俺たちのいるカルデアに召喚されたウルトラウーマンフォスキアこと菱木祐佳さんの家族はみんな揃ってウルトラマンだ。
まずフォスキアさんの旦那はウルトラマンベリアルという全宇宙を一度は支配した最強最悪のウルトラマン(レイブラッド乗っ取り時点)である。
それから続いてベリアル一家の長男ことウルトラマンジードになる朝倉リクはフォスキアさんとベリアルの遺伝子を組み合わせて作られた存在であるが、当人も含めて何も気にしていない。
もしかしたらカルデアに呼ばれるかもしれないウルトラウーマンルギロスこと菱木理子ちゃんは無口・無表情・無感情(愛は重い)ながらも現役高校生のアイドルであり、現在は彼氏を巡って魔法少女や仮面ライダー、電波人間と戦っているそうだ。
さらに菱木理子ちゃんの実妹でありながらレイブラッド星人の能力を色濃く受け継いでいるウルトラウーマンルストスこと菱木ましろちゃんは基本的にやる気なしらしい。
ここに新しく加わったのがレイブラッド星人の遺伝子と能力をまるごと引っ提げてましろちゃんと分離してしまった三女の菱木ほのかちゃんだ。
彼女は愉快犯らしく面白ければ世界さえ滅ぼそうとする性格だとフォスキアさんは言っていた。
「とりあえず、フォスキアさん関係のサーヴァントは要注意ということで決定するわ。彼ら彼女らがカルデアに来れば頼もしいかもしれないけれど。………私は三女のほのかには会いたくない!!」
そう所長は叫んだ。
ロマンとレフ教授は同意するようにうなずき、ダ・ヴィンチちゃんは楽しそうに笑っている。いったい、なにを考えているのだろうか。
「すみません、所長!私はまだ大怪獣バトルとウルトラマンゼロを視聴していません!なぜ、そこまで嫌がるのですか!?」
「マシュ、よく聞いてくれたわ。私がフォスキアさん関連のサーヴァントを警戒しているのは……ズバリ、彼らのうっかりを危惧しているのよ。藤丸、あなたなら理解できるはずよ」
「俺なら………ハッ、ウルトラマンヒカリ!」
「えぇ、その通りっ!!私はあれほど盗難される道具を見たことがないわ。もし、もしもよ?そのウルトラマンヒカリが呼ばれたら……」
俺たちが死ぬ気で取り返した聖杯は当然のこと下手したらサーヴァントやスタッフも異星人にサンプルとして持っていかれるかもしれない。
いや、絶対に持っていかれる!!
「分かるわね、藤丸」
「分かりました、所長」
これから召喚するのはウルトラマン関連でありながら、うっかりを引き起こさない優秀なウルトラマンを召喚すればいいんですね!!