500:名無しのオタク女
暗殺ちゃんも卒業式かあ…
501:名無しのオタク女
大学に行くのかな?
502:名無しのオタク女
どうなんだろうね
503:名無しのオタク女
私としては行ってほしいけど
504:名無しのオタク女
苦学生だから
505:名無しのオタク女
暗殺ちゃん
506:名無しのオタク女
でも、正社員になるんでしょ?
507:名無しのオタク女
それが海外へ行くらしいわ
508:名無しのオタク女
えっ、なんで?
509:名無しのオタク女
確か道具の整備と駆除の勉強するためだって
510:名無しのオタク女
それってつまり、海外留学!!
511:名無しのオタク女
良かった、良かったよぉ…
512:名無しのオタク女
あの子の努力が実ったのね
513:名無しのオタク女
ところで、害虫駆除の勉強ってなにするの?
514:名無しのオタク女
それは、あれでしょ?
515:名無しのオタク女
あれってなによ
516:名無しのオタク女
虫の勉強
517:名無しのオタク女
おーけー、私が悪かった
518:名無しのオタク女
これは聞けないわね
519:名無しのオタク女
下手したら映像が来る…!
520:名無しのオタク女
それだけはいや!!
521:名無しのオタク女
私もいやだな
522:暗殺
いや、そういう事態は起こさないぞ。
私は仕事中も勉強中もLIVEモードというのは切っているし、貴女達に害虫駆除の瞬間を見せるつもりは更々ない。
523:名無しのオタク女
暗殺ちゃん
524:名無しのオタク女
やさしい
525:名無しのオタク女
ありがと
526:名無しのオタク女
お仕事がんばってね!
527:名無しのオタク女
私達は見れないけど、応援してる!
528:名無しのオタク女
ファイトよ!
529:暗殺
ああ、ありがとう。
〈暗殺ちゃん:LIVEモード停止〉
私は掲示板の住人との交信を停止すると椅子に腰掛けたま私を見る楠木司令に再び意識を戻す。今日、本日を以て私はリコリスを卒業する。
「18年、いや20年間ご苦労だった。お前の功績と任務成功のおかげで日本の治安は少なからず守られた。今後の人生はお前の好きな様に生きろ」
「楠木司令、私を拾って下さったご恩は忘れません。貴女のおかげで私は人であることが出来ました。ありがとうございます、
私がそう言うと少しだけ目を見開き、クツクツと面白いものを見たように笑う。その様子に控えていた秘書の方も驚いている。
だが、どこか彼女も嬉しそうだ。
「身体には気を付けろよ、
その言葉を貰えただけで私は幸せだ。
ゆっくりとお辞儀をした後、そのまま司令室を出る。これからは次元大介やゴルゴ13のように生きる。彼らの話を聞いて、ずっと考えていた。
「なご、いっちゃうの?」
千束の声が聞こえる。
後ろと前を見るといない。
じゃあ、下だなと視線を移すと私を見上げる千束がいた。もう私は着れない赤色の制服を着た千束は悲しそうに私を見つめている。
「千束、お前ならうまくやれる」
ポンポンと優しく彼女の頭を触る。
こういうときは下手に言葉を贈るものじゃない。次元大介がそうだったように、私も同じようにクールに助言するだけだ。