楯無会長との睨み合いは、何か中間や周囲に火花やスパークのぶつかり合いが起きているようだった。真意はともかく、僕は嫌だ・・・・効かなかったけど、一夏に裸エプロン擬きを仕掛けるなんて・・・・何が嫌かと言うと、モヤモヤするしわからないけど。
「じゃあ、お友達同士で倉持技研で何やって来たの?」
一気に頭を冷やされてしまった。客観的に見ると一夏が怪我しているから護衛兼ねてなんだけど、それも何か嫌になった。
「いや、そもそも生徒会長も【妹】絡みで倉持技研に用件あるのでは?」
「あら、どうもねラウラちゃん。身内の【専用機】後回しにしているから事情を聞きたいとしてたけど・・・・それは篝火所長が以前に頭下げてケジメ付けられちゃったし」
そこからは頭にあまり入らなかったけど、要は色々情勢おかしいから自分の事を整理しようとしたら関係が冷えていた妹さんと仲直りするキッカケ相談したいになったらしい、何て言うか・・・・適任なのは?
「な、何だシャルル?」
「生徒会長、ここはラウラの方が適任だと思います。知ってるんでしょ?」
そうだ。身近なのと比較されて苦しんだとかなら、どちらかと言うとISの普及で一時転落したラウラの方が上手く相談相手になれる。だから、僕はラウラの手を上げさせた。それから同室なマドカはしょっちゅう一夏と織斑先生に突っ掛かる娘だし、何か参考になりそうだよ。けど何かおかしい・・・・僕が気付いた事くらい気付くハズなんだけど。
「ねえ、シャルルちゃん・・・・貴女は【直接に人を殺した事ある?】」
「え、それは・・・・覚えてる限りでは無い・・・・です」
「一夏君は・・・・多分、やっているとしたらドイツよね。ラウラちゃんは生い立ち上で・・・・私の家は【対暗部用の暗部】・・・・簪ちゃんは、私を目指してるようだけど?」
何となくわかって来た。お姉さんを目指すなら家の問題で手を血に染めかねないから、それを理解させないといけない。
「人を殺すのは、簪ちゃんには向いてないと思う、だから望まない形でやった人で出来れば出来の良いお姉さん持ちから、それについて語って欲しいの」
尤もだ。確かに一夏が最適だ・・・・としたら。
「じゃあ、関係冷えたキッカケは?」
「え、え~とね?」
どかっ!
「ま、待って!ご慈悲をっ!」
「知らん、先ずは自分でやれ!」
一夏が叩き出してドア閉めた。あ~、確かに自分でだよ。
妹さんが大好きな姉と比較されてる時。
【貴女はそのままでいなさい】
う~ん、楯無会長の話を信じるなら妹さんには血生臭い事をさせたくないから?
【今の優しい貴女でいなさい】
そう言ったつもりが、これじゃ?
【無能だけど、私にとっては可愛い妹のままでいなさい】
自分なりにお姉さん目指したい娘からしたら駄目な噛み合わせだね、織斑先生からは私が強くしてやるなノリでしごかれて這い上がったラウラからしても慈悲は無い・・・・としてたら、何か一夏が重い表情だよ。
「どうした一夏、お前には縁が無い話のハズだが?」
「いやな、俺は簪よりひどかったかも」
僕達は顔をしかめた。頭は良いし強いしな一夏が何を言っているのか・・・・そして。
「俺な、刀の重さや小技以外は千冬姉から特に何も教わってないんだ」
「「え・・・・?」」
つまり、一夏を大事に守っていたのは事実だけど・・・・別に武道とかやらないならやらないで良いってスタンスだったらしい、自分なりに学んだり知ったりしたけど・・・・仮に平穏に暮らしてるなら暮らしてるでそのまま?
【放っておかれた】
何か、引っ掛かるな。それに、何かしていたとした・・・・ら。
「ラウラ、何か相談したい事あったんじゃないの?」
「お、おお・・・・実は先日の騒ぎがあった割にはアッサリ専用機を返還してもらえたから、どうも冷静に考えたら?」
僕達はアイコンタクトで有耶無耶にして、一先ずは解散した。ラウラも言いたい事はあったんだろうけど、お互い理解できた事を優先したね。多分、この先に踏み込んだらいけない・・・・子供の頃にどうしていたかと聞いたら。
【篠ノ之道場にいた時の話になるかも】
あのメールにあったように、覚悟を決める時じゃない。
【一夏の記憶の欠如についてはまだ早い】
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(ふう、一応は成功ね)
姑息だし、簪ちゃんに関しての相談は本当だけど?
【シャルルちゃんを煽って早まらせないようにしておきたかった】
一夏君の秘密を探るには必要な娘なのよ。
先ずは頭冷やしておこうとして、屋上に行ったら人の気配がした。
「・・・・【姉さん】・・・・私です」
懲罰室を出されたらしい篠ノ之箒だったわ、聞こえて来た単語からして、予想していたけどついに最悪な手段に出たわね・・・・わかってないのかしら?
【たとえ何事も無くても、貴女は篠ノ之博士に勝てない】
いや、それは私が言えた事じゃないわね。私は簪ちゃんに向き合えないんだから・・・・先ずは駄目元でも話をしないと!としてたら。
「・・・・」
「か、簪ちゃん・・・・奇遇ね、話をしたいんだけど・・・・な、何で逃げるの?」
「あの、更識生徒会長・・・・何ですか、その格好は?」
「へ?・・・・い、いやあああっ!」
しまったああ!見た目裸エプロンのままだったああ!名前明かさないの楽しんでる娘と一緒に汚いもの見る目を向けられるなんて・・・・あわわわ、どうすればどうすればどうすれば・・・・って、この場は。
「簪ちゃん、お姉ちゃんと話をしましょう!」
「嫌だ。近付かないで・・・・【変態】」
私の意識は途絶えた。
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何やら、外がバタついていたようだけど。明日から学園にまた通うんだからしっかりしないとって事で、お風呂入って寝る。それが一番だろうね・・・・今日は織斑先生の部屋のを僕から先にで、とした途中。
(殺気?)
身体を横に逸らして、僕のいた場所にビュンッと振り下ろされたのは木刀で、それを振るったのは?
「篠ノ之さん・・・・何の真似かな?」
「五月蝿い、貴様は何をした!?」
何かヒステリックに喚きながら、木刀で襲い掛かって来るけど・・・・一夏に比べたらどうって事は無いよ、確か袈裟斬りと呼ばれた型を始めとした上の方向からの攻撃を好むから、振り切った時に木刀持った手を手刀を見舞い、木刀を落とさせて・・・・そのまま掌底を胸に見舞う!後方に弾かれて崩れ落ちた。暫く動けない程度に加減はしたけど?
「あ、が・・・・」
「弱いね、一夏に比べたら全然・・・・君は・・・・本当に・・・・」
待って、もしも・・・・もしもだけど。この子が、とした時に。
「貴様、姉さんに何を・・・・した」
「姉さん・・・・う~ん、そうだね。僕は面白い事を教えてもらったんだよ・・・・一夏の【両親の秘密】・・・・」
え、何?
僕、僕は・・・・何を言っているのさ。意図した事と全然違うし、篠ノ之さんは呆然としてるけど・・・・何で、本当に僕は何も聞いてないよ!
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(思ってたのと違いますが、束様・・・・IS融合の副産物が想像以上でした。シャルロット・デュノアは間も無く気付いてくれるでしょうね・・・・【白騎士事件の真相】を!)
離れて見ていたクロエは思ったより早く決着が付くかもしれないと思ったが、一抹の不安があった。
(決着が付くと、その後にどうなりますか?学園に・・・・私、まだラウラやいっくん様と一緒に学園に通いたいです。束様、私・・・・駄目になったのですか?)
束が聞いたら優しく抱き締めてくれると知らないで泣き崩れたクロエであるが、決着が早くなったのは事実であった。
元々シャルは強いけど、益々な回。