白い闇から来た騎士   作:くまたいよう

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 主人公はもうシャルかな?になって来た。


遠回しな接近

「あの?・・・・何か?」

 

 昼食が終わった時に、目を丸くして入って来たヘンタ・・・・じゃなくて、篝火ヒカルノさん。

 

『織斑先生の同級生で倉持技研の第2研究所所長』

 

 長い犬歯が目立つ笑みを浮かべてるけど、猫足のスリッパやISスーツの上から白衣って?

 

 とにかく、一夏の白い闇の修理をするべく展開してもらった。左腕以外は訓練でも録に損傷してない事につ感心した篝火所長、明日まで掛かるから、今日は釣りでもしてきなさいといって竹竿を使った即席の道具を二つ渡された。餌は現地調達・・・・僕達が退室したら、後方でかなりの数の足音が聞こえて来た。研究員かな?ここは、かなりの数の年バラバラ男女がいるらしい。

 

『男女』

 

 以前、ダリル先輩が言ったように男でも技術者とかにはなれる・・・・此処はどうなのか知らないけど、時間が経つ程に書店で一夏にちょっかい掛けた女の人みたいのが恐ろしい事になりそうだよね。

 

 

 

 

 

 

「丁度良かったかな」

 

 変装は解いても、一応は左腕の包帯はそのままな一夏はのんびりと釣りをしている。何でも釣りをする時の精神集中は武道に通じるものがあるらしい。

 

 僕もやってみてるけど、釣りより川や日光の綺麗な光景見ている方が新鮮だな・・・・お母さんと一緒にいた時以来かも・・・・『川』・・・・そう言えば、学園の行事で『臨海学校』があるんだよね・・・・僕、大丈夫・・・・かな、テロの時・・・・。

 

「シャル?」

 

「え?」

 

「心が乱れてるぞ・・・・魚は敏感なんだから、感知されるぜ」

 

「そう・・・・なの?」

 

 乱れてる・・・・か、確かに色々あるけど?今は一夏が傍にいてくれるから・・・・それを考えて、と。ああ・・・・やっぱり、何か良いなあって思った時に一夏が一匹目を釣り上げていた。慣れた手付きで持って来た樽に水を張った中に泳がせている。ああいうのを始めとして、泥を吐かせてから焼き魚とかにすると味が格別らしい。

 

 話をしながらやってたけど、昔から度々やってたらしい。最初は織斑先生で、次は篠ノ之博士?・・・・後者はどんな風にやってたのかは話してくれない。後は、確か2組の鳳鈴音さんとか言った。

 

『確か』

 

 僕は、この言い方に重要なヒントがある気がしてるんだ・・・・。

 

「釣れてるかい?」

 

「か、篝火所長?どうして?」

 

「私の専攻はソフトウェアだからね、出番まで私も同伴するわ」

 

 ピョンピョンとジャンプする度に山田先生級な胸が揺れる・・・・一夏は何とも思って無い、関心無い理由がわかるから・・・・っ!?

 

 身体に変な刺激が入った!ぼ、僕の胸、背後からフニャッて握られたああっ!

 

「未熟!君、割と気が抜けやすい方かも・・・・」

 

「っ!?」

 

 さ、さっきまでと目が違う?悪戯猫辺りがいきなり猛禽類みたいになったようになっているよ・・・・けど、何で?・・・・声も、出せない。

 

「ねえ、コアネットワークって知ってるでしょう?簡単に言えば、全てのISが繋がる電脳世界とか・・・・簡単に言えばね?コアは生きて自分の意思を持っているんだよ?そこで、例えば一夏君がコアの意思により、簡要な『零落百夜』を使うに足ると思われているとする?身内のお陰でね、じゃあ?何で君は、あの大型ブレードを一発で使いこなせたの?」

 

 言っているのは、遠回しだけど何となく思っていた事だ。例えば、一夏のISが・・・・織斑先生・・・・そう、織斑先生だよ!先生が使ったISの何かを継承していたとする。じゃあ、僕は?僕は何の関係も無い!

 

「おい、シャル?引いてるぞ!」

 

「へっ、ああっ!」

 

 竹竿を上げると、食い付いた魚が上空に舞った。それを篝火所長が上空で優しくキャッチして針を外してから桶に入れている。慣れすぎた流れだ。

 

「駄目だよ、食い付いた後にああやって岩にでも叩き付けたら身が痛むからねえ・・・・君は、まだまだ浅はかだ」

 

 何となく遠回しに言いたい事はわかる。それと一つだけ引っ掛かる。一夏は・・・・僕が、篝火所長に悪く言えば探られているのに無関心だった。それは篝火さんと、同じ考えだからじゃない。そうだ・・・・これだ。一夏は・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『織斑一夏は年上に弱い』

 

 セシリアちゃんがリハビリ兼ねて学園のグラウンドで基礎体力を養う、まあ簡単に言えば部活でやるような運動してた時に、何気無く話し掛けて聞き出せた事だけど?

 

『例の名前明かさない娘』

 

 簪ちゃんと、簪ちゃんとおおぉぉっ!!

 

「お嬢様?拳から血が出る寸前ですよ?」

 

 ハッとなった。そうよね、その程度で致命的になる事態があるかもしれないんだから、とにかく簪ちゃんとも仲良くしてる娘への・・・・は後にして、わかったのは織斑一夏は年上に弱い、これは生い立ち上で仕方ないとすべき事だけどね、深読み?かもしれない考えをすると弱いどころじゃない。

 

『盲目的』

 

 私は出会い方がアレで皮肉を言われたりしてるけど?どうも、不信を抱くようなそぶりが全然無い!倉持技研の所長にしても逆セクハラや悪戯やりまくったから悪態ついてるだけで、基本的に自分に一線を越えた事をしないと信じていると調べで判明した。

 

 シャル、ル・・・・そう、私はまだシャルルちゃんと呼んでなければならない、今はどこまで把握しているか、私の選択肢は?

 

『1 成り行きに任せる』

 

『2 この前、一夏君の地元に行った時に、避けてた場を調べる』

 

『3 シャルルちゃんと協力する』

 

 私の取るべき道は?




 シャルと楯無のどっちが『核心』に迫ったのか?な回でした。
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