、誰に刺されたかは不明・・・・そもそも、即死させないで姿を見られるような間抜けが下手人なら苦労は無い。

 

 イギリス本国とはどうなったか?

 

 何故、いきなり回復出来たかは秘密。

 

 しかし、完敗したと言っても今や三年ですら目を置くようになった一夏に真っ向から挑んで意地を見せていた事により、復学自体は歓迎された。

 

 そして?

 

「・・・・今日、から・・・・編入・・・・した・・・・そ、その・・・・その・・・・『シャルル・デュノア』で・・・・す。一応、世界で二人目・・・・の男性、IS乗りな身・・・・です」

 

 口を開いての言葉を録に発せられなくなっている。学園にはシャルルがそうなるのも無理は無い理由は既に知られていた。普段通りなら、見た目が中性的な容姿の美少年であるシャルルに黄色い歓声でも響くだろう、しかしシャルルの表情が短期間で青ざめて隈が出来ての見本の為にそれは無かった・・・・栄養状態からして劣悪気味なのが見て取れて、廃人や生ける屍の手前である。

 

 クラス内の空気も何もかもが固い、ぎこちない、同じ男子でクラス代表で今晩から同室になる予定な一夏も痛々しい表情であるし、転入して来たら迷惑な奴として勝負を挑んで叩きのめしてくれようと決めてたマドカすらバツが悪そうにしていた。

 

 だが?

 

「お前達・・・・『事件』の事は触れてやるな?今は学園生活に集中しろ!デュノア本人にもそうするようにした事を含めてな?これは担任で教師としての厳命だ!」

 

 鬼が付くがと言うべきな担任で教師である千冬の厳命が今は有り難く響く、シャルルには哀れむような、危険な者が来たような目を向けられるが全員が普通を装った一方で、シャルルは『事件』と言う言い方に身体を微かに震わせていた。

 

(私、の・・・・せい・・・・違う、僕・・・・僕のせい、やっぱり私・・・・いや、僕・・っ!)

 

 フランスから日本に向かって離陸して、早目に学園に入るハズだった・・・・けど、僕は予定より遅れて学園入りした。クラス内の光景もあの時の機内のように、火災が起きて、これから爆発寸前のようで、大半が血塗れになって倒れてるか死体になってるかになっているように見えた。頭である程度考えられてもそれだけは消せないし口を録に聞けないのはその時の後遺症と言われている。

 

 そう、日本に近付いて来た辺りで、僕の乗った会社のお偉いさんや他がかなり乗れる程度なプライベートジェット・・・・多分、義理や見栄えの為にこんなだったと思っていた機体は?

 

『撃墜された』

 

 民間の漁獲船に乗った誰かが特注のロケットランチャーで狙撃して来たらしい、犯人は船から逃亡してまだ詳細は判明していない。僕は咄嗟に専用機のISを展開して難を逃れたけど、爆発寸前の飛行機内の悪夢の光景が未だ目と脳に焼き付いている。

 

 既に生き絶えた人、必死に助けを求めている人からの視線・・・・『助けて』とかの視線じゃなかった。

 

(・・・・お前のせいで!)

 

 彼等の視線はそう言っている類いだった。

 

 そう、僕を使った計画と言うより、そもそも僕がいなければ・・・・せめて、僕がIS絡みで実験動物扱いされるくらい適正が高い奴じゃなければあんな事にはならなかった!そう叫ぼうとしているのがわかったんだ。考えてみたら織斑一夏と違って、姉がブリュンヒルデで、姉弟一緒に篠ノ之博士と親しい男のような身じゃない、だから犯人が女権団体みたいなのだとした場合は、そいつらにテロで狙われてもおかしくない身だったと、仮に自分が本当にISを動かせる男性としても量産機の1つを受け持つ会社の跡取りになる程度が良いとこな肩書きでは安全ではないんだと考えてしまった。

 

 そして、操縦席や機関部辺りから更なる爆発が起きて大爆発が起きた。ISシールドのお陰で何ともなかった僕以外は皆死んだ。父親や義母の女とは違って、何処か僕を気遣っていてくれた人もいたけど・・・・その人達の姿は無かった。誰も、助けられなかった。機体から連れ出して直ぐに治療すれば命は助かったのかもしれないのに。そして、デュノア社の物だからいたくいと思ってた場から?

 

『抜け出せた』

 

 録に飛べもしないでいたとこを日本のIS部隊か何かに連れて来られた場で数日間の事情聴取の時もマトモに受け答えすら出来なかった。途中で出た食事もロクに喉を通らないでいた。特に赤いものや火を使っていると連想させるのや肉類、狙撃犯のいた場が漁獲船と聞いたせいか魚介類も全然駄目で見ただけで胃液を吐き出した・・・・事情を聞いてやって来たらしい織斑先生に弟が非常食用に食べていたらしいカプセルや錠剤サイズの保存用栄養食を無理矢理口に入れて飲み込ませてくれなければ精神的な疲労込みな栄養失調で倒れていたとか言われた。乱暴だけど先生なりの気遣いだ・・・・僕が離陸前もロクに食べてないからも何故か見抜いてそうしてくれて。

 

『学園に来い!』

 

 周りをどうやって言いくるめたのか、何故連れ出してくれるかは知らないけど、とにかく無理矢理に連れ出して自分のクラスに入れてくれた。これで故国やあの会社を、そして収容された場を自分の力ではないけど。

 

『抜け出せた』

 

 ここで何が出来るのか知らないけど、連れて来てくれた学園には居よう・・・・学園には。




 シャルルは学園に来た。しかし、生ける屍に近い状況からです。
 

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