(ま、死にはしないだろう)
マドカが部分展開したISの手には身体が麻痺してなくても逆らえないし、肩に担がれながらそう思った。
「くく、良い尻だな。一夏が帰って来たら丸見えだぞ」
そう言って玄関の方向いた。確かにドアが開いたら裸になってる僕のお尻が丸見えだけど、それだとマドカの方が危険かも。やっぱり少し子供だよと思ってた僕は。
【予想外の責めに悲鳴をあげていた】
仮にも同級生を拷問に掛けたら織斑家にはいられない。
マドカみたいなツンデレやヤンデレから打算もあるしな立ち位置を馬鹿にしてしまっていたみたいだ。
仮に先生や一夏が今すぐに帰って来ても構わないように二人が知る訓練をしながらな勝負を持ち掛けられた。
【これなら有事の際は丸く収められるからと受けてしまった】
姑息と言えば簡単だけど、内容は下手な拷問より恐ろしい内容。マドカが言うには腑抜けたからだで、君が言うなで片付けられない。
「や、やめて・・・・お願いだからやめてよお、こんなのひどい、ひどいよおおっ」
声を大きく出したせいでチリン、チリンと鈴の音が鳴る。小声で話さないといけないからとわかってたけど、もう勝負にしたら僕の惨敗だよ。
「何を言う、貴様。不公平だから私もやっているではないか」
確かにマドカも同じ事をしている。その内容とは?
【テレビの前で全裸になって正座、痺れたら膝立ち迄なら許可。胸の先端の突起に鈴を着けた紐を括り着け。えっちな内容の創作物を観ながら鈴を鳴らさないようにする訓練、しかも鈴が鳴り続けると恐ろしいものが出る仕様らしい】
これは一番鳴らしてはいけない回数が安全だし、出るのは痺れ薬程度らしい、そんなのあるワケ無いと思ったけど、篠ノ之博士知ってる側からしたら今更だ。そう思えるのは、映っているのが篠ノ之博士に似たキャラが織斑先生をベッドの上でじっくりいたぶるような内容だった事。何となく僕が危惧した未来に少し引っ掛かるのがひどい。
「これは本来ならば、男がチ【言、言ったら駄目だ】・・・・何だ意気地無しめ、貴様は一夏と何度も入浴した仲だろう、見た事は無いか?それに、奴もドイツでやっていたのだ」
怖い、恐ろしい・・・・これは、日本において大和魂で全てが決まる漫画にあった訓練を参考にしたものらしく、男子のアレに括り着けてやるらしい、織斑先生がドイツの荒くれ軍人に対する制裁を兼ねた訓練。マドカの話だとISさえ無ければだから先生に悪さしようとしたのがいて、それに対する戒めとして実行。笑った女達にもやった。ラウラも隊員達と一緒にお漏らししそうになる迄やらされたそうだ。
恐ろしいのは、その時は鈴の中身が死んだ方がマシな結果を招く毒薬が出るのを使ったらしくて、今の僕なんかまだ甘い。
「普通のは終わったぞ。次は貴様には相応しいものだ」
「う、ああ・・・・っ!」
寄りによって男同士な内容だ!しかも?
「はははは、貴様や一夏に似た爽やか系から中性的とやらが見物な扱いだなあ。親近感沸くのではないか?」
「ね、ねえ。もう許して、許してよぉぉ・・・・」
「許して欲しくば知ってる事を話せ。話さぬなら鈴から出るのが致命傷なレベルのを括り着けてやるぞ」
僕は覚悟を決めた。先生の秘密は話せないから耐える事にして数時間!日付なんかとっくに変わった頃に勝機を掴んだ!麻痺も少しずつマシになってるから、もう少しで勝てる!
「ど、どうしたのマドカ。眠そうだよ、子供に夜更かしは無理なのかなあ?」
「な、何を馬鹿な」
「とぼけたって駄目だよ!近所の子供にそっくりだし、僕なりに見てたからわかるもん!経緯は全部知らないけど織斑家に来てから規則正しい生活して、と言うより子供は夜更かし厳禁って言われてて、良く言えば大切にされたから夜に弱くなり始めた。結局は普通の人・・・・っ?」
「違う、私は・・・・私は!」
泣かせちゃった。ど、どうしよう。鈴も鳴り続けてるし、このままだと危ない?
『何をやっておるか貴様等は』
部屋に入って来たのは飲んだのか顔を赤くした織斑先生と一夏だった。嗚呼、おバカな子をる目だよおお・・・・僕も泣いた。
そして、事情を説明する。
「ふむ、懐かしいな。だがマドカよ、聞きたい事があるなら私か一夏に直接問い質すべきだったな。今回は笑わせてもらったから保留してやるが、次は制裁を加える」
そう言って、遠回しに僕にも言われた気分だった。マドカの何かに触れてしまった事についての対応を。それに、飲み過ぎたからと一夏に退散させてもらう先生の様子でわかった。
【先生が単にお酒で千鳥足になってるんじゃない事を】
とにかく、悔しそうにしているマドカも一旦は寝て、もう昼前だ。一夏が用意してくれたのは【お粥】だった。
「染みるなあ・・・・」
全粥と呼ばれる水加減だ。五反田食堂でも使っている白米なようで味が違いすぎる。違いすぎるんだけど?
「何だあの女は・・・・深酒とやらで部屋から出てこれない等っ!」
まあ、そうだよね。恐らく、今襲い掛かったらマドカや僕でも勝てる・・・・勝てるから、マドカを・・・・マド、か・・・・ヲ!
「ふん、貴様。大分溜まっているな、表に出るが良い!面白いところに連れて行ってやる!」
そう言ったマドカは一夏に一言掛けて許可をもらい、連れられて街へ出た。
けど、着いた所は寄りによってな場所だったんだよ!
【篠ノ之神社】
篠ノ之博士の実家で、僕が・・・・僕が。
【覚悟を決めたら一夏を連れて行けって、メールで指示された場所だ】
「あの場所が一夏達が幼い頃に世話になっていたと聞かされた。ウサギ・・・・じゃなくて博士の実家だからな。私も探れんのだ」
「え、何で?」
「怖かった・・・・情けないが、一夏に聞いた時にな・・・・怖かったんだ。一夏の中学時代の知り合いに聞いても絶対のタブー扱いで、五反田食堂の連中に聞いたら・・・・【死にたくない】とか言われた・・・・千冬や束からは、何故か自分が強いと思えるの存在と一緒に行けとか抜かされて、お前ならどうかと思ってな?」
そ、そうなんだ。今は何の行事も何も無いハズだよ。けど、僕には幸いかもしれないからマドカを置いて中に入った。入ったんだけど、夢の中で見たのと同じだ。剣術道場があるし、何より・・・・彼処だ。神社の正面・・・・お賽銭箱がある場所と入り口のほぼ中間。
【一夏を庇った篠ノ之博士が、箒さんに背中を斬り付けられた】
まあ、血痕とかなんて流石に残ってないよねとしてマドカから何か殺人現場にいるような空気になってるって言われた。近いんだろうさ、この当たりに血の海が・・・・として、何となく触れたら?
「「えっ?」」
いきなり地面が開いて、真っ逆さま。これじゃあ、簪さんがやってたゲームみたいじゃないかって思いながら僕達はISを展開して着地したら。何か凄い広い場だったし、周りにはコンピューターとか色んなカプセルがとした時にマドカは震えていた。
「ま、まさか・・・・これが答えか?」
何か知ってるようだけど、ジジっと音がなった。僅かに電源が生きていて僕達が着地したショックで動いたようだね。そして、文字が空中に表示されて、何とか読めた。
「・・・・【プロジェクト・モザイカ】」
何の事かわからないけど、そう言った時に僕は後ろからマドカに刺されていた。バリア貫通のナイフのようで痛い、凄く痛いけど・・・・。
「ば、馬鹿な・・・・」
痛いけど、傷が塞がっているようだ。何か信じられないものを見てるね、けど?
「マドカ、駄目だよ。こんな事は一夏と先生に怒られるからやめよう。さ、帰ろ?」
そう言って、手を差し延べたけど。マドカは泣きながら後退る。駄目だヨ・・・・良イ子ダカラ言ウ事・・・・聞キナヨ。
締めもサブタイ通りに引き。