朝のHRで俺の専用機の支給される話が千冬姉から発表されたのだが、いや正直?こわいこわい・・・・重要情報だってのに駄々漏れだしなあ?
千冬姉は、一応教師で責任者ってだけじゃないんだよ?軍の教官なんかやった身からしたら言語道断な事なんだし、それにだ。一応はIS学園は見方によっては?軍における士官学校?とか言うべきな場だ。しかも世界に467しかない最重要兵器と言うべきIS絡みなのを養成する場なんだぜ?まあ、今のとこ俺から見てもIS絡み以外は最高級だが普通な学園なんだが。山田先生がいてくれるから一層そう思えるのかね?
そんな温度差の魔拳が放てそうな空気を破ったのは決闘相手なセシリアだ。
「安心しましたわ!専用機同士なら対等・・・・と言いたいのですが、大丈夫なのですか?当日にとは幾らなんでも・・・・知る限り昨日扱って、明日にも扱う事になるハズな訓練機の方がマシなのでは?」
「おぉ・・・・真っ当な意見だな、安心しろ?この場合は当日に自分で見てから判断する。場当たり的な対応とか出たとこ勝負とかだろうが、人生それをやらざるを得ない場合があるのはそっちも理解してるだろ、気遣いは無用だ」
「・・・・確かに、ならば遠慮は致しません!私も当日は専用機にてお相手します!」
「結構」
「お喋りはそこまでだ。そろそろ普通に始業のチャイムが鳴るから、授業の準備をしておけ」
千冬姉の言うように、間も無く始業のチャイムが鳴って授業が開始されたな、今日は普通の学校でやるような国語からだ。IS学園と言ってもそういうのはあるから、しっかりとやらんと肝心な時に赤点だらけなせいで支障が来かねん、スポーツで言えば折角全国大会行きを決めたのに校則により赤点保持者はそういうの行けませんなオチを回避する為の試練に見舞われる・・・・うん、それは千冬姉に殺されるから避けたいとこだぜ。
「で、ノートくらい取れと怒られた後に休み時間に俺のを移させてと頼んできたのほほんさんは幾ら何でも危機感持ちなさいよ」
「え~と、ごめんなさ~い」
「理由は『ソレ』か?」
俺はのほほんさんの髪飾りを指差した。
正直、踏み込み過ぎた感があるけど、相手が相手だからな・・・・って、何だ!?何気に泣きそうなくらい悲しい表情は!?
「おりむー?」
「・・・・はい」
「おりむーはね、目的とかあるみたいだけど?普通の事を二の次にする必要あるの?」
「いや、ないかも・・・・」
何か見透かされた気分だ。いや、完全に見透かされてる?プライベートに踏み入ってまで警戒する必要あったか?って言われたらそれまでだし・・・・。
「ごめん」
「宜しー♪♪」
ああ、負けた・・・・俺は敗れた。
のほほんさんの事は、例の家絡みな身だと知ってはいたけど。普段を犠牲にする必要どころか疑う必要は無いよな、近所の大人達に感じた事を同年代にとは・・・・目的の為に強くなりたくても、単に武力だけじゃ駄目なんだと教えられてはいたハズなのになあ?
俺は今後も、のほほんさんには勝てないだろうと痛感したけど、それを恥とは思わなかった。これは必要な敗北ってやつかもな、よし!またやり直しだ!
「一夏!」
って、何で此処で割り込んで来やがるんだ束さんの妹!?大事な事を気付かせてもらえた気分台無しだ!
「先程のは何だ!折角の専用機を用意してもらえるのに、見てから判断するだと!?人の好意を無視する奴は一生苦しむぞ!」
「間違った使い方はやめろ!それと、そこだけ使うのは逆効果なんだよ!」
おうよ!元ネタは有名だが、その前を考えてみやがれ!ライバルの赤い人が逆襲しなかったらとてもそいつの事からオマージュされた奴等を悪く言えねえんだぞ!
・・・・第一、お前は に・・・・くそ!また途切れやがったが、舐めんなよ?こういうのは今に始まった事じゃないんだ!ここは要点だけを突くのが正解だ。
「理由くらいわからんか?」
「り、理由だと?」
「そうだ。返答次第では公開処刑の場に自分から上がったんだぞ」
『公開処刑』
何の意味かわかるか以前に何で割り込んで来やがるかすら不明だが、さてどう答えるかな?
さて、わかるかな箒?