とあるオタク女の受難(クロスオーバー編)。   作:SUN'S

55 / 148
星野瑠美衣の独白 -6-

私は魔法少女、かな先輩は仮面ライダー、菱木理子はウルトラマン、謎の電波組は良く分からないモノを受信している。ハッキリと言うのは可哀想だけど、やっぱりお兄ちゃん(せんせ)ってイロモノに好かれやすいのかもしれない。

 

しかし、それだと私もイロモノのとても悪いやつの様に思えるのでお兄ちゃん(せんせ)がヤンデレやメンヘラを惹き付ける怪しげなフェロモンを醸し出していると考えた方がもっと簡単に納得できる。

 

『いや、スマッシュってなによっ!?ハァーッ!?このおっかないのと戦えとかバカじゃないの?変身できるなら倒せるって…だから、あんたは筋トレ大好きなバカなのよ!!』

 

『はぁ!?俺のどこがバカなんだよ、このはち切れんばかりの大・胸・筋ッ!!どれだけ考えて均衡を保ってると思ってんだ!』

 

『そんなの知らんわ!!』

 

スカジャンを着たバカそうな人に突っ掛かり、そのままスマッシュと呼ばれる着ぐるみを殴り飛ばしたのに、かな先輩は「せめて筋肉つけろ!」とか「知らないわよ、このバカ!」と口論している。

 

「………かな先輩もバカやってんじゃん」

 

私はママの買ってきたサクサクとクッキーを頬張りつつ、スマッシュではなく筋肉バカに飛び掛かり、すごい勢いで大人を吹き飛ばすかな先輩の筋力に驚く。これで改造されてないとか殆んど詐欺だよね。

 

そのにドルオタさんが登場して筋肉バカさんを殴り、大きい日本家屋に引き摺っていく。わりと常識人として有名でアイドルや芸人さんの行きやすい農家の持ち主の強さにかな先輩が固まっている。

 

まあ、そりゃあそうだ。

 

あのウルトラさんと知り合いの時点で常人とは違うのは確定していた。なにより父親(仮)の性格を帰るなんてスゴい事をやっている人だ。

 

あれくらい出来るのは当たり前なのだ。

 

『どうも、てぇんさい物理学者の桐生戦兎です。この農家に配備されているロボットの作ったのは俺です、もしも俺に聞きたいことがあれば気軽に聞いてくれよな!』

 

『え、えと、じゃあ、私が農家体験の時に除菌しますねって押し込まれた装置、あれなんですか?あれからすごい体調が良いんですけど』

 

『あれはネビュラガス投与装置と言って、俺達の身体に残っているモノを研究するために作ったモノなんだ。ちょうど被験者になるはずだった万丈が逃げちゃって、どうしても試したかったから……つい』

 

『なにが「つい」なの!?え、やだやだ、私の身体になにが注入されてるの!?』

 

『まあ、そんなことよりも!俺のビルドドライバーを一発で使いこなせる君に素晴らしい提案をしよう。俺達と一緒にLOVE&PEACEを目指さないか!』

 

いきなり、なんだ。

 

この変わった人は私とお兄ちゃん(せんせ)の父親(仮)を後ろに控えさせてるってことは、もしかして私達の知り合いなのかな?

 

そんなことを考えているとドルオタさんがやって来て桐生さんを連れていった。この農家にはイロモノ以上の変人しかいないようだ。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。