「じゃ、じゃあ・・・・一旦は戻りますから」
二人で挨拶して学園に帰る。一研究所には対処不能な前代未聞の事になったからそうするしかないと言われた。
本題である一夏の専用機の修理は・・・・元々、予備パーツがあったから修理自体は手間も時間も掛からないかった。でなければ直接来たりはしないだろうね。
「ああ、大変だけど。織斑千冬を宛にしな」
「けど・・・・」
「繰り返すけど、467しかないコアの内1個を余分に持つなんてやらかしたんだから只で済むわけ無いでしょ、ここは頼るが勝ち」
確かに、こんな事有り得るかどうかなんて篠ノ之博士でもないと判断出来ない、けど篠ノ之博士って掴みどころが元々無いみたいだし、僕の唯一の救いは?
「一夏君、君が気張りなよ。シャルル君を守ってやれるとしたら篠ノ之束が気を許してる人間しかいない、近い内に何かするかも知れないから頑張れとしか言えない」
「はい、では失礼します」
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「で、どうする気だい?」
「いや~、どうするって言われても。束さんもたまげたんだよ・・・・」
笑いながら青ざめてる束がいる部屋に戻ったヒカルノは何に対して青ざめてるか聞かなかったが、未知の領域だ。嘗て、千冬に殴られた時でもそうはならなかったと思った時。
(いや、待って。一度、半病人みたいになって学校来たことあるよね・・・・あれは確か?)
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「良いかシャル、今後は俺から離れるなよ」
「ふぇっ!?」
僕と一夏は学園近くで変装は解いた。融合なんて事態になったから頭が一杯で途中すれ違う人達は気にならなかったけど、この後にどうすれば良いのかと考えた時に何か凄い事を言われた。
「俺は、まあ例の【てんさい】さんに千冬姉の次くらいには認識されてるから、傍にいればいきなり拉致をされたりなんては多分無い」
内容は嬉しいんだけど、何か違う・・・・何が違うか考えるのが怖い。そもそも自分みたいな身体の・・・・~~っ。
「ど、どうした?」
「【傷】・・・・消えてる」
何か変な事を言われて心臓辺りがドキドキしたから、その辺りを触れたら手触りが違う。僕は慌てて服をはだけさせたけど、お腹とかにある傷が無い・・・・嬉しいハズなのに。
「なあ、シャル・・・・手を組まないか?」
「え?」
「お前に起きた事について、上手く言えないけど心当たりある。俺は昔から自分なりに色々調べたい事あったから、お前がいてくれると心強い」
そう言ってくれる一夏に益々何かかんじたけど、何か早いと感じたから・・・・先ずは友達が協力を申し込んでくれた対応を。
「わ、わかった!じゃあ手を組もう!」
「じゃあこれだ!」
一夏の言うように、道端で股を何か大きく開いて腰を落として、下ろした拳を自分の顔に近付けて握る。
「・・・・本当に、これが日本にある【男同士のお約束】なの?」
「おう、知り合いの家で見せてもらったスゲエ格好良い・・・・実年齢は若いけどなおじさんの出る戦国アニメ映画でやってた」
一夏からしたら、テレビ番組のヒーローなんてのは胡散臭いものらしい、両親に捨てられてからはテレビどころではなかったのを含めて強さの象徴であるお姉さんが見せてしまっていた何かがあったみたいだし、その映画のおじさんが報われたのは大事な時間の終わりの時だったのが思うところあるみたいだけど。
それはともかく、IS学園は一夏以外は女ばかりだから多分大丈夫だろうけど、一夏が他の子とやらないように気を付けようと誓った。あのお約束は一部しか観てないらしいから、とんでもないヲチがあるかも。
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「つまり、お前が近付いたISが手持ちのと合体したか・・・・わかった。束の奴が何かしてくるかもしれんからお前は一夏と離れないようにしていろ、それから・・・・何か見ただろ?」
もう夜の7時、僕は一夏と一緒に織斑先生に事情を話した。目を丸くしたようだけど、それは一瞬で、返された言葉にビクッと身体を震わせてしまった。僕の見たものは後回しで、一夏の様子がおかしかったのは慎重になろうとした。けど、この後にISを使う時は形状からして変わってるからどうすれば良いのかは?
「詮索はせん、お前の問題だ。ISの状態は何かしらの変化で片付く」
【IS】
まあ、そうだよね。各国の誰も彼もが根本的に?
【ISって、何なのかわかってない】
篠ノ之博士が造った宇宙開発用のパワード・スーツ。
女性にしか使えない欠陥品。
兵器としては最強。
コアが467しかない。
僕の災難の元凶。
そんな私情や在り来たり以前に?
【篠ノ之博士と織斑姉弟を繋ぐ何かがある】
そうまとめて、取り敢えず部屋に戻ろうとしたんだけど?
「おぉ、帰ったか」
ラウラが出迎えてくれた。何でも専用機を返してもらったらしい・・・・けど、何か重い表情だよね・・・・で、部屋で説明を始めるべくドアを開けたら?
「は~い、お帰りなさい♪♪」
裸エプロンとやらで出迎えたのは簪って娘と似てる。確か生徒会長な人。
「何の真似だ更識楯無!」
「もてなしってのは半分冗談で、とにかくドア閉めてドア・・・・一応、つたないながらな食事の用意はしているから」
そう言って、背を向けた時に一夏の目を塞いだ。お尻を見せるワケにはいかないから!としたら、エプロンの下は水着だったねえ・・・・とにかく和風なお弁当を食べたら?
「腹立つくらい美味しいですよ、何か一夏のとは違う意味で染みる味です!」
「あら、お上手です事・・・・でも、甘いわね。今のアナタは【男】なんだから、リアクションが違うんじゃない?」
しまっ・・・・っ、バレてたのはともかく。僕は男のフリをしてるんだから、見た目は一応は美人な人が裸エプロンなんかしてる反応次第で他に不審に思われる・・・・けど、何か嫌な含みがあるようで真剣な表情になってる。
「ふ~ん、大分回復したようね。駄目らしい食材は避けたけど、そろそろ挑戦の幅を広げてみる?」
「それは自分でやってみますから!それより、一夏の前でそんな格好したのは何故です?」
「からかってみたくなったからよ、前に地元に同行してそれなりに楽しませてもらえたし」
【地元に同行】
「ぼ、僕は今回は倉持技研への同行を一夏から誘われました」
「あらあ、それはそれは・・・・【お友達】になれたようで良かったわね」
【お友達】
会長が地元に同行したのも昨日の朝に一夏とそうなって嬉しいのも確かだけど、何か嫌な言い方に感じる!僕は何か銃でも撃ち合うような気をぶつけ合っていた。
「い、一夏・・・・何だこれは?私の知るのとは違う恐怖を感じるぞ」
「お、俺もだ・・・・二人の背後に得体が知れんものが見えるぞ」
二人が何か言ってるけど、僕は更識会長とひたすら何か火花の出てるような何かを暫くぶつけ合っていた。
何故か悪戯猫モードな会長VSシャル回でした。