とあるオタク女の受難(クロスオーバー編)。   作:SUN'S

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推しの子・外伝                 ~星野ルビーは決して恋を諦めない~
星野瑠美衣の独白 -1-


私の名前は星野瑠美衣、星野アイの娘だ。

 

ママの親友でライバルのミオたんの友人を名乗る宇宙人と邂逅したお兄ちゃん達を最初は羨んだりしたけど。さすがに未来のお嫁さんを勝手に決められるのは可哀想だった。

 

でもウルトラさんのプレゼントの一つ『魔法少女なりきりセット』は嬉しかった。前世も今世も含めてアイドルになりたい私のキャラクター設定に加えるには十分すぎるモノだ。

 

そして、ステッキのおかげで私は知った。

 

私の星野愛久愛海(おにいちゃん)が私の大好きで大好きで仕方ない雨宮吾郎(せんせ)だってことを知ることが出来た。

 

最愛の人と生まれ変わって再会する。

 

あまりにも私にとってご都合的すぎる展開に不安を感じながら静かに眠っているお兄ちゃん(せんせ)の頬っぺたにチューをする。

 

「私と約束したもんね、お兄ちゃん(せんせ)

 

もう、絶対に置いていかれない。

 

これからは、ずーっと一緒にいようね。

 

私はそれだけ眠っているお兄ちゃん(せんせ)に告げるとママの布団に潜り込み。ゆっくりと瞼を閉じて、私達を再会させてくれた神様に感謝する。

 

〈一週間後〉

 

お兄ちゃん(せんせ)

 

どうしてなの?お兄ちゃん(せんせ)

 

私のお兄ちゃん(せんせ)なのに

 

好きだよ、お兄ちゃん(せんせ)

 

こっち見てよ、お兄ちゃん(せんせ)

 

やめて、お兄ちゃん(せんせ)

 

ニコニコしないで、お兄ちゃん(せんせ)

 

そっちに行かないで、お兄ちゃん(せんせ)

 

置いていかないで、お兄ちゃん(せんせ)

 

その子じゃないよ、お兄ちゃん(せんせ)

 

………変だよ、私の大好きで大好きな私のお兄ちゃん(せんせ)なのに、どうして私じゃなくて知り合ってすぐの他の女の子と笑ってるの?

 

そんなに有馬かなって女の子がいいの?そんなに天才子役って持て囃されるソイツのほうがいいの?私のほうがずっと好きだったんだよ?

 

それなのに、なんで、そんな笑顔を向けるの?

 

私が(ルビー)だからお兄ちゃん(せんせ)は振り向いてくれないの?………そんなのずるい、ずるい、ずるいずるいずるいずるいずるいずるい………私のほうが先だったのに、妹だからダメなんてズルい!!!!

 

「ママ、どうしたらいいと思う?」

 

『そっか、ルビーはアクアが大好きなんだね。私の親友の言葉を借りるとすれば「恋はいつだってハリケーン!」「恋する乙女は最強、どんな逆境だって乗り越えられる!」って言ってた。だからママはルビーの好きなようにやっていいと思うよ』

 

「ありがとう、ママ」

 

そうだよ、ママの言う通りだ。私はお兄ちゃん(せんせ)が大好き。絶対に有馬かななんてぽっと出の女の子なんかに渡したくない。

 

 

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