俺はウルトラマンヒカリの作ってくれたというオーブリング(英霊フュージョン仕様)について考える。所長も同じものを貰っているけど、あまり触ろうとしていない。
そりゃあそうだ。
俺だってオモチャなら触るけど。
いざ本物を貰うと困る。
っていうか、サーヴァント・フュージョンってなんだよ。そこはウルトラマンじゃないのかと思いつつ、エミヤの持っているフュージョンカードとクー兄さんの持っているカードを使おうとしたら物凄い形相の二人に止められた。
「マスター、私をこんなやつと合わせようとするのはやめてくれたまえ」
「こんな陰湿野郎と一緒は困るぜ」
ソッとオーブリングにカードを装填した。
「クー兄さん!」
クーフーリン!
「エミヤ!」
エミヤシロウ!
「スゴいヤツ、頼みます!」
フュージョン・アップ!
ウィッカーブレイド!
おお、なんか見た目はクー兄さんっぽいけど。両腰や背中にあるのはエミヤの使ってる武器に似てるかもしれない。……ところで、さっきまで此処にいた二人はどこに行ったんだろうか。
『『おい、このクソ
あれ、なんでだろう…。
俺が貰ったのはウルトラマンオーブのアイテムなのに頭の中でやり取りしてるのはなんかウルトラマンタイガっぽいかもしれない。
「「ぐぉっ!?」」
「あはは、これすごいね。エミヤもクー兄さんもアイテム貰ってるんだし、やってみたら?」
「………生憎と私が貰ったのはウルトラマンティガだ。それもティガダークのモノだよ、全くどういうつもりなのかね、彼女は」
「イテテッ、俺はウルトラマンジョーニアスってやつだ。わりぃけど、どういうやつなのかは俺は知らねえぞ……って、どうした?」
「「ジョーニアスは最強だ」」
「お。おう、なんかすまねぇ…」
クー兄さんの謝罪を受け取りつつ、俺は明日のサーヴァント召喚に向けてフォスキアさん(実質、ウルトラマンの神様と同レベル)にお祈りをする。
何卒、スゴいサーヴァントを!!
「おい、何やってるんだこれ」
「大方、明日のサーヴァント召喚の彼女に祈っているのだろう。彼女の『幸運A+++』だからね、歩くだけで幸運をばらまいているよ」
「…へっ、羨ましいぜ」
「ああ、全くだ。私達の幸運もそのまま彼女に上げて欲しいものだよ」
俺の後ろで二人はそんなことを話している。よし、明日のサーヴァント召喚にはエミヤもクー兄さんも呼ばないようにしよう。