私の
有馬かなと共演するだけでネットはお祭り騒ぎ。正直に言ってしまえば不愉快で仕方ない。なにが「付き合っちゃえよ」だ。なにが「今期、最高のカップリングだな」だ。
ふざけるな、
そう反論できれば、どれだけ良いだろうか。私がそんなことを書き込めばママと
私は憂さ晴らしをするように魔法少女として飛び散ってしまったクロウカードを回収・保管のために
好き、好き、大好き、私の
「ルビー、なんか近くないか?」
「そんなことないよ?いつもと同じだよ」
「それならいいけど。ちょっと本が読みにくいし、肩にもたれ掛かるのはやめ「なんで?」……一応、お前もアイドル志望だろ。そういう怖い顔するのはやめとけ、あと肩じゃなくて膝に頭を乗せろ」
「わかった」
ふふふ、
そういえば前世じゃ頼んでもしてくれなかったよね、私の身体が弱かったから負担を掛けたくなかったのは知ってるけど。ちょっとだけ
いっそのこと〈撃〉のクロウカードを使ったルビーちゃんの
「ねぇ、
「………どうした?」
「ずっと
「そんなの当たり前だろ?」
「……うん…」
そうだ、そうだよね。
私と
〈三日後〉
星野家の父親について。
私と
じゃあ、なんで会いに来ないの?
そうママに聞けば一枚のハガキを見せてくれた。
たぶん、大きくなったら
「いやぁ~っ、そろそろパパは必要だと思ったんだけど。あの人ったら『まだ、僕に会う権利はない。しっかりとした収入源、大人として恥ずかしくない生活力、父親としての立ち振舞い、それを身につけたら会いに行くよ』だってさ!ホントに困っちゃうよね」
にこやかにママは話す。
私達に会いたくない訳じゃなくて、しっかりとした父親なんだって示せるくらい頑張っているということらしい。
えっ、なにそれ、普通に良いヤツだ。
あと『ドルオタ農家』で収穫された新鮮な野菜やフルーツは苺プロダクションを経由して我が家にやって来ているそうだ。
それともう一つ、私達の存在に気が付いたファンの凶行を父親が諭し、今じゃ仲良くママに捧げる野菜やフルーツを作っているらしい。
ホントに世間って狭いんだなと思いつつ、私は父親(仮)の作ったというトマトを頬張り、ママのノロケにも思える父親(仮)との思い出を聞かされる。
すでに
ふふふ、大丈夫だよ。私達の最推しはママだけど、
カミキヒカル、農家になるってよ。
ネビュラガスの汎用性の高さによって。
エボルトの凄い改竄術の高さによって。
カミキヒカルの人生は『幸福』である。
シリアルキラー?生まれながらの人格破綻者?そんなわけないでしょう?カミキヒカルは妻と子供のために汗だくになりながら農家やっている好青年だ。
ちょっとガジェットの被験者だったり、筋肉と天才とドルオタとひげ面と仲良くバカやっているけど。どこにでもいる家族思いの優しいお父さんなのだ。