黒の悪魔   作:ヤンダ

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1997年からだいぶ昔のお話

1963年代前半の暑い夏、その日、世間は皆既日蝕にまつわるニュースで溢れていた。

日本や、ソ連、アメリカなどの世界中の様々な国の上空で観測された。

太陽を月が覆い被さり、辺りを暗くしていく光景は巷では世界の終わりやら、新時代が始まるなどとして、多くの人々が騒いでいる。

その中で生まれる、恐怖心はそれをエネルギーとして生きる悪魔にとっての格別な時間であった。

 

皆既日食の中の一分間、日本では

とある現象が発生した。

それは無数の飛蝗が外を飛び回る、蝗害である。

日本中の皆既日食による緊張と不安、この突如起きた蝗害現象により、日本中の生物の恐怖心が最高に高まった、瞬間である。

 

その恐怖心は日食に重なる形で日本上空にとある悪魔を生み出したとされる。

 

その悪魔の名は定まっていない。『日食の悪魔』『飛蝗の悪魔』『蝗害の悪魔』など様々な呼称で呼ばれている。

後にその存在は都市伝説のような霞の存在として扱われている。

 

なぜなら"ソレ"が生まれ活動したのは日食が終わるまでの残り十数秒間、であるからだ。

 

しかし、霞の様な噂でも何故その存在がいたとされているのか、

それは、日食中の残り十数秒の間、その悪魔は日本中に、その存在を知らしめす様に、強烈な爪痕を残したからである。

 

日食の残り十数秒、薄暗くなっているその場所で、蝗害に包まれる人間達は

蝗害の群れの変化を感じとる。

 

その『飢え』を凌ぐため餌を求めて飛び回っていた、飛蝗達の群れは『飢えを凌ぐ為の対象を農作物や植物だけではなく、人間や、魔人、悪魔などの生物に移したのである。

 

目の前に映る生命、全て食せと本能で感じ、目に映ったもの全てをただただ、喰み、自身の腹の大きさなど関係無しに例え、腹が破けようと、

虫、植物、動物と、人間も魔人も悪魔も同じ種も関係なく、、ただ噛みつき、貪った。

一匹一匹、その勢いは一瞬にして噛みついた部分からその体積からあり得ない程の範囲で一口で平らげ、、人工の密集する街や、村、、悪魔の潜む森や、洞窟、、

凶暴化した無数の飛蝗の群れは食しそして、ついには死んでいった。

 

日本の歴史上類も見ない短さで、大量の犠牲と怪我人を同時に出し、日食が終わる十数秒の間、人間だけでも4桁に登る死者数を出した

 

その数十秒の惨劇は、余りにも広く、さらに日食が終わった瞬間に多くの飛蝗の死骸を残しておさまり、その恐怖心が産んだ悪魔によって起こされたと、される事件を後に世間では

『蝗害日食』と呼ばれる様になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




とりあえず、上げてみる、誤字やら修正は後でやる
度々直してく
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