ヘビクラP企画の『新生B小町の日常』というドキュメンタリーを撮影するために苺プロダクションの所有する海辺の別荘で一ヶ月ほど過ごす。
ほとんど夏休みを費やす企画に私達(とくに私とかな先輩)は批判的に抗議した。しかし、そうなることを想定していたヘビクラPの「このアクアをルビーの保護者枠として同伴する許可は得ている、これだけ言えばお前達も分かるだろ?」と言ってきた。
全く…今回だけだからね!
ふふふ、
かな先輩たちも同じ考えだったのか。
〈新生B小町の日常〉
なんか夏休み期間の日常風景を撮影されるのは緊張するな。なんて思ったりしながら
白い砂浜、照りつける太陽、ちょっと露出の多い水着、みーんな
「ルビー、あんまり走るなよ」
「もう平気だよ、
「……一応、アイドルだろ?」
「むふふーっ、それは問題ないよ?私と
私の言葉に引っ掛かりを感じている
いや、あれはわざとやってるのかな?なんて考えているとひんやりしてるけど、大きくて温かい
「だめよーっ、ルビー?このドキュメンタリー中に抜け駆けするのは禁止だって約束したじゃない。ほらほら、もっと塗るから寝そべって~っ」
「いやぁ~っ、ずるはいけないよ。私とかなちゃんを更衣室に置き去りにして、理子ちゃんが『ウルトラ流水』って必殺技を使ってくれたからいいけど、悪いことするルビーちゃんにはお仕置きだ~っ!」
「えっ、ちょっ、あははははははっ!!!やめ、やめて、こちょこちょはダメだから!?り、りこ、りこさん、へるぷ!たすけて!」
私は遅れてやってきた理子さんに救助要請する。しかし、どうも理子さんの様子がおかしい。全身が真っ赤に染まっており、よく分からないけど、もわもわと蒸気を噴き出している。
「…あつい…しぬ……」
「え、これ夏バテ!?」
「熱中症の可能性もあるから、とりあえず冷やさないと!!」
「う、うううううみに投げ込みましょう!」
その後、私達に海へと投げ込まれた理子さんは少しだけ胸元に光を宿して帰ってきた。あとでアレは何だったのかと理子さんに聞いたところ、ウルトラマンの活動できるタイムリミットを知らせる『カラータイマー』という外付けの器官だそうだ。
まだまだ理子さんは未熟らしく等身大のままウルトラマンとして活動できるのは10秒ほど。さっきのは必殺技を使ってエネルギーを使いすぎたというのを細かく教えてくれた。